マラソングランドチャンピオンシップ

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マラソングランドチャンピオンシップ(Marathon Grand Championship、略称:MGC)は、2019年9月15日に開催される予定のマラソン大会である[1]。メインスポンサーは東京マラソン同様東京メトロ[2]。本大会は第103回日本陸上競技選手権大会の男女マラソンを兼ねている。

2017年8月23日、日本陸上競技連盟より2020年東京オリンピック・男女マラソン日本代表選考会として2019年9月以降の開催が発表された[3]

マラソンコースは2020年東京オリンピックで使用するものと同じだが、スタート・フィニッシュ地点は新国立競技場が開催時点では未完成のため、明治神宮外苑周辺に設定する[1]。また五輪のテストイベントとしても実施される予定。但し、ほぼ同時期の2019年9月下旬にカタールドーハで開催される、世界陸上競技選手権大会の男女各マラソン代表選出・出場選手は本大会に出走できない[4]

選考過程[編集]

2017年から2019年にかけて行われる指定された大会を「マラソングランドチャンピオンシップシリーズ(MGCシリーズ)」と名付けて、タイムと順位をクリアするとMGC本大会出場権を得られる。MGCシリーズ以外の国際陸上競技連盟が世界記録を公認する競技会においても条件を満たせばワイルドカードとして出場権が得られる。

MGCで男女各2名が東京オリンピック日本代表に内定し、残り各1枠は「マラソングランドチャンピオンシップファイナルチャレンジ(MGCファイナルチャレンジ)」と名付けて指定された大会で争う。

MGCシリーズ対象レース[編集]

各シーズンことに2017-2018シリーズ、2018-2019シリーズとして当該シリーズにおける以下のレースを対象とする。大会ごとに設定された記録をクリアした者に出場権の楯が贈られる。

時期 大会 性別 設定記録(順位は既獲得者除く日本勢)
8月 北海道マラソン 男子 2:15:00(1位)
2:13:00(6位以内)
女子 2:32:00(1位)
2:30:00(6位以内)
11月
12月
さいたま国際マラソン[注釈 1] 女子 2:29:00(3位以内)
2:28:00(6位以内)
12月 福岡国際マラソン 男子 2:11:00(3位以内)
2:10:00(6位以内)
1月 大阪国際女子マラソン 女子 2:28:00(3位以内)
2:27:00(6位以内)
2月 別府大分毎日マラソン 男子 2:11:00(1位)
2:10:00(6位以内)
東京マラソン 男子 2:11:00(3位以内)
2:10:00(6位以内)
3月 びわ湖毎日マラソン 男子 2:11:00(3位以内)
2:10:00(6位以内)
名古屋ウィメンズマラソン 女子 2:28:00(3位以内)
2:27:00(6位以内)

ワイルドカード[編集]

以下の条件を満たせば、ワイルドカードとして出場可。

  • 国際陸上競技連盟が世界記録を公認する競技会(2017年8月1日 - 2019年4月30日)において決められたタイムをクリア。
    • 男子2時間08分30秒以内、女子2時間24分00秒以内
    • 期間内の上位2記録の平均が男子2時間11分00秒以内、女子2時間28分00秒以内
  • 第16回世界陸上競技選手権大会8位入賞者(該当者なし)。
  • 第18回アジア競技大会3位入賞者(井上大仁と野上恵子が該当するが、いずれも大会時点で出場権獲得済)。
  • MGCシリーズ各大会において、気象条件等によりファイナリストの資格を1名も満たさなかった場合、強化委員会が判断した競技者。

東京オリンピック代表の選考[編集]

MGC本大会において、以下の優先順位により東京オリンピック代表の内定者が決定される。

  1. MGC優勝者
  2. 2位、3位のうち「MGC派遣設定記録」を突破した最上位者 ※男女とも該当者なし
  3. 上記2を充たす競技者が居ない場合、MGC2位の競技者
  • MGC派遣設定記録は「男子2時間5分30秒」「女子2時間21分0秒」。2017年8月1日~2019年4月30日までに開催される、国際陸上競技連盟が世界記録を公認する競技会において出した記録が対象である[5]

MGCファイナルチャレンジ[編集]

対象は2019年から2020年にかけて行われる以下の大会。MGCファイナルチャレンジ派遣設定記録「男子2時間5分49秒」「女子2時間22分22秒」をクリアした最上位が内定[6]。クリアした者がいない場合はMGC2枠に入らなかった次点が内定。

男子
  • 福岡国際マラソン
  • 東京マラソン
  • びわ湖毎日マラソン
女子
  • さいたま国際マラソン
  • 大阪国際女子マラソン
  • 名古屋ウィメンズマラソン

MGC出場権獲得者[編集]

男子(34人)[7]
選手 所属 大会 記録 備考
村澤明伸 日清食品グループ 北海道マラソン2017[8] 2時間14分48秒
大迫傑 ナイキ・オレゴン・プロジェクト 第71回福岡国際マラソン[9] 2時間7分19秒
上門大祐 大塚製薬 2時間9分27秒
竹ノ内佳樹 NTT西日本 2時間10分1秒
川内優輝 埼玉県庁あいおいニッセイ同和損害保険 2時間10分53秒 ワイルドカード
第48回防府読売マラソン[10] 2時間10分3秒
園田隼 黒崎播磨 第67回別府大分毎日マラソン[11] 2時間9分34秒
設楽悠太 Honda 東京マラソン2018[12] 2時間6分11秒
井上大仁 MHPS 2時間6分54秒
木滑良 MHPS 2時間8分8秒
宮脇千博 トヨタ自動車 2時間8分45秒
山本憲二 マツダ 2時間8分48秒
佐藤悠基 日清食品グループ 2時間8分58秒
神野大地 コニカミノルタセルソース 2時間10分18秒 ワイルドカード
東京マラソン2019[13] 2時間11分05秒
荻野皓平 富士通 東京マラソン2018 2時間9分36秒 ワイルドカード
ハンブルクマラソン2019[14] 2時間10分15秒
一色恭志 GMOアスリーツ 東京マラソン2018 2時間9分43秒 ワイルドカード
ハンブルクマラソン2019[14] 2時間11分23秒
鈴木健吾 富士通 東京マラソン2018 2時間10分21秒 ワイルドカード
ハンブルクマラソン2019[14] 2時間11分36秒
中村匠吾 富士通 第73回びわ湖毎日マラソン[15] 2時間10分51秒
高久龍 ヤクルト ゴールドコーストマラソン2018 2時間11分45秒 ワイルドカード
ハンブルクマラソン2019[14] 2時間10分02秒
岡本直己 中国電力 北海道マラソン2018[16] 2時間11分29秒
谷川智浩 コニカミノルタ 2時間12分3秒
大塚祥平 九電工 2時間12分7秒
中本健太郎 安川電機 2時間12分55秒
藤本拓 トヨタ自動車 シカゴマラソン2018[17] 2時間7分57秒 ワイルドカード
服部勇馬 トヨタ自動車 第72回福岡国際マラソン[18] 2時間7分26秒
山岸宏貴 GMOアスリーツ 2時間10分42秒
福田穣 西鉄 2時間10分54秒
二岡康平 中電工 第68回別府大分毎日マラソン[19] 2時間9分15秒
橋本崚 GMOアスリーツ 2時間9分29秒
岩田勇治 MHPS 2時間9分30秒
堀尾謙介 中央大学 東京マラソン2019[20] 2時間10分21秒
今井正人 トヨタ自動車九州 2時間10分30秒
藤川拓也 中国電力 2時間10分35秒
山本浩之 コニカミノルタ 第74回びわ湖毎日マラソン[21] 2時間10分33秒
河合代二 トーエネック 2時間10分50秒
  • このうち川内優輝・二岡康平・山岸宏貴の3名が世界陸上ドーハ大会男子マラソン日本代表選出の為、MGC出場権を辞退(補欠は河合代二)[22]
女子(15人)[7]
選手 所属 大会 記録 備考
前田穂南 天満屋 北海道マラソン2017[8] 2時間28分48秒
松田瑞生 ダイハツ 第37回大阪国際女子マラソン[23] 2時間22分44秒
安藤友香 スズキ浜松ACワコール[24] 2時間27分37秒
関根花観 日本郵政グループ 名古屋ウィメンズマラソン2018[25] 2時間23分7秒
岩出玲亜 ドーム 2時間26分28秒
野上恵子 十八銀行 2時間26分33秒
小原怜 天満屋 2時間27分44秒 ワイルドカード
ベルリンマラソン2018[26] 2時間27分29秒
鈴木亜由子 日本郵政グループ 北海道マラソン2018[16] 2時間28分32秒
中野円花 ノーリツ 第38回大阪国際女子マラソン[27] 2時間27分39秒
一山麻緒 ワコール 東京マラソン2019[28] 2時間24分33秒 ワイルドカード
ロンドンマラソン2019[29] 2時間27分27秒
福士加代子 ワコール 名古屋ウィメンズマラソン2019[30] 2時間24分09秒
上原美幸 第一生命グループ 2時間24分19秒
前田彩里 ダイハツ 2時間25分25秒
谷本観月 天満屋 2時間25分28秒
池満綾乃 鹿児島銀行 2時間26分07秒

中継予定[編集]

テレビ・ラジオ[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ さいたま国際マラソンは2017年が11月12日開催、2018年が12月9日開催。

出典[編集]

  1. ^ a b “【MGC】東京オリンピックマラソン日本代表を決める「マラソングランドチャンピオンシップ」コース発表会見” (プレスリリース), 日本陸上競技連盟, (2018年6月15日), https://www.tokyometro.jp/news/2019/201131.html 2018年6月16日閲覧。 
  2. ^ “マラソングランドチャンピオンシップ特別協賛社に決定” (プレスリリース), 東京地下鉄(株), (2019年4月15日), https://www.tokyometro.jp/news/2019/201131.html 2019年4月15日閲覧。 
  3. ^ “五輪マラソン選考会は「グランドチャンピオンシップ」”. (2017年8月23日). https://www.nikkansports.com/sports/news/1876451.html 2017年9月24日閲覧。 
  4. ^ “男子・大迫、女子・松田らが出場 川内ら男女各3人辞退 MGC出場選手発表”. (2019年6月3日). https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20190603/k00/00m/050/088000c  2019年6月4日閲覧。 
  5. ^ MGC用語集”. マラソングランドチャンピオンシップ Official Site. 2019年5月11日閲覧。
  6. ^ MGC用語集”. MGCファイナルチャレンジ設定記録決定!. 2019年5月17日閲覧。
  7. ^ a b MGC出場権が確定…男子34人・女子15人 読売新聞(2019年5月1日掲載)
  8. ^ a b “村沢明伸、前田穂南がマラソン代表選考会出場権獲得”. 日刊スポーツ. (2017年8月27日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/1878555.html 2018年2月6日閲覧。 
  9. ^ “大迫が日本勢最高3位 福岡国際マラソン”. 産経新聞. (2017年12月3日). http://www.sankei.com/west/news/171203/wst1712030045-n1.html 2017年12月17日閲覧。 
  10. ^ “川内優輝が東京五輪MGC出場権獲得 中2週で独走V”. 日刊スポーツ. (2017年12月17日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201712170000352.html 2017年12月17日閲覧。 
  11. ^ “園田隼、日本勢トップ2位でMGC出場権 別府大分毎日マラソン”. スポーツニッポン. (2018年2月4日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/04/kiji/20180204s00057000165000c.html 2018年2月4日閲覧。 
  12. ^ “設楽悠太日本新 井上らMGCへ/東京マラソン詳細”. 日刊スポーツ. (2018年2月25日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201802240000296.html 2018年2月25日閲覧。 
  13. ^ “神野大地MGCゲット、高木マネと二人三脚夢へ前進”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2019年3月3日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201903030000215.html 2019年3月3日閲覧。 
  14. ^ a b c d “高久ら4人、MGC出場権獲得 ハンブルクマラソン”. nikkei.com. 日本経済新聞. (2019年4月28日). https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK00613_Y9A420C1000000/ 2019年4月28日閲覧。 
  15. ^ “中村匠吾が7位、2時間10分51秒でMGC獲得”. 日刊スポーツ. (2018年3月4日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201803040000421.html 2018年3月4日閲覧。 
  16. ^ a b “岡本直己、鈴木亜由子が優勝/北海道マラソン詳細”. 日刊スポーツ. (2018年8月26日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201808240000308.html 2018年8月26日閲覧。 
  17. ^ “藤本拓、MGC切符も「大迫くんに持っていかれた」”. 日刊スポーツ. (2018年10月8日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201810080000041.html 2018年10月31日閲覧。 
  18. ^ “服部勇馬、山岸宏貴、福田穣がMGC出場権獲得”. 日刊スポーツ. (2018年12月2日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201812020000456.html 2018年12月2日閲覧。 
  19. ^ “二岡康平 別大毎日マラソン日本人トップ4位でMGC切符「苦しい練習の成果」”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2019年2月3日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/02/03/kiji/20190203s00056000188000c.html 2019年2月3日閲覧。 
  20. ^ “大迫棄権 神野大地ら4人MGC/東京マラソン詳細”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2019年3月3日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201902270000145.html 2019年3月3日閲覧。 
  21. ^ “山本浩之、河合代二がMGC/びわ湖マラソン詳細”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2019年3月10日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201902270000170.html 2019年3月10日閲覧。 
  22. ^ a b “川内は五輪よりドーハを優先 世界選手権の代表発表”. 日刊スポーツ. (2019年5月28日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201905280000567.html 2019年5月29日閲覧。 
  23. ^ “マラソン初挑戦の松田瑞生が逆転優勝 MGC出場権”. 日刊スポーツ. (2018年1月28日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201801280000369.html 2018年1月28日閲覧。 
  24. ^ “安藤友香のワコール加入発表、福士の同僚で五輪目指す/マラソン”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2019年2月2日). https://www.sanspo.com/sports/news/20190202/ath19020212100003-n1.html 2019年2月3日閲覧。 
  25. ^ “初マラソン関根花観が日本人トップ3位、GC出場権”. 日刊スポーツ. (2018年3月11日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201803110000376.html 2018年3月11日閲覧。 
  26. ^ “小原、MGC出場権獲得も…「練習不足。本当にきつかった」と苦笑/マラソン”. サンスポ. (2018年9月16日). https://www.sanspo.com/sports/news/20180917/ath18091700000001-n1.html 2018年9月16日閲覧。 
  27. ^ “MGC出場権の中野「足が折れてもいくしかない」/大阪国際女子マラソン”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2019年1月27日). https://www.sanspo.com/sports/news/20190127/ath19012717480023-n1.html 2019年1月27日閲覧。 
  28. ^ “一山麻緒「悔しい」日本勢1位もMGC33秒届かず”. 日刊スポーツ. (2019年3月3日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201903030000609.html 2019年3月3日閲覧。 
  29. ^ “15位の一山麻緒がMGC出場権 ロンドン・マラソン”. 日刊スポーツ. (2019年4月29日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201904290000121.html 2019年4月29日閲覧。 
  30. ^ “福士、上原ら5人MGC獲得/名古屋ウィメンズ詳細”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2019年3月10日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201902270000167.html 2019年3月10日閲覧。 
  31. ^ 来年9・15マラソン代表選考レースMGC放送は男子TBS、女子NHK - 報知新聞、2018年8月9日
  32. ^ MGC大会要項