ブレダM37重機関銃

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ブレダM37重機関銃
Breda M37.jpg
ブレダM37重機関銃
概要
種類 重機関銃
製造国 イタリア王国の旗 イタリア王国
設計・製造 ブレダ社・ベレッタ社ほか
性能
口径 8mm
銃身長 679mm
使用弾薬 8x59mmRB ブレダ弾
装弾数 20発(保弾板
作動方式 ガス圧利用式
全長 1,270mm
重量 17.5kg(三脚含まず)
発射速度 450-550発/分
銃口初速 900m/s
有効射程 1,000m(最大5,200m)
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ブレダM37重機関銃は、1937年イタリアで採用された重機関銃である。

概要[編集]

フィアット レベリM1914重機関銃の後継として開発された。ブレダのM37という機関銃にはブレダM30軽機関銃の7.35mm弾バージョンもあるが、これと混同してはならない。

弾薬は、重機関銃弾薬として新たに開発された8x59mmRB ブレダ弾を使用する。作動方式にはガス圧利用式を採用し、銃身の冷却は空冷式である。給弾は20発の保弾板で、機関部左側面から装填する。給弾部分には射撃後の過熱による張り付き防止の目的から、弾丸を塗る装置が装着されている。空薬莢は外部に排出されず保弾板に戻され、保弾板に装着されたまま外部に排除されるという変わった仕組みであった。保弾板の薬莢抜き取り・弾薬装着を行うため、専用の給弾具が支給された。本銃用の三脚架は通常の平射用に加え、倒立させて延長パイプ・銃装着用金具を追加すると、対空射撃用にも使うことができた。

第二次世界大戦の間はイタリア陸軍の代表的な重機関銃として活躍し、1943年まで生産され、1945年まで使用された。

運用側の評価は高く、鹵獲したイギリス軍も本銃の長射程と強力な貫通力、空冷にもかかわらず高い持続射撃性能には賛辞を寄せている。戦後もイタリア陸軍の標準重機関銃として、ラインメタルMG3によって更新されるまで使用されている。

車載機関銃としても使用され、こちらは「ブレダM38車載機関銃」と呼称された。車載型のトリガーはM37の押鉄式ではなく、ピストルグリップに通常の引鉄を備えている。

また、ポルトガル軍1938年ブレダm/938の名で採用している。