ブルドッグ (競走馬)
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ブルドッグ | |
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英字表記 | Bull Dog |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 黒鹿毛 |
生誕 | 1927年 |
死没 | 1954年 |
父 | Teddy |
母 | Plucky Liege |
生国 | ![]() |
生産 | Capt. Jefferson Davis Cohn |
馬主 | Capt. Jefferson Davis Cohn |
調教師 | Robert Denman |
競走成績 | |
生涯成績 | 8戦2勝 |
獲得賞金 | 7,802ドル (アメリカドル換算) |
ブルドッグ (Bull Dog) は、フランスで生産・調教されたサラブレッドの競走馬、および種牡馬。種牡馬としてアメリカ合衆国のリーディングサイアーを獲得し、アメリカでのテディ系の流行に一役買った。
目次 |
経歴
ボワルセル牧場で生まれたテディ産駒の牡馬で、サーギャラハッドの全弟、ボワルセルなどの半兄にあたる。父馬と同じく、生産者であるアメリカ人のジェファーソン・デイヴィス・コーンの所有の元、フランスで競走馬としてデビューした。競走馬としての生涯成績は8戦2勝で、2歳時にラフレッシュ賞、3歳時にダフニス賞でそれぞれ1勝したのみであった。
当時アメリカでは、サーギャラハッドが三冠馬となったギャラントフォックスを出して大きな注目を浴びていた。全弟であるブルドッグもその血統を見込まれて購入され、ケンタッキー州レキシントンのコールドストリームファームで種牡馬入りすることとなった。
初年度産駒からステークス競走勝ち馬を出すなど幸先の良いスタートを切り、1948年までの種牡馬生活で産駒が挙げたステークス競走勝ちは52勝にもなった。特に1943年には、オキュパイなど複数の産駒の活躍によってアメリカリーディングサイアーの座に輝いている。また、母の父としての成績は種牡馬成績以上のものがあり、1953年をはじめに3度のリーディングブルードメアサイアーに選ばれた。代表的なものに、1942年生のガガが生んだトムフールがいる。
後継の種牡馬として活躍したのがブルリーである。1948年生の三冠馬サイテーションなどを始めに7頭もの殿堂馬を輩出し、5回の北米リーディングサイアーを獲得するなどブルドッグ以上の成績を収めることに成功、アメリカにおけるテディ系の全盛期を確立した。
1954年にコールドストリームファーム内で死亡した。27歳であった。
代表産駒
- Occupation - 牡、1940年生まれ。フューチュリティステークスなど。
- Occupy - 牡、1941年生まれ。フューチュリティステークスなど。
- Canina - 牝、1941年生まれ。ケンタッキーオークスなど。
- Johns Joy - 牡、1946年生まれ。ケンタッキージョッキークラブステークスなど。
- Bull Lea - 牡、1935年生まれ。ブルーグラスステークスなど。北米リーディングサイアー。
母の父としての代表産駒
- トムフール - 牡、1949年生まれ。メトロポリタンハンデキャップなど。アメリカ殿堂馬。
- ラフンタンブル - 牡、1948年生まれ。サンタアニタダービーなど。ドクターフェイガーの父。
評価
主な勝鞍
- 1929年(2歳)
- ラフレッシュ賞
- 2着 - ロベールパパン賞
- 1930年(3歳)
- ダフニス賞
種牡馬成績
血統表
ブルドッグの血統 (テディ系 / Angelica-St. Simon 5×3=15.6%、Galopin 5x4=9.38%、 Lord Clifden 5x5=6.25%、 Macaroni 5x5=6.25%) | |||
父
Teddy 1913 鹿毛 フランス |
Ajax 1901 鹿毛 フランス |
Flying Fox | Orme |
Vampire | |||
Amie | Clamart | ||
Alice | |||
Rondeau 1900 鹿毛 イギリス |
Bay Ronald | Hampton | |
Black Duchess | |||
Doremi | Bend Or | ||
Lady Emily | |||
母
Plucky Liege 1912 鹿毛 イギリス |
Spearmint 1903 鹿毛 イギリス |
Carbine | Musket |
Mersey | |||
Maid of The Mint | Minting | ||
Warble | |||
Concertina 1986 鹿毛 イギリス |
St. Simon | Galopin | |
St. Angela | |||
Comic Song | Petrarch | ||
Frivolity F-No.16-a |