マラ・サルバトルチャ

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マラ・サルバトルチャ
Marasalvatrucha13.png
背中に組織名のタトゥーを入れた構成員
活動期間 1980年-
活動範囲 中央アメリカ及び欧米各国
構成民族 ヒスパニック
構成員数
(推定)
3万人以上
主な活動 麻薬・銃の密売、強盗、強要及び恐喝殺人、契約殺人、その他。

マラ・サルバトルチャ (Mara Salvatrucha) は、中央アメリカ及びアメリカ合衆国に存在する大規模なギャングのことである。一般的にはMS, Mara, MS-13[1]などと呼ばれている。

概要[編集]

カリフォルニア州ロスアンゼルスのピコ・ユニオン地区にて恐らく1970年代後半〜1980年頃に結成された。結成当初はストーナー文化を好む軟派な不良集団であったという。

組織はエルサルバドルを中心にメキシコグアテマラホンジュラス及びその他の中央アメリカ諸国出身者などで占められている。組織の内部はいくつかの排他的なグループや派閥があり、2017年の時点でアメリカ大陸に3万人の構成員が存在するとされる[1]

現在、マラ・サルバトルチャの構成員はアメリカ及びエルサルバドルだけに留まらずメキシコホンジュラスグアテマラベリーズパナマスペインなどでもその存在が確認されておりその活動が活発化している。

犯罪組織としての活動は麻薬密輸、ブラックマーケットにおいての銃の不法販売、不法入国、殺人の請負、窃盗などを行い、さらには当局に対しても好戦的な活動を行っている。それを全て取り仕切っていたのは、マラ・サルバトルチャの歴史の中でもっとも最悪と恐れられていたMKであった。MKはアジアを中心に麻薬、人身売買、銃の販売をおこなっていた。

なお、“13”とはカリフォルニア南部のラテン系ギャングの連合体スレーニョスを総括するプリズンギャング、メキシカン・マフィアに忠誠を誓う組織の証である(Mがアルファベットの13番目であるため)。組織が他ヒスパニック・ギャングとの抗争を経て成熟し始めた頃、メキシカン・マフィアより服従か死かの選択を迫られた後、1993年にスレーニョスへと加入する事となったという。また、マラ・サルバトルチャへの加入を志願する者は13秒間メンバーから袋叩きにされる、という儀式を経てメンバーとなる。

エルサルバドル内でも、他の組織との抗争は生じている。2019年12月14日には、刑務所内で収容されていた構成員5人が別の収容者から襲撃を受けて殺害されている[2]

同じくピコ・ユニオン地区にて結成されたエイティーンス・ストリート・ギャングとは結成初期は友好的な関係にあったとされるが、現在では恒久的な対立状態にある。

参考文献[編集]

脚注[編集]

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関連項目[編集]

リンク[編集]