ムーンバートン

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ムーンバートン (Moombahton) は、エレクトロニック・ダンス・ミュージックの一種である。主にチョップド・アンド・スクリュードの手法を使用している。

日本ではこの項目どおり「ムーンバートン」と呼ばれることが多いが、提案者Dave Nadaによると、ムー(ン)バトンという発音が日本読みでは一番近いと思われる。

概要[編集]

Silvio Ecomo & DJ Chuckieの「Moombah (Afrojack remix)」のBPMを108まで下げたことがそもそもの始まりであり[1]、そのBPMがレゲトンと酷似しているため、MoombahとReggaetonを組み合わせ、Moombahtonと命名した。

アメリカワシントンD.C.DJ・トラックメイカー、Dave Nadaが開発したその新しいスタイルは注目を集め、2010年3月にはSydney Samsonの「riverside」のムーンバートンリミックスを含む5トラックをEPとしてリリースした。

またこのムーブメントに早期から参加する動きを見せていたのはMunchi、David Heartbreakの二人であり、彼らはダブステップなどの作品を作りながらもムーンバートンのトラックを各自で製作し、ついに共同でEP「Fuck H&M」を創り上げた。

それとほぼ同時に今度はDJ A-Macが「Heads Will Roll (A-Mac Moombahton Edit)[2]」を発表した。

日本での火付け役はblogで紹介していたKAN TAKAHIKO、FYS aka BINGOの両氏である。

派生[編集]

ダブステップグライムドラムンベースジャングルが親和性が高いように、レゲトンとも親和性が高いためドン・オマールショーン・ポールをムーンバートンにリミックスしたトラックもしばしば見られる。レゲトンはヒップホップの影響を受けて生み出された音楽であり、ムーンバートンもヒップホップから派生したトラップの要素(ハイハットの連続音など)を取り入れることもある。

また源流はAfrojack、Chuckieなどに代表されるダッチハウスであるが、 ここ最近のベース・ミュージックのムーブメントもあり、RuskoDoctor Pなどによるブロステップも積極的にムーンバートンにリミックスされている。 最近ではDavid HeartbreakがMoombahsoulという新しいジャンルを確立している。

分化したジャンルとしては、Moombahcoreがある。

脚注[編集]

  1. ^ Queen-Jones, Neil (2011年4月19日). “Scene and heard: Moombahton” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/music/musicblog/2011/apr/19/dave-nada-moombahton 2019年5月6日閲覧。 
  2. ^ 原曲はYeah Yeah Yeahsによるもの。

関連項目[編集]