マグナム (バンド)

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マグナム
MAGNUM
Magnum Holmfirth 2018.jpg
UK・ホルムファース公演(2018年3月)
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド
ウェスト・ミッドランズ州バーミンガム
ジャンル ハードロック
プログレッシブ・ロック
活動期間 1972年 - 1995年
2001年 - 現在
レーベル ジェット・レコード
FMレコード
ポリドール・レコード
ミュージック・フォー・ネイションズ
EMI
SPV/Steamhammer
公式サイト magnumonline.co.uk
メンバー ボブ・カトレイ (Vo)
トニー・クラーキン (G)
デニス・ワード (B)
リック・ベントン (Key)
リー・モリス (Dr)
旧メンバー ケックス・ゴーリン (Dr)
デイヴ・モーガン (B)
ウォリー・ロウ (B)
リチャード・ベイリー (Key)
マーク・スタンウェイ (Key)
ジム・シンプソン (Dr)
ミッキー・バーカー (Dr)
ジミー・コープリー (Dr)
ハリー・ジェイムズ (Dr)
アル・バロウ (B)

マグナムMagnum)は、イングランド出身のハードロックバンド

プログレ・ハードな要素を内包し、メロディアス・ハードロックの代表格として、古き良きブリティッシュ・サウンドを継承しているグループ。

年譜[編集]

結成からジェット・レコード時代(1972年 - 1984年)[編集]

1972年結成。1976年まではカヴァー曲中心のバンドとして活動を続ける。同年、中心メンバーであったボーカルのボブ・カトレイとギタリストのトニー・クラーキンにドラマーのケックス・ゴーリンとベーシストのデイヴ・モーガンが合流。なおデイヴ・モーガンは後にエレクトリック・ライト・オーケストラのメンバーとなる。さらにベースがデイヴ・モーガンからウォリー・ロウに交替、キーボーディストのリチャード・ベイリーが加入し、バンドの基本的な骨格が完成する。

1978年、ジェット・レコードからアルバム『キングダム・オブ・マッドネス』を発表。全英アルバムチャート58位まで上昇する[1]。タイトル曲はバンドの代表曲として後々までコンサートのハイライトの一つとなった。

1979年、2枚目のアルバム『マグナム II』を発売。このアルバムはチャートインに失敗したが、続いて出したライブ・アルバム『マローダー』が全英チャート34位まで上昇[1]。さらにライブ・シングル「Magnum Live」も全英シングルチャート47位となり[2]、バンドは命脈を保つ。この頃、キーボーディストがマーク・スタンウェイに交替。

1982年、ジェフ・グリックスマンをプロデューサーに迎えて制作したアルバム『チェイス・ザ・ドラゴン』が全英チャート17位まで上昇[1]。ハードロック・バンドとしての地位を固める。このアルバムからは「Soldier of the line」「Sacred Hour」「The Spirit」がコンサートの定番曲となった。またアルバムのアートワークをロドニー・マシューズが手がけた。この時期、バンドはオジー・オズボーンのサポート・アクトとしてアメリカ・ツアーに同行している。

1983年、セルフ・プロデュースのアルバム『ジ・イレヴンス・アワー!』発表。このアルバムは全英チャート38位[1]となるもバンドはジェット・レコードを離れる。この後バンドはしばらく活動を停止。マーク・スタンウェイはフィル・ライノットのバンドに参加。またドラマーがジム・シンプソンに交替。

商業的全盛期(1985年 - 1995年)[編集]

1985年、バンドはFMレコードに移籍してアルバム『オン・ア・ストーリーテラーズ・ナイト』を発表。ドラマーがミッキー・バーカーに交替。これで黄金期のメンバーが揃ったことになる。全英チャート24位を獲得[1]。ヨーロッパにおいても順調なセールスを記録。「On a Storyteller's Night」「Just Like an Arrow」「Les Morts Dancant」などがコンサートのハイライト曲となる。このアルバムの成功によってバンドはポリドール・レコードとの契約を獲得した。また、この年ドニントン・パークで開催されたモンスターズ・オブ・ロック・フェスティバルのオープニング・アクトにも選ばれている(他に参加したバンドはボン・ジョヴィメタリカマリリオンZZトップ)。

1986年クイーンロジャー・テイラーを共同プロデューサーに迎えてアルバム『ロンリー・ナイト』を制作。「Vigilante」「Need a Lot of Love」「When the World Comes Down」などがコンサートの定番曲となる。

1988年、アルバム『ウイングス・オブ・ヘヴン』発売。全英チャート5位獲得[1]。バンドはアリーナ・ツアーを行えるまでになる。

1990年、キース・オルセンをプロデューサーに迎えたアルバム『グッドナイトL.A.』発表。全英チャート9位獲得[1]

1991年、ライブ・アルバム『The Spirit』発表。しかしバンドはこのアルバムを最後にポリドールを離れて迷走を始める。

1992年にはインディーズ・レーベルのミュージック・フォー・ネイションズからアルバム『Sleepwalking』を発表。

1994年にはアコースティック・アルバム『Keeping the Nite Light Burning』と通常のアルバム『Rock Art』を発表。しかしバンドは解散を表明し、解散記念ツアーに出る。

1995年、解散記念ツアーを収録したライブ・アルバム『ストロングホールド〜ライブ〜』発表。バンドは解散。

ハード・レイン時代(1997年 - 1999年)[編集]

ボブ・カトレイとトニー・クラーキンはバンド「ハード・レイン (Hard Rain)」を結成して活動するも、時代はオルタナティヴ・ロック一色というハードロック暗黒時代にさしかかっており、バンドはなかなか軌道に乗らなかった。そうこうするうちにボブ・カトレイのソロ活動に勢いが付き始めてバンドは解散。ボブ・カトレイはソロのボーカリストとして成功を収める。

再結成 - 以降(2001年 - 現在)[編集]

2005年のグループショット

2001年、ボブ・カトレイとトニー・クラーキンはマーク・スタンウェイを呼び戻し、ハード・レインにも参加していたベーシストのアル・バロウも加えてマグナムを再結成。

2002年、アルバム『ブレス・オブ・ライフ』をリリースし、その後 元サンダーハリー・ジェイムズを新ドラマーとして迎えた。

以降、コンスタントに作品リリースを重ねる。

2016年、長年在籍したマーク・スタンウェイ、翌2017年にはハリー・ジェイムズが脱退。新メンバーにリー・モリス (ドラムス)、リック・ベントン (キーボード)が加入。

2018年、新体制に移行してから初の19thアルバム『Lost on the Road to Eternity』を発表[3]

2019年、長年在籍したアル・バロウ (ベース)が家庭の事情で脱退。後任にデニス・ワード(元ピンク・クリーム69)が加入[4]

2020年、節目の20thアルバム『The Serpent Rings』を発表[5]

メンバー[編集]

※2019年7月時点

現ラインナップ[編集]

  • ボブ・カトレイ (Bob Catley) – ボーカル (1972年–1995年、2001年– )
  • トニー・クラーキン (Tony Clarkin) – ギター (1972年–1995年、2001年– )
  • デニス・ワード (Dennis Ward) – ベース (2019年– )
  • リック・ベントン (Rick Benton) – キーボード (2017年– )
  • リー・モリス (Lee Morris) - ドラムス (2017年– )

旧メンバー[編集]

  • ケックス・ゴーリン (Kex Gorin) – ドラムス (1972年–1984年) ※2007年死去
  • ボブ・ドイル (Bob Doyle) – ベース (1972年)
  • デイヴ・モーガン (Dave Morgan) – ベース (1972年–1975年)
  • ウォリー・ロウ (Colin "Wally" Lowe) – ベース (1975年–1995年)
  • リチャード・ベイリー (Richard Bailey) – キーボード (1976年–1980年)
  • マーク・スタンウェイ (Mark Stanway) – キーボード (1980年–1984年、1985年–1995年、2001年–2016年)
  • ジム・シンプソン (Jim Simpson) – ドラムス (1984年–1985年)
  • ミッキー・バーカー (Mickey Barker) – ドラムス (1985年–1995年)
  • アル・バロウ (Al Barrow) – ベース (2001年–2019年)
  • ジミー・コープリー (Jimmy Copley) – ドラムス (2005年–2007年) ※2017年死去
  • ハリー・ジェイムズ (Harry James) – ドラムス (2002年–2005年、2007年–2017年)

ディスコグラフィ[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • 『キングダム・オブ・マッドネス』 - Kingdom of Madness (1978年) ※旧邦題『狂気同盟』
  • 『マグナム II』 - Magnum II (1979年)
  • チェイス・ザ・ドラゴン』 - Chase the Dragon (1982年)
  • ジ・イレヴンス・アワー!』 - The Eleventh Hour! (1983年)
  • オン・ア・ストーリーテラーズ・ナイト』 - On a Storyteller's Night (1985年)
  • 『ロンリー・ナイト』 - Vigilante (1986年)
  • 『ウイングス・オブ・ヘヴン』 - Wings of Heaven (1988年)
  • 『グッドナイトL.A.』 - Goodnight L.A. (1990年)
  • Sleepwalking (1992年)
  • Rock Art (1994年)
  • 『ブレス・オブ・ライフ』 - Breath of Life (2002年)
  • 『ブランド・ニュー・モーニング』 - Brand New Morning (2004年)
  • プリンセス・アリス・アンド・ザ・ブロークン・アロウ』 - Princess Alice and the Broken Arrow (2007年)[6]
  • Into the Valley of the Moonking (2009年)[7]
  • The Visitation (2011年)
  • 『オン・ザ・サーティーンス・デイ』 - On the 13th Day (2012年)[8]
  • 『エスケイプ・フロム・ザ・シャドウ・ガーデン』 - Escape from the Shadow Garden (2014年)[9]
  • Sacred Blood "Divine" Lies (2016年)[10]
  • Lost on the Road to Eternity (2018年)
  • The Serpent Rings (2020年)

ライブ・アルバム[編集]

  • マローダー』 - Marauder (1980年)
  • Invasion Live (1989年) ※録音は1982年
  • The Spirit (1991年)
  • 『ライヴ・イン・ロンドン』 - (1994年) ※録音は1985年
  • 『ザ・ラスト・ダンス』 - The Last Dance (1996年) ※1995年12月31日の解散ライブを収録
  • 『ストロングホールド〜ライブ〜』 - Stronghold (1997年) ※『The Last Dance』に数曲追加したもの
  • Days of Wonder (2000年) ※録音は1976年
  • The River Sessions (2004年) ※録音は1985年
  • Wings of Heaven Live (2008年)
  • Escape from the Shadow Garden – Live 2014 (2015年)
  • Live at the Symphony Hall (2019年)

企画アルバム[編集]

  • Keeping the Nite Light Burning (1995年) ※アコースティック・スタジオ録音

コンピレーション・アルバム[編集]

  • Mirador (1987年)
  • Foundation (1990年)
  • Archive (1993年) ※Jet Records時代の未発表テイク集。「Magnum Archives」とは別作品。
  • Chapter & Verse: The Very Best of MAGNUM (1993年) ※Polydor時代のベスト
  • Evolution (2011年) ※SPV時代のベスト
  • The Valley of Tears – The Ballads (2017年) ※過去作のリマスター&リレコーディング

ハード・レイン名義[編集]

  • 『ハード・レイン』 - Hard Rain (1997年) ※『Perpetual Commotion』として再発あり
  • When the Good Times Come (1999年)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g MAGNUM | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される - 2015年3月21日閲覧
  2. ^ MAGNUM | Official Charts Company - 2015年3月21日閲覧
  3. ^ ブリティッシュ・ハードロック伝説のバンド、MAGNUM(マグナム)がニュー・アルバム「Lost on the Road to Eternity」をリリース!”. okmusic (2018年1月6日). 2018年1月12日閲覧。
  4. ^ マグナム ベーシストの交代を発表、アル・バロウ脱退&デニス・ワード加入”. amass (2019年6月27日). 2019年7月9日閲覧。
  5. ^ マグナムが新アルバム『The Serpent Rings』を2020年1月発売”. amass (2019年10月22日). 2020年2月2日閲覧。
  6. ^ 英国の至宝、マグナムの最新作が日本発売”. CDjournal (2009年4月30日). 2018年1月12日閲覧。
  7. ^ 英国の至宝、マグナムが2年ぶりのニュー・アルバムをリリース”. CDjournal (2009年4月30日). 2018年1月12日閲覧。
  8. ^ 英HRバンド、マグナムの新作『On The 13th Day』が日本でも発売に”. amass (2012年12月6日). 2018年1月12日閲覧。
  9. ^ マグナムの新作『Escape From The Shadow Garden』が日本でも発売に”. amass (2014年3月6日). 2018年1月12日閲覧。
  10. ^ メロディアスHRの重鎮MAGNUMのニュー・アルバム「Sacred Blood “Divine” Lies」が登場!”. LiveLand (2016年4月10日). 2018年1月12日閲覧。