ポケットモンスターブラック・ホワイトの登場人物

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ポケットモンスター ブラック・ホワイトの登場人物では『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』における登場人物の解説をおこなう。

目次

主人公・町の住民

主人公
男の子か女の子かを選択可能。前作まではポケモン図鑑のポケモンと主人公との比較表で主人公の身長・体重が明らかになっていたが、今作では表示されないため不明。幼なじみのチェレン・ベルと共に初めてのポケモンを手にし、イッシュ地方の旅に出る。
今作では本編中に名前候補が用意されていないが、説明書や公式サイトでは「ブラック」あるいは「ホワイト」とある。また、選ばなかった方の性別の主人公はストーリー本編では登場しないものの、本編中のバトルサブウェイでパートナーとして登場し、その名前は男主人公が「トウヤ」、女主人公は「トウコ」となっている。
過去のシリーズの主人公より年齢は少し高め[1]
チェレン
主人公の幼馴染。眼鏡をかけた知的な男の子。チェレン (черен) とはブルガリア語の事。気難しいところはあるが真っ直ぐな性格。ポケモンに関する知識は豊富で序盤で主人公にアドバイスをくれる事もある。面倒な事が嫌いで、またよく「メンドー」と口にしており一種の口癖でもあるらしい。旅先で頻繁にポケモンバトルを仕掛けてくる。ポケモントレーナーとしてただ強くなる事を目指し、ポケモンリーグを制覇してチャンピオンを倒す事で「生きた証」を建てようと考えている。上昇志向型で「強さこそが全て」と考える反面、自分の弱さに葛藤し、苦悩する一面もある。チャンピオンのアデクやジムリーダーのヤーコンとの出会いによって考え方が変わってゆき、最終的には自分の強さと弱さを受け入れるようになる。寒いのが苦手。
クリア後の手持ちはレパルダスケンホロウギガイアスオノノクスヤナッキーバオッキーヒヤッキーのうち1匹、ジャローダエンブオーダイケンキのうち1匹を使用する。
ベル
主人公の幼馴染。金髪で緑のベレー帽を被った女の子。ベル (бел) はロシア語の事。少しマイペースだが頑張り屋な性格。時々勘の良い面を見せる。チェレンと同様に旅先で頻繁にポケモンバトルを仕掛けてくる。戦闘の際にはバッグからモンスターボールを出そうとするも、引っかかってなかなか出てこないという描写がある。見かけによらず芯はしっかりしており、一人旅に反対する父親を押し切って冒険に出るなど強い一面も見せる。ポケモンを愛しているが、ポケモンバトルで主人公やチェレンに一歩劣る自分にトレーナーとしての限界を感じる姿を見せる。本編中ではアララギ博士のサポーターとして彼女に同行するようになり、最終的には様々なポケモンと出会ってきた旅の経験から、トレーナーを続けながらアララギ博士のもとで研究の手伝いをするようになった。ライモンジムリーダーのカミツレに憧れている。本人は幼馴染たちとの力量差を気にしていたが、トレーナーとしては彼等程ではないとはいえ最終的にかなりの実力者となっており、前述のライモンジムを含むイッシュの全てのポケモンジムを制覇している。
クリア後の手持ちはムーランドムシャーナコジョンドシャンデラ、ヤナッキー・バオッキー・ヒヤッキーのうち1匹、ジャローダ・エンブオー・ダイケンキのうち1匹を使用する。

主人公のポケモンの選択によるチェレン・ベルの手持ちの対応は以下の通り。

主人公 チェレン ベル
ツタージャ
ポカブ
ミジュマル
アララギ博士
イッシュ地方のポケモン研究家。ポケモンの起源を研究している。ゲームに登場する博士としては初の女性[2]。研究者としてはまだ駆け出しで、元気で快活な性格をしている。「ハーイ!」が口癖。タイトなスカートをはいているが、活発な性格を表してか靴はヒールでなくスニーカーを履いている。主人公達の近所に住んでおり、主人公達とは歳の離れた姉といった仲である。その為ゲーム開始直後の説明的な台詞をチェレンに突っ込まれていた。主人公と幼なじみたちに3匹のポケモンと「友達と仲良く選ぶように」というメッセージを送りイッシュ図鑑の完成を依頼するが、それは3人の母親に頼まれて3人が冒険の旅に出かける名目を作るためだったとのこと。主人公の旅の途中でも何度か登場しアイテムをくれるなどして主人公をサポートする。彼女の父親もポケモン研究家である。
手持ちポケモンはチラーミィミネズミ(イベントで捕まえる)。前作までのオーキド博士と同様にイッシュ地方のポケモン図鑑の完成具合(みつけた数)を評価してくれる。図鑑の完成度によってわざマシンが貰える。
マコモ
サンヨウシティに住む研究家。アララギ博士とは大学時代からの親友。膝下まである長髪と花柄の髪留めが特徴の女性。トレーナーのレポートを集めるためのシステムを構築しており、旅先で主人公に協力を請う。PCでPDWに初めてアクセスした時にはシステムの解説をしてくれる。
容姿はNPCの女性の研究員を一部流用したものであるが、細部を細かく変更されているため実質的にはほぼ別物となっている。
ショウロ
マコモの妹。今作のポケモンボックスの管理人。姉の研究のお手伝いをしており、バトルボックスやともだちてちょうの説明をしてくれる。
アララギパパ
アララギ博士の父親。娘と同じくポケモンの研究家でその道では有名な存在。エンディング後には主人公たち3人の図鑑に全国図鑑のデータを追加し、完成具合(捕まえた数)を評価してくれる。父娘共々若い頃はバックパッカーだったと噂されている。

ジムリーダー

本作のジムリーダーは子供であるアイリスを除く全員が何らかの本職に就いている。今までのジムリーダーも他の職業を持つ者が居たが今作では更にそれが強調されている。またジムリーダー同士での結束力が強く、年に何回かジムリーダー同士で集まり会議を開くこともあるという。これまでのシリーズと比べるとストーリーに絡むジムリーダーが多い。なお同時発売で対となるバージョンや最初のポケモンの選択でジムリーダーが変わるのは本作が初である。

サンヨウシティの三つ子
サンヨウシティのジムリーダーは三つ子の兄弟が務めており、最初に選んだポケモンにより対戦相手が変わる。またジムがレストランでもあるため、全員ウエイターの姿をしている。いずれもまだ駆け出しのジムリーダーであり、ジムリーダーが3人いるのは相手のポケモンの弱点に合わせるためである。彼らに勝利するとトライバッジと「ふるいたてる」のわざマシンをもらえる。なお、この3名は本作においてはストーリー上の出番がほとんどない。ストーリー終盤には七賢人vsジムリーダーの戦いが勃発するが、ベルやコーンによると連絡が間に合わずこのサンヨウシティジムの3名だけは参戦できなかった。
ポッド
サンヨウシティのジムリーダーの一人。自称では兄弟の仲で一番強いとのこと。赤い髪で元気でやんちゃだが少々せっかちな少年。担当は主に紅茶を沸騰させるのに最も適した火力の見極め。
手持ちポケモンはヨーテリーバオップ。最初の三匹でツタージャを選ぶと対戦相手になる。
コーン
サンヨウシティのジムリーダーの一人。知的な自信家だが少しナルシストな少年。青色の髪で右目を隠している。担当は紅茶を淹れるのに最も適した上質の水のテイスティング。
手持ちポケモンはヨーテリー・ヒヤップ。最初の三匹でポカブを選ぶと対戦相手になる。
デント
サンヨウシティのジムリーダーの一人。緑の髪で礼儀正しく穏やかな少年。上記の二人とは微妙にズレている。担当は最も良い状態の茶葉のテイスティング。
手持ちポケモンは、ヨーテリー・ヤナップ。最初の三匹でミジュマルを選ぶと対戦相手になる。
アロエ
シッポウシティのジムリーダーでノーマルタイプの使い手。本職は図書館も兼ねた博物館の館長。既婚者で夫・キダチが副館長。色黒で大柄な女性で、性格は快活で肝っ玉。休館中は化石の研究も行っており大の化石好き。化石好きになったのは父の影響らしい。自分よりも年下ながらも著名な考古学者であるシロナを尊敬しており、カトレアの別荘では古代のポケモンに付いて良く語り合っているとの事である。鉱山から化石を提供してくれるヤーコンも「ダンナ」と呼んで仲が良い。
ちなみに彼女の公式イラストは公開直後はエプロンを着ていたが、ゲーム雑誌などで載せられているイラストはエプロンを脱いだイラストに変更されている。後の開発スタッフの話によるとこれは「エプロンがあるとトレーナーではなくただの母親に見えるので、調整したため」とのことである[3]
手持ちポケモンはハーデリアミルホッグ
勝利するとベーシックバッジと「かたきうち」のわざマシンをもらえる。
アーティ
ヒウンシティのジムリーダーでむしタイプの使い手。本職は芸術家。パーマがかった髪をした細面の青年で、ベルトが蝶の形になっている。マイペースで飄々とした言動を取るが本質は真意を付いた発言ができる常識人であり、ゲーチスには「つかみどころがないようで意外とキレ者」と言わしめている。アロエの事を「ねえさん」と呼び彼女には頭が上がらないが、実際に姉弟であるのかは明確にされていない。イメージに困るとシッポウシティを訪れるという。
手持ちポケモンはホイーガイシズマイハハコモリ
勝利するとビートルバッジと「むしのていこう」のわざマシンをもらえる。
カミツレ
ライモンシティのジムリーダーででんきタイプの使い手。本職はテレビにも出演している著名なモデルで、スレンダーな体型の金髪の美女。ヘッドホンをかけ、黄色を基調とした独特のファッションをしている。クールで冷静な性格だが意外に冗談好きでシャイな一面もあり、下記のベルの件のように世話好きな性格でもある。ただしダジャレのセンスは微妙。かなり年上のはずのアデクやヤーコンを堂々と「変なオッサン」と言っているがベルの父には敬語で話しており、これは彼女なりに親しみを込めてのものらしい。
心配性で過保護なためにライモンシティまで追ってきたベルの父親に対しポケモンとのあり方で説得を行った。フウロと仲が良く、彼女からは「カミツレちゃん」と親し気に呼ばれている。
手持ちポケモンはエモンガ♂♀2匹・ゼブライカ
勝利するとボルトバッジと「ボルトチェンジ」のわざマシンをもらえる。
ヤーコン
ホドモエシティのジムリーダーでじめんタイプの使い手。西部劇の保安官のような格好をした背が低めでがたいのよい中年男性。本職は「鉱山王」の異名を取る鉱物資源開発の社長で、ゲーチスと互角の交渉で渡り合える一流の商売人。言葉遣いがかなり荒く率直にものを言う性格で粗野な印象を与えるが、正義感は強く熱い心の持ち主で七賢人の戦いにおいても先陣を切って登場した。ジムにいるトレーナー兼の社員によると事業の成功に至るまではかなりの苦難があったらしい。ネジ山の所有者でもある。
開発スタッフによると、アメリカン・ドリーム(イッシュ地方はニューヨークに相当)を求めて渡ってきた日系人というイメージで作られたキャラクターとのことである[3]
手持ちポケモンはワルビルガマガルドリュウズ
勝利するとクエイクバッジと「じならし」のわざマシンをもらえる。
フウロ
フキヨセシティのジムリーダーでひこうタイプの使い手。本職は貨物を専属に取り扱う飛行機のパイロットで明朗快活な少女。傷ついたポケモンを放っておけない優しい心の持ち主で、フキヨセシティの住民からも慕われている。イッシュ地方髄一と言われる伝説の飛行機乗りの孫娘であり、自身もパイロットをしている為か視力が非常に良い。髪型はワインレッドの長い髪をプロペラに見立てた花型の留め具で一点止めにしており、腰回りと脚部の露出が多い水色を基調としたパイロットスーツを着ている。日焼けしているのか肌の色はうっすらと小麦色になっている。
カミツレとは親友同士であり、苦手なでんきタイプ対策の為によく特訓してもらっているらしい。アララギパパは本来貨物専門である彼女の飛行機でカントー地方シンオウ地方に送ってもらっているとのことで、彼女と一緒に初登場する。
当初の構想では姉御肌のキャラクターとして設定されていたが、アロエと被るという理由でスタンダードな女性キャラクターとして設定し直された。[4]
手持ちポケモンはココロモリケンホロウスワンナ
勝利するとジェットバッジと「アクロバット」のわざマシンをもらえる。
ハチク
セッカシティのジムリーダーでこおりタイプの使い手。アイマスクをかけ、和服がはだけたような独自の身なりをしている男性。元は時代劇中心に活躍した俳優だったが、かつて俳優業を引退せざるを得ない程の怪我を負い落ち込んでいたところをアデクに激励されたことがあり、それ以来アデクとは親交が深い。寡黙な性格で口数が少なめだが実は寒いのが苦手らしく、ジムでくしゃみをしている光景を目撃されている。
手持ちポケモンはバニリッチフリージオツンベアー
勝利するとアイシクルバッジと「こおりのいぶき」のわざマシンをもらえる。
シャガ
『ブラック』で対戦するソウリュウシティのジムリーダーでドラゴンタイプの使い手。特徴的な髭を蓄えた老人で、本職はソウリュウシティの市長で、『ホワイト』にもソウリュウシティのイベントで登場するほか、終盤のプラズマ団との最終決戦でも他のジムリーダーたちとともに駆けつける。伝説のドラゴンに詳しい人物とされる。『ブラック』におけるソウリュウシティ住民の話によればポケモンとスパーリングをして体を鍛えているらしく、そのためか体格が良い。
手持ちポケモンはオノンドクリムガンオノノクス。全て♂である。
勝利するとレジェンドバッジと「ドラゴンテール」のわざマシンをもらえる。
アイリス
『ホワイト』で対戦するソウリュウシティのジムリーダーでドラゴンタイプの使い手。褐色の肌と特徴的な大きな髪型を持つ少女。シャガと同居しているが彼との明確な関係は明かされておらず、サザナミタウンの別荘では生まれ育った村のことを回想しておりソウリュウシティ出身ではないことが示唆されている。言動は年相応に幼い(漢字モードにしても全文ひらがな)が八つ目のジムリーダーに相応しい腕を持つ。『ブラック』でも後述のヒウンシティなどでのイベントで登場するほか、終盤のプラズマ団との最終決戦でも他のジムリーダーたちとともに駆けつける。ヒウンシティでプラズマ団からベルのムンナ(ムーちゃん)を取り返すべく主人公やアーティと協力、事件解決後にベルとトレーニングに付き合った。ヒウンシティのイベントによると方向音痴らしい。シロナに懐いているらしくカトレアの別荘では彼女の周りをぐるぐる回っていたり、シロナのガブリアスを「とってもキュート」と評している。
手持ちポケモンはシャガと同じであるが、全て♀である。
勝利するとレジェンドバッジと「ドラゴンテール」のわざマシンをもらえる。

四天王・チャンピオン

本作では四天王もジムリーダーと同じく全員が何らかの本職に就いている。これまでとは違い誰からでも挑戦可能。四天王の使用ポケモンはエンディング前では4体、エンディング後の強化状態はエンディング前と同じ4体に加えてイッシュ地方以外のポケモンを2体加えた6体となってレベルが大幅に上がる。チャンピオンは今までと異なり初回クリア時ではなくエンディング後で対戦可能。

シキミ
四天王の一人でゴーストタイプの使い手。本業は小説家。紫と黒を合わせた独特のファッションで、眼鏡をかけた知的な少女。左利き。自分のもとに挑戦しに来たトレーナーとポケモンの心の触れ合いを題材に小説を書いており、対戦の進行時にも小説を引き合いに出したセリフを喋る。フィールドは書庫である。
使用ポケモンはデスカーンブルンゲルゴルーグシャンデラ。強化状態の場合は新たにユキメノコフワライドが加わる。
ギーマ
四天王の一人であくタイプの使い手。本業はギャンブラー。燕尾服に似た洒落たファッションに身を包んだ優男で、キザな印象の持ち主。勝負師としてポケモンバトルをシビアに考えており、『いい勝負師とは勝利に浸るでもなく、敗北に取り乱すでもなく、ただひたすらに次の勝利を求めるもの』という独自の勝敗論を持つ。ちなみに革靴を裸足で履いている。
使用ポケモンはズルズキンワルビアルキリキザンレパルダス。強化状態の場合は新たにサメハダードラピオンが加わる。
男性だが手持ちポケモンの性別は初戦と再戦共に先発のポケモン以外は♀になっている。
カトレア
四天王の一人でエスパータイプの使い手。実力者を輩出してきた家系のお嬢様。白を基調とした服装の金髪の少女。登場時はベッドで寝ておりどこか脱力的な雰囲気を漂わせている。自分の超能力を抑え切れなかった時期のことを度々振り返っている。
使用ポケモンはランクルスゴチルゼルムシャーナシンボラー。強化状態の場合は、新たにメタグロスドータクンが加わる。切り札はメタグロスになる(4人の中で唯一他地方のポケモンが切り札) 。
プラチナ』・『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場したカトレアと同一人物であり、ジョウト地方とシンオウ地方にあるバトルキャッスルのフロンティアブレーンをやっていた。容姿や口調はその頃より大人びている。
レンブ
四天王の一人でかくとうタイプの使い手。本業は格闘家で、アデクの弟子。金髪で色黒、格闘家らしいラフな服装をしている青年で、威風堂々とした性格の持ち主。力を重視する考え方の持ち主でチャンピオンのアデクも強さが全てというチェレンに対して「(昔の)レンブに似ている」と言っている。
使用ポケモンはナゲキダゲキローブシンコジョンド。強化状態の場合、新たにキノガッサドクロッグが加わる。また切り札がコジョンドからローブシンに変更されている。
アデク
イッシュ地方のチャンピオンで、紅く燃えるような髪型をした壮年の男性。山伏にも似た服装をしており、首元に数珠のようにモンスターボールを掛けている。これまでとは違い初登場時にチャンピオンと明かされる[5]。彼がポケモントレーナーとして最初に手に入れたポケモンを病で失い、それ以来ポケモンリーグを去り放浪の旅を送っていた。
初登場はライモンジムクリア直後の5番道路。チャンピオンになる強さにこだわるチェレンを諭すために主人公と組ませて幼児とのマルチバトルをさせる。その後もチェレンに強さについて諭したり、プラズマ団関係などのイベントで何度か登場する。
リュウラセンの塔でプラズマ団が伝説のドラゴンポケモン復活させたことを受けて、チャンピオン打倒によって理想を実現しようとするNを止めるためにポケモンリーグに復帰するも力及ばず敗北してしまう。
大切なパートナーを失った事で「命」は勿論のこと「強さ」とは永遠ではない事を知り、それ以外の大切な事を広める為に放浪の旅を送っていたらしい。強さに固執するチェレンの価値観にも影響を与えている。
タイプのこだわりはないが使用ポケモンはむしタイプが中心となっている。使用ポケモンはアギルダーバッフロンシュバルゴクリムガンバイバニラウルガモス。前述の通り彼とはエンディング後に対戦が可能になる。

プラズマ団

イッシュ地方に暗躍する謎の組織。シンボルマークは「P」(Plasma / プラズマ)で、白黒の配色に青い閃光をあしらっている。

「ポケモンたちを悪い人間から救済する」という思想を建前にトレーナーからポケモン略奪をおこなっている。組織のトップにN(エヌ)が君臨し、組織のブレインに「七賢人」が存在する。団員は男性と女性で構成され、Nのカリスマ性と組織の掲げる「ポケモン救済論」に陶酔している為、周りの多種多様な価値観を認めようとしない。また、組織の目的の為ならポケモンに暴力を振う事も厭わず、団員の中にはポケモンを道具と見なす者もいる。さらに、P2ラボに残された破れたメモなどから、ポケモンに対する改造実験などをしていたことが示唆されている。しかしゲーチスたちが「頭脳」を利用して人心を掌握し、団員が「暴力」を用いてポケモンを略奪するといった役割分担が為されてる模様。敗北時には「プラーズマー!」と捨てゼリフを吐くのも彼らの特徴である。(無理やり口にしているらしく、電気石の洞穴に普通に「くやしぃーー!!」と言った後に、「プラーズマー!」といいなおしているしたっぱがいる。)団員曰く、ギンガ団とロケット団の存在については無駄に目立っていて邪魔だったらしい。

「人間とポケモンが共存する事はありえず、ポケモンと人間を白黒はっきり分ける事によってトレーナー同士の競争も自然消滅し、結果的にポケモンの幸せに結びつく。」「人間の力を超え未知の可能性を持つポケモンから様々なことを学び、その為にも開放するべきである」といった思想を流布していく事でトレーナーに対する影響力を強めていくが、その実態はゲーチスが人間の力を超えたポケモンを独占し、他の全てのトレーナーからポケモンを解放・略奪する事で世界を独裁的に支配する為であり、プラズマ団の存在はそれを実行する為の手段でしかなかった。ゲーム中では「ポケモンを持つ事が許されるのはプラズマ団だけ」といった趣を団員が発言しており、彼らがポケモンを独占するつもりであった事が伺えるが、ゲーチス本人は自分だけが独占できれば良いと考えていたようである。エンディング後はNの敗北とゲーチスの行方不明に伴い組織が瓦解。七賢人も散り散りになり、後に彼らは国際警察のハンサムによって身柄を確保される。

N(エヌ)
主人公のライバル[6]で行く先々に登場する謎の青年。未来予知とポケモンの言葉を理解し心を通わせる能力を持っている。
ポケモンを「トモダチ」と呼びとても大切にしているが、その反面人間とポケモンが共存する事はありえないと考えており、ポケモンと人間が共存する今の世界を「灰色」だと憂い、それらを「白黒」はっきり別ける事がポケモンの幸せに結びつくと考えている。その理想の実現の為にチャンピオンを打倒し、トレーナーの頂点に君臨する事で全世界のトレーナーからポケモンを解放させようとする。自らの思想や他の事象を独自の「数式」に喩える様子が多々見られる。主人公には一目置いており、自らの思想の正しさを証明する為に対戦を挑む他、自身の思想を説きそれに対しての是非を求めもする。基本的にポケモンを傷つけるポケモンバトルは好まず、そのため重点的に鍛えているポケモンもいないのか道中でのバトルの際の手持ちは遭遇した場所の近辺に野生として生息するポケモンが多い。
その正体はプラズマ団の頂点に君臨する王(ボス)。後に「リュウラセンの塔」で英雄を待つとされる伝説のポケモン(ゼクロム / レシラム)と出会い英雄として認められる。そして、主人公に対となるもう一つの伝説ポケモンを探し出すよう促した後は、ポケモンリーグへ向かい頂点に立ち思想を広める為四天王とチャンピオンを打倒する。彼は自らが英雄と認められ、主人公もまたレシラム / ゼクロムと邂逅し英雄と認められるか否か、そしてそうであった場合は死闘を演じる事によってどちらが本当に「正しい」のかを確かめようと考えていたようである。
ポケモンは人間の手から救い出さなければならないという思想を持っていた彼であるが、それはゲーチスが彼の純粋な心(イノセント)に付け込み、自己の野望の為に幼いころから人間に傷つけられたポケモンと接する機会しか与えず、外界から隔離して育てた為に植えつけられたものであった。チャンピオンを打倒し「Nの城」で主人公と「ポケモンの自由」をかけた最終決戦を繰り広げるも敗北。ゲーチスにことの真実を知らされ、操り人形であった事に落胆する。しかし、自分の理想の為に戦いその信念の為に働き決断してきた彼自身は誰の操り人形でもなかったとアデクに指摘され、自らを省み成長する。最後は主人公に自分の気持ちと別れを告げゼクロム / レシラムと共にいずこかへと旅立っていった。
P2ラボのメモから、ポケモンに対する実験に反対していたらしい。
ゲーチスから「同じハルモニアの名を持つ人間」「不甲斐ない息子」と発言されており、彼とは親子関係であったことが示唆されている。ただし七賢人の一人によれば両者ともに分からない点が多く、本当に親子であったかは不明。
制作者の増田順一のインタビューによると本名があり上記のようにゲーム中にもヒントがあるとのことである。
かなり早口であるという設定から、彼のメッセージは言葉送りのスピードを「速い」に設定した時よりもさらに早く表示される。また、他のキャラクターアイコンとは違い首を横に早く振る動作などが見られる。
カラクサタウンでのバトルで最初の使用ポケモンはチョロネコ
シッポウシティでのバトルで2回目の使用ポケモンはマメパトオタマロドッコラー
ライモンシティのバトルで3回目の使用ポケモンはメグロコダルマッカシンボラーズルッグ
でんきいしのほらあなでのバトルで4回目の使用ポケモンはガントルバチュルギアルテッシード
最後の対決(Nの城)での使用ポケモンはアバゴーラバイバニラアーケオスゾロアークギギギアル、ゼクロム / レシラム。他のシリーズのポケモンキャラの中で、合計18匹のポケモンを使用している。
ゲーチス
プラズマ団の幹部で独自の衣装に身を纏った壮年の男性。底の見えない落ち着いた喋り方をする。立場上はNの部下に当たり、組織内では「七賢人」に属しているが事実上組織を牛耳っている人物。略奪や暴力ではなく街頭演説によって街の住民やトレーナーにポケモンを解放するように訴え、その意義を説く。自身の演説によって時代そのものや人々の価値観を動かすことを目的とし、それによってプラズマ団の活動を進めていく。
だがそれは建前に過ぎず、物語のラストで胸中ではプラズマ団や自身の演説による世論・規範の形成活動を通じて世界中のトレーナーにポケモンを自主解放させ、それを略奪する事で彼らを無力化し自分だけがポケモンを利用する事によって世界を独裁支配しようという計画を目論んでいたと明かす。だがその計画には主人公と関わったことにより自分の意向から外れた行動をとっていくNと相互に影響を受け合い、あまつさえもう一方の伝説ポケモンに認められ英雄となった主人公の存在によって狂いが生じる事となったが、立場上はNの部下であるため表立って計画のずれを修正する事が出来なかった。Nとは親子関係であったことが示唆され、彼を自分の野望の為に育て「新しき王」として祭り上げて操り人形にしていた事が明かされている。しかし、七賢人の一人によれば不明な点が多いため彼らが本当に血縁の親子であったのか、また先述の野望も含め彼が本当はどう考えていたかは分からないとされ、現に自身の野望を打ち砕いた元凶である主人公に貴重な道具を渡すなど、Nの意思とはまた別に主人公をサポートしたりその意志を試すような不可思議な行動もあった。かつては人間の操り方を研究していた。
ストーリー上におけるラストボスであり、Nが主人公と最終決戦を繰り広げて敗北した後は野望の実現の為に主人公に勝負をしかけてくる。敗北後はその場で拘束されるが後に行方不明となる。Nのことを「心のない化け物」と呼ぶが、チェレンやアデクには「(Nではなく)ゲーチスこそが心のない男」と評された。
使用ポケモンはデスカーンバッフロンシビルドンガマゲロゲキリキザンサザンドラ
ダークトリニティ
ゲーチスに仕える三人組で、ゲーチスに救われた事から彼に忠誠を誓っている。忍者のような姿をしている。闇に隠れるがごとく姿を消し、突如現れては主人公をNやゲーチスの元に連行していくが、あくまでゲーチスの命令を遂行しているだけであり主人公に対する直接的な敵意はうかがえない。ゲーチスが主人公に敗北し姿を消した後も彼に対する忠誠心は変わっていない。ゲーチスから渡されたアイテムを主人公に授け姿をくらます。やや猫背。
七賢人(しちけんじん) / アスラ・ヴィオ・リョクシ・スムラ・ロット・ジャロ
ゲーチスを含めたプラズマ団の七人の幹部。立場こそ同じであるものの全員がゲーチスを別格と目している。「頭の良い人間」を欲するプラズマ団によって世界中から集められ組織された。最終決戦では主人公を袋叩きにしようとするも、サンヨウジムの3名を除くジムリーダー8人と戦う。戦いの結末は描かれていないもののジムリーダー達からはうまく逃げおおせている。プラズマ団が瓦解した後は離散。その後特定の場所で彼らを発見すると、各々がNとゲーチスの関係について言及した後満足した証としてゲーチスから預かったわざマシンを渡し、駆け付けたハンサムによって身柄を確保される。
平和の女神・愛の女神
Nの城の一室にいる謎の2人の女性。愛の女神に話しかけると手持ちのポケモンを回復させてくれる。2人からは、Nやゲーチスに関する知られざる過去を聞く事ができる。

ゲスト

シロナ
ダイヤモンド・パール・プラチナ』からのゲストキャラクターで[7]シンオウ地方のチャンピオン。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では一部のイベントのみの出演であったが、今作ではポケモントレーナーの一人として勝負することができる。登場時期は一部の場合を除き春・夏限定。サザナミタウンのカトレアの別荘で春限定で1日1回だけ対戦可能。なお、他の季節では最初に会った時だけ対戦可能である。
イッシュ地方へは海底遺跡の調査にやって来たとの事だが、バカンスも兼ねているようで夜中にこっそり海水浴を楽しんでいるらしく、付近を泳いでいる女性からは「とにかく凄い」と評されている。
使用ポケモンは前作までのミカルゲミロカロスルカリオガブリアスに加え、新たにイッシュ地方で手に入れたウォーグルシビルドンを加えている。
彼女に勝利するとそれ以降春・夏の間だけイッシュ地方のジムリーダーと四天王の女性メンバーがランダムで別荘に遊びに来るようになる(ただし対戦はできない)。
ハンサム
『プラチナ』からのゲストキャラクターで、国際警察の刑事としてプラズマ団を追いイッシュ地方にやってきた。エンディング後に主人公の家に現れ、何故か要件とは関係なく自信満々に「すごいつりざお」を渡し主人公とその母を唖然とさせた。プラズマ団が瓦解した後に姿をくらました「七賢人」の捜査依頼をし、後に主人公との連携で彼らを捕えてゆく。ゲーチスを除く6人全員を確保すると、Nらしき人物がドラゴンポケモンと一緒にいるという情報を元に何処かへと渡っていき、以後出会うことはない[8]
外国人のしたっぱ
『ハートゴールド・ソウルシルバー』からのゲストキャラクターで、カントー地方の秘密結社「ロケット団」で唯一の外国人構成員。彼の故郷がセッカシティであり、冬のみ行くことが出来る民家に妻子と暮らしている。

脚注

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  1. ^ ゲームフリークスタッフボイス (2010年10月8日). 「ポケットモンスターブラック・ホワイト」のつくりかた 2 (日本語). 2010年10月23日閲覧。
  2. ^ テレビアニメ版を含めればウチキド博士が初である。
  3. ^ a bニンテンドードリーム』NO.201(2010年12月号)掲載のインタビューより。
  4. ^ 「「ポケットモンスターブラック・ホワイト」のつくりかた 7- 2011年2月5日閲覧。
  5. ^ 歴代シリーズでは、「赤・緑(ファイアレッド・リーフグリーン)」で四天王だったワタルを除き、旅先でチャンピオンである人物と何度か顔を合わせることはあっても、その人物がチャンピオンであることはポケモンリーグでの戦闘直前まで明かされないようになっている。
  6. ^ 「ポケモンぴあ」より
  7. ^ ハードがDSに移行してからのポケモンに於いて、三作連続の出演となった。
  8. ^ 『プラチナ』では似たような演出で別れを告げたにも関わらずゲームコーナーに入り浸っていて再会することもできたが、今作では完全に姿を消してしまう。

関連項目

今日は何の日(8月25日

もっと見る

「ポケットモンスターブラック・ホワイトの登場人物」のQ&A