マービン・アンダーソン

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マービン・アンダーソン Portal:陸上競技
Osaka07 D9A M4-100 VC 2.jpg
選手情報
ラテン文字 Marvin Anderson
国籍 ジャマイカの旗 ジャマイカ
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 100m, 200m
大学 アメリカ合衆国の旗 南カリフォルニア大学
生年月日 (1982-05-12) 1982年5月12日(36歳)
出身地 ジャマイカの旗 トレローニー教区
身長 175cm
体重 69kg
引退 2015年
成績
世界選手権 200m 6位 (2007年)
4x100mR 2位 (2007年)
地域大会決勝 パンアメリカン競技大会
200m 2位 (2007年)
自己ベスト
100m 10秒11 (2008年)
10秒03w (2007年)
200m 20秒06 (2007年)
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マービン・アンダーソンMarvin Anderson1982年5月12日 ‐ )は、ジャマイカトレローニー教区出身で短距離走が専門の元陸上競技選手。4×100mリレーの元ジャマイカ記録保持者。2007年大阪世界選手権男子4×100mリレーの銀メダリストである。

経歴[編集]

2000年[編集]

10月にサンティアゴで開催された世界ジュニア選手権に出場すると、男子200mの2次予選を20秒94(-0.2)、準決勝を20秒84(+1.2)と、ともに自己ベスト(当時)で突破したが、決勝では21秒06(+1.3)とタイムを落とし6位に終わった[1]。4×100mリレーでは予選と決勝の両レースでアンカーを務めると、マイケル・フレイターオマー・ブラウンウィンストン・スミス、アンダーソンのオーダーで臨んだ決勝は40秒07をマークしての5位に貢献した[2]

2001年[編集]

チャンプス英語版(ジャマイカの高校選手権)の男子100mと200mで優勝し、この年のジャマイカ高校最優秀選手(Jamaican High School Athlete of the Year)に選出された[3]

2007年[編集]

7月にリオデジャネイロで開催されたパンアメリカン競技大会の男子200mに出場すると、決勝では20秒37(+0.8)をマークして優勝したブレンダン・クリスチャンに0秒01差で敗れ、惜しくもシニアの主要国際大会初タイトルを逃した[4]。8-9月の大阪世界選手権でシニアの世界大会デビューを果たすと、男子200mの2次予選を20秒13(+0.9)、準決勝を20秒06(-0.4)と、ともに自己ベストで突破。初出場ながらファイナリストになったが、決勝では20秒28(-0.8)とタイムを落として6位に終わった[5]。4×100mリレーには決勝のみ出場すると、アンダーソン、ウサイン・ボルトネスタ・カーターアサファ・パウエルのオーダーで臨みジャマイカ記録(当時)となる37秒89をマーク[6]。アメリカ(37秒78)には敗れたものの2位に入り、世界選手権男子4×100mリレーでは1987年ローマ大会(銅メダル)以来、20年ぶりとなるジャマイカ勢のメダル獲得に貢献した。

2008年[編集]

8月の北京オリンピックオリンピック初出場を果たすと、男子200mの1次予選を20秒85(-0.4)の組3着で突破[7]。しかし、1次予選で負傷した影響で、2次予選は走ったものの途中棄権した[8]

2009年[編集]

6月のジャマイカ選手権男子100m決勝で10秒07(-0.2)をマークして4位[9]、200m決勝では20秒63(-2.4)をマークして3位に入り[10]、8月のベルリン世界選手権代表に選出された[11]。ところが、ジャマイカ選手権のドーピング検査において、ジャマイカの国内機関では禁止されている興奮剤(4-メチル-2-ヘキサンアミン)に陽性反応を示した。この興奮剤は世界アンチ・ドーピング機関の禁止薬物リストには入っていなかったが、ジャマイカ陸上競技連盟はドーピングに関する聞き取り調査を終えていないとし、陽性反応を示したアンダーソンおよびヨハン・ブレークらの5選手をベルリン世界選手権に出場させないことを決めた[12][13]。9月にはアンダーソンを含む4選手に3ヶ月間の資格停止処分が下った[14]

2015年[編集]

2013年以降は右脛骨疲労骨折のためシーズンの大半を棒に振るなど怪我に苦しみ[15]、10月22日に現役引退を表明した[3]

自己ベスト[編集]

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒11 (-0.1) 2008年6月28日 ジャマイカの旗 キングストン
10秒03w (+2.8) 2007年5月27日 トリニダード・トバゴの旗 ポートオブスペイン 追い風参考記録
200m 20秒06 (-0.4) 2007年8月29日 日本の旗 大阪

主要大会成績[編集]

備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2000 中央アメリカ・カリブ
ジュニア選手権 (en
アメリカ合衆国の旗 サンフアン 100m 優勝 10秒56 (+0.4)
4x100mR 優勝 40秒39 (1走)
世界ジュニア選手権 チリの旗 サンティアゴ 200m 6位 21秒06 (+1.3)
4x100mR 5位 40秒07 (4走)
2001 カリフタゲームズ (U20) (en バルバドスの旗 ブリッジタウン 100m 3位 10秒49 (0.0)
4x100mR 2位 40秒34 (2走)
2004 北中米カリブU23選手権 (en カナダの旗 シェルブルック 100m 予選 12秒73 (0.0)
2007 パンアメリカン競技大会 (en ブラジルの旗 リオデジャネイロ 200m 2位 20秒38 (+0.8)
世界選手権 日本の旗 大阪 200m 6位 20秒28 (-0.8)
4x100mR 2位 37秒89 (1走) ジャマイカ記録
2008 オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 200m 2次予選 DNF
2011 世界選手権 大韓民国の旗 大邱 200m 予選 21秒09 (-1.1)

脚注[編集]

  1. ^ 2000年世界ジュニア選手権男子200m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月26日閲覧。
  2. ^ 2000年世界ジュニア選手権男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月16日閲覧。
  3. ^ a b Marvin Anderson announces his retirement from professional athletics”. PACE Sports Management (2015年10月22日). 2016年4月26日閲覧。
  4. ^ Cuba's five gold medal party – Pan-Am Games, Day 5”. 国際陸上競技連盟 (2007年7月28日). 2016年4月26日閲覧。
  5. ^ 第11回世界選手権男子200m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月26日閲覧。
  6. ^ 第11回世界選手権男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月26日閲覧。
  7. ^ 第29回オリンピック男子200m2次予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月26日閲覧。
  8. ^ Hession powers his way into semi-finals”. アイリッシュ・タイムズ (2008年8月18日). 2016年4月26日閲覧。
  9. ^ Results from the Jamaica Track and Field Trials – Day Two”. World-Track And Field – Track and Field News Resource (2009年6月27日). 2016年4月26日閲覧。
  10. ^ Results from the Jamaica Trials – Day Three”. World-Track And Field – Track and Field News Resource (2009年6月28日). 2016年4月26日閲覧。
  11. ^ Jamaican team list announced for Berlin”. 国際陸上競技連盟 (2009年7月14日). 2016年4月26日閲覧。
  12. ^ ジャマイカ5選手、世界陸上欠場へ”. スポーツ報知. 2009年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月26日閲覧。
  13. ^ Jamaican five withdrawn by team”. BBCスポーツ (2009年8月19日). 2016年4月26日閲覧。
  14. ^ Jamaicans given three-month ban”. BBCスポーツ (2009年9月14日). 2016年4月26日閲覧。
  15. ^ Marvin Anderson is back on track”. Jamaica Gleaner (2015年3月6日). 2016年4月26日閲覧。