マジシャン (競走馬)

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マジシャン
Owner Michael Tabor.svg
欧字表記 Magician[1]
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2010年4月24日(9歳)[1]
Galileo[1]
Absolutelyfabulous[1]
母の父 Mozart[1]
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産 Absolutelyfabulous Syndicate[1]
馬主 Michael Tabor, Derrick Smith & Mrs. John Magnier[2]
調教師 エイダン・オブライエンアイルランドの旗 アイルランド
競走成績
生涯成績 14戦5勝[2]
 
勝ち鞍
GI 愛2000ギニー 2013年
GI ブリーダーズカップ・ターフ 2013年
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マジシャン (Magician[1]) はアイルランド競走馬種牡馬である。主な勝ち鞍は2013年愛2000ギニー(GI)、ブリーダーズカップ・ターフ(GI)。

戦績[編集]

2012年9月にデビュー。初戦は最下位の9着に沈むが、ジョセフ・オブライエンに乗り替わった2戦目で2着と変わり身を見せ、3戦目で2着馬に6馬身差をつけて初勝利を挙げた[2]

2013年は初戦のディーステークスで重賞初制覇を果たし、続く愛2000ギニーを3馬身半差で制してGI初勝利を挙げる。愛ダービーは同厩舎の英ダービールーラーオブザワールドとの使い分けのため回避し、マイル戦のセントジェームズパレスステークスに参戦。しかし、快速馬ドーンアプローチとトロナードによる競り合いの遥か後方で最下位に沈んだ。

4ヶ月半の休み明けで挑んだブリーダーズカップ・ターフでは12.5倍のオッズで6番人気であったが、後方2番手追走から最後の直線で末脚を伸ばし、圧倒的1番人気(1.5倍)のザフューグを半馬身差し切って優勝[3]。この勝利が決め手となり、ドーンアプローチ(英2000ギニーセントジェームズパレスステークスの勝ち馬)およびトロナード(サセックスステークスクイーンアンステークスの勝ち馬)を逆転する形でカルティエ賞最優秀3歳牡馬を受賞した[4]

2014年ドバイシーマクラシックから始動したが、ジェンティルドンナの6着に敗れた。本拠地アイルランドに戻ってムーアズブリッジステークスで通算5勝目を挙げたが、次戦のタタソールズゴールドカップではフランケルの全弟ノーブルミッションの逃げ切りを許して2着に終わった。プリンスオブウェールズステークスではザフューグに雪辱を果たされて2着、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでは3歳牝馬タグルーダから大きく離された6着に終わった。その後は米国に遠征し、アーリントンミリオンで2着となる。連覇がかかるブリーダーズカップ・ターフがラストランとなる予定だったが、右前脚の故障により出走取り消しとなり[5]、そのまま現役を引退した。

競走成績[編集]

以下の内容は、Irish Racing.com[2]およびEquibase[6]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2012.09.08 レパーズタウン 未勝利 芝7f 9着 J.ヘファーナン 12.44馬身 Mooqtar
0000.09.27 ダンドーク 未勝利 芝7f 2着 J.オブライエン 1/2馬身 Mouteab
0000.10.14 カラ 未勝利 芝8f 1着 J.オブライエン 6馬身 Bunairgead
0000.10.27 レパーズタウン キラヴランステークス G3 芝7f 7着 J.ヘファーナン 16.31馬身 Big Break
2013.05.10 チェスター ディーステークス G3 芝10f75yds 1着 R.ムーア 4馬身 (Contributer)
0000.05.25 カラ 愛2000ギニー G1 芝8f 1着 J.オブライエン 3馬身1/2 (Gale Force Ten)
0000.06.18 アスコット セントジェームズパレスステークス G1 芝8f 9着 J.オブライエン 12.37馬身 Dawn Approach
0000.11.02 サンタアニタ ブリーダーズカップ・ターフ G1 芝12f 1着 R.ムーア 1/2馬身 The Fugue
2014.03.29 メイダン ドバイシーマクラシック G1 芝12f 6着 J.オブライエン ジェンティルドンナ
0000.05.05 カラ ムーアズブリッジステークス G3 芝10f 1着 J.オブライエン クビ (Parish Hall)
0000.05.25 カラ タタソールズゴールドカップ G1 芝10f110yds 2着 J.オブライエン 1馬身1/4 Noble Mission
0000.06.18 アスコット プリンスオブウェールズステークス G1 芝10f 2着 J.オブライエン 1馬身3/4 The Fugue
0000.07.26 アスコット キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス G1 芝12f 6着 J.オブライエン 13.81馬身 Taghrooda
0000.08.16 アーリントンパーク アーリントンミリオン G1 芝10f 2着 J.オブライエン 1馬身 Hardset Core

種牡馬時代[編集]

2015年からアメリカ合衆国のアッシュフォードスタッドで種牡馬入りした。初年度の種付け料は1万2500ドル[7]

2018年4月にアッシュフォードスタッドを退厩し、翌月から母国アイルランドのキャッスルハイド・スタッドで繋養されている[7]

血統表[編集]

マジシャン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

Galileo
1998 鹿毛
父の父
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Urban Sea
1989 栗毛
Miswaki Mr.Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka

Dialafara
2007 芦毛
Mozart
1988 鹿毛
*デインヒル Danzig
Razyana
Victoria Cross Spectacular Bid
Glowing Tribute
母の母
Lady Windermere
1997 栗毛
Lake Coniston Bluebird
Persian Polly
Brigid Irish River
Luv Luvin'
母系(F-No.) 9号族(FN:9-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer3×5=15.63%、His MajestyGraustark5×5=6.25%、Raise a Native5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ Magician(IRE) 5代血統表2018年12月27日閲覧
  2. ^ Magician(IRE) 5代血統表2018年12月27日閲覧
  3. ^ Magician(IRE) 5代血統表2018年12月27日閲覧
  4. ^ Magician(IRE) 5代血統表2018年12月27日閲覧

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i Magician | Progeny. Racing Post. 2018年12月27日閲覧
  2. ^ a b c d Form and Entries for Horse Magician (IRE). Irish Racing.com. 2018年12月27日閲覧
  3. ^ Equibase | Charts. 2018年12月28日閲覧
  4. ^ Marcus Hersh. Cartier Awards: Arc winner Treve named European horse of the year. Daily Racing Form(November 12, 2013). 2018年12月28日閲覧
  5. ^ Magician scratches from Breeders' Cup Turf. USA TODAY(Octobar 29, 2014). 2018年12月28日閲覧
  6. ^ Horse Profile for Magician (IRE). Equibase. 2018年12月27日閲覧
  7. ^ a b Magician Relocated to Ireland. Bloodhorse(April 19, 2018). 2018年12月28日閲覧