プリスタン

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プリスタン
識別情報
CAS登録番号 1921-70-6 チェック
PubChem 15979
ChemSpider 15182 チェック
24531975 6R,10R チェック
21428537 6R,10S チェック
24531981 6S,10S チェック
EC番号 217-650-8
MeSH pristane
ChEBI
RTECS番号 RZ1880000
バイルシュタイン 1720538
特性
化学式 C19H40
モル質量 268.52 g mol−1
外観 無色液体
匂い 無臭
密度 783 mg mL-1
融点

-100 °C, 173.2 K, -148 °F

沸点

296 °C, 569 K, 565 °F

屈折率 (nD) 1.438
熱化学
標準定圧モル比熱, Cpo 569.76 J K-1 mol-1
危険性
GHSピクトグラム 急性毒性(低毒性)
GHSシグナルワード WARNING
Hフレーズ H315
EU分類 刺激性 Xi
Rフレーズ R36/38
Sフレーズ S26, S36
引火点 >110 °C
関連する物質
関連するアルカン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

プリスタン(Pristane)は、天然に存在する飽和テルペノイドアルカンであり、主に鮫肝油から得られ、サメを意味するラテン語pristisから名付けられた。またミズナギドリ目の鳥の胃油、また鉱油やいくつかの食物の中でも見られる[2]

透明な油状の液体で、水とは混和性がないが、ジエチルエーテルベンゼンクロロホルム四塩化炭素には可溶である。

プリスタンは、ネズミで自己免疫疾患を誘発することが知られている。関節リウマチ全身性エリテマトーデスの発病機序の解明の研究に用いられている[3][4]

また、潤滑油、変圧器油、免疫補助剤、抗腐食剤、生体マーカー、形質細胞腫誘発剤、モノクローナル抗体生産のために使われている。

フィトールから生合成され、石油学における生体マーカーとなる[5]

出典[編集]

  1. ^ pristane - Compound Summary”. PubChem Compound. USA: National Center for Biotechnology Information (2005年3月26日). 2014年6月3日閲覧。
  2. ^ Chung, J. G., L. R. Garrett, P. E. Byers, and M. A. Cuchens (1989年). “A survey of the amount of pristane in common fruits and vegetables”. J. Food Comp. Anal. 2 (22): 22. doi:10.1016/0889-1575(89)90058-6. 
  3. ^ Anderson, P. N., and M. Potter (1969年). “Induction of plasma cell tumours in BALB-c mice with 2,6,10,14-tetramethylpentadecane (pristane)”. Nature 222 (5197): 994. doi:10.1038/222994a0. PMID 5789334. 
  4. ^ Hazani R, Engineer N. (2008年11月). “Surreptitious injection of mineral oil: a case report of sclerosing lipogranulomatosis”. Ann Plast Surg 61 (5): 555-8. doi:10.1097/SAP.0b013e31816d8316. PMID 18948786. 
  5. ^ Hunt, John M.; Philp, R.Paul; Kvenvolden, Keith A. (2002年). “Early developments in petroleum geochemistry”. Organic Geochemistry 33 (9): 1025–1052. doi:10.1016/S0146-6380(02)00056-6. ISSN 01466380.