ヤシマソブリン

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ヤシマソブリン
欧字表記 Yashima Sovereign[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1991年4月10日[1]
登録日 1993年6月24日
抹消日 1998年1月15日
ミルジョージ[1]
エゾミドリ[1]
母の父 ヴィミー[1]
生国 日本の旗 日本北海道三石町[1]
生産 三石橋本牧場[1]
馬主 毛利喜昭[1]
調教師 松山康久美浦[1]
競走成績
生涯成績 34戦6勝[1]
獲得賞金 3億4440万円[1]
 
勝ち鞍
GIII ラジオたんぱ賞 1994年
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ヤシマソブリン[1]日本の元競走馬、元種牡馬。1994年のラジオたんぱ賞を制した。

戦歴[編集]

「ヤシマ」という冠名を持つが、かつての名門牧場・ヤシマ牧場とは馬主的にも血統的にも関係はなく、オーナーの毛利喜昭(モンテプリンスモンテファスト兄弟のオーナーとして知られる毛利喜八の息子)が経営する会社の名前に由来し、この馬が活躍していた前後の時期に使っていた冠名である(ほかにヤシマジャパンなどがいた。のちに「モンテ」に戻している)。

1993年10月17日東京競馬場でデビュー。12月に500万下特別を勝利したのちは低迷していたが、翌1994年5月にNHK杯で2着となり、翌月の東京優駿で3着。さらに7月のラジオたんぱ賞に優勝し重賞初制覇。ナリタブライアンの牡馬クラシック三冠達成阻止に挑む存在としてクローズアップされるようになった。

菊花賞のステップレースとしてトライアルではなくオープン特別の福島民報杯を選択し、優勝。東京優駿で2着だったエアダブリンがトライアルで芳しい結果を残せなかったこともあって菊花賞ではナリタブライアンに次ぐ2番人気に支持された。菊花賞ではナリタブライアンに1.1秒離されたものの2着を確保し、エアダブリンに先着した。

その後は重賞を勝つには至らず、オープン特別を2勝するに留まった。

競走成績[編集]

以下の内容は、netkeiba.com[2]およびJBISサーチ[3]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
(kg)
距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
1993 10. 17 東京 3歳新馬 10 4 4 3.8 (3人) 1着 岡部幸雄 53 ダ1400m(良) 1:28.4 (40.1) -1.3 (マイネルタクト)
11. 27 東京 3歳500万下 8 6 6 2.8 (2人) 5着 岡部幸雄 54 ダ1400m(良) 1:28.0 (39.5) 1.4 ビッグカントリー
12. 18 中山 3歳500万下 8 5 5 1.5 (1人) 1着 岡部幸雄 54 ダ1800m(稍) 1:56.4 (40.7) -0.2 (メアーリヒト)
1994 2. 14 東京 共同通信杯4歳S GIII 10 5 5 44.9 (8人) 4着 岡部幸雄 55 芝1800m(良) 1:48.4 (35.9) 0.9 ナリタブライアン
3. 6 中山 弥生賞 GII 11 7 9 58.0 (9人) 8着 岡部幸雄 55 芝2000m(良) 2:02.2 (35.7) 0.9 サクラエイコウオー
3. 27 中山 スプリングS GII 10 1 1 34.4 (6人) 5着 横山典弘 56 芝1800m(良) 1:50.3 (36.8) 1.2 ナリタブライアン
5. 8 東京 NHK杯 GII 16 8 16 72.0 (10人) 2着 坂井千明 56 芝2000m(良) 2:02.3 (35.7) 0.4 ナムラコクオー
5. 29 東京 東京優駿 GI 18 3 5 57.1 (10人) 3着 坂井千明 57 芝2400m(良) 2:26.9 (36.7) 1.2 ナリタブライアン
7. 3 福島 ラジオたんぱ賞 GIII 12 4 4 4.6 (3人) 1着 坂井千明 55 芝1800m(良) 1:49.1 (37.7) -0.1 タイキブリザード
10. 9 福島 福島民報杯 OP 11 5 5 3.8 (2人) 1着 坂井千明 55 芝2000m(良) 1:58.5 (35.0) -0.2 (アラタマワンダー)
11. 6 京都 菊花賞 GI 15 7 12 5.8 (2人) 2着 坂井千明 57 芝3000m(稍) 3:05.7 (35.6) 1.1 ナリタブライアン
12. 25 中山 有馬記念 GI 13 3 4 31.1 (8人) 11着 坂井千明 55 芝2500m(良) 2:33.9 (35.9) 1.7 ナリタブライアン
1995 4. 2 京都 産経大阪杯 GII 13 5 8 6.8 (3人) 7着 坂井千明 56 芝2000m(良) 2:00.0 (35.9) 0.7 インターマイウェイ
4. 23 京都 天皇賞(春) GI 18 4 7 13.9 (5人) 12着 坂井千明 58 芝3200m(重) 3:22.2 (37.8) 2.3 ライスシャワー
8. 6 新潟 関屋記念 GIII 12 7 9 4.0 (2人) 3着 坂井千明 57 芝1700m(良) 1:44.1 (37.2) 0.2 フェスティブキング
9. 18 中山 オールカマー GII 10 3 3 5.7 (3人) 6着 坂井千明 57 芝2200m(稍) 2:17.2 (35.4) 0.9 ヒシアマゾン
10. 29 東京 天皇賞(秋) GI 17 7 15 42.3 (11人) 8着 坂井千明 58 芝2000m(良) 1:59.4 (35.1) 0.6 サクラチトセオー
11. 18 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 13 4 4 9.7 (7人) 6着 坂井千明 57 芝2500m(良) 2:31.9 (36.3) 0.6 ゴーゴーゼット
1996 8. 18 函館 函館記念 GIII 12 1 1 8.9 (3人) 7着 柴田善臣 56 芝2000m(良) 2:00.7 (36.0) 0.9 ブライトサンディー
9. 15 中山 オールカマー GII 9 2 2 15.8 (3人) 5着 柴田善臣 57 芝2200m(重) 2:17.7 (37.5) 1.0 サクラローレル
10. 27 東京 天皇賞(秋) GI 17 7 13 133.0 (15人) 13着 菊沢隆徳 58 芝2000m(良) 1:59.9 (34.9) 1.2 バブルガムフェロー
11. 16 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 18 7 13 10.4 (6人) 9着 柴田善臣 56 芝2500m(良) 2:32.7 (36.7) 0.9 エルウェーウィン
12. 14 中山 ディセンバーS OP 14 5 7 9.8 (6人) 12着 坂井千明 58 芝2000m(良) 2:04.5 (36.6) 1.5 キングオブダイヤ
1997 1. 25 東京 白富士S OP 13 2 2 22.4 (7人) 5着 坂井千明 56 芝2000m(良) 2:03.1 (33.6) 0.4 セイントリファール
2. 8 東京 バレンタインS OP 12 1 1 5.1 (3人) 1着 坂井千明 58 芝1800m(良) 1:49.1 (33.9) -0.1 (エイシンコンカード)
4. 12 中山 エイプリルS OP 12 7 9 8.1 (4人) 3着 坂井千明 58 芝2000m(良) 2:00.6 (35.9) 0.3 エスジーフラット
4. 27 東京 メトロポリタンS OP 9 1 1 4.2 (2人) 6着 坂井千明 58 芝2300m(良) 2:20.1 (35.6) 1.2 マウンテンストーン
5. 31 東京 エプソムC GIII 13 8 13 15.0 (5人) 8着 坂井千明 57 芝1800m(良) 1:47.2 (34.0) 0.6 タイキマーシャル
6. 22 福島 吾妻小富士オープン OP 16 8 15 4.9 (4人) 1着 坂井千明 58 芝1800m(良) 1:46.8 (35.1) -0.1 (ゲイリーイーグル)
7. 6 阪神 宝塚記念 GI 12 7 10 56.4 (9人) 8着 坂井千明 58 芝2200m(良) 2:13.9 (38.1) 2.0 マーベラスサンデー
8. 3 新潟 関屋記念 GIII 14 6 10 6.0 (3人) 5着 坂井千明 57 芝1600m(良) 1:33.9 (34.2) 0.4 エイシンガイモン
9. 14 中山 オールカマー GII 9 8 8 6.6 (4人) 2着 坂井千明 57 芝2200m(良) 2:16.8 (35.5) 0.2 メジロドーベル
10. 26 東京 天皇賞(秋) GI 16 3 6 72.2 (9人) 12着 坂井千明 58 芝2000m(良) 2:00.5 (36.4) 1.5 エアグルーヴ
11. 16 福島 福島記念 GIII 16 8 16 6.0 (3人) 7着 坂井千明 58 芝2000m(良) 2:03.8 (37.3) 0.8 テイエムオオアラシ

引退後[編集]

競走馬を引退した後は種牡馬となり、2007年限りで種牡馬を引退した。当初は故郷の北海道新ひだか町の三石橋本牧場で、2010年1月からは新ひだか町の中橋清牧場で功労馬として余生を送っている[4]。産駒は合計6頭で、初年度産駒のモンテコンドルが新馬戦を勝った[4]。また、2000年産の牝馬ブッチが繁殖入りし、血を後世に伝えている[4][5]

血統表[編集]

ヤシマソブリン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミルリーフ系
[§ 2]

*ミルジョージ
Mill George
1975 鹿毛
父の父
Mill Reef
1968 鹿毛
Never Bend Nasrullah
Lalun
Milan Mill Princequillo
Virginia Water
父の母
Miss Charisma
1967 鹿毛
Ragusa Ribot
Fantan
*マタティナ
Matatina
Grey Sovereign
Zanzara

エゾミドリ
1974 鹿毛
*ヴィミー
Vimy
1952 鹿毛
Wild Risk Rialto
Wild Violet
Mimi Black Devil
Mignon
母の母
ゴールデンリズ
1962 栗毛
トサミドリ *プリメロ
*フリッパンシー
*ミスブゼン
Miss Buzen
Summertime
Imperial Gold F-No.18
母系(F-No.) 18号族(FN:18) [§ 3]
5代内の近親交配 Nasrullah4×5、Blandford5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ [6]
  2. ^ [7]
  3. ^ [6]
  4. ^ [6][7]

曾祖母ミスブゼンはニュージーランド産の濠サラとして走り、京都牝馬特別 (当時はオープン特別)など平地競走12勝、障害競走5勝を挙げた。祖母ゴールデンリズの半妹ゲランの仔にはシルクスキー(京都大賞典)、孫にコスモドリーム優駿牝馬)、曾孫にラッキーゲラン阪神3歳ステークス)がいる。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ヤシマソブリン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月6日閲覧。
  2. ^ ヤシマソブリンの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月6日閲覧。
  3. ^ ヤシマソブリン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月6日閲覧。
  4. ^ a b c ヤシマソブリンを訪ねて~中橋清牧場”. 競走馬のふるさと案内所 馬産地コラム. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月6日閲覧。
  5. ^ ブッチ 繁殖牝馬情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月6日閲覧。
  6. ^ a b c ヤシマソブリン 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月6日閲覧。
  7. ^ a b ヤシマソブリンの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月6日閲覧。