マズルカ

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マズルカポーランド語: mazurek, クラシックの曲名としては mazurka が古くより一般的に使われている)は、4分の3拍子を基本とする特徴的なリズムを持つ、ポロネーズと並んで有名なポーランドの民族舞踊およびその形式(舞曲)。

概要[編集]

19世紀、ポーランド貴族(シュラフタ)のあいだで流行した。ショパンは諸地方の舞曲の要素を統合し、マズルカを芸術作品として昇華させた。同世紀にはマズルカのリズムを持ったポルカ「ポルカ・マズルカ」も誕生した。

第1拍は付点リズムが多く、第2もしくは第3拍にアクセントが置かれる。この基本のリズムとテンポの踊りを「マズル(Mazur)」と呼び、より速いテンポの「オベレク(Oberek)」、ゆっくりとしたテンポの「クヤヴィヤック(Kujawiak)」など、地方により多様な名称のものがある。これらは伝統的には別種の舞曲として認識されるが、ショパンはそれらを曲の中で並置させて1曲のマズルカとしてまとめている。

主なマズルカの作曲家[編集]

ポーランド[編集]

ポーランド以外[編集]

ロシア、フランスなどの作曲家がマズルカを書いた。その多くはショパンの影響を受けたピアノ曲である。

マズルカはバレエにしばしば組み込まれた。なかでもドリーブコッペリア』(舞台はポーランド)第1幕のマズルカは有名である。またチャイコフスキーも『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』にマズルカを組み込んでいる。 他にも全日本吹奏楽コンクールにて、 2013年課題曲Iとして三澤 慶作曲の 「勇者のマズルカ」という曲が 作られている。この曲はテンポがはじめ 160とかなり速めで、中間部が88でゆったり、 そして再び160、終盤で168と急緩急の 構成で作られている。

名称[編集]

マズルカのポーランド語での名称は「マズレック」(mazurek)であり、「マズルカ」(mazurka)はその対格形もしくは生格形である。ポーランド語では「マズルカ踊る」などと言う場合には "tańczyć mazurka"(eは欠落)というように対格形が要求される。主格よりもこの格で用いられることが多いゆえか、「元のかたち」が "mazurka" であると認識されたために広く「マズルカ」として定着したものと思われる。

また、ポーランドにおいてはダンスが「マズル」、その舞曲が「マズレック」として区別されているようである。

ちなみに、ポーランドの国歌は『ドンブロフスキのマズルカ』で、勇壮なマズルである。

関連項目[編集]