ホンダ・トルネオ
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ホンダ・トルネオ CF3/4/5/CL1/3型 | |
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前期型(1997年9月-1999年) 後期型(1999年1月-2002年) | |
製造国 |
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販売期間 | 1997年 - 2002年 |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
エンジン |
F18B型:1.8L 直4 SOHC VTEC F20B型:2.0L 直4 SOHC VTEC F20B型:2.0L 直4 DOHC VTEC H22A型:2.2L 直4 DOHC VTEC |
駆動方式 | FF/4WD |
最高出力 |
F18B型:140PS/6,100rpm F20B型 SOHC:150PS/6,000rpm F20B型 DOHC:200PS/7,200rpm H22A型:220PS/7,200rpm |
最大トルク |
F18B型:17.2kgf·m/5,000rpm F20B型 SOHC:19.0kgf·m/5,000rpm F20B型 DOHC:20.0kgf·m/6,600rpm H22A型:22.5kgf·m/6,700rpm |
変速機 | 4速AT/5速MT |
サスペンション |
前:ダブルウィッシュボーン 後:ダブルウィッシュボーン |
全長 | 4,635-4,680mm |
全幅 | 1,695-1,720mm |
全高 | 1,405-1,440mm |
ホイールベース | 2,665mm |
車両重量 | 1,230-1,390kg |
燃費 |
1.8VTS:16.2km/L 2.0VTS:13.8km/L SiR-T:12.2km/L Euro-R:11.6km/L 全て10・15モード |
姉妹車 |
ホンダ・アコード(6代目) いすゞ・アスカ(4代目) |
先代 |
ホンダ・アスコット ホンダ・ラファーガ |
後継 |
7代目アコードに統合 ※2002年発売当時はクリオ店専売であり、プリモ店及びベルノ店では約4年の空白期間あり |
-自動車のスペック表- |
トルネオ(TORNEO)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたセダン型の乗用車である。
概要[編集]
6代目アコードの姉妹車で、アスコット(プリモ店)/ ラファーガ(ベルノ店)の統合後継車に位置付けられる。ラインナップは4ドアセダンのみで、アコードとはフロントグリル、ヘッドライト周りとテールライト周りが異なる。当時としては珍しいHIDヘッドライトを、廉価グレードを除く全車に標準装備していた。また、アコードがいすゞ自動車に4代目アスカとしてOEM供給されていた経緯から、アコード、アスカとともに、3兄弟車となったこともあった。
直列4気筒エンジンを横置に搭載したFF/4WDレイアウトを採用し、エンジンは、F20B型 SOHC VTEC 2.0L(FF:150PS , 4WD:148PS)と同型式のDOHC VTEC(MT:200PS , AT:180PS)、F18B型 SOHC VTEC 1.8L(140PS)が搭載された。後に追加された「トルネオユーロR」には、H22A型 DOHC VTEC 2.2L(220PS)が搭載された。
発売当初は姉妹車のアコードよりも日本人好みのデザインで、ベルノ店・プリモ店の2チャネル販売であったことから、クリオ店のみの扱いだったアコード以上の販売台数を記録したこともあったが、時を経るごとにネームバリューのなさから常にアコードの販売台数を下回り、2002年にアコードがフルモデルチェンジで3ナンバー化することと、セダン需要の低迷から販売力をアコード(クリオ店扱い)のみに集約[1]するため廃止となった。トルネオ廃止以後アコードは2006年にホンダカーズ全店扱いとなり、プリモ店・ベルノ店での4年間の空白を埋めるようになった。
初代 CF3/4/5/CL1/3型(1997年-2002年)[編集]
- 1997年9月4日 - 6代目アコードとともに登場した。
- 1999年1月21日 - 一部改良をおこない、ヘッドライトやグリル、テールランプ等を小変更した。
- 2000年6月1日 - H22A型エンジンを搭載した「トルネオユーロR」を発売し、同時にDOHC 2.0L 高出力エンジンを搭載したMT仕様の「SiR-T」を廃止。2.0VTSの型式変更(CF4型→CL3型)。ユーロRは姉妹車の6代目アコードにも同時に設定された。
- 2001年5月31日 - マイナーチェンジをおこなった。標準装備オーディオがカセットテープからCDになる。「SiR・Euroパッケージ」を追加し、同時に「SiR・Sパッケージ」を廃止。
- 2002年10月 - 7代目アコードの登場にともない、アコードOEMのアスカとともに生産・販売中止。新車登録台数の累計は6万278台[1]。7代目アコードは2006年のホンダカーズ店発足により全店扱いとなる。
車名の由来[編集]
「Touring(ツーリング、旅)」+「Neo(新しい:ギリシア語)」による造語[2]。
取扱販売店[編集]
脚注[編集]
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第55号13ページより。
- ^ アコードファクトブック
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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