マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マクロスシリーズ > マクロス7 > マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!
マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!
監督 アミノテツロー
脚本 河森正治
製作 津田義夫、高梨実、春田克典
出演者 林延年
桜井智
子安武人
菅原正志
根谷美智子
こおろぎさとみ
主題歌 『HEART & SOUL』
EMILIA with BASARA NEKKI
制作会社 ハルフィルムメーカー
スタジオジュニオ
配給 松竹
公開 日本の旗 1995年10月7日
上映時間 33分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
次作 劇場版 マクロスF 虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜
テンプレートを表示

マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』(マクロスセブン ぎんががオレをよんでいる)は、テレビアニメマクロス7』の番外編として1995年10月7日松竹洋画系劇場で公開されたアニメ映画。上映時間は33分[1]、同時上映は『マクロスプラス MOVIE EDITION』。

概要[編集]

『マクロス7』テレビシリーズの完結(1995年9月24日)から2週間後、OVA『マクロスプラス』の劇場版と2本立てで「マクロスフェスティバル'95」と題して劇場公開された。それに合わせて映画鑑賞券付きの8cmCD「チケマガCD」が発売された。

本作品はほかの「マクロスシリーズ」作品の劇場版、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のような原作の再構成や『マクロスプラス MOVIE EDITION』のような再編集ではなく、テレビ版の番外編という位置づけにある。テレビシリーズの第38話「禁断惑星のシビル[2]」以降に位置するエピソードを描いており[3]、監督のアミノテツローは「マンガ雑誌についてるふろくみたいな感じ」の作品で、「非常に気楽なもの」であると述べている[4]。『マクロス7』の原作・スーパーバイザーで、本作においては脚本も担当した河森正治も、「楽しいお祭り」であり「肩の力を抜いて見られる、楽しい番外編にしようと」と述べている[5]

劇場版の主要キャラクター、エミリアの歌パート担当者は公開当時より未発表のままだったが、のちにボーカリストの奥土居美可が自身の公式サイトで担当したことを明かしている[6]。2014年に行われた『マクロス7』20周年記念ライブ「FIRE BOMBER 2014 BASARA EXPLOSION」には奥土居が「歌エミリア」として登場し、熱気バサラの歌担当である福山芳樹と作中の歌合戦を再現し、主題歌「HEART & SOUL」をデュエットした[7]

ストーリー[編集]

マクロス7艦内で花に歌エネルギーが効くのかを実験している最中、どこからか熱気バサラたち以外の歌エネルギーを感知し、花が反応する。興味を持ったバサラは単独でファイアーバルキリーに乗り、発信源と見られる辺境惑星へ飛び出してゆく。

訪れた辺境惑星の村でバサラは、感知した声を「呪いの声」として恐れる村人たちや、それが聞こえてくる雪山で父親を失ったという音楽好きの少年ペドロと出会う。バサラはペドロを連れて雪山へと向かい、そこに潜んでいたクァドラン・キルカのパイロットにして「呪いの声」の主である巨人の女性・エミリアと歌合戦を繰り広げ、意気投合する。

その時、歌エネルギーのぶつかり合いを「異常スピリチア」として感知したプロトデビルンゲペルニッチが差し向けたガビル、グラビル、ナッターバルゴの3体がバサラたちの前に現れ、禁断の技「三位合体」で「ガビグラゴ」と化して襲い掛かる。バサラとエミリアはファイアーバルキリーとクァドラン・キルカを介したデュエットで熱唱し、ガビグラゴの力に対抗するが、雪山での戦いが影響して麓の村へ洪水が迫る。戦いで損傷していたクァドラン・キルカごとエミリアが身を挺して村を救う一方、バサラを追って駆けつけたガムリン木崎Fire Bomberのメンバーらの協力により、プロトデビルンは撃退される。助かっていたエミリアはミレーヌ・ジーナスにより、ミレーヌの姉の1人であることが判明する。ペドロの持っていた銀河コスモスの種がバサラとエミリアの歌エネルギーに反応して発芽したという喜びも重なり、バサラたちはエミリアを受け入れた村人たちに見送られ、辺境惑星から飛び立ってゆく。

キャスト[編集]

括弧内は声優名。

登場兵器[編集]

括弧内は通称。

スタッフ[編集]

使用曲[編集]

オープニングテーマ
「SEVENTH MOON」
作詞 - K.INOJO / 作曲・編曲 - 河内淳貴 / 歌 - Fire Bomber
挿入歌
「REMEMBER 16 (Acoustic Version)」
作詞 - K.INOJO / 作曲 - 河内淳貴 / 編曲 - 福山芳樹 / 歌 - BASARA NEKKI(福山芳樹
「FLASH IN THE DARK」
作詞 - K.INOJO / 作曲 - 茂村泰彦 / 編曲 - 田中裕千 / 歌 - EMILIA(奥土居美可
「HEART & SOUL」(主題歌)
作詞 - K.INOJO / 作曲 - 川野美紀 / 編曲 - 田中裕千 / 歌 - EMILIA with BASARA NEKKI(奥土居美可・福山芳樹)

上記の曲のほか、エミリアの隠れ家では「愛・おぼえていますか」が、熱気バサラとエミリアとの歌合戦では「TRY AGAIN」「POWER TO THE DREAM」、プロトデビルンに対抗する場面では「突撃ラブハート」が使用されている。

関連商品[編集]

映像ソフト[編集]

販売元はバンダイビジュアル

VHS / LD
1996年1月25日発売。BES-1354 (VHS) 、BELL-886 (LD) 。特典映像:劇場予告。
DVD
2000年9月25日発売。BCBA-604。特典映像:劇場予告・デジタル資料集。
ブルーレイ
2016年1月26日発売。BCXA-1059。映像特典:劇場予告・テレビCM・デジタルパンフレットアーカイブ(静止画)。神奈延年(熱気バサラ)・根谷美智子(エミリア・ジーナス)・アミノテツロー(監督)によるオーディオコメンタリーを新規収録。

このほか、2007年発売のDVD「マクロス7 リマスターボックス Vol.2」、2012年発売のBD「マクロス7 Blu-ray Box Complete FIRE 2」にも収録されている。

シングルCD[編集]

HEART & SOUL
1995年10月4日、ビクターエンタテインメントより発売。主題歌「HEART & SOUL」および挿入歌「FLASH IN THE DARK」「REMEMBER 16 (Acoustic Version)」を収録。
マクロスフェスティバル'95 チケマガCD
エモーション(バンダイビジュアル)より発売。
チケマガとは「チケット・マガジン」の意味。8cmCD、ブックレット、描き下ろしミニピンナップ、劇場鑑賞券をセットにした商品。CDにはボイスドラマ「Fire Bomber Special DJ」(PartI - III)および「突撃ラブハート」「My Soul For You」「Remember 16」のアコースティックバージョンを収録。

脚注・出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ "マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!". 映画.com. 2017年7月13日閲覧。
  2. ^ 第3クール(惑星ラクス編)の終了回。
  3. ^ VHS/LD『劇場版マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』封入ライナーノート。
  4. ^ アミノテツローによるコメント『アニメージュ』1995年10月号、徳間書店、20頁。
  5. ^ 河森正治によるコメント『アニメージュ』1995年10月号、26頁。
  6. ^ a b 奥土居美可 オフィシャルサイト
  7. ^ "FIRE BOMBER 2014 BASARA EXPLOSION 神奈川県民ホール". Yoshiki Fukuyama Official Website.(2014年10月19日)2017年7月12日閲覧。