ラウリ・マルカネン
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![]() フィンランド代表でのマルケネン (2017年) | |
シカゴ・ブルズ No.24 | |
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ポジション | PF/C |
背番号 | 24 |
身長 | 213cm (7 ft 0 in) |
体重 | 109kg (240 lb) |
シューズ | ナイキ |
基本情報 | |
本名 | Lauri Markkanen |
ラテン文字 | Lauri Markkanen |
フィン語 | Lauri Markkanen |
誕生日 | 1997年5月22日(23歳) |
国 |
![]() |
出身地 | ウーシマー県ヴァンター |
出身 | アリゾナ大学 |
ドラフト | 2017年 7位 |
選手経歴 | |
2014-2016 2017- |
![]() シカゴ・ブルズ |
代表歴 | |
キャップ |
![]() ![]() ![]() |
ラウリ・マルカネン (フィンランド語の発音に近い読み方ではラウリ・マルッカネン, Lauri Markkanen, 1997年5月22日 - ) はフィンランド・ウーシマー県ヴァンター出身のフィンランドのプロバスケットボール選手。ポジションはパワーフォワード。NBAのシカゴ・ブルズに所属している。
来歴[編集]
生い立ち[編集]
ラウリ・マルカネンは、フィンランドのプロバスケットボール選手だったペッカ・マルッカネン、リーッカ・マルッカネン(旧姓エッロネン)夫妻の子として、ヴァンターで生まれた。そして小さい頃は地域のチームHoNsUでプレイし、2014年から2016年の間はヘルシンキ・バスケットボールアカデミーの男子チーム(HBA-Märsky)で活躍した。
大学[編集]
アリゾナ大学[編集]
NBA選手を目指す為に渡米したマルカネンは2015年10月17日、NCAAディヴィジョン1に属するアリゾナ大学の男子バスケットボールチーム「ワイルド・キャッツ」に加入する事を口頭で合意し、同年11月11日に書面で正式に契約を交わした。当時、ESPN.comはマルカネンの事をアメリカ国内ならばTOP25位に入れる選手であり、「何人かのコーチは、彼は大学には1年だけの在籍でNBAドラフト候補になれる逸材だと言っている」と報じている。背番号はマイク・ビビー以来の10番を付けた。 2017年1月10日、SB Nationは「今まで見てきたカレッジバスケットボールの中で、最も優れたシューティング7フッターだ」と評価した。 同じ月、マルカネンはpac-12カンファレンスの週間最優秀選手とオスカー・ロバートソン週間最優秀選手に、同時に選出された。
また、シーズンが開始する前からシーズンが終わるまでの間に、オスカー・ロバートソン賞やカール・マローン賞など、様々な賞の受賞候補として名前を挙げられた。
2017年1月12日、マルカネンはライバル校であるアリゾナ州立大学を相手に18本のシュート試投数のうち12本を決めて30点を奪い、キャリアハイを記録した。それ以外にも13リバウンド(キャリアハイ)を3度記録するなど、シーズンを通して優秀な選手である事を証明した。
2017年3月6日、マルカネンはオールアメリカン3rdチームに選出された。また、同時にPac-12カンファレンス内のオール1stチームと、Pac-12カンファレンス内の大学1年生の1stチームにも選出されている。
上記のような活躍を残したことで、ESPN.comが報じていた通りにマルカネンは1年のみ大学に在籍して、2017年のNBAドラフト候補となる事を宣言した。
NBAキャリア[編集]
シカゴ・ブルズ[編集]
2017年のNBAドラフトにおいてミネソタ・ティンバーウルブズから全体7位で指名された後、ドラフト会議当日にジミー・バトラーやザック・ラヴィーンなどが絡んだ大型トレードが成立し、シカゴ・ブルズに入団[1]。7月5日に正式にブルズと契約した[2]。ルーキーシーズンとなった2017-18シーズン開幕戦のトロント・ラプターズ戦でいきなり先発起用され、17得点8リバウンドを記録し、NBAデビューを飾った[3]。2018年1月10日に行われたニューヨーク・ニックス戦でキャリア・ハイとなる33得点を記録、試合はダブルオーバータイムの末、ブルズが122-119で勝利した[4]。2018年1月28日に行われたミルウォーキー・バックス戦で17得点を記録、これで通算721得点となりハンノ・モットーラが保持していた715得点を更新し、フィンランド出身選手の最多得点記録となった[5]。
フィンランド代表[編集]
2015年にU-18FIBAヨーロッパ選手権に、フィンランド代表として招集され、試合平均18.2点の好成績を残した。
翌年2016年のU-20のFIBAヨーロッパ選手権にもフィンランド代表選手として招集され、決勝トーナメントで試合平均24.9点を記録して得点王とオール・トーナメント・チームに輝いている。
人物[編集]
兄が2人いて、そのうちの1人はプロサッカー選手であるエーロ・マルカネンである。
両親は共にバスケットボール選手としてフィンランド代表選手として選出された事があり、親子2代でフィンランド代表として国際大会に出場している。
2018年2月2日、第一子が誕生した[6]。
脚注[編集]
- ^ ウルブズとブルズがジミー・バトラーを含むトレード成立を発表 NBA JAPAN
- ^ Bulls sign Lauri Markkanen
- ^ Bulls rookie Lauri Markkanen made debut in the NBA with 17 points and 8 rebounds
- ^ Chris Barnewall (2018年1月11日). “Lauri Markkanen's eight 3-pointers are the most by a 7-footer since Dirk Nowitzki” (英語). cbssports.com. CBS Sports. 2018年1月13日閲覧。
- ^ Joonas Kuisma (2018年1月29日). “Möttölä ei menettänyt yöuniaan, kun Markkanen meni ohi pistetilastossa – "Tämän kauden vähiten yllättävä ennätys Laurilta"” (フィンランド語). yle.fi. フィンランド国営放送. 2018年2月14日閲覧。
- ^ Dominic Baciocco (2018年2月2日). “Class of 2036? Former Arizona Wildcat Lauri Markkanen welcomes first child ahead of NBA All-Star weekend” (英語). tucson.com. Arizona Daily Star. 2018年2月14日閲覧。
外部リンク[編集]
- Arizona Wildcats bio
- ラウリ・マルカネン --- 略歴と通算成績 --- NBA日本, NBA (英語) Basketball-Reference (英語)
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