マシュー・デラベドバ
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![]() クリーブランド・キャバリアーズでのデラベドバ (2019年) | |
クリーブランド・キャバリアーズ No.18 | |
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ポジション | PG |
背番号 | 18 |
身長 | 193cm (6 ft 4 in) |
体重 | 91kg (201 lb) |
ウィングスパン | 196cm (6 ft 5 in) |
シューズ | PEAK[1] |
基本情報 | |
本名 | Matthew Dellavedova |
愛称 | Delly |
ラテン文字 | Matthew Dellavedova |
誕生日 | 1990年9月8日(30歳) |
国 |
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出身地 |
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出身 |
セントメリーズ大学 ( ![]() |
NBAドラフト | 2013年ドラフト外 |
選手経歴 | |
2013-2016 2016-2018 2018- |
クリーブランド・キャバリアーズ ミルウォーキー・バックス クリーブランド・キャバリアーズ |
受賞歴 | |
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代表歴 | |
キャップ |
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マシュー・デラベドバ(Matthew Dellavedova、1990年9月8日 - )は、オーストラリアのバスケットボール選手。ビクトリア州メアリーバラ出身。NBAのクリーブランド・キャバリアーズに所属している。ポジションはポイントガード。
経歴[編集]

4歳のときにバスケットボールを始めた。オーストラリア・ビクトリア州の高校在学中、メアリーバラ・ブレイザーズ、ベンディゴ・ブレーブスでプレーした。デラベドバはバスケットボールの他に、オーストラリアンフットボールも行っていたが、バスケットボールに専念するようになった。2007年、キャンベラにあるオーストラリア国立スポーツ研究所に入学、サウスイースト・オーストラリア・バスケットボールリーグで3シーズンプレーした。
高校卒業後、NBA選手を目指す為に渡米し、同郷のパティ・ミルズが通っていたセントメリーズ大学に入学。4年間プレーし、1933得点をあげて、それまでダニエル・キッカートが持っていた大学記録を更新、778アシスト、3ポイントシュート成功288本成功の大学記録も作った[2]。2014年2月15日、大学時代の背番号4番が永久欠番となった[3]。
2013年のNBAドラフトでは指名されなかったが、同年夏に行われたクリーブランド・キャバリアーズのサマーリーグに参加し[4]、最終ロースターに残り[5]、2013年9月12日、2年130万ドルのNBA最低年俸でキャブスと契約した[6][7]。3月26日のデトロイト・ピストンズ戦ではベンチから出場し、自己ベストの21得点をあげて、97-96の勝利に貢献した[8]。
2014年7月のサマーリーグにも参加した[9]。11月4日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で左足の内側側副靱帯を痛めて、全治4週間から6週間であることが報じられた[10]。同年12月8日のブルックリン・ネッツ戦で復帰した[11]。
2015年2月11日、ライジング・スターズ・チャレンジの出場メンバーに選ばれた[12]。
2015年5月14日のシカゴ・ブルズとのプレーオフ第6戦ではチームトップの19得点をあげて、チームにとって、2009年以来となるカンファレンスファイナル進出に貢献した[13]。アトランタ・ホークスとの第3戦でのデラベトバのアグレッシブなプレーが、デラベトバがダーティーな選手であるか、大きな論争になった。デラベトバとアル・ホーフォードがリバウンド争いをした蔡、ホーフォードがデラベトバの頭部にひじ打ちをして退場処分を受けた[14]。これに対してチャールズ・バークレーやチームメートのレブロン・ジェームズはデラベトバのプレースタイルを擁護し[15]、バークレーは「あんな安っぽい挑発に乗ってるようじゃあ、ヤツはキャプテン失格だな」と、ホーフォードを批判している。
その激しい闘争心を武器にチームを盛り立て、怪我がちだったカイリー・アービングのバックアップ役を務めて、キャブスの8年振りのNBAファイナル進出に貢献。翌2016年は、NBAチャンピオンも経験した。その時の彼のステフィンカリーへの強烈なマンマークディフェンスがNBAチャンピオンへの大きな理由のひとつとなっている。
2016年7月1日、ミルウォーキー・バックスと契約した[16]。
プレースタイル[編集]
高い確率の3ポイントシュートと粘り強いディフェンスが持ち味のコンボガードである。 2015年のプレーオフでのアグレッシブなプレーぶりから、ダーティーな選手であるか大きな論争になった。シカゴ・ブルズとのプレーオフ第5戦ではタージ・ギブソンに脚を絡ませ、思わず激怒し、蹴り返したギブソンがフレイグラントファウル2で退場となった。アトランタ・ホークスとの第2戦ではデラベトバとルーズボールを競ったカイル・コーバーが右足首を捻挫し、プレーオフ残り試合の出場が絶望になった。第3戦では上記のようにアル・ホーフォードが退場となっている[14]。
脚注[編集]
- ^ Matthew Dellavedova signed three-year deal with Chinese shoe brand Peak
- ^ “BIO”. セントメリーズカレッジ・オブ・カリフォルニア. 2015年6月1日閲覧。
- ^ “Matthew Dellavedova's jersey retired”. ESPN (2014年2月16日). 2015年6月1日閲覧。
- ^ “Cavaliers Announce 2013 Summer League Roster”. nba.com (2013年7月9日). 2014年12月22日閲覧。
- ^ 2013 Summer League Statistics
- ^ Jason Lloyd (2013年9月13日). “Cavaliers notebook: Cavs sign undrafted rookie Matthew Dellavedova; seek to add season-ticket holders’ names to court”. ohio.com. 2014年12月22日閲覧。
- ^ Sam Amico (2013年9月12日). “Cavaliers sign Dellavedova to non-guaranteed deal”. FOXスポーツ. 2014年12月22日閲覧。
- ^ “Cavaliers 97, Pistons 96”. シカゴ・トリビューン (2014年3月26日). 2015年6月1日閲覧。
- ^ “Cavs Announce 2014 Samsung NBA Summer League Roster”. nba.com (2014年7月8日). 2015年6月1日閲覧。
- ^ “Matthew Dellavedova out 4-6 weeks”. ESPN (2014年11月10日). 2015年6月1日閲覧。
- ^ “LeBron, Cavs roll in front of royal audience”. nba.com (2014年12月8日). 2015年6月1日閲覧。
- ^ Chris Haynes. “Cleveland Cavaliers guard Matthew Dellavedova added to Rising Stars Challenge game”. Northeast Ohio Media Group. 2015年6月1日閲覧。
- ^ Andrew Seligman (2015年5月15日). “James struggles, Cavaliers still advance past Bulls 94-73”. nba.com. 2015年6月1日閲覧。
- ^ a b Steve Aschburner (2015年5月25日). “Dellavedova keeps getting under opponents' skin”. nba.com. 2015年6月1日閲覧。
- ^ “Australia's Matthew Dellavedova in NBA controversy”. シドニー・モーニング・ジェラルド (2015年5月25日). 2015年6月1日閲覧。
- ^ Matthew Dellavedova will sign a four-year, $38 million contract with Bucks
外部リンク[編集]
- マシュー・デラベドバの通算成績と情報 NBA.com (英語)、NBA公式サイト、Basketball-Reference.com (英語)
- Matthew Dellavedova at espn.com
- Matthew Dellavedova at london2012.olympics.com.au
- Matthew Dellavedova at smcgaels.com
- マシュー・デラベドバ - Facebook
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