ボディビル

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ボディビルディング
Bodybuilding
Arnold Schwarzenegger 1974.jpg
1974年のボディビル大会に出場したときのアーノルド・シュワルツェネッガー
統括団体 国際ボディビル・フィットネス連盟
通称 BB
起源 1800年代のイングランド
特徴
カテゴリ 屋内
競技場 観客席
実施状況
競技地域 世界各国
ワールドゲームズ 1981年 - 2009年
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ボディビル英語: bodybuildingボディビルディング)とは、美的感覚の効果を意図して自身の筋肉を肥大させ、筋肉組織の構築を制御ないし発達を目的とした進行性抵抗運動(Progressive Resistance)[1]。肉体的強さではなく、あくまで外見が重要であり、重量挙げとは別物である[2]。これに従事する者たちは「ボディビルダー」 (Bodybuilder) と呼ばれる。競技に参加するボディビルダーたちは、体躯の調和・均整、筋骨の強壮さ、筋肉の大きさ、体調を競い、舞台に立つにあたって格付け審査員に向けて構えをきめる。ボディビルダーたちは、脱水とカーボ・ローディング(Carbo-Loading, 炭水化物の摂取を増やすことで、グリコーゲンGlycogen〉を体内に貯蓄する食事法)を組み合わせ、競技出場前の最終段階において不要な体脂肪を減らし、最大量の筋肉とその鮮明な輪郭および血管の分布の構築を完遂する。舞台上集中光線を浴びる彼らは明暗を強調する目的から、身体を日焼けさせ、を剃る[3]。国際ボディビル連盟が開催する『ミスター・オリンピア』(Mr. Olympia)で優勝した者は、ボディビル界の頂点に立つ存在と見なされることが多い。1950年以来、全米アマチュア・ボディビル協会 (The National Amateur Body-Builders' Association) が主催する世界選手権では、アーノルド・シュワルツェネッガーを初めとする名の知れた受賞者がおり、これに勝ち残ったものは専門職としてのアスリートになることが多い。

ボディビルダーたちの多くは、自らが理想像として描いている肉体の構築の達成に向けて労力と多大な時間を消費している。彼らが週単位で7時間分の重量挙げを行う場合、最初の1年間で体重を8 - 20ポンド(約3.7kg - 9.1kg)増量させる可能性があるが、2年経過したあとは5 - 15ポンド(約2.3kg - 6.8kg)に鈍化し始め、5年後には3 - 10(約1.3 - 4.5kg)ポンドにまで低下する可能性がある[4]

ボディビルダーの中には、筋肉を増大させ、肥大させる目的からアナボリック・ステロイド (Anabolic Steroid) や増強剤を乱用する者もいる。筋肉の損傷からの回復は早いが、健康上の危険性や公正な競争を行うにあたっての留意事項でそれらの服用が禁止されることもある。ステロイドを服用していないかどうかを検査すべきだとの声が上がるが、ボディビル連盟(全米体格委員会)はそれをやろうとはしない[5]

リッチ・ピアーナ(Rich Piana)を初めとして、筋肉の増量と肥大を目的に、ステロイドのみならず、インスリン(Insulin)を乱用するボディビルダーもいる。ピアーナは2017年に突然死に近い形で死亡しており、インスリンの乱用を疑う声がある[6][7][8][9]。インスリンはステロイドと同じく、筋肉の成長を促す同化作用が強く、ボディビルダーたちが服用している。また、インスリンはすでに血中にあり、検出されることが無い[6]。インスリンは身体を太らせる作用が非常に強いホルモンであり、ボディビルダーたちが理想として描いている肉体の構築を困難にする[10]。インスリンを乱用するボディビルダーが増えていることについて、『ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディスン』 (British Journal of Sports Medicine) に掲載された論文「Insulin as a drug of abuse in body building」(『ボディビルダーたちによる乱用薬物としてのインスリン』)では、「筋肉を肥大させる目的でのインスリンの服用は非常に危険である」と警告している[11]

歴史[編集]

古代エジプト、ギリシア、タミラカムにおいては、大きな石を持ち上げる競争行為が行われていた[12]。西洋においては、1880年から1953年にかけて重量挙げが発展し、剛力自慢の者たちは一般大衆に向けて自身の力強さをこれみよがしに見せ付け、互いに競い合った。比重が置かれたのは参加者たちの体格ではなく、彼らの四肢と腹部は大抵は太っていた[13]

草創期[編集]

ユージン・サンドウ

「筋肉を披露する技芸」としてのボディビルが誕生したのは19世紀末のことである。この時代にボディビル競技を推進したのが、「近代ボディビルの父」としばしば評されるドイツ(当時プロシア)出身のユージン・サンドウ(ユルゲン・サンドウとも)である。サンドウ以前にも鍛え上げた肉体を見世物にする大道芸のような文化はあったが、これは重い岩を持ち上げる、鎖をちぎるといった力の強さを見せるものであった。サンドウは古代ギリシャ・ローマの彫刻を研究し自分の肉体を鍛錬によってそれに近づけることを目指した。これにより、具現化された肉体美が想像のものではなく実際の人間の肉体で表されることを証明したことがサンドウの功績であり、競技の概念の起源である。サンドウは最初に運動器具(マシンド・ダンベル、スプリング・プーリー、テンション・バンド)を発明販売した[要出典]

1901年9月14日にサンドウは初めて、ボディビルコンテストを開いた。そのコンテストは「グレートコンペティション」と呼ばれ、英国ロンドンロイヤル・アルバート・ホールで開催された。審査員はチャールズ・ロウズ卿とアーサー・コナン・ドイル卿が務めた。コンテストは大成功を収め、勝利者には彫刻家フレデリック・ポメロイによるサンドウを模したトロフィーが与えられた。このトロフィーは1977年からミスターオリンピアの優勝者にも贈呈されている。20世紀初頭、ベルナール・マックファッデンとチャールズ・アトラスがサンドウに引き続いてボディビルの普及を推し進めた[要出典]

黄金時代[編集]

シンメトリーやディフィニションより、サイズの大きさが優先されて評価されるようになった現代では、1940年から1970年はボディビルの「黄金時代」と回顧されることがある。トレーニング技術が発達し、出版物やコンテストが増加したのもこの時代である[要出典]

この時代のボディビルは、米国カリフォルニア州サンタモニカマッスル・ビーチ英語版ヴェニスで、特に盛んであった。マッスルコンテストとしてヴェニスビーチの屋外トレーニングジムの近くで、5月の最終日曜日のメモリアルデー戦没将兵追悼記念日、7月4日の独立記念日、9月第一月曜日のレイバー・デーの年3回開催される[要出典]

部門は大別して

  • 男・女・マスターズ(35歳以上)のボディビル部門
  • フィジーク部門(男、2014年から女(ウィメンズ)を新設) - いわゆる逆三角形型の痩身、髪型、サーフパンツ着用による装飾具、ポージング2部門制で評価
  • フィギュア部門(女) - フィジーク寄りのビキニ部門で、クォーター・ターンによるポージング評価
  • ビキニ部門(女) - 女性らしいしやなかで適度に引き締まり、腹筋やヒップを強調する筋肉を重視。

のこれら分かれてビーチに似合う身体を競うカリフォルニア最大級のアマチュアコンテストであり、米国内だけでなく海外参加も多い[要出典]

人気が高まるにつれ、アマチュア・アスレチック・ユニオン(AAU)が1939年にボディビル競技会を既存のウェイトリフティング競技の1つに加え、翌年にはこの競技会をAAUミスター・アメリカと命名した。しかし、AAUはアマチュア競技者のみを許可し、ウェイトリフティングのオリンピック競技を重視したため、多くのボディビルダーの反発を招いた。1947年第1回世界大会開催[14]

これをきっかけに、ベンとジョンのウィーダー兄弟が国際ボディビルダーズ連盟英語版 (IFBB) を発足させるに至った。IFBBミスター・アメリカはプロも参加可能なコンテストであった。1950年には全米アマチュアボディビルディング協会英語版 (NABBA) が「NABBAミスター・ユニバース・コンテスト」を英国で開始した。これと双璧をなすミスター・オリンピアの第1回は1965年に開催された。現在、ミスター・オリンピアはボディビル界でもっとも栄誉あるタイトルになっている。 当初はそのコンテストは男性限定であったが、1965年にNABBAはミス・ユニバースをコンテストに加え、1980年にはミス・オリンピアが創設された[要出典]

ソード&サンダル映画[編集]

古代を舞台にソード&サンダル(剣とサンダル)を着たヘラクレスサムソン剣闘士を題材にしたスティーヴ・リーヴス主演の映画が1958年から1964年にかけて製作され、ボディビルダーの姿を見た欧米の観客が影響を受け、ボディビルのトレーニングをするようになった。アーノルド・シュワルツェネッガーもリーヴスの主演映画を見てボディビルダーを目指したという[要出典]

1970年代以後[編集]

1970年代までに、ボディビルは、アーノルド・シュワルツェネッガーと1977年の映画『鋼鉄の男 ''Pumping Iron''』により大きな市民権を獲得するようになった。このときにはIFBBがボディビル界を統括しており、AAUはその後塵を拝した。また、この時代にはアナボリックステロイドが他のスポーツと同様にボディビルにも浸透していった[要出典]

1981年、第1回ワールドゲームズアメリカ合衆国サンタクララワールドゲームズ1981)から非オリンピック競技としてボディビルが競技種目として採用され、ワールドゲームズ1985ワールドゲームズ1989ワールドゲームズ1993ワールドゲームズ1997ワールドゲームズ2001ワールドゲームズ2005ワールドゲームズ2009で公式競技種目として開催される。このような状況に対し、国際オリンピック委員会のメンバーに認めてもらうため、IFBBは数種のステロイドホルモン剤と他の禁止薬物に対して厳格なドーピング検査を導入した。2000年代初頭、IFBBはボディビルをオリンピックの競技にしようと試みた[要出典]

2000年にはIOCの会員となり、(オリンピックの正式種目として採用される可能性のある)公開競技としての開催が試みられたものの、結局は成功にいたらなかった。この背景には、実際のコンテストで運動競技のような「記録」が無いことから、ボディビルはスポーツではないという主張する者が存在していることや、ボディビルではオリンピックの競技で禁止されているアナボリックステロイドの使用が不可避であるとの根強い誤解がある[要出典]

ワールドゲームズも、日本ボディビル・フィットネス連盟によると、ドーピング違反のためにワールドゲームズ2013ではボディビル競技は実施されず、ワールドゲームズ2017でもボディビル競技の実施予定も無い(2013年8月現在)[要出典]

2020年5月4日、アメリカ合衆国のフィットネスジムゴールドジムを運営する米GGIホールディングスは米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し経営破綻した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業制限で財政状態が悪化した。自社所有のうち約30店舗を閉鎖して再建を目指す[15]

アジア大会におけるボディビル競技[編集]

アジア競技大会においては2002年釜山大会から正式種目に採用され、次の2006年ドーハ大会でも正式種目であったが、アジア大会の肥大化を受けてアジアビーチゲームズに移行されることとなった。2008年アジアビーチゲームズインドネシアバリ島)、2010年アジアビーチゲームズオマーンマスカット)では正式競技として行われた。2009年にアジアボディビル連盟(ABBF)がIFBBから除名される事態が生じ[16]、新たにアジアボディビルフィットネス連盟(AFBF)が設立された。日本ボディビル連盟 (JBBF) はIFBBの一員としてAFBFに加盟することになったが、ビーチゲームを統括するアジアオリンピック評議会 (OCA) はABBFを承認団体としているため、JBBFは2010年アジアビーチゲームズには参加できなかった。一連の内紛の影響で、2012年アジアビーチゲームズの実施競技からボディビルが除外されている。しかし、日本ボディビル・フィットネス連盟 (JBBF) によると、アジアボディビルフィットネス連盟 (AFBF) をアジアにおける正式の団体として、アジアビーチゲームズに2014年から復帰予定とのことである(2013年8月現在)[要出典]

日本のボディビル[編集]

日本のボディビルは若木竹丸に始まる。若木はユージン・サンドウの著書に刺激され、1938年『怪力法並に肉体改造体力増進法』を出版した。1952年福島県で第1回日本大会開催[14]1955年頃から当時人気のプロレスとあいまって第一次ボディビルブームが起こり、広くボディビルが普及した。同年10月には「日本ボディビル協会」(現在の日本ボディビル連盟JBBF)が発足し、1956年[14]第一回ミスター日本ボディビルコンテストが行われた。1967年にはIFBB世界大会に日本選手を派遣し、日本ボディビルが本格的に国際化する。その後もIFBBやNABBAの国際大会で日本選手が相次いで好成績を収めている。末光健一が1972年IFBBのMr.Universe ショートクラス優勝、須藤孝三が1975年1976年NABBA Mr.Universe ミディアムクラス優勝、杉田茂1976年NABBA Mr.Universe アマチュア部門ショートクラス優勝1981年IFBB Mr.International ミドル級優勝、1982年日本ボディビル協会が日本ボディビル連盟に改組しIFBBに加盟[14]1983年には初の女性ボディビル全国大会である「ミス日本コンテスト」が開催された。飯島ゆりえが1988年女子世界選手権52kg以下級優勝、ワールドゲームズ1993に日本選手初参加[14]廣田俊彦1997年ワールドゲームズボディビル部門ライト級優勝、水間詠子1997年ワールドゲームズボディビル部門52kg以下級優勝、2002年アジア競技大会に日本選手初参加[14]小沼敏雄2002年IFBB World Amateur Championships マスターズのライト級優勝している。(アジアを対象としたボディビル大会の優勝者は数が多いので記載を省略する。)2003年山岸秀匡がIFBBプロカードを日本人初取得。2012年6月19日現在のボディビル連盟登録選手の競技人口は男3160人、女323人で、国内最大の大会の日本ボディビル選手権でも賞金は無く副賞としてプロテイン1か月分が授与される。2013年4月、社団法人日本ボディビル連盟は公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟に改称した。2013年IFBB男子世界アマチュアボディビル選手権大会70kg級で田代誠が第三位で日本に17年ぶりにメダル表彰された。2016年IFBB男子世界アマチュアボディビル選手権大会80kg級で鈴木雅が優勝した。高校生以下のレベルも上がり相澤隼人が2017年IFBB世界ジュニア(23歳以下)ボディビル選手権大会で75kg以下級第5位になった。 2020年5月4日、米ゴールドジムが経営破綻のニュースが入るが、日本を含め世界に700近く展開するフランチャイズ店舗は、米破産法申請の影響は受けないと説明している[17]

競技会[編集]

ポージング[編集]

  • 競技会では、
  • 多くの参加者を選抜する為に、まず、規定ポーズで審査し、基本ポーズを通過した者だけが、自分で選曲した音楽で芸術性を込めたポージングするフリーポーズで下位入賞者から発表され、最後に優勝者が発表される。
  • ステージに登場し、フロント・リラックス・ポーズFront relax pose[注 1]、ターン・ライト Turn right(右回り)で4分の1回転しサイド・リラックス・ポーズ(左)Side relax pose(left)、ターン・ライトで4分の1回転しリアー・リラックス・ポーズ Rear relax pose、ターン・ライトで4分の1回転しサイド・リラックス・ポーズ(右)Side relax pose(right)、で、ターン・ライト4分の1回転しでフロント・リラックス・ポーズに戻り、それぞれの選手の身体の状態を審査する。
  • 規定ポーズは、日本ボディビル連盟(JBBF)は以下の1〜7[注 2]、日本ボディビルディング連盟(NBBF)は以下の1〜8。
    1. フロント・ダブル・バイセップス(Front double biceps pose)直訳すると前面の2本の上腕二頭筋。両腕に力こぶをつくり前面から審査。
    2. フロント・ラット・スプレッド(Front lat spread pose)直訳すると前面から後背筋の広がりで、身体前面から見て広がった後背筋を審査。
    3. サイド・チェスト(Side chest pose)直訳すると横の胸で、胸の厚みと共に腕の太さ、背、脚、身体の厚み、肩の大きさを審査。
    4. バック・ダブル・バイセップス(Back double biceps pose)直訳すると背面の2本の上腕二頭筋で、フロント・ダブル・バイセップスの後ろ向きだが、身体を背の方に反らし後背筋と脚を審査。
    5. バック・ラット・スプレッド(Back lat spread pose)直訳すると背面の広背筋を広げるで、広がった後背筋を背面から審査。
    6. サイド・トライセップス(Side triceps pose)直訳すると横の上腕三頭筋で、横から見た上腕三頭筋を含めた腕の太さと脚の厚みを審査。
    7. アブドミナル・アンド・サイ(Abdominals and thighs)直訳すると腹筋と脚で、脂肪がしぼられて割れている腹筋と脂肪のしぼられながら厚みのある脚を審査。
    8. モスト・マスキュラー(Most muscular pose)直訳すると最上の筋肉で、首の横の僧帽筋や肩の大きさ腕の太さを審査。
  • 日焼けをするのは、白い肌より黒い肌の方が筋肉の陰影が出るためである。海外のコンテストで認められているカラー(肌に日焼け色を付けるもの)は、日本のコンテストでは公共施設の壁や床にカラーの色が付くので禁止されており、その代替策として日焼けが行われる[18]
  • 筋肉の発達状態をコンテストするために、首から下の体毛は除毛・剃毛する。近年コンテスト用パンツ(ポージングトランクスと呼ばれる)が、ビキニの形態で小さいので、ポージング中の動きでパンツから毛がはみ出すとかえって恥ずかしいので陰毛も剃毛する[19]

カテゴリー[編集]

  • 女性は、ボディビル、健康美、ボディフィットネス(いわゆるフィギュアと同等)、フィットネス(ダンス的パフォーマンスを内包)の4部門のカテゴリーが有る。
  • 男性はボディビルのみのカテゴリーだが、都道府県別、関東、東日本、西日本、日本の地域範囲別大会、クラス別は体重の階級別、オーバーオールは無差別級、オープン大会は出場の制約が無い大会で東京オープンの場合は新人大会、年齢別ではマスターズ大会、21歳未満のジュニア大会、高校生大会、大学生大会が有る。

カラーリング[編集]

国際大会では肌を黒く見せて筋肉の陰影をはっきりさせるために、褐色の色を大会前に肌に塗る。前日に塗るのは肌の角質層に色を沈着させるためだが、沈着するまでは色が他に移りベッド等を汚すのでシーツの上にビニールシート等を敷いて寝る。

応援の声の意味[編集]

キレテル
筋肉の形がはっきり分かり、筋繊維のスジが見えている。
デカイ
筋肉が大きいこと。
バリバリ
脂肪が無く皮一枚にまで鍛えている。

スモール出版『ボディビルのかけ声辞典』に上記以外の表現も記載されている。

日本での国際大会開催[編集]

  • 1982年10月東京でアジアボディビルディング選手権男子開催。
  • 1986年9月東京でミスター・ユニバース(世界アマチュア・ボディビル選手権World Amateur Bodybuilding Championships)開催。
  • 1987年5月東京で第1回国際女子アマチュア・ボディビル招待選手権開催。(以後東京で1988年1989年1990年開催。)
  • 1989年10月鳥取でアジアボディビルディング選手権男子、アジア・ミックスド・ペアボディビル選手権開催。
  • 1992年9月東京でアジア女子ボディビル選手権、アジア・プロ・アマクラシックボディビル選手権、アジア・ミックスド・ペアボディビル選手権開催。
  • 1997年9月東京でアジア女子ボディビル選手権、アジア・ミックスド・ペアボディビル選手権開催。
  • 2001年秋田県で第六回ワールドゲームズ2001が開催され、公式競技としてボディビルが競技された。

ボディビルと薬物[編集]

ボディビルディングと薬物とのかかわりは他のスポーツよりも深く、1960年代に薬物の洗礼を受けたと言われる。その結果として、「ボディビルダーは誰も彼もが薬物を使用(ドーピング)している」という誤ったイメージをもつ人も多い。

無制限に薬物を使用し、異常なまでに発達した筋肉で人々の注目を集めるタイプのボディビルダーが存在する一方で、一切薬物を使用すること無く、自然なサプリメント摂取と地道なトレーニングを積み重ねるタイプのボディビルダーが存在する。後者は「ナチュラルビルダー」とも呼ばれる。

通常、この両者は同じコンテストに出場することは無く、各々に専用のコンテストが存在する。ナチュラルビルダーが出場するコンテストにおいては、一般的に厳重な薬物検査が実施され、違反者は即失格となる[注 3]。中には、薬物を使用していながら、使用していないと偽ったり検査で出にくくしてナチュラルビルダーのコンテスト(筋肉の大きさだけを問うのであれば、ナチュラルの方がレベルが低い)に出場する者もいるため、検査項目にポリグラフ(嘘発見器)を使用しているコンテストもある。

薬物使用ビルダーが、薬物大量摂取による後遺症で健康を損ねたり、あるいはそれが原因で死亡する事が問題となり、それで公然の秘密とされていたボディビルの薬物汚染に批判が集まり、検査が実施されるに至った。しかし、コンテストにおけるボディビルダーを「健康美」の対象としてではなく、「見世物」と考える観客も多く、そういった人々は怪物のような肉体を見ることのみを望み、ボディビルダーの健康には関心が無かった。入賞者に賞金の出る「プロボディビルダー」の大会では、興行のためにそういった観客の「需要」を無視する事ができず、薬物検査をせず、暗に薬物使用を認めることになった。

最近の健康志向の風潮からナチュラルビルダーに対する評価が上がり、「プロのナチュラルビルダー」というカテゴリーも存在するようになった。

ドーピングは筋肉の発達を促すが、かつてオリンピアで"伝説"とまで称されたセルジオ・オリバは薬物により得られる効果に否定的だった。彼は生涯で一度ステロイドを使用し、確かに本人が考えていた以上の筋肉を得られたものの「筋肉が付きすぎる(美しくない)」という理由で使用をやめたと語っている。

薬物の副作用[編集]

  • 内臓肥大 - 特にここ10年内は、薬物の影響で内臓肥大が進行し、腹部が極端に隆起肥大しているトップビルダーも珍しくなくなった。あまりにも酷いのでIFBBは内臓肥大による腹部の隆起を減点対象とする採点法に変更した[注 4]
  • 頭髪の脱毛(個人差がある)
  • 体毛が濃くなる
  • 変声(低音化)
  • 女性化乳房
  • 睾丸の縮小、異化
  • 動脈硬化
  • 高血圧
  • ある種の(アナボリックステロイドと白血病の因果関係は事例では相当数に上る)
  • 心臓疾患心不全

女性ボディビルダーの身に起きた変化[編集]

New York Post」2013年10月23日配信のニュースではステロイド使用が女性の男性化をもたらした様子を物語る報道が為された。概して「女性ボディビルダーのキャンディス・アームストロングは仲間のすすめでトレンボロン(ステロイド剤)の服用を開始したがすぐに1日の投与量を超えて依存症となってしまい、以後2年間使用を続けた。その結果としてまずはニキビやヒゲに悩まされ、そして骨格が大きくなり男のような歩き方に変わり、最終的には彼女の陰核が長さ1インチの陰茎に成長してしまった」という内容の事例が扱われた[20]

著名ボディビルダーの薬物使用による死亡、重症例[編集]

  • ポール・デマヨ(IFBBプロボディビルダー、死亡、37歳)
  • マイケル・フランソワ(IFBBプロボディビルダー、消化器疾患により大腸全摘出)
  • ビンス・カマフォード(IFBBプロボディビルダー、心不全で死亡、52歳)
  • ナッサー・エル・ソンバティ(IFBBプロボディビルダー、2位が最高位、死亡、48歳)
  • リー・プリースト(IFBBプロボディビルダー、高血圧(230/150)で入院)
  • ドン・ヤングブラッド(IFBBプロボディビルダー、心不全で死亡、51歳)
  • グレッグ・コバックス(IFBBプロボディビルダー、心不全で死亡、44歳)
  • アンドレアス・ミュンツァー(IFBBプロボディビルダー、腹部大動脈破裂により死亡。30歳)
  • モハメド・ベナジザ(IFBBプロボディビルダー、直接の原因は利尿剤、心不全でコンテスト直後死亡28歳)
  • デニス・ニューマン(IFBBプロボディビルダー、白血病)
  • フレックス・ウィラー(IFBBプロボディビルダー、腎臓疾患による腎臓摘出移植手術。過去の薬物使用過多が原因でホルモンが体内生成されず、外部に頼らざるを得ない状況)
  • マイク・メンツァー / レイ・メンツァー(兄弟)(IFBBプロボディビルダー、49歳、47歳でそれぞれ死亡)
  • ドン・ロング(IFBBプロボディビルダー、内臓疾患により引退)
  • マイク・マタラゾ(IFBBプロボディビルダー、心不全により死亡。48歳)
  • クレイグ・タイトス(IFBBプロボディビルダー、腹部内臓肥大、ステロイド使用による攻撃性増大による殺人罪)
  • アーノルド・シュワルツェネッガー(IFBBプロボディビルダー、心臓弁の形成手術、将来における心臓発作の予防措置)
  • ドリアン・イエーツ(IFBBプロボディビルダー、元ミスターオリンピア6連覇、腹部内臓肥大)
  • ロニー・コールマン(IFBBプロボディビルダー、元ミスターオリンピア8連覇、腹部内臓肥大)
  • 山岸秀匡(IFBBプロボディビルダー、日本人初のミスターオリンピア入賞者、腹部内臓肥大)

ボディビルダーとインスリンの乱用[編集]

2017年8月8日アメリカ合衆国のボディビルダー、リッチ・ピアーナ (Rich Piana) が、散髪の最中に突然倒れた。ピアーナは意識不明の状態が2週間以上続いたまま、8月25日に死亡した。ピアーナの死因については剖検で公式に「不明」とされている[21]が、インスリン(Insulin)の過剰摂取を疑う声がある[6][7][8][9]。インスリンは膵臓β細胞で産生されるペプチドホルモンであり、身体における同化作用を持つホルモンとみなされている[22]。インスリンは細胞内へのブドウ糖の取り込みとブドウ糖による代謝を促し、それに伴って血糖値が低下する。

ハーヴァード大学医学校(Harvard Medical School)の精神科教授で医学博士のハリスン・ポープ(Harrison Pope)によれば、ボディビルダーたちの間でインスリンの使用が増加しているのは確かであるという[8]。ピアーナは2013年にYouTubeに動画を投稿し、その中でインスリンの服用は危険であることを認めた[8]が、適切な量の糖分を摂取すれば危険は回避できる、と主張した[6]。ボディビルダーがインスリンを服用する理由については、前述のとおり、インスリンには血糖値を低下させるだけでなく、同化作用があり、筋肉の増加を促進するからである[6]。ポープは「インスリンはステロイドと同じく、筋肉の成長を促す同化作用が強く、ボディビルダーたちが服用している」「インスリンはすでに血中にあり、検出されることが無い」と述べた[6]

だが、インスリンの過剰摂取は低血糖症を引き起こし、そこから発作昏睡、神経学的な脳の損傷、そして死につながる[6][7]。また、インスリンの服用はボディビルダーたちの間で大いに人気が高まっていることが判明した[6]。ボディビルダーがインスリンを服用しており、そのことを公言していない場合は一際危険であるという[6]。インスリンは規制された薬物ではなく、容易に入手できる[6]

健康のための運動の専門家、マット・フィッズ (Matt Fiddes) は、「糖尿病患者と同じく、インスリンを服用するなら十分な量の炭水化物を食べる必要がある。さもなくば昏睡状態に陥り、死に至る」と述べ、ピアーナが命を落とす原因となった可能性が最も高いのはインスリンである、と考えている[23]。インスリンを服用する行為自体が非常に危険である[7]

2016年12月、イギリスのボディビルダー、ゲント・ウェイクフィールド (Ghent Wakefield) が自宅で死んでいるのが発見された。35歳であった。ノース・スタッフォードシャー (North Staffordshire) の検死官、イアン・スミス (Ian Smith) は、ウェイクフィールドの死因について「可能性が最も高いのはインスリンの乱用にあるだろう」と推測している[7]

また、「マット・フィッズの言うとおり、ピアーナの死因がインスリンにあるとすれば、議論が沸き起こるだろう。自分自身を命の危険に晒してまで、いかつく、どっしりとした筋肉を作り上げるだけの価値が本当にあるのか?」と疑問を投げかけているメディアもある[9]

インスリンは脂肪の合成と貯蔵を促進し、体内における脂肪分解を徹底的に抑制・阻害する最大のホルモンである[24][25][26][27]

インスリンは脂肪の蓄積を強力に促進し、空腹感を高め、体重増加を惹き起こす。たとえカロリーを制限したところで、インスリンを注射された動物には過剰な量の体脂肪が蓄積する[28]

インスリンの分泌を高める食事は、インスリンを注射した時と同様の作用をもたらす[28]

インスリンは、細胞へのブドウ糖の取り込みを促進し、脂肪細胞からの脂肪酸の放出を抑制・妨害し、肝臓でのケトン体の産生を抑制し、脂肪の沈着を促進し、主要な代謝燃料の循環濃度までも低下させる[28]

肥満における危険因子には、高インスリン血症(Hyperinsulinemia)が関わっている。インスリンの濃度が正常より高い場合や、インスリンの濃度がほんのわずかに上昇するだけで肥満は惹き起こされる。インスリンの分泌を阻害する薬物を投与するか、インスリンの濃度が低下すると体重は減少する[28][29]。脂肪分解を抑制・妨害する作用は、インスリンにおける最も敏感な代謝作用である。空腹時でもインスリンの濃度がわずかに上昇すると、脂肪細胞における脂肪分解作業は阻害される[29]。細胞へのブドウ糖の取り込みを刺激するには、通常の6倍のインスリン濃度が必要になり、肝臓における糖新生(Gluconeogenesis)を抑制するには、インスリンの濃度が2倍になるだけで十分である[29]

脂肪細胞が満杯になってしまう場合に備えて、新しく脂肪を貯蔵する場所を確保するため、インスリンは脂肪細胞を新しく作るよう信号を送る[30]

インスリンは身体を太らせる作用が非常に強く、ボディビルダーの多くが理想として描いている肉体の構築を実際には困難にする[10]

『ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディスン』(British Journal of Sports Medicine)に掲載された論文「Insulin as a drug of abuse in body building」(『ボディビルダーたちによる乱用薬物としてのインスリン』)では、

  • 「インスリンの人体での半減期は4分であり、短時間で消失し、検出は非常に困難である。たとえ検出されたとしても、本人の体内から分泌されたインスリンとの区別は不可能である。それゆえ、インスリンはボディビルダーにとって非常に魅力的かつ潜在的に危険な薬物である」
  • 「ボディビルダーたちによるインスリンの乱用はますます問題となっており、医師による監督下に無い状況でインスリンを乱用する人に降りかかる可能性のある潜在的な危険を浮き彫りにしている」
  • 「致命傷を与えるだけの潜在能力を秘めたこの薬物は、知識が無くとも秘密裏に服用され、そのせいで診断と治療が遅れれば重大な結果を惹き起こす」
  • 「インスリンの乱用は低血糖症につながり、昏睡や死につながる」

と述べ、筋肉を肥大させる目的でのインスリンの服用行為は非常に危険である、と結論付けている[11]

その他[編集]

テレビ[編集]

  • テレビスポーツ教室』:2014年7月6日14時30分NHK Eテレで講師にボディビルダー合戸孝二、司会に真凜、ゲストに、なかやまきんに君で、初心者の中高生に自分の体重を負荷とした腕立て伏せ、チューブやバーベルを負荷とした筋トレも、正しい姿勢や呼吸法でないと働く筋肉に違いが出て効果が出にくいことが解説され、トレーニング中の筋肉の動きが動画で放送された。
  • ミライ☆モンスター』:2017年11月5日と12月24日に、高校生のボディビルダー・相澤隼人が日本大会で優勝し、世界大会出場の様子が放送された。
  • 「マッスルボディは傷つかない」(2002年、北海道テレビ放送)脚本:安田顕
    • ドラバラ鈴井の巣』第2回作品。劇中に脚本家と同姓同名の日本人ボディビルダーが出演し、演者もボディビル大会に出場した。
  • 「おはよう筋肉」オードリー春日の早朝トレーニング番組としてフジテレビで2019年3月29日に放送され、「おはよう筋肉2」も2019年11月29日に同MCで放送された。

記念切手[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 前向きの自然体と言う意味で力を入れているのでリラックスしていない。
  2. ^ 女子と男女ペアは2と5のラット・スプレッドは含まれない。
  3. ^ ナチュラルである事を標榜していても、ローカルなコンテストでは、予算の関係で検査ができない事もある。
  4. ^ 判定は腹筋の縦の谷間を見ることである。内臓が肥大しているために腹が膨らみ、腹筋が横に伸びる。そのため谷間が極端に肥大し線ではなく楕円の谷間になっているため見ればすぐステロイドを使ったとわかる。

出典[編集]

  1. ^ Emery, Michael. “Men's Bodybuilding: A Short History”. Bodybuildingreviews.net. 2014年2月25日閲覧。
  2. ^ Bodybuilding Meal Plan: What to Eat, What to Avoid” (英語). Healthline (2018年11月19日). 2020年12月22日閲覧。
  3. ^ Shaving Body Hair For Men!” (英語). Bodybuilding.com (2010年8月30日). 2021年1月12日閲覧。
  4. ^ How Long Does it Take to Be a Bodybuilder?” (英語). LIVESTRONG.COM. 2021年2月15日閲覧。
  5. ^ Should The IFBB Ban Steroids For Real?” (英語). Bodybuilding.com (2005年3月16日). 2021年1月12日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j REEGAN VON WILDENRADT (2017年10月11日). “Rich Piana's Mysterious Death Raises Questions About Insulin and Bodybuilding”. menshealth.com. 2021年2月17日閲覧。
  7. ^ a b c d e JACK CROSBIE (2017年11月21日). “35-Year-Old Bodybuilder's Sudden Death Raises Questions About Insulin Use”. menshealth.com. 2021年2月17日閲覧。
  8. ^ a b c d Patrick Knox (2017年10月8日). “MUSCLE MAN MYSTERY Bodybuilder Rich Piana may have died after taking hormone INSULIN, fitness expert claims”. thesun.co.uk. 2021年2月17日閲覧。
  9. ^ a b c GI Team (2017年10月16日). “Fitness Expert Claims Rich Piana Died Do To Complications From Insulin Use”. generationiron.com. 2021年2月17日閲覧。
  10. ^ a b Melinda Maryniuk (2019年10月9日). “The Dangers of Abusing Insulin for Bodybuilding”. healthfully.com. 2021年2月17日閲覧。
  11. ^ a b Insulin as a drug of abuse in body buildingP J Evans, R M Lynch. PMID 12893725 doi:10.1136/bjsm.37.4.356
  12. ^ “Locked horns and a flurry of feathers”. The Hindu. (2013年1月12日). http://www.thehindu.com/features/magazine/locked-horns-and-a-flurry-of-feathers/article4294435.ece 
  13. ^ The New Encyclopedia of Modern Bodybuilding. Fireside, NY: Simon & Schuster. (1999). ISBN 978-0684857213 
  14. ^ a b c d e f ボディビルのかけ声辞典, p. 25.
  15. ^ 2020年5月6日中日新聞朝刊2面
  16. ^ 玉利齊. “AFBFの船出!”. 日本ボディビル・フィットネス連盟. 2020年3月20日閲覧。
  17. ^ 2020年5月6日中日新聞朝刊2面
  18. ^ 2014年6月21日放送TBS炎の体育会TV
  19. ^ 2015年7月20日23時58分テレビ東京放送『カメラ置いとくんで、一言どうぞ 〜街中に、カメラ放置してみました〜』マッチョの知られざる掟
  20. ^ “Female bodybuilder: Steroids gave me a penis”. New York Post. (2013年10月23日). https://nypost.com/2013/10/23/female-bodybuilder-steroids-gave-me-a-penis/ 2020年3月20日閲覧。 
  21. ^ von Wildenradt, Reegan (2017年11月15日). “Exclusive: Rich Piana's Girlfriend Reveals Details About His Collapse and Death” (英語). Men's Health. https://www.menshealth.com/guy-wisdom/rich-piana-girlfriend-chanel-jansen-warning-signs-cardiac-arrest-death 2017年12月17日閲覧。 
  22. ^ Biochemistry (4th ed.). New York: Wiley. (2011) 
  23. ^ Tom Towers (2017年10月8日). “REVEALED: What really killed tragic bodybuilder Rich Piana”. 2021年2月17日閲覧。
  24. ^ Anti-Lipolysis Induced by Insulin in Diverse Pathophysiologic Conditions of Adipose Tissue Jia Zhao,1 YaYun Wu, XiangLu Rong, CuiWen Zheng, and Jiao Guo. Diabetes Metab Syndr Obes. 2020; 13: 1575-1585. Published online 2020 May 11, doi:10.2147/DMSO.S250699
  25. ^ Insulin and Insulin Receptors in Adipose Tissue Development Angelo Cignarelli, Valentina Annamaria Genchi, Sebastio Perrini, Annalisa Natalicchio, Luigi Laviola, and Francesco Giorgino. Int J Mol Sci. 2019 Feb; 20(3): 759. Published online 2019 Feb 11, doi:10.3390/ijms20030759
  26. ^ Insulin Regulates Adipocyte Lipolysis via an Akt-Independent Signaling Pathway Sarah M. Choi, David F. Tucker, Danielle N. Gross, Rachael M. Easton, Lisa M. DiPilato, Abigail S. Dean, Bob R. Monks, and Morris J. Birnbaum. Mol Cell Biol. 2010 Nov; 30(21): 5009-5020. Published online 2010 Aug 23, doi:10.1128/MCB.00797-10.
  27. ^ Insulin Inhibits Lipolysis in Adipocytes via the Evolutionarily Conserved mTORC1-Egr1-ATGL-Mediated Pathway Partha Chakrabarti, Ju Youn Kim, Maneet Singh, Yu-Kyong Shin, Jessica Kim, Joerg Kumbrink, Yuanyuan Wu, Mi-Jeong Lee, Kathrin H. Kirsch, Susan K. Fried, and Konstantin V. Kandror. Mol Cell Biol. 2013 Sep; 33(18): 3659-3666, doi:10.1128/MCB.01584-12.
  28. ^ a b c d The Carbohydrate-Insulin Model of Obesity: Beyond ‘Calories In, Calories Out’ David S Ludwig, MD, PhD and Cara B Ebbeling, PhD. JAMA Intern Med. Author manuscript; available in PMC 2019 Aug 1. Published in final edited form as: JAMA Intern Med. 2018 Aug 1; 178(8): 1098-1103, doi:10.1001/jamainternmed.2018.2933.
  29. ^ a b c Insulin translates unfavourable lifestyle into obesity Hubert Kolb, Michael Stumvoll, Werner Kramer, Kerstin Kempf,corresponding author and Stephan Martin. BMC Med. 2018; 16: 232. Published online 2018 Dec 13, doi:10.1186/s12916-018-1225-1.
  30. ^ Taubes, Gary (2010). Why We Get Fat. New York City: Alfred A. Knopf. ISBN 978-0-307-27270-6 

参考文献[編集]

関連項目[編集]