1976年モントリオールオリンピックの体操競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1976年モントリオールオリンピックの体操競技は、1976年7月18日から7月23日の日程で行われた。

概要[編集]

男子[編集]

団体総合では、日本が金メダルを獲得し5連覇を達成した。個人総合では、ニコライ・アンドリアノフが大差をつけて優勝した。

種目別では、「あん馬の神様」と讃えられたマジャール・ゾルタン[1]ハンガリー)が圧勝。また6種目中3種目でアンドリアノフが優勝した。

女子[編集]

団体総合は、ソビエト連邦が五輪7連覇を達成した。個人総合は、14歳のナディア・コマネチルーマニア)が、史上初の10点満点を連発して独走。圧倒的な強さで優勝するとともに世界中の人気を集めた。同国初の個人総合金メダルでもある。なお、2位だったネリー・キム(ソ連)も10点満点を出している。

種目別では、コマネチが段違い平行棒で、規定・自由(団体・個人)のすべてで10点満点をマークし、史上初の完全優勝となった。また、種目別4種目すべてに出場権を得たのはコマネチのみだったが、個人全種目制覇は、当時世界で唯一人ツカハラ跳びのできるキムに阻まれた。

競技結果[編集]

体操競技[編集]

男子[編集]

種目
団体総合 日本 日本 (JPN)
加藤沢男
塚原光男
監物永三
梶山広司
藤本俊
五十嵐久人
ソビエト連邦 ソビエト連邦 (URS)
ニコライ・アンドリアノフ
アレクサンドル・ディチャーチン
Gennady Krysin
ウラジミール・マルチェンコ
ウラジミール・マルケロフ
ウラジミール・チホノフ
東ドイツ 東ドイツ (GDR)
Roland Brückner
Rainer Hanschke
Bernd Jäger
Wolfgang Klotz
Lutz Mack
Michael Nikolay
個人総合 ソビエト連邦 ニコライ・アンドリアノフ
ソビエト連邦 (URS)
日本 加藤沢男
日本 (JPN)
日本 塚原光男
日本 (JPN)
ソビエト連邦 ニコライ・アンドリアノフ
ソビエト連邦 (URS)
ソビエト連邦 ウラジミール・マルチェンコ
ソビエト連邦 (URS)
アメリカ合衆国 ピーター・コーマン
アメリカ合衆国 (USA)
鉄棒 日本 塚原光男
日本 (JPN)
日本 監物永三
日本 (JPN)
西ドイツ エーベルハルト・ギンガー
西ドイツ (FRG)
フランス アンリ・ボエリオ
フランス (FRA)
平行棒 日本 加藤沢男
日本 (JPN)
ソビエト連邦 ニコライ・アンドリアノフ
ソビエト連邦 (URS)
日本 塚原光男
日本 (JPN)
あん馬 ハンガリー ゾルターン・マジャール
ハンガリー (HUN)
日本 監物永三
日本 (JPN)
ソビエト連邦 ニコライ・アンドリアノフ
ソビエト連邦 (URS)
東ドイツ ミハエル・ニコライ
東ドイツ (GDR)
つり輪 ソビエト連邦 ニコライ・アンドリアノフ
ソビエト連邦 (URS)
ソビエト連邦 アレクサンドル・ディチャーチン
ソビエト連邦 (URS)
ルーマニア ダヌト・グレク
ルーマニア (ROM)
跳馬 ソビエト連邦 ニコライ・アンドリアノフ
ソビエト連邦 (URS)
日本 塚原光男
日本 (JPN)
日本 梶山広司
日本 (JPN)

女子[編集]

種目
団体総合 ソビエト連邦 ソビエト連邦 (URS)
マリア・フィラトワ
Svetlana Grozdova
ネリー・キム
オルガ・コルブト
Elvira Saadi
リュドミラ・ツリシチェワ
ルーマニア ルーマニア (ROM)
ナディア・コマネチ
マリアナ・コンスタンチン
ゲオルギータ・ガボー
アンカ・グリゴラス
ガブリエラ・トゥルスカ
テオドラ・ウングレアヌ
東ドイツ 東ドイツ (GDR)
Carola Dombeck
Gitta Escher
Kerstin Gerschau
アンジェリカ・ヘルマン
Marion Kische
Steffi Kräker
個人総合 ルーマニア ナディア・コマネチ
ルーマニア (ROM)
ソビエト連邦 ネリー・キム
ソビエト連邦 (URS)
ソビエト連邦 リュドミラ・ツリシチェワ
ソビエト連邦 (URS)
ソビエト連邦 ネリー・キム
ソビエト連邦 (URS)
ソビエト連邦 リュドミラ・ツリシチェワ
ソビエト連邦 (URS)
ルーマニア ナディア・コマネチ
ルーマニア (ROM)
平均台 ルーマニア ナディア・コマネチ
ルーマニア (ROM)
ソビエト連邦 オルガ・コルブト
ソビエト連邦 (URS)
ルーマニア テオドラ・ウングレアヌ
ルーマニア (ROM)
段違い平行棒 ルーマニア ナディア・コマネチ
ルーマニア (ROM)
ルーマニア テオドラ・ウングレアヌ
ルーマニア (ROM)
ハンガリー マルタ・エゲルバリ
ハンガリー (HUN)
跳馬 ソビエト連邦 ネリー・キム
ソビエト連邦 (URS)
ソビエト連邦 リュドミラ・ツリシチェワ
ソビエト連邦 (URS)
該当者無し
東ドイツ キャロラ・ドンベック
東ドイツ (GDR)

国・地域別のメダル獲得数[編集]

順位 国・地域
1 ソビエト連邦 ソビエト連邦 (URS) 7 8 2 17
2 日本 日本 (JPN) 3 4 3 10
3 ルーマニア ルーマニア (ROM) 3 2 3 8
4 ハンガリー ハンガリー (HUN) 1 0 1 2
5 東ドイツ 東ドイツ (GDR) 0 0 4 4
6 フランス フランス (FRA) 0 0 1 1
西ドイツ 西ドイツ (FRG) 0 0 1 1
アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 (USA) 0 0 1 1
合計 14 14 16 44

脚注[編集]

  1. ^ ハンガリー人の名前は「姓-名」の順である

出典[編集]