マイリス・ブリエディス

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マイリス・ブリエディス
Mairis Briedis 2018.jpg
公開練習でのブリエディス
基本情報
本名 マイリス・ブリエディス
通称 Baltic Knockout(バルチックKO)
The Latvian Punisher(ラトビアの懲罰人)
階級 クルーザー級
身長 186cm
リーチ 203cm
国籍  ラトビア
誕生日 (1985-01-13) 1985年1月13日(34歳)
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
Flag of the Latvian Soviet Socialist Republic.svg ラトビア・ソビエト社会主義共和国リガ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 27
勝ち 26
KO勝ち 19
敗け 1
テンプレートを表示

マイリス・ブリエディスMairis Briedis1985年1月13日 - )は、ラトビアプロボクサー、元キックボクサー。リガ出身。元WBC世界クルーザー級王者。元WBO世界クルーザー級王者。ラトビア初のプロボクシング世界王者。

来歴[編集]

元々はキックボクサーで70戦以上のキックボクシングの戦績がある。主な戦績は2007年世界アマチュアキックボクシング選手権で3位、2008年ヨーロッパアマチュアキックボクシング選手権優勝。2002年から2010年まではラトビアのキックボクシング王者だった[1]

アマチュア時代[編集]

2008年4月、オリンピックのヨーロッパ予選にヘビー級(91kg)で出場し準々決勝で敗退[2]

プロ時代[編集]

2009年10月11日、リガのハンサ・スコラでラウリス・エアシァウスカスとヘビー級4回戦でボクシングデビュー(試合は4回判定勝ち)。

2013年11月22日、リエパーヤのオリンピック・ホールでルボス・スーダとIBA世界クルーザー級王座決定戦を行い、スーダが5回終了時に棄権しTKO勝ちを宣告され王座を獲得した。

2014年7月26日、リガのキプサラ・エキシビション・センターでジョーイ・ヴェガスとWBCバルティッククルーザー級王座決定戦を行い、9回1分9秒TKO勝ちを収め王座を獲得した。

2014年11月14日、イリエパーヤのオリンピック・ホールでスマイル・アブドウルと対戦し、12回3-0(120-108、120-109、120-110)の判定勝ちを収めIBA世界クルーザー級王座の初防衛に成功した。

2016年2月21日、リガのアリーナ・リガでダニー・ベンターとIBFインターコンチネンタルクルーザー級王座決定戦を行い、2回2分24秒TKO勝ちを収め王座を獲得した。

2016年5月14日、リガのアリーナ・リガでWBC世界クルーザー級シルバー王者のオランレワジャ・デュオドラと対戦し、9回2分58秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[3]

2017年3月28日、トニー・ベリューの名誉王座認定に伴いIBO世界クルーザー級王者でWBC世界クルーザー級2位のマルコ・フックとWBC世界クルーザー級1位のブリエディスの間でWBC世界クルーザー級王座決定戦を行うよう指令を受けた[4][5]

2017年4月1日、ドルトムントヴェストファーレンハーレンでIBO世界クルーザー級王者でWBC世界クルーザー級2位のマルコ・フックとWBC世界クルーザー級王座決定戦を行い、12回3-0(116-111、117-110、118-109)の判定勝ちを収めWBC王座の獲得、IBO王座の獲得に成功した[6][7][8]

2017年4月10日、WBCは2017年4月度の月間優秀選手賞に選出した[9][10]

2017年9月30日、リガのアリーナ・リガで行われたWorld Boxing Super Seriesクルーザー級準々決勝でWBC世界クルーザー級12位のマイク・ペレスと対戦し、12回3-0(116-110、115-111、114-112)の判定勝ちを収め初防衛に成功、WBSSの準決勝に進出した。準決勝ではWBO王者のオレクサンドル・ウシクとの統一戦となった[11][12]

2018年1月27日、リガのアリーナ・リガで行われたWBSSクルーザー級準決勝でWBO世界クルーザー級王者のオレクサンドル・ウシクと王座統一戦を行い、プロ初黒星となる12回0-2(113-115×2、114-114)の判定負けを喫しWBC王座は2度目の防衛に失敗し王座から陥落、WBO王座の獲得も失敗しWBSSの決勝進出を逃した[13][14]

2018年7月21日、ロシアモスクワオリンピック・スタジアムで行われたWBSSクルーザー級決勝戦オレクサンドル・ウシクvsムラト・ガシエフの前座でブランドン・デロリエと対戦し、10回3-0の判定勝ちを収め再起に成功した。

2018年8月29日、ブリエティスがWBSSクルーザー級第2シーズンの出場を発表し、第1シードとなった[15]

2018年11月10日、シカゴのUICパビリオンにて、WBSSクルーザー級第2シーズン準々決勝でノエル・ゲボールとWBC世界クルーザー級指名挑戦者決定戦を行う予定であったが、試合2日前にWBC世界クルーザー級ダイヤモンド王座決定戦に変更して行われ、12回3-0(114-112、115-111、116-110)の判定勝ちを収めWBSS準決勝に進出しダイヤモンド王座を獲得した[16]

2019年6月15日、アリーナ・リガにて、WBSSクルーザー級第2シーズン準決勝として、ウシクの返上したWBC世界クルーザー級王座決定戦とクシシュトフ・グウォヴァツキの保持するWBO世界クルーザー級王座の2つの王座を懸けて対戦する予定だったが[17]、試合直前に詳細は不明ながらWBCがWBSS運営の怠慢を批判してWBC王座がこの試合に懸けられる承認を取り消したため、WBO王座のみが懸けられて試合が行われ、ブリエディスが3回TKO勝ちを収めWBSS決勝に進出しWBO王座を獲得した[18][19]。しかし試合は、減点はされたもののグウォヴァツキがダウンするほどのブリエディスの反則の肘打ちがあり、グウォヴァツキからダウンを奪ったのが反則のラビットパンチだったこと、それに加えて、レフェリーが2ラウンド終了のゴングを聞き逃して約10秒も時間をオーバーして試合を継続させ、しかもその間にブリエディスのクリーンヒットでブリエディスがダウンする、レフェリーの取り返しのつかないミスなどがあったため、試合後グウォヴァツキはWBOにノーコンテストへの試合結果変更を求め提訴した。

2019年10月26日、WBOは審理の結果、ブリエディスは意図的に反則の肘打ちを行い、レフェリーの判断の誤りも何度かあったと確認し、グウォヴァツキの要求したノーコンテストへの試合結果変更はWBOにその権限がないので変更できないが、グウォヴァツキとブリエディスに120日以内に即時の再戦を命じて、もしブリエディスが即時の再戦を行わない場合はWBO王座を剥奪するとした[20]

2019年11月25日、ブリエディスがWBSS決勝戦のユニエル・ドルティコスとの試合を優先させた為WBO世界クルーザー級王座を剥奪した[21]

獲得タイトル[編集]

  • IBA世界クルーザー級王座
  • WBCバルティッククルーザー級王座
  • IBFインターコンチネンタルクルーザー級王座
  • WBC世界クルーザー級シルバー王座
  • WBC世界クルーザー級王座(防衛1)
  • IBO世界クルーザー級王座
  • WBC世界クルーザー級ダイヤモンド王座
  • WBO世界クルーザー級王座(防衛0=剥奪)

脚注[編集]

  1. ^ Mairis Briedis”. Boxrec. 2017年7月2日閲覧。
  2. ^ European Olympic Qualifications - Athens, Greece - April 7-12 2008”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年7月2日閲覧。
  3. ^ Briedis stops Duradola in WBC eliminator Fightnews.com 2016年5月14日
  4. ^ Bellew made emeritus champion, Huck-Briedis for full WBC cruiserweight title Fightnews.com 2017年3月28日
  5. ^ TONY BELLEW OFFICIALLY APPOINTED EMERITUS CHAMPION WBC公式サイト 2017年3月28日
  6. ^ Briedis dominates Huck to win vacant WBC cruiserweight world title Fightnews.com 2017年4月1日
  7. ^ BRIEDIS DEFEATS HUCK TO WIN WBC CRUISERWEIGHT BELT WBC公式サイト 2017年4月2日
  8. ^ ブリーディスが新王者、WBCクルーザー級 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月2日
  9. ^ RATINGS WBC公式サイト 2017年4月10日
  10. ^ パッキャオvsホーン正式発表、WBA&WBCランク Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月11日
  11. ^ Briedis retains WBC title, advances in WBSS Fightnews.com 2017年9月30日
  12. ^ ブリーディスがWBCクルーザー級V1、次戦はウシク Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月1日
  13. ^ Usyk edges Briedis to unify WBC/WBO belts Fightnews.com 2018年1月27日
  14. ^ ウシクがWBO&WBC王座統一 WBSS決勝進出 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月29日
  15. ^ WBSSクルーザー級2 ウシクはヘビー級進出か Boxing News(ボクシングニュース) 2018年8月30日
  16. ^ Mairis Briedis Struggles, Beats Noel Mikaelian in Tough Fight”. BoxingScene.com (2018年11月10日). 2019年6月10日閲覧。
  17. ^ Briedis-Glowacki Heads To Riga, Possibly With WBO Title At Stake”. BoxingScene.com (2019年2月6日). 2019年6月10日閲覧。
  18. ^ WBC Withdraw Sanction of Glowacki-Briedis, Blame The WBSS”. Boxing Scene.com (2019年6月15日). 2019年7月16日閲覧。
  19. ^ Briedis Knocks Glowacki Out in Wild Fight, For WBO Title”. Boxing Scene.com (2019年6月15日). 2019年7月16日閲覧。
  20. ^ WBO orders rematch between Mairis Briedis, Krzysztof Glowacki”. ESPN (2019年10月27日). 2019年11月16日閲覧。
  21. ^ Briedis Stripped Of WBO Title; Glowacki To Fight For Vacant Belt”. Boxing Scene.com (2019年11月25日). 2019年11月26日閲覧。

関連項目[編集]

空位
前タイトル保持者
トニー・ベリュー
WBC世界クルーザー級王者

2017年4月1日 - 2018年1月27日

次王者
オレクサンドル・ウシク
前王者
クシシュトフ・グウォヴァツキ
WBO世界クルーザー級王者

2019年6月15日 - 2019年11月25日(剥奪)

次王者
N/A