ムー (雑誌)

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ムー
MU
ジャンル その他趣味・専門誌
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 学研プラス
編集部名 ムー編集部
編集長 三上丈晴
雑誌名コード 08511
刊行期間 1979年(1979年11月号) -
ウェブサイト http://gakkenmu.jp/

ムー』 (MU) は、学研プラスが発行する日本の月刊オカルト情報誌である。1979年(昭和54年)に学習研究社(現・学研ホールディングス)より創刊。学研のグループ再編に伴い、2009年10月から2015年9月までは学研パブリッシングの発行となっていた。

誌名は、一部の超古代文明論者から太平洋に在ったと主張されるムー大陸に由来する、としているが裏には色んな意味が有るとの事[1]

概要[編集]

キャッチコピーは「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」。主な内容はUFO異星人超能力UMA怪奇現象超古代文明オーパーツ超科学陰謀論などのオカルト全般である。全般的にオカルトに肯定的な記述がされている。

創刊号(1979年11月号)から創刊2周年記念号のNo.13(1981年11月号)迄は隔月刊だった。またそのNo.13より、本の判型が創刊号からのA4サイズから現行のB5サイズに変更されている。第6号迄は中学生向けだったが第7号からは大人も対象とした方針に切り替えて売り上げが伸びたという。初期の一年間はアニメや小説、芸能ネタも掲載されており、総合誌的な雑誌であった。[2]

同誌発刊後、『トワイライトゾーン』や『マヤ』などいくつか類似の雑誌も刊行されたが、長続きせず休刊に追い込まれており、この分野では2015年現在唯一発刊され続けている最長寿のオカルト雑誌である。自然現象や実在する遺跡などについての記事を掲載することもあるためか、書店ではしばしば 「自然科学」の書棚に配架されている。

当初は興味本位の非科学的な記述が目立った。鼻行類(本誌では事実のように記事が掲載されたが、生物学者による意図的なジョーク)やオクロの天然原子炉(本誌では人工物のように取り上げられた)など、意図的なゴシップも多い。福岡市東区で起こった子供見殺し事件に絡む宗教法人の記事を多数掲載していたことも知られている。近年は科学的に説明しようとする方向性に変遷しようとしているが、エセ科学との批判も多い。[誰によって?]

雑誌の紙面の内容は、3ヶ月前より決まっており、たとえ「生きてる恐竜の出現、UFOの襲来」等の世界的超常事件が起きても緊急差し替えはせず、予定通りに決まった内容で出版する方針であると編集者は語っている。ただ2009年8月の総選挙による政権交代の結果、愛読者である鳩山由起夫が総理大臣に就任した時のみは例外的に、1ヶ月遅れで読者コーナーで特集が組まれた。

『ムー』 編集部では、同誌の愛読者や投稿者を 「ムー民(むーみん)」 と呼んでいる[3]芸能人著名人福山雅治木村拓哉釈由美子デンジャラスラッシャー板前OTAKU佐藤小向美奈子中沢健鳩山由紀夫上島竜兵等)の愛読者も多く、また鳩山の妻である鳩山幸が2008年に9ヶ月ほどインタビューという形で記事を掲載していたこともある[3]火の玉研究で知られる大槻義彦が愛読者であることでも知られる。

またオウム真理教麻原彰晃が空中浮揚の写真を掲載したりヒヒイロカネについての記事を執筆した事があり、オウム幹部には上祐史浩をはじめ『ムー』や『トワイライトゾーン』経由で麻原を知った人物も多かった[4]。継続して広告を掲載するクライアントだったので好意的な取材記事も数回掲載され「提灯記事」と揶揄された事もある[5]。長期広告掲載と好意的な記事に拠り信者を増やした事は間違い無いが、その功罪については社会及び読者に対して説明や謝罪等はしないまま現在に至っている。

歴代編集長[編集]

主なライター、漫画家[編集]

その他

関連書籍[編集]

“ムー”は、学研グループによるオカルトや歴史秘話、心霊・怪談などをテーマとする書籍・映像コンテンツに冠する共通ブランド的に使われている。「ムーブックス」「ムー・スーパーミステリー・ブックス」などのシリーズ名で単行本が多数出版されている。2017年には「友達が異星人に誘拐されました」などの英語例文を紹介する『ムー公式 実践・超日常英会話』も刊行された。

関連番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 連日大盛況の『創刊40周年記念 ムー展』三上編集長「ムーはひたむきに怪しく」”. 平成30-10-30閲覧。 “三上:来年11月号が『ムー』40周年。ムーという名前は、太平洋にあったとされる失われたムー大陸から命名されたと公式ではなっています。裏にはいろんな意味があって、例えば「ム」ってカタカナは、鼻を横から見た象形文字なんです。いろいろ話すと朝になっちゃいますが。”
  2. ^ ライブドア・ニュース2009年8月4日【トレビアン】ノンフィクション・ミステリー雑誌『ムー』の編集長を直撃取材! 「アメリカは兵器としてUFOを作ってる」
  3. ^ a b 百識王フジテレビ系列、2012年6月20日放送
  4. ^ 1.上祐総括:オウム入信から現在まで ひかりの輪
  5. ^ もっともオウムに好意的なのは本誌に限った話ではなく、地下鉄サリン事件以前においては、島田裕巳などオウム真理教について好意的な見解もあった。
  6. ^ a b c d ロマサイUMA第11回”. 飛鳥昭雄公式サイト. 2018年1月8日閲覧。
  7. ^ 【月刊ムー編集長 三上丈晴 VS と学会重鎮 皆神龍太郎】 第1回「ムーの読者は、ムー読んでるって言わない」 (全3回)”. サイエンスニュース. 2018年1月8日閲覧。
  8. ^ 超ムーの世界R  雑誌「ムー」とのコラボが実現!”. エンタメ~テレHD. 2016年3月4日閲覧。
  9. ^ 月刊「ムーTV」特別創刊号~座敷わらし伝説を追跡せよ!~”. フジテレビONE/TWO/NEXT(ワンツーネクスト). 2016年3月4日閲覧。
  10. ^ 「スマホでUSEN」×『月刊ムー』コラボチャンネル開始!”. 株式会社 USEN. 2016年3月4日閲覧。
  11. ^ ムーの基礎知識”. 公式Twitter. 2016年3月4日閲覧。

関連項目[編集]

  • 南山宏 - 編集部 顧問
  • 武田崇元 - 編集部 顧問
  • ムー大陸 - 雑誌名の語源
  • ムー UMA -未確認動物- - 同誌がハートと共同開発した食玩シリーズ
  • ゴジラvsキングギドラ』 - 劇中、編集部が登場した。主人公の恋人が所属しているという設定。
  • 麻原彰晃 - 過去、ライターとして読者参加ページに寄稿、掲載されたことが縁で、ヒヒイロカネに関係した記事を執筆したことがある。ヨガの知識が豊富だったため、一時取り上げられたが、編集部が実際会ってみると怪しい人物だった上に、元々雑誌が守ってきた姿勢に「宗教の宣伝はしない」があったので、それ以降関わることはなかった。オウムが地下鉄サリン事件等を起こす前の話であるが、上祐史浩をはじめ、ムーでの麻原彰晃の記事をきっかけにオウム真理教に入信した信者は多い。
  • 大槻義彦 - 反オカルト派の学者として知られるが、ムーの愛読者でもあり、バッシングの材料を常にムーに求めていた。
  • 鳩山幸 - 『ミラクル対談』を連載。
  • 世紀末オカルト学院 - 2010年7月に放送のテレビ東京系の深夜アニメ(「アニメノチカラ」)。同誌が公式監修をしている。
  • 君の名は。 - 新海誠監督が元愛読者で、劇中にムーが登場する[1]
  • LA-MULANA - 配信攻略記事のクイズなどでコラボレーション。
  • ニッポン放送 - 1999年7月から2001年3月にかけて、月曜未明の放送休止時に『ムー』の宣伝を兼ねたラジオドラマを放送していた。
  1. ^ 新海誠監督が明かす 映画「君の名は。」と「ムー」の秘密 | ムー PLUS”. 平成30-10-30閲覧。