ユニパルス

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ユニパルス株式会社
Unipulse Corporation
種類 株式会社
略称 UNIPULSE
本社所在地 日本の旗 日本
103-0005
東京都中央区日本橋久松町9-11
設立 1970年昭和45年)4月1日
業種 電気機器
法人番号 5010001081414 ウィキデータを編集
事業内容 産業計測機器開発・製造・販売
代表者 吉本 喬美(代表取締役社長)
従業員数 150名
決算期 9月30日
主要子会社 株式会社ロボテック
外部リンク www.unipulse.co.jp
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ユニパルス株式会社: Unipulse Corporation)は、東京都中央区に本社を置く計測制御機器・FAメーカー。

概要[編集]

1970年、現社長 吉本喬美が、特殊なパルス技術を利用した、世の中に無い製品作りを目指し設立。本社を東京都文京区後楽一丁目に置き、制御機器、電源装置、高周波応用機器、工業用計測システム等々の設計、製造に着手。社名は、UniqueなPulseからUnipulseと命名。 1972年、会社を千代田区外神田に移転、マイクロ派機器や造船関連試験機などを製作する。 1974年、会社を台東区入谷に移転、主軸となるロードセルアンプやロードセル指示計等の自社発明・生産を開発、工業はかり分野に進出する。 1977年、埼玉県越谷市千間台に工場を建設。 1981年本社を同地に移転、1985年に本社ビルを建設する。その後名古屋営業所、広島営業所、福岡営業所、大阪営業所と次々に開設。

1988年、株式を店頭公開し、資本金8億約2千万円に増資する。 2000年、中央区銀座1丁目に東京事務所を開設。2001年、東証2部に上場、資本金約17億円。2006年、千葉市の電気設備施工管理会社、横浜市の半導体検査装置などの開発会社を取得。2008年には、 札幌市場に上場していた光計測装置、情報機器、精密計測装置の開発製造販売会社を株式公開買い付けにより100%子会社とするなどM&Aを積極的に行う。その後、不採算部門からの撤退などの合理化から、一時赤字転落となるも、経営基盤の強化を図り、利益率の高い体質に改善された。 2010年、本社を中央区日本橋に移転。 2011年、中国に販売子会社のユニパルス貿易(無錫)を開設。シンガポール、インドに販売拠点を設け、アジアに向けて営業を拡大。 2013年、MBOマネジメント・バイアウト)により吉本喬美が全株取得、上場廃止とする。 2014年からトルク計測機、トルク測定機能きサーボモータなど、産業用ロボット業界に向けた製品の開発・販売進めている 2015年、サーボモータ販売と会社して株式会社ロボテックを設立。

製品紹介[編集]

基幹事業はFA/ウェイング、ウェイングといわれている。ウェイング事業は、ロードセルを重量計測に用いて計測する機器の開発、販売。製品は重量充填機、配合計量などとして、化学・食品・建築資材などの原料計量に使用され、様々な生産ラインに組み込まれている。FAはファクトリーオートメーションの略。自動車部品の製造装置などに多く使用され、圧入、加締などの圧力荷重制御や回転機器のトルク制御など、あらゆる分野の産業用製造装置の生産ラインにおいて品質管理に最適なパフォーマンスを発揮する。 創業来開発を重ねているロードセルと呼ばれるセンサー(力や重さによる金属の微少な歪みによって抵抗値が変化する)は、微細な電気信号をアンプで増幅し、数値表示及び制御信号を出力して生産ライン上の機器を制御する。

上記のロードセル指示計やデジタル指示計が主力製品であり、それらに付随するプリンタや大型表示器等の周辺機器も多く開発しているが、工場の生産ライン上に組み込まれる製品のため、一般の人が実際に見ることはまずない。製品は高速度、高性能な高級機種を自負している。さまざまな業種(食品から自動車まで)の工場等で使用されている。その他、地震、雨量、積雪、風速、風向、データ収集・記録などの自然現象や、生産現場における変位、衝撃、圧力などのデーター収集・記録を行うデーターロガーを開発、災害防止のための予防予知に使用されている。

また、CMSといわれる物流仕分けシステムは、無線・重量計測のノウハウを利用し誤仕分け率99.9999%という高いスペックを実現したもので、大手ドラッグストア、コンビニなどの少量多品種の仕分けに最適で、全国3000ヶ所の大手物流センター内に導入されている。

ユニサーボは主力軸トルク測定機能付きギヤードサーボモータである。日本初のトルクサーボ機能を実現したロボット用アクチュエーターで、人間に寄り添う技術として将来が期待されている。

代表的な製品[編集]

回転トルクメータ[編集]

回転中の軸のねじれからトルクを測るセンサ。主にモータやエンジンなどの回転部品の試験に用いられる。

 UTMⅡ…スリップレス回転トルクメータ

 UTMⅡ(W)…UTMⅡの角ドライブ仕様

 UTMV…UTMⅡの防滴・防錆仕様

ロードセル[編集]

荷重または重量をはかるストレンゲージを利用したセンサ。

 SCB…高剛性・高応答性ロードセル。SuperCellシリーズ。

 USB58…高精度の引張・圧縮両対応ロードセル

変位計[編集]

0.3nmの分解能をもつ静電容量型非接触変位センサおよび光ファイバー方式非接触変位計。精密位置決め・隙間測定・芯ブレ計測・平面度測定、振動測定などに使われる

 ATW200…差動型光ファイバー変位計

 PS-IA…静電容量型非接触変位計

計重指示計(ウェイングインジケータ)[編集]

ロードセルと組み合わせ、配合計量機・液体充填機・パッカースケール・ホッパースケール・トラックスケール・定量供給ベルトスケールなどの自動はかりを構成するための制御指示計。

 FC1000…スタンダードタイプ。液体・粉体・振動に強く、高速・正確な計量制御に適している

 FC400-CCL…CC-Link搭載の組込タイプ。

荷重指示計(デジタルインジケータ)[編集]

ロードセルを接続し、ファクトリーオートメーション分野における圧入・加締め・プレス時の荷重変化を動的に監視し、製品の合否判定などを行うための制御指示計。

 FS2000…高性能タイプ。

CMS[編集]

重量検品機能付きピッキングカートシステム。

沿革[編集]

  • 1970年 - ユニパルス株式会社設立。
  • 1998年 - 株式を店頭公開。
  • 2001年 - 東京証券取引所2部上場。
  • 2002年 - 銀座七丁目に本社移転、越谷市の本社を技術センターとする。
  • 2006年 - 株式会社昭永電設、協同電子システム株式会社の全株式取得により子会社化。
  • 2008年 - 株式会社ナノテックスを株式公開買付により子会社化。
  • 2009年 - 株式会社ナノテスト(旧名:協同電子システム株式会社)を吸収合併。
  • 2010年 - 日本橋久松町に本社移転。
  • 2011年 - 中国子会社「ユニパルス貿易(無錫)有限公司」の営業開始。
  • 2013年 - MBOを実施して上場を廃止する[1]。子会社のナノテックスを合併する。
  • 2015年 - ユニサーボ(出力軸トルク測定機能付きギヤードサーボモータ)及び各種ロボットの企画・開発・販売を手掛ける株式会社ロボテックを設立。
  • 2016年 - 技術センターにNC旋盤、マシニングセンタ等の工作機器を導入、ロードセルの生産を増強。

脚注[編集]

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