ホワット・ア・フール・ビリーヴス

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ホワット・ア・フール・ビリーヴス
ケニー・ロギンス楽曲
収録アルバム ナイトウォッチ
リリース 1978年7月
ジャンル ソフトロック
時間 3分39秒
レーベル コロムビア・レコード
作詞者 ケニー・ロギンス、マイケル・マクドナルド
作曲者 ケニー・ロギンス、マイケル・マクドナルド
プロデュース ボブ・ジェームス
ナイトウォッチ収録順
ウェイト・ア・リトル・ホワイル
(6)
ホワット・ア・フール・ビリーヴス
(7)
サムバディ・ノウズ
(8)
ホワット・ア・フール・ビリーヴス
ドゥービー・ブラザーズシングル
初出アルバム『ミニット・バイ・ミニット
B面 轍を見つめて
リリース
規格 7インチ・シングル、12インチ・シングル
ジャンル ソフトロック
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
作詞・作曲 ケニー・ロギンス、マイケル・マクドナルド
プロデュース テッド・テンプルマン
チャート最高順位
ドゥービー・ブラザーズ シングル 年表
エコーズ・オブ・ラヴ
(1977年)
ホワット・ア・フール・ビリーヴス
(1979年)
ミニット・バイ・ミニット
(1979年)
ミュージックビデオ
「What A Fool Believes」 - YouTube
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ホワット・ア・フール・ビリーヴス[注釈 1]」(What a Fool Believes)は、ケニー・ロギンスマイケル・マクドナルドが共作した楽曲。1978年7月に発表されたロギンスのソロ・アルバム『ナイトウォッチ』が初出となり[6]、同年には当時マクドナルドが所属していたバンド、ドゥービー・ブラザーズのヴァージョンもアルバム『ミニット・バイ・ミニット』で発表された。

ケニー・ロギンスのヴァージョン[編集]

本作はマイケル・マクドナルドが原型を作り、マクドナルドの自宅を訪れたロギンスのアイディアでブリッジ部分が完成した[6]。ロギンスのヴァージョンはシングル・カットされなかったが[6]、ライヴで度々歌われており、『アライヴ』(1980年)[7]、『アウトサイド:フロム・ザ・レッドウッズ』(1993年)[8]といったライヴ・アルバムにも収録された。

ドゥービー・ブラザーズのヴァージョン[編集]

ドゥービー・ブラザーズのアルバム『ミニット・バイ・ミニット』のレコーディングでは、プロデューサーのテッド・テンプルマンが「柔和な感触が必要だ」と考えて、パーカッションの演奏で参加した[6]。また、マイケル・ジャクソンがバックグラウンド・ボーカルでゲスト参加したという噂も流れたが[9]パトリック・シモンズによれば、マイケルは『ミニット・バイ・ミニット』のセッションのリハーサルを訪問しただけで、レコーディングには参加しなかったという[10]

1979年にはシングル・カットされ、Billboard Hot 100では自身2度目、「ブラック・ウォーター」以来4年ぶりの1位獲得を果たした[1]。また、『ビルボード』のダンス・ミュージック/クラブ・プレイ・シングル・チャートでは40位、R&Bシングル・チャートでは72位を記録した[1]。第22回グラミー賞では、主要部門のうち最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞の2部門を受賞した[11]

ニュージーランドのシングル・チャートでは14週連続でトップ50入りし、うち2週にわたって5位を記録した[2]。イギリスではオリジナル・リリース当時に全英シングルチャートで31位に達し、1987年にも57位を記録している[3]

ドゥービー・ブラザーズのヴァージョンは、『マイ・ライバル』(1982年公開)[12]、『恋のためらい/フランキーとジョニー』(1991年公開)[13]といった映画のサウンドトラックで使用された。日本では2013年、トヨタ・カローラフィールダーコマーシャルソングに採用された[14]。コンピュータゲームの分野では、グランド・セフト・オートV(2013年)のサウンドトラックで使用された[15]

ドゥービー・ブラザーズが2014年に発表したアルバム『サウスバウンド』に収録された本作のセルフ・カヴァーには、サラ・エヴァンスがゲスト参加した[16]

カヴァー[編集]

ホワット・ア・フール・ビリーヴス
アレサ・フランクリンシングル
初出アルバム『アレサ』
B面 アメリカ合衆国の旗ラヴ・ミー・フォーエヴァー[17]
イギリスの旗スクール・デイズ[18]
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル R&Bソウル
レーベル アリスタ・レコード
作詞・作曲 ケニー・ロギンス、マイケル・マクドナルド
プロデュース アリフ・マーディン
チャート最高順位
  • 46位(イギリス[19]
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ホワット・ア・フール・ビリーヴス
マット・ビアンコシングル
初出アルバム『サンバ・イン・ユア・カーサ』
B面 セイ・イッツ・ノット・トゥー・レイト
リリース
規格 7インチ・シングル、12インチ・シングル、CDシングル
ジャンル ラテン・ジャズ
レーベル イーストウェスト・レコード
作詞・作曲 ケニー・ロギンス、マイケル・マクドナルド
プロデュース マーク・フィッシャー、マーク・ライリー
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アレサ・フランクリンによるカヴァー[編集]

アレサ・フランクリンは、アリスタ・レコード移籍第1弾アルバム『アレサ』(1980年)に本作のカヴァーを収録した[20]。同年シングル・カットされ、全英シングルチャートでは46位を記録するが[19]、母国アメリカではBillboard Hot 100入りを逃し、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで17位、ダンス・ミュージック/クラブ・プレイ・シングル・チャートで39位を記録するにとどまった[21]

マット・ビアンコによるカヴァー[編集]

イギリスのジャズ・ユニット、マット・ビアンコはアルバム『サンバ・イン・ユア・カーサ』(1991年)に本作のカヴァーを収録し[22]、シングル・カットもされている。2003年には日本で日産・ティアナのコマーシャルソングに採用された[22]

その他のカヴァー[編集]

  • セルフ英語版 - アルバム『ギズモジェリー』(2000年)に収録[23]
  • Baby Boo - シングル「月が揺れる空の下で」(2002年)及びカヴァー・アルバム『ア・カペラウィンターカヴァーソング集~うぶごえ音泉2』(2003年)に収録。
  • キャロル・ウェルスマン - アルバム『Carol Welsman』(2007年)に収録[24]
  • UNCHAIN - カヴァー・アルバム『Love & Groove Delivery』(2013年)に収録[25]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ケニー・ロギンス『ナイトウォッチ』及びドゥービー・ブラザーズ『ミニット・バイ・ミニット』の日本盤再発CDの表記に準拠。『ミニット・バイ・ミニット』日本初回盤LP (P-10517W)では「ある愚か者の場合」という邦題が付いていた。

出典[編集]

  1. ^ a b c The Doobie Brothers | Awards | AllMusic
  2. ^ a b charts.org.nz - The Doobie Brothers - What A Fool Believes
  3. ^ a b DOOBIE BROTHERS | full Official Chart History | Official Charts Company
  4. ^ The Doobie Brothers - What A Fool Believes - dutchcharts.nl
  5. ^ ultratop.be - The Doobie Brothers - What A Fool Believes
  6. ^ a b c d What a Fool Believes by The Doobie Brothers”. Songfacts. 2016年4月10日閲覧。
  7. ^ Kenny Loggins Alive - Kenny Loggins | AllMusic
  8. ^ Outside: From the Redwoods - Kenny Loggins | AllMusic
  9. ^ Wilkening, Matthew. “Michael Jackson - Secret Guests in Rock Songs”. Ultimate Classic Rock. Diffuser Network. 2016年4月10日閲覧。
  10. ^ Giles, Jeff (2014年4月18日). “Rumor Debunked: Michael Jackson Never Sang on a Doobie Brothers Record”. Ultimate Classic Rock. Diffuser Network. 2016年4月10日閲覧。
  11. ^ 22nd annual GRAMMY Awards”. GRAMMY.com. The Recording Academy. 2016年4月10日閲覧。
  12. ^ Personal Best (1982) - Soundtracks - IMDb
  13. ^ Frankie and Johnny (1991) - Soundtracks - IMDb
  14. ^ 【The Doobie Brothers】木村拓哉がラブ&ジーンズ、トヨタ「カローラ フィールダー」CM曲は?”. CDJournal. 音楽出版社 (2013年10月8日). 2016年4月10日閲覧。
  15. ^ Lifton, Dave (2013年9月19日). “Grand Theft Auto V Classic Rock Station Features Bob Seger, Robert Plant + More”. Ultimate Classic Rock. Diffuser Network. 2016年4月10日閲覧。
  16. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Southbound - The Doobie Brothers”. AllMusic. 2016年4月10日閲覧。
  17. ^ Aretha Franklin - What A Fool Believes (Vinyl) at Discogs - アメリカ盤シングルの情報
  18. ^ Aretha Franklin - What A Fool Believes (Vinyl) at Discogs - イギリス盤シングルの情報
  19. ^ a b Aretha Franklin | full Official Chart History | Official Charts Company
  20. ^ Elias, Jason. “Aretha - Aretha Franklin”. AllMusic. 2016年4月10日閲覧。
  21. ^ Aretha Franklin | Awards | AllMusic
  22. ^ a b 【Matt Bianco】日産「ティアナ」のCM曲”. CDJournal. 音楽出版社 (2003年2月21日). 2016年4月10日閲覧。
  23. ^ Gizmodgery - Self | AllMusic
  24. ^ Henderson, Alex. “Carol Welsman - Carol Welsman”. AllMusic. 2016年4月10日閲覧。
  25. ^ UNCHAINが宇多田、林檎、靖幸、キリンジ、少女時代カバー”. ナタリー (2013年1月16日). 2016年4月10日閲覧。