ブレントフォードFC

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ブレントフォードFC
原語表記 Brentford Football Club
愛称 bees (ハチ)
クラブカラー 赤と白
創設年 1889年
所属リーグ フットボールリーグ
所属ディビジョン EFLチャンピオンシップ
ホームタウン ブレントフォード
ホームスタジアム グリフィン・パーク
収容人数 12,763[1]
代表者 イングランドの旗 Greg Dyke
監督 デンマークの旗 トーマス・フランク
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
■テンプレート(■ノート)サッカークラブPJ

ブレントフォードFCBrentford Football Club)は、ロンドンハウンズロー地区、ブレントフォードを本拠地とするサッカークラブ。

現在、イングランドの2部リーグであるEFLチャンピオンシップに所属している。最大のライバルは同じ西ロンドンにあるフラムFCクイーンズ・パーク・レンジャーズFC。愛称は The Bees(ハチ)。

概要[編集]

歴史[編集]

1889年、ブレントフォードローイングクラブの選手達が冬の間サッカーをプレーできるように設立された。1904年からグリフィン・パークをスタジアムとして使い始める。設立当初は結果を出せなかったものの、1929-30シーズンにはフットボールリーグディヴィジョン3のホームマッチを全勝で終え、32-33シーズンにはディヴィジョン2に昇格した。1933-35シーズンにはクラブ史上初めてディヴィジョン1に昇格し、46-47に降格するまで、世界大戦をはさんで5シーズン間、イングランドのトップリーグでプレーした。

第二次世界大戦以降のブレントフォードは、主に3部リーグと4部リーグの間を行き来している。そんな中、1985年にフットボールリーグトロフィー決勝に進出し、1989年にはFAカップ準々決勝に進出した。2000-01、2004-05、2005-06シーズンは3部リーグの上位に食い込いこんだが、いずれもプレーオフで負け、2部リーグ(現チャンピオンシップ)への昇格を逃している。

2006年にはサポーターグループ、Bees Unitedがクラブの買収に成功し、グレッグ・ダイクを会長に任命した。個人の投資家ではなく、サポーターがチームを保有するというイングランドでは珍しい体質のクラブとなった。

2012年、プロのギャンブラーで統計分析会社SmartOdds創業者のマシュー・ベンハム[2][3]がBees Unitedからクラブを買収した[4]。2012-13シーズンは昇格プレーオフに敗れEFLチャンピオンシップへの昇格はならなかったが、2013-14シーズンにEFLリーグ1で2位になり自動昇格を果たした。チャンピオンシップ昇格1年目の2014-15シーズンはリーグ5位で昇格プレーオフに進出したもののミドルスブラFCに敗れた。それ以降も毎年11位以上の順位でシーズンを終えている。

ベンハムは統計分析の手法をクラブ運営に持ち込んでクラブの躍進をもたらした。このことからサッカー版マネー・ボールと言われることもあったが、ベンハム自身はその見方を否定している[3]。また、ベンハムは2014年にデンマークFCミッティランの経営権も取得しており[5]、2015年6月にミッティラン会長のラスムス・アンカーセン英語版をブレントフォードのフットボールダイレクターに任命した[6]

重大な経営判断として2016年にクラブは年間200万ポンドの運営費がかかるアカデミーを廃止し、代わりにBチームを創設した[7][3]。サッカークラブが密集しているロンドンを本拠としているために競合が激しく、トップチームの選手を育成するのに投資に見合った効果が期待できないためとしている。その代わりに他のクラブのアカデミーから放出される17~20歳の若手選手の獲得に照準を絞ることにした。

スタジアム[編集]

1904年から、1世紀以上グリフィン・パークを使用している。現在の収容人数は12,763人。グリフィン・パークはイングランドで唯一、4つの角全てにパブがあるスタジアムである。

また、グリフィン・パークに代わる新スタジアムブレントフォード・コミュニティー・スタジアム英語版が建設中である。2018年4月に着工し、2020年第2四半期から供用開始の予定である[8]。新スタジアムはブレントフォードFCの他にラグビーユニオンロンドン・アイリッシュも使用する。

その他[編集]

  • 歌手のロッド・スチュワートが若い頃選手として在籍していた。
  • 2004-2005シーズンには1998年ワールドカップの日本対ジャマイカ戦でゴールを入れた、ディオン・バートンが在籍していた。
  • ヒースロー空港に比較的近いため、飛行機を対象にスタジアムの屋根の裏にはQater Airwaysの宣伝がプリントされている。

クラブ各種記録[編集]

リーグ最高順位

  • 5位 フットボールリーグ・ファーストディヴィジョン(現プレミアリーグ) 1935-1936

一試合最多観客動員数

一試合最多得点勝利試合

  • 9-0 vs レクサム フットボールリーグ・サードディヴィジョン 1963.9.15

一試合最多失点敗戦試合

タイトル[編集]

国内タイトル[編集]

  • フットボールリーグ・セカンドディヴィジョン:1回
1934-1935
  • フットボールリーグ・サードディヴィジョン:1回
1991-1992
  • フットボールリーグ・サードディヴィジョン・サウス:1回
1932-1933
  • フットボールリーグ・フォースディヴィジョン:3回
1962-1963, 1998-1999, 2008-2009
  • ロンドン・ワー・カップ:1回
1941-1942

国際タイトル[編集]

  • なし

過去の成績[編集]

シーズン ディビジョン FAカップ リーグ
カップ
欧州カップ / その他 最多得点者
リーグ 順位 選手 得点数
2004-05 フットボールリーグ1 46 22 9 15 57 60 75 4位 5回戦敗退 1回戦敗退 デオン・バートン
イザイア・ランキン
10
2005-06 フットボールリーグ1 46 20 16 10 72 52 76 3位 5回戦敗退 1回戦敗退 ロイド・オウス 14
2006-07 フットボールリーグ1 46 8 13 25 40 79 37 24位 1回戦敗退 2回戦敗退 ジョー・カファー 14
2007-08 フットボールリーグ2 46 17 8 21 52 70 59 14位 1回戦敗退 1回戦敗退 グレン・プール 14
2008-09 フットボールリーグ2 46 23 16 7 65 36 85 1位 2回戦敗退 1回戦敗退 チャーリー・マクドナルド 18
2009-10 フットボールリーグ1 46 14 10 12 55 52 62 9位 3回戦敗退 1回戦敗退 チャーリー・マクドナルド 17
2010-11 フットボールリーグ1 46 17 10 19 55 62 61 11位 1回戦敗退 4回戦敗退 ゲイリー・アレクサンダー 12
2011-12 フットボールリーグ1 46 18 13 15 63 51 67 9位 2回戦敗退 1回戦敗退 ゲイリー・アレクサンダー 14
2012-13 フットボールリーグ1 46 21 16 9 62 47 79 3位 4回戦敗退 1回戦敗退 クレイトン・ドナルドソン 24
2013-14 フットボールリーグ1 46 28 10 8 72 43 94 2位 2回戦敗退 2回戦敗退 クレイトン・ドナルドソン 18
2014-15 チャンピオンシップ 46 23 9 14 78 59 78 5位 3回戦敗退 2回戦敗退 アンドレ・グレイ 18
2015-16 チャンピオンシップ 46 19 8 19 72 67 65 9位 3回戦敗退 1回戦敗退 アラン・ジャッジ
ラッセ・ヴィベ
14
2016-17 チャンピオンシップ 46 18 10 18 75 65 64 10位 4回戦敗退 1回戦敗退 ラッセ・ヴィベ 16
2017-18 チャンピオンシップ 46 18 15 13 62 52 69 9位 3回戦敗退 3回戦敗退 ニール・モペイ 12
2018-19 チャンピオンシップ 46 17 13 16 73 59 64 11位 5回戦敗退 3回戦敗退 ニール・モペイ 28
2019-20 チャンピオンシップ 46 24 9 13 80 38 81 3位 4回戦敗退 1回戦敗退 オリー・ワトキンス 25
2020-21

現所属メンバー[編集]

2020年3月21日現在[9]
No. Pos. 選手名
1 スペインの旗 GK ダビド・ラジャ
2 イングランドの旗 DF ドミニク・トンプソン
3 イングランドの旗 DF リコ・ヘンリー
4 イングランドの旗 MF ドゥル・イヤーウッド
5 イングランドの旗 DF イーサン・ピノック
6 デンマークの旗 MF クリスティアン・ノアゴール
7 スペインの旗 FW セルジ・カノス
8 デンマークの旗 MF マティアス・イェンセン
9 ギリシャの旗 FW ニコス・カレリス
12 南アフリカ共和国の旗 MF カモ・モコチョ
13 アイスランドの旗 GK パトリック・グンナルソン
14 イングランドの旗 MF ジョシュ・ダシルヴァ
15 フィンランドの旗 FW マルクス・フォルス
16 ベネズエラの旗 FW ジョエル・バレンシア
17 デンマークの旗 MF エミリアーノ・マルコンデス
18 スウェーデンの旗 DF ポントゥス・ヤンソン
No. Pos. 選手名
19 フランスの旗 MF ブライアン・ムベウモ
21 トルコの旗 FW ハリル・デルビシュオール
22 デンマークの旗 DF ヘンリク・ダルスゴーア
23 ギニアの旗 DF ジュリアン・ジャンヴィエ
24 イングランドの旗 MF タリク・フォス
25 イングランドの旗 GK エレリー・バルカム
26 グレナダの旗 MF シャンドン・バプティスト
28 イングランドの旗 GK ルーク・ダニエルズ
31 チェコの旗 MF ヤン・ジャンブーレク
32 デンマークの旗 DF ルカ・ラシッチ
33 スウェーデンの旗 MF フレドリック・ハマー
34 フィンランドの旗 MF ヤッコ・オクサネン
35 デンマークの旗 DF マス・ローアスリウ
36 デンマークの旗 FW グスタフ・モーゲンセン
38 ウェールズの旗 MF ジョー・アダムス
39 デンマークの旗 DF ヤフェット・セリー・ラーセン
監督
  • デンマークの旗 トーマス・フランク

ローン移籍選手[編集]

in
No. Pos. 選手名
39 デンマークの旗 DF ヤフェット・セリー・ラーセン (FCミッティラン)
out
No. Pos. 選手名
27 デンマークの旗 FW ジャスティン・シャイブ (ボレアム・ウッド)
29 デンマークの旗 DF マス・ベック・セーレンセン (AFCウィンブルドン)
No. Pos. 選手名
-- イングランドの旗 MF リース・コール (パーティック・シッスル)
-- アルジェリアの旗 FW サイード・ベンラーマ (ウェストハム・ユナイテッドFC)

歴代監督[編集]

歴代所属選手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ EFL Official Website – Brentford”. EFL. 2019年1月3日閲覧。
  2. ^ Denise Winterman (2005年4月27日). “Meet the 9-5 gamblers”. BBC. 2020年2月12日閲覧。
  3. ^ a b c Ed Aarons (2017年4月5日). “Why Brentford ditched their academy in favour of developing Premier League outcasts”. ガーディアン. 2020年2月12日閲覧。
  4. ^ Bees United agree to sell Brentford shareholding”. BBC (2012年6月20日). 2020年2月12日閲覧。
  5. ^ FC Midtjylland: Brentford owner Benham invests in Danish club”. BBC (2014年7月2日). 2020年2月12日閲覧。
  6. ^ Brentford appoint Rasmus Ankersen as new co-director of football”. ガーディアン (2015年5月16日). 2020年2月12日閲覧。
  7. ^ Matthew Benham (2016年7月21日). “A LETTER FROM MATTHEW BENHAM”. ブレントフォードFC. 2020年2月12日閲覧。
  8. ^ Update on construction progress”. Brentford Community Stadium Newsletter (2020年1月24日). 2020年2月12日閲覧。
  9. ^ First Team”. ブレントフォードFC. 2020年3月21日閲覧。