モータウン (アルバム)

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モータウン
マイケル・マクドナルドカバーアルバム
リリース
ジャンル ブルー・アイド・ソウルソフトロック
時間
レーベル ユニバーサル・インターナショナル/モータウン
プロデュース サイモン・クライミー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 14位(アメリカ[4]
  • 17位(ニュージーランド[5]
  • 25位(デンマーク[6]
  • 29位(イギリス[7]
  • 58位(スウェーデン[8]
  • 95位(オランダ[9]
  • マイケル・マクドナルド アルバム 年表
    イン・ザ・スピリット〜ア・クリスマス・アルバム
    (2001年)
    モータウン
    (2003年)
    モータウン2
    (2004年)
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    モータウン』(Motown)は、アメリカ合衆国シンガーソングライターマイケル・マクドナルド2003年に発表したカバー・アルバム

    背景[編集]

    タイトル通りモータウンの楽曲をカバーした内容で、モータウンの作品の発売権を持つユニバーサル・インターナショナルのトニー・スウェインがマクドナルドに企画を持ち込み、エリック・クラプトンの作品での手腕を評価されたサイモン・クライミーがプロデューサーに起用された[10]。なお、レーベル側は広く知られているヒット曲のカバーを要求したが、マクドナルド自身の意向により、いわゆる「大ヒット曲」ではない曲も取り上げられた[10]

    当初は2002年10月リリース予定と報じられたが、最終的には2003年に延期され、5月にイギリス/ヨーロッパで先行発売された[3]

    反響・評価[編集]

    アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では14位に達し、『思慕(ワン・ウェイ・ハート)』(1982年)以来の全米トップ40アルバムとなった[4]。また、『ビルボード』のR&B/ヒップホップ・アルバム・チャートでは17位を記録した[11]全英アルバムチャートでは4週トップ100入りし、最高29位を記録した[7]

    第46回グラミー賞では、本作が最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞にノミネートされ、収録曲「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」は最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞にノミネートされた[12]。Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「これはネオ・ソウル系の新人でなくマクドナルドのレコードであり、清廉かつ明瞭な音作りで、シンセサイザー、ドラムマシン、そしてプロフェッショナルなボーカルに依拠しているが、彼のソロ・レコードに親しんできた人々は、特に不愉快な要素のない、いつも通りの作品と感じるだろう」と評している[13]

    収録曲[編集]

    1. 悲しいうわさ - "I Heard It Through the Grapevine" (Norman Whitfield, Barrett Strong) - 3:44
      • グラディス・ナイト&ザ・ピップスのアルバム『誰もが愛を求めてる』(1967年)より。1968年にはマーヴィン・ゲイのヴァージョンもシングル・ヒットし、アルバム『悲しいうわさ』(1968年)にも収録された。
    2. ユー・アー・エヴリシング - "You Are Everything" (Thom Bell, Linda Creed) - 2:48
      • スタイリスティックスがアヴコ・レコードから発表したアルバム『スタイリスティックス登場』(1971年)より。ダイアナ・ロスとマーヴィン・ゲイがモータウンから発表したデュエット・アルバム『ダイアナ&マーヴィン』(1973年)でもカバーされた。
    3. 涙をとどけて - "Signed, Sealed, Delivered I'm Yours" (Stevie Wonder, Lee Garrett, Syreeta Wright, Lula Mae Hardaway) - 4:07
      • スティーヴィー・ワンダーのアルバム『涙をとどけて』(1970年)より。
    4. 君に愛されたい - "I'm Gonna Make You Love Me" (Kenny Gamble, Jerry Ross) - 3:56
    5. エイント・ナッシング・ライク・ザ・リアル・シング - "Ain't Nothing Like the Real Thing" (Ashford & Simpson) - 2:48
    6. リフレクションズ - "Reflections" (Holland–Dozier–Holland) - 3:22
      • ダイアナ・ロス&シュープリームスのアルバム『リフレクションズ』(1968年)より。
    7. ハウ・スウィート・イット・イズ - "How Sweet It Is (To Be Loved by You)" (Holland–Dozier–Holland) - 5:21
      • マーヴィン・ゲイのアルバム『ハウ・スウィート・イット・イズ』(1965年)より。
    8. エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ - "Ain't No Mountain High Enough" (Ashford & Simpson) - 2:49
      • マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルのアルバム『ユナイテッド』(1967年)より。
    9. 恋 - "All in Love Is Fair" (S. Wonder) - 3:31
    10. アイ・ウォント・ユー - "I Want You" (Leon Ware, Arthur "T-Boy" Ross) - 4:28
      • マーヴィン・ゲイのアルバム『アイ・ウォント・ユー』(1976年)より。
    11. 遠い恋人 - "Distant Lover" (Marvin Gaye, Gwen Gordy Fuqua, Sandra Greene) - 4:20
      • マーヴィン・ゲイのアルバム『レッツ・ゲット・イット・オン』(1973年)より。
    12. アイ・ビリーヴ - "I Believe (When I Fall in Love It Will Be Forever)" (S. Wonder, Yvonne Wright) - 5:05
    13. シンス・アイ・ロスト・マイ・ベイビー - "Since I Lost My Baby" (Smokey Robinson, Warren "Pete" Moore) - 4:34
      • テンプテーションズのアルバム『テンプティン・テンプテーションズ』(1965年)より。

    ボーナス・トラック[編集]

    1. トゥー・ハイ - "Too High" (S. Wonder) - 5:25
      • スティーヴィー・ワンダーのアルバム『インナーヴィジョンズ』(1973年)より。

    参加ミュージシャン[編集]

    • マイケル・マクドナルド - ボーカル(all songs)、ローズ・ピアノ(on #6)、ピアノ(on #13)
    • トビー・ベイカー - キーボード、ドラム・プログラミング、ギターベース・ギター
    • ポール・ウォラー - プログラミング、パーカッション、サウンド・エフェクト
    • Jonathan Shackovskoy - Pro Tools(on #10)
    • アダム・ブラウン - Pro Tools(on #13)
    • トニー・スウェイン - ローズ・ピアノ(on #1, #8)、キーボード(on #2)、シンセサイザー(on #12)
    • ティム・エイカーズ - ハモンドオルガン(on #1, #6, #11, #13)
    • ティム・カーメン - ハモンドオルガン(on #10)
    • クリス・ロドリゲス - エレクトリック・ギター(on #1, #3, #7, #8, #12)、エレクトリック・シタール(on #2, #3)
    • サイモン・クライミー - エレクトリック・ギター(on #4)、アコースティック・ギター(on #4)、バックグラウンド・ボーカル(on #5, #7)
    • マイケル・トンプソン - ギター(on #3, #6, #8, #10)
    • トミー・シムズ - エレクトリック・ギター(on #11)、バックグラウンド・ボーカル(on #7)
    • ネイザン・イースト - ベース(on #3, #6, #7, #8, #10, #12)
    • ニッキー・ショウ - ドラムス(on #1, #7)、プログラミング(on #6, #7, #9, #11)、パーカッション(on #7)、ドラムス・エディティング(on #12)
    • リッキー・ローソン - ドラムス(on #3, #6, #8, #10, #12)
    • マーク・ドゥティット - サクソフォーン(on #4, #11)
    • クリフ・マスターソン - ストリングスアレンジ(on #1, #5)
    • ニック・イングマン - ストリングス・アレンジ(on #9, #10)
    • ジェニファー・カー - バックグラウンド・ボーカル(on #1)
    • アン・マッカリー - バックグラウンド・ボーカル(on #1, #3, #4, #6, #8, #12)
    • タミー・テイラー - バックグラウンド・ボーカル(on #1, #3, #4, #6, #8, #12)
    • ゲイル・M・ウェスト - バックグラウンド・ボーカル(on #1, #3, #4, #6, #8, #12)
    • トレイシー・アッカーマン - バックグラウンド・ボーカル(on #2, #5)
    • アルフレーダ・マッカリー・リー - バックグラウンド・ボーカル(on #3, #6, #12)
    • ドウェイン・スターリング - バックグラウンド・ボーカル(on #3, #6, #12)
    • ケヴィン・ウェイラム - バックグラウンド・ボーカル(on #3, #6, #12)
    • リオン・ウェア - バックグラウンド・ボーカル(on #10)
    • エイミー・ホランド・マクドナルド - バックグラウンド・ボーカル(on #11)
    • オードリー・マーテルズ - バックグラウンド・ボーカル(on #11)

    脚注[編集]

    [ヘルプ]
    1. ^ Motown by Michael McDonald on Amazon Music - Amazon.co.uk
    2. ^ McDonald Recharges With 'Motown' Set”. Billboard (2003年5月12日). 2019年9月20日閲覧。
    3. ^ a b 【その後のあの話〜マイケル・マクドナルド編】”. CDJournal. 音楽出版社. 2019年9月20日閲覧。
    4. ^ a b Michael McDonald Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2019年9月20日閲覧。
    5. ^ charts.org.nz - Michael McDonald - Motown
    6. ^ danishcharts.com - Michael McDonald - Motown
    7. ^ a b MICHAEL MCDONALD | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    8. ^ swedishcharts.com - Michael McDonald - Motown
    9. ^ Michael McDonald - Motown - dutchcharts.nl
    10. ^ a b 日本盤CD (UICO-1045)ライナーノーツ(中田利樹)
    11. ^ Michael McDonald Chart History - Top R&B/Hip-Hop Albums”. Billboard. 2019年9月20日閲覧。
    12. ^ Michael McDonald - Artist”. GRAMMY.com. The Recording Academy. 2019年9月20日閲覧。
    13. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Motown - Michael McDonald”. AllMusic. 2019年9月20日閲覧。