ラストロープヌイ (駆逐艦・3代)

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ラストロープヌイ
Расторопный
1994年7月1日、バルト海上を進むラストロープヌイ
艦歴
起工 1986年8月15日 第190造船工場
所属 Naval Ensign of the Soviet Union (1950-1991).svg ソ連海軍北方艦隊
Naval Ensign of Russia.svg ロシア海軍北方艦隊
進水 1988年6月4日
竣工 1989年12月30日
要目
艦種 駆逐艦
艦型 956 「サルィーチ」設計
工場番号 872
排水量 基準排水量 6500 t
満載排水量 7940 t
全長 156.37 m
全幅 17.19 m
喫水 7.79 m
機関 蒸気タービン2 基 99500 馬力(73100 kWt)
KVG-5 4 基
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機4 基 各600 kWt
タービン発動機2 基 各1250 kWt
速力 最大速度 33.4 kn
巡航速度 18.4 kn
航続距離 2400 /32 kn
4500 浬/18.4 kn
乗員 士官 31 名
水兵 313 名
武装 KT-190「モスキート」4連装艦対艦ミサイル発射機 2 基(3M80「モスキート」ミサイル8 発)
3K90 M-22「ウラガーン」艦対空ミサイル連装発射機 1 基(9M38Mミサイル48 発)
130 mm連装両用AK-130 2 基
30 mm6砲身機関砲AK-630M 4 基
533 mm2連装魚雷発射管DTA-53 2 基
6連装対潜ロケット弾発射機RBU-1000「スメールチ3」 2 基(RGB-10ロケット48 発)
機雷 40 個
レーダー 対空・対水上捜索照準3次元レーダーMR-750「フレガートMA」 1 基
水上捜索照準レーダー「ヴォールガ」 3 基
射撃管制レーダー 「ミネラール」(「モスキート」用) 1 基
MR-700「オレーフ」(「ウラガーン」用) 6 基
MR-184「レーフ218M」(130 mm砲用) 1 基
MR-123「ヴィーンペル」(CIWS用) 2 基
ソナー MGK-335S「プラーチナS」 1 基
水中通信システムMG-7 1 基
電子戦装備 MR-405M「スタールト2」 1 基
チャフフレア連装発射機PK-2 2 基
チャフ・フレア10連装発射機PK-10「スメールイ」 8 基
諸装備 光学航法システムDVU-2 1 基
電波航法システム 2 基
通信システム 1 式
敵味方識別装置 各種
搭載機 Ka-27PS/PL 1 機

ラストロープヌイ(ロシア語:Расторопныйラスタロープヌィイ)は、ソ連ロシア連邦駆逐艦(艦隊水雷艇:Эскадренный миноносец)である。艦名は「敏捷な」といった意味のロシア語の形容詞で、ロシア帝国時代以来代々使用されてきた由緒ある艦名である。

概要[編集]

1985年3月21日956 「サルィーチ」設計艦隊水雷艇の12番艦となる工場番号第872号艦がソ連海軍に登録された。この艦は、1986年8月15日にレニングラート(現サンクトペテルブルク)の第190造船工場(A・A・ジュダーノフ記念工場、現セーヴェルナヤ・ヴェールフィ)で起工、ラストロープヌイと命名された。1988年6月4日には進水1989年12月30日に竣工すると、1990年2月28日北方艦隊に配備された。

1990年代前半には、1993年10月11日から10月15日にかけてフランストゥーロンを訪問するなど活発な活動を展開した。しかし、1990年代末には活動が低下し、そのためジェーン海軍年鑑はじめ西側諸国の専門機関ではラストロープヌイを2000年に「退役」させてしまった。しかしこれは誤りで、実際には2000年から建造元のセーヴェルナヤ・ヴェールフィにてオーバーホールに入れられたのであり、退役したという事実はなかった。北方艦隊基地方面の造船所でもオーバーホールは実施可能であるにも拘らず敢えてバルト海を経由してサンクトペテルブルクまで回航していることから、今回のオーバーホールは近代化改修工事も実施されているとの推測もある。

オーバーホールは順調に進んでおり、公開されている写真から、2007年5月26日現在工事はほぼ完了していると見られている。

関連項目[編集]

  • 水雷艇ラストロープヌイ(ソーコル級)
  • 初代艦隊水雷艇ラストロープヌイ(ヂェーヤチェリヌイ級)
  • 2代艦隊水雷艇ラストロープヌイ(7 設計)