ラノベのプロ!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ラノベのプロ! 年収2500万円のアニメ化ラノベ作家
ジャンル コメディー
小説
著者 望公太
イラスト しらび
出版社 日本の旗KADOKAWA
レーベル 富士見ファンタジア文庫
刊行期間 2016年12月20日 - 2017年6月20日
巻数 全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画
ポータル 文学、漫画

プロジェクト ライトノベルPJ ライトノベル
ポータル 文学

ラノベのプロ!(ラノベのプロ)は、2016年12月より富士見ファンタジア文庫から刊行されているライトノベル。作者望公太。イラストしらび

概要[編集]

ライトノベル作家の仕事ぶり、収入などを誇張しネタにしたコント集。ある状況が設定され、それにからめてその場にいる主人公の神陽太が業界の慣習の解説、自虐ギャグ、自戒を含めた創作論のモノローグを展開していく。

登場人物[編集]

神陽太(じんようた)

主人公。本名「陣内陽太(じんない ようた)」。1巻の時点で20歳。現在神奈川に住み、ラノベ執筆に専念するため大学を休学している。高校生のときにPX文庫(フェニックス文庫)新人賞に投稿して大賞を獲得し、高校生作家として活動を始める。しかし第1作「レガリアハート」が3巻打ち切りとなり、ついで第2作「ネバーネバーハッピーエンド」も2巻打ち切りの結果を見た。大学に入って第3作である異世界チーレム「英雄殺しの最終章(ラストワルツ)」がそれなりにヒットした。そのアニメは振るわなかったが原作は12巻まで継続している。自分をぼっち気質と評しているものの、アシスタントという体で希月を身近におき、後輩のラノベ作家女子の面倒見ている二枚舌のファッションぼっちである。ラノベ作家として以下のようなポリシーを持っている。

  • ラノベ作家は売れてなんぼだが、売れるような形にして出すことができるプロ自体がまず少ない。自分は生き残る側に入るため、そしてなりあがるために情報を集め売れ筋を研究して流行に迎合する。
  • 自分より売れている作家の新刊本は、売れゆきに貢献しないように2週間以上経ってから買う。
  • 朝起きたら布団の中でスマホから自分の情報をチェックする。
  • 午前0時就寝、午前7時起床を心がける。ランニングをして体力の維持につとめる。
  • 未成年飲酒をしていたが、絵万寺の受賞パーティーのおりに、酔って彼女にからんだため酒を飲まないようにしている。
  • 自己管理に自信がないのでハマってしまわないようにテレビゲームはやらないよう自己管理する。
  • 美容室にいったときは、美容師に嫌なほうに話を広げられないように「シナリオライターです」と詐称する。
  • 顔出しはしない。
  • ツイッターはコミュニケーションがめんどくさいのでやらない。

商業主義者であるので、自分より売上で勝る藤川に対しては敬遠するところがあり、一方で小太郎と絵万寺には先輩風を吹かせる。ライトノベルで発財して、ゆくゆくは希月にプロポーズしようと考えていたが、英雄殺しの最終章と別に始める新作のプロットの具合を偽っていたことが露見して希月と口論となり、衝動的にその思いを告白した。

希月結麻(きづき ゆま)

神陽太に雇われ、家政婦まがいのことをしている大学生。1巻の時点で20歳。家事万能で女子力の高い巨乳。テニサーに所属。高校のときはなんとなく友人に流されてギャルをやっていたが、神奈川の(神陽太とは別の)大学に入り、平凡な女子大生の身なりをしている。二次元文化にうとく、オタクではない。ラノベ作家のアイデンティティーと人間関係を築いた神陽太と、大学生をしている自分との距離に不安や疎外感を抱いており、アシスタントという彼に近い立場ゆえにそれを強く感じることになる。実は彼と両思いで、1巻8章の最後で彼にプロポーズされる。2巻では両親が離婚したことで結婚に不安を持っていたことや、ラノベをまったく知らないことで陽太と距離を感じていたことを告白した上で彼の想いを受け入れた。

藤川織人(ふじかわ おりひと)

本名「藤川織人」。神陽太の大賞であった年度の次の年にデビューした。現在22歳だが、デビュー時期の関係上陽太の後輩に当たる。神陽太の曰くイケメンで背が高くオシャレでマッチョ。第1作「ドラキュラのいる街」が大ヒットした。顔が広く、ツイッター上にもファンが多い。陽太から「良い人」と人格を認められている一方で勝手に僻まれている。陽太自身も自覚しており、なぜか嫉妬を禁じ得ないという。織人自身は「自分が作家を通d蹴られるのは陽太のおかげ」と述べており、陽太に対して好意を見せている。

小太郎(こたろう)

本名「玲瓏ケ原蒼(れいろうがはら あお)」。たびたび神陽太の家にやってくる女性ラノベ作家の卵。1巻の時点で16歳。神陽太のラノベのファンであり、英雄殺しの最終章のアニメ化記念サイン会でパーカーにサインしてもらい、彼を追いかけてその年度の新人賞で奨励賞を獲得した。以降は弟子を自称する。イラストレーターの都合で目下1巻の発売が遅れている。実家の飼い犬の名前がペンネームの由来。「〜っス」をつけて話し、フランクで神陽太の人品に敬意はない。執筆に乗り気になると、思い浮かんだ語句を口に出しつつ高速でタイプする。2巻ではイラストレーターの多忙などから受賞作の刊行が遅れに遅れ、ようやく発売されたがイラストがまったくなく、売れ行きも最悪だったため1巻で打ち切りとなった。陽太の指導で編集も認める新作プロットまでこぎつけるが、書いていて楽しくないという理由から筆を折ってしまう。陽太の説得により作家業はいったん中断し、打ち切りとなった作品の続編をネット上に書くことを選んだ。この際、陽太のことは一人の女として好きだったことを告白した。

絵万寺エル(えまんじ エル)

本名「寺島(てらしま)某」。いわゆる邪気眼系の女子中学生。1巻の時点で14歳。作中の前年度PX文庫新人賞で大賞を獲得した新人ラノベ作家。その大賞作「剣物語(つるぎものがたり)」がヒットし、2巻の時点でアニメ化が内定している。ペンネームは「evangel」をもじったものである。商業主義を嫌悪し神陽太の作品を見下しているが、小太郎とつきあいがあり、神陽太の家にあがってくる。中二病設定では彼と意気投合する。やたら態度が大きいが、実際は泣き虫でポンコツ。

剣崎比与子(けんざき ひよこ)

神陽太の担当である編集者。

千沙(ちさ)、涼(りょう)

希月の友人。

既刊一覧[編集]

  1. 年収2500万円のアニメ化ラノベ作家 2016年12月20日 初版発行 ISBN 978-4-0407-2133-0
  2. 初週実売1100部の打ち切り作家 2017年6月20日 初版発行 ISBN 978-4-0407-2136-1