ラジオ寄席

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らんまんラジオ寄席
愛称 ラジオ寄席
ジャンル バラエティ
放送方式 録音
放送期間 1974年10月 - 放送中
放送時間 毎週日曜 20:00 - 20:55(55分)
放送局 TBSラジオ
制作 TBSプロネックス
ネットワーク JRN
パーソナリティ ※TBSおよび各ネット局アナウンサーの一人が司会を担当(#歴代司会者参照)。
出演 ※各放送回毎に出演のお笑い芸人落語家
提供 秋田銘醸(美酒爛漫名義)
公式サイト 公式サイト
特記事項:
1.放送は、ナイターオフ(概ね10月 - 翌年3月)限定(2012年度現在)。

2.放送時間は、2010年度現在。

3.放送地域・時期によって、上記スポンサーがつかず、『ラジオ寄席』のタイトルで放送する場合がある。
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ラジオ寄席(ラジオよせ)は、TBSラジオキーステーションに全国JRN加盟局ネットでプロ野球シーズンオフ(概ね10月 - 翌年3月)の毎週日曜日[1]に放送されているラジオ番組である。TBSグループのラジオ番組制作会社であるTBSプロネックスが制作を担当している。

TBSラジオと一部のネット局では、秋田銘醸の「美酒爛漫」(びしゅらんまん)名義での一社提供による冠スポンサー番組として『らんまんラジオ寄席』(らんまんラジオよせ)のタイトルで放送されている(#美酒爛漫提供の有無節も参照)。

概要[編集]

NHKラジオ第1放送の『真打ち競演』『上方演芸会』と並ぶ、公開録音形式の演芸番組。ラジオの寄席ファンを中心に幅広い世代から人気を博している。放送開始から40年以上継続している長寿番組である。

番組放送期間中、全体の放送回の概ね半々ずつで、「公開録音」と、「非公開でのスタジオからの放送」が放送されている(過去には、公開録音の放送回が多かった時期もあった)。

番組の司会進行はTBSアナウンサーが務めている。ネット局での公開録音では収録担当局のアナウンサーが務めている。

公開収録[編集]

公開録音の会場はTBS放送センター内のラジオ第1スタジオ(過去には「TBSホール」〔旧TBS社屋1階〕で収録)を基本に、ネット局のお膝元の県民会館や市民会館で行われる(美酒爛漫提供地区=山形福島を除いた東北地方新潟県のみ[2])。

公開録音時、放送はされないが、前座が一席披露している。時折、ネット局地域で収録する公開録音時には、「太神楽」や「奇術」等の「見る芸」が、観覧者のみに披露されることもある。公開録音の観覧入場券は収録担当局での募集による抽選や、対象地域にある「美酒爛漫を販売する酒店のみ」での配付、秋田銘醸のインターネットの番組ページよりのメールでの募集による抽選となっている。

2016年にTBSラジオWEBサイトが一新されてからは、収録中の様子を写真で見ることができるようになっている。

スタジオ収録[編集]

公開録音以外のスタジオからの放送では、「懐かしの名人 ○○○○特集」(○○○○は名人の名前)という、物故の名人上手一演者を特集することが多い(存命中の落語家を取り上げることは基本的にない)。落語演目二席程度と番組中盤に演者のプロフィール紹介や、稀に「特集」された当人のインタビュー録音を(過去に放送されたTBSラジオの演芸番組から短く抜粋)放送する事もある。

名人上手が亡くなった際には、その芸人を偲んで年末近くに、追悼特集を組む事もある(縁りのゲスト出演者を迎える事もある)[3]

「新春スペシャル」として「懐かしの名人」で、その弟子をゲスト出演者を迎え、師匠との思い出話を交えた放送や、新真打とその師匠、名跡を襲名する落語家とその師匠を迎えてのインタビューを交えた放送等もある。

放送して欲しい「演者」「演目」のリクエストを、ハガキにて随時募集している。

歴史[編集]

1974年10月に月曜 - 金曜20:00 - 21:00の帯番組枠『ゴールデン・ワイド木曜日において、『ゴールデン・ワイド ラジオ寄席』として放送開始。

1980年代には野球開催時期の月曜日にも放送されていた時期があった(ただしTBSラジオのみ。19:30 - 20:00)。

2010年よりTBSラジオは日曜のプロ野球ナイター中継を廃止したが、「年度前期は休止、後期は放送」は今まで通り継続する。

美酒爛漫提供の有無[編集]

美酒爛漫がスポンサーにつく『らんまんラジオ寄席』の局とつかない『ラジオ寄席』の局では番組のオープニング・エンディング(オープニング参照)が若干異なり、『ラジオ寄席』では本来CMが流れる時間はローカルスポンサーが付いていない限りはTBSラジオネットワークセールス共通のCMフィラーBGMが流れる。(2017年度までは当番組専用の囃子のBGM)スポンサードネット局でもキー局とネット局ではCM内容が異なったり順番が入れ替えとなる場合もある。また、『ラジオ寄席』は他のローカルセールス番組同様自社制作の特番に差し替えとなる場合もある。この違いから番組本編(オープニング・エンディング以外)でのタイトル呼称は「らんまん」を付けず『ラジオ寄席』に固定されている。なお、芸人が公演中に「らんまん」と発言した場合、提供地区以外は編集・カットされる。放送内容の順番についても両者で入れ替えられる場合もある。

構成[編集]

公開収録版[編集]

NHKラジオ第1放送の『真打ち競演』とほぼ同じ構成となっている。

ごくまれに、演目後インタビューを行うこともある(真打ち昇進などの話題があったときに多い)。

スタジオ収録版[編集]

「名人上手」と呼ばれた故人の落語家を毎回取り上げ、TBSが保有する音源から2席が放送される。オープニングの後、特集する落語家の紹介をして一席目を放送。その落語家の経歴紹介をはさみ、二席目を放送する。

司会は、毎回ほぼ同じような言い回しで進行する(「おしゃべりはこの辺にしまして」「しばらくお待ちを」など)。なお年末年始には挨拶があるほか、時間調整のために短くフリートークをする場合もある。

オープニング[編集]

  • 「秋田の酒、美酒爛漫がお送りする、らんまん・ラジオ寄席」(美酒爛漫が協賛する地域は上記の文言をすべて放送する。協賛なし・ローカルスポンサーである地域の場合は「らんまん」のところまでを編集で割愛するため、「らんまん」と「ラジオ寄席」の間に予め一呼吸を置いている。局によっては、この文言そのものを割愛してオープニングテーマから放送する場合もある)
  • オープニングテーマ
  • 「皆さまご機嫌いかがでしょうか(年内最初は皆さま明けましておめでとうございます)。本当の寄席の笑い、名人芸をお送りする、ラジオ寄席。今週は○○(会場名)からお送りします。しばらくの間、ごゆっくりとおくつろぎください」

エンディング[編集]

  • 「○○からお送りしました、ラジオ寄席。今週は××による漫才(他に「落語」、「声帯模写」など。複数出演がある時は2-3題)でお楽しみいただきました。来週は(も)○○からお送りいたします。ご案内は□□(司会のアナウンサー名)でございました。それではみなさんごきげんよう(年内最後はそれではみなさんよいお年を)…」(非公開の時は「来週は(も)○○からお送りいたします」が割愛される場合もある)
  • 「この番組は、秋田の酒、美酒爛漫の提供でお送りいたしました」(この件は美酒爛漫協賛地域のみ。協賛なし・ローカルスポンサーの地域はここを割愛してエンディングテーマに直行)
  • エンディングテーマ

全国オンエア局一覧[編集]

2018年度のネット局。太字の局が美酒爛漫提供の『らんまんラジオ寄席』のオンエア局で、それ以外の局がローカルセールス扱いの『ラジオ寄席』のオンエア局。

過去[編集]

補足[編集]

2011年3月20日は東日本大震災発生により当番組の放送が休止され、20時から放送の局では代替番組として『宮内鎮雄 音楽の時間』がノンスポンサーで同時ネットされた(時差ネット局では各局別番組を放送)。

歴代司会者[編集]

TBSアナウンサー
  • 大沢悠里(開始 - 1985年頃まで)
  • 浦口直樹(2006年度まで。2007年度 - 2016年度は、非公開放送時司会を担当)
  • 赤荻歩(2007年度 - 。2017年度以降は非公開放送時司会も兼任)
地方ネット局の番組司会担当アナウンサー
  • 東宏典(2004年3月7日新潟放送公開録音)
  • 上野泰夫(2004年11月17日秋田放送公開録音)
  • 原口太平(2005年3月6日青森放送公開録音、3月27日放送)
  • 古池雄(2007年青森放送公開録音)
  • 菊池幸見(2011年、2014年以降のIBC岩手放送公開録音)
  • 井関裕貴(2011年、2016年秋田放送公開録音)
  • 鮫島大史(2012年青森放送公開録音)
  • 佐藤修(2013年東北放送公開録音。2011年よりスポーツ部部長となっているが引き続きラジオ寄席の司会を担当していた)
  • 守屋周(2014年以降の東北放送公開録音)

関連番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^ TBSラジオでは、1970年代中〜後半頃は、木曜日20:00からの放送
  2. ^ 2009年度より、青森放送及び新潟放送オンエア分について爛漫提供が前半1クール(10月 - 12月期)のみとなったため、以降の青森・新潟での実施が不明確だったが、2012年11月18日に青森県八戸市で公開録音(爛漫提供地区2012年12月2日・9日放送分)が実施されたため、爛漫がスポンサーに付く10月 - 12月期内に限って行う可能性がある。
  3. ^ 一例として、2018年12月31日の放送では、この年亡くなった桂歌丸を偲んで、直弟子の桂歌春、桂歌助をゲストに迎え、生前の高座より『紙入れ』を放送した。
  4. ^ 現・CBCラジオ(2013年度よりラジオを分社化)
  5. ^ 土曜 18:00〜18:55に放送。
  6. ^ 日曜 18:00〜18:55に放送。