マーモン・ヘリントン CTL

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マーモン・ヘリントン CTL
Marmon Herrington Tanks LOC fsa 8e09169u.jpg
マーモン・ヘリントン CTLS(前方にCTLS-4TAC、後方にCTLS-4TAY)。1942年夏、アラスカにて
性能諸元
全長 3.51m
車体長 3.51m
全幅 2.08m
全高 2.11m
重量 7.6t
懸架方式 VVSS
速度 48km/h
行動距離 100km
装甲 12-25mm
エンジン ハーキュリーズ
6気筒ガソリン
118馬力/3,500rpm
乗員 2名
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マーモン・ヘリントン CTLS-4TAY。1945年スラバヤにて

マーモン・ヘリントン CTL:Marmon-Herrington Combat Tank Light)は、アメリカマーモン・ヘリントン社が開発した豆戦車および軽戦車のシリーズである。

概要[編集]

CTLSは、第二次世界大戦中の1940年に、「王立オランダ領東インド陸軍(KNIL)」からの発注を受け440両ほど生産され、1942年3月に少数がオランダ領東インドに到着し配備されたが、日本軍鹵獲されて日本軍によって現地で運用された。また、輸送中にKNILが日本軍に降伏したために配備が間に合わなかった残りの生産分はオーストラリアに訓練用戦車として配備された。

また、中国へのレンドリース向けに生産された車両を中国が受領を拒否したために、アメリカ陸軍が引き取って運用し、北方アメリカ領であるアリューシャン列島アラスカに配備した。

より強力な戦車が米陸軍に配備されるようになると、その貧弱な武装装甲から、アメリカ兵からは馬鹿にされたが、オランダ陸軍からは、ハーキュリーズエンジンから来る高い信頼性があり、評価は高かった。

設計[編集]

CTLSは乗員が2名で(そのためしばしば「Dutch two-man tanks(オランダ(人)の2人乗り戦車)」と呼ばれた)、左右並列に並んで配置され、車体上面に左右どちらかに偏って7.62mm機関銃M1919A4を1丁装備した1人用の小型砲塔が搭載されていた。砲塔は旋回式だが、隣に操縦手用のフードがあるため全周旋回はできない。操縦手側の車体前面には7.62mm機関銃M1919A4が2丁装備されている。

CTLSには2種類のバージョンがあり、ひとつは操縦手が右側配置(砲塔は左側配置)のCTLS-4TAC(T14)、もうひとつは操縦手が左側配置(砲塔は右側配置)のCTLS-4TAY(T16)である。アメリカ陸軍では砲塔の位置の違いにより、それぞれにT14とT16という型式名称を与えて識別していた。この違いは、ペアで運用することを前提としたものである。

足回りの構造はM2軽戦車の物を流用している。

バリエーション[編集]

  • CTL-1
  • CTL-2
  • CTL-3
  • CTL-4
  • CTVL
  • CTLS-4TAC
  • CTLS-4TAY
  • CTMS-ITBI
  • MTLS-IG14

登場作品[編集]

ゲーム[編集]

World of Tanks
派生型がアメリカ軽戦車MTLS-1G14として登場。

脚注・出典[編集]

関連項目[編集]