ラルフ・ミリバンド

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ラルフ・ミリバンド(Ralph Miliband, 1924年1月7日 - 1994年5月21日)は、マルクス主義政治理論の研究者。

第一次世界大戦中、ワルシャワから逃げてきたポーランド系ユダヤ労働者の両親の下でブリュッセルで生まれたが、第二次世界大戦中にナチスドイツがベルギーに侵攻した(ベルギーの戦い)ため、職人だった父親と共にイギリスに逃れた。イギリスに移住後、アドルフという本名がユダヤ人を弾圧したアドルフ・ヒトラーと同じ名前であることを嫌いラルフと改名した。英語を学んだ後にベルギー亡命政府の資金援助でロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に進学し、ハロルド・ラスキの下で学ぶ。その後、LSEやリーズ大学で教鞭を執る。

1970年代、『ニュー・レフト・レヴュー』誌上でニコス・プーランツァス国家の相対的自律性をめぐる論争を繰り広げる(ミリバンド-プーランツァス論争)。

息子が2人おり、長男デイヴィッド・ミリバンドは、ブラウン内閣外相を務めた。次男エド・ミリバンドイギリス労働党党首。

日本語訳著書[編集]

  • 『現代資本主義国家論――西欧権力体系の一分析』(未來社, 1970年)
  • 『マルクス主義政治学入門』(青木書店, 1979年)
  • 『イギリスの民主政治』(青木書店, 1984年)
  • 『階級権力と国家権力――政治論集』(未來社, 1986年)