ヘルマン・カール・フォーゲル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘルマン・カール・フォーゲル(Hermann Carl Vogel, 1841年4月3日 - 1907年8月13日)はドイツの天文学者。
ライプツィヒに生まれた。ドレスデン工科大学、ライプツィヒ大学で学んだ。ライプツィヒではカール・ブルーンスの助手を務めた。1870年にイェーナ大学で博士号をとり、フリードリヒ・グスタフ・フォン・ビュロウ (Friedrich Gustav von Bülow) のボートカンプ (Bothkamp) 天文台で働き、そこで助手のヴィルヘルム・ローゼと最初の分光観測を行った。
1874年に、新設されるポツダム天体物理天文台の建設に加わり、1882年に初代の天文台長となり、没するまでその職にあった。
天体の分光観測のパイオニアで、恒星の自転速度をスペクトルのドップラーシフトにより決定した。1889年に最初の分光連星の発見者の一人となった。
受賞歴[編集]
- 王立天文学会ゴールドメダル(1893年)
- ヘンリー・ドレイパー・メダル(1893年)
- Landskroener Medal of Achievement(1898年)
- ブルース・メダル(1906年)
命名[編集]
外部リンク[編集]
|