リカ (小説)

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リカ
著者 五十嵐貴久
発行日 2002年2月
発行元 幻冬舎
ジャンル ホラーサスペンス
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 381
コード ISBN 4-344-00150-8
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リカ』は2002年幻冬舎から刊行された五十嵐貴久の小説。

概要[編集]

出会いサイトで知り合ったリカという怪物のような女性にストーキングされ追い詰められるサラリーマンの姿を描いたホラーサスペンス小説。

2001年第2回ホラーサスペンス大賞を受賞した著者のデビュー作で、2002年2月に単行本が発売された。なお、選考時のタイトルは『黒髪の沼』。2003年に文庫本が発売され、単行本には未収録だったエピローグが収録されている。

あらすじ[編集]

印刷会社「東洋印刷社」に勤めるサラリーマン・本間隆雄は、家族を愛しながらも、かつて後輩が勧めた出会いサイトの魅力に嵌り、インターネット上で交わされる女性とのやり取りに興じる日々を送っていた。

ある時、本間は自身の昇進を機に、出会いサイトの中で知り合った「リカ」に携帯番号を教え、コンタクトを取ろうとする。それを機に本間は、リカから執拗に電話を受け、嫌気が差した本間は新しく携帯を変えて関係を絶つ。だが、リカは本間の想像を超えたストーキングを開始し、居所をリカに突き止められた本間は、リカの常軌を逸した手段に精神的にも追い詰められてしまう。本間の周りの人間がリカの犠牲にさらされたとき、本間はリカとの対峙を決意する。

登場人物[編集]

本間 隆雄
印刷会社「東洋印刷社」の営業部副部長(作中で専任部長に昇進)。妻と娘を愛する良き家庭人だが、坂井に出会いサイトを勧められたのを機に、出会いサイトにのめりこんで行く。出会いサイト内では「本田たかお」というハンドルネームを使用している。
リカ
本間と出会いサイトで知り合った女性。サイトの文面上では職業は看護婦(現:看護師)で性格は臆病で優柔不断な女性だと本間に分析されていた。だが本性は歪んだ自尊心の持ち主で、相手の意もおかまいなしに一方的に好意を抱き、異常な方法で追い詰めていく。異様にやせ細った体型で体臭はきつい、だが声だけは綺麗という特徴を持つ。ある病院で「雨宮リカ」として看護婦をしていた時、そこの医者に好意を抱いた末に殺害した可能性がある。
坂井 政司
大手総合出版社「蒼星社」の編集者をしている本間の後輩。本間に出会いサイトの存在を教え、その世界に引き込んだ張本人。自身も出会いサイトを通じて女性と出会うことに興じている。
原田 信也
「原田探偵事務所」所長の探偵で本間の大学時代の友人。探偵事務所を開く以前は刑事をしていた。パソコンや個人情報の危険性を熟知し、出会いサイトに嵌った本間に呆れながらも、本間の依頼を受け、リカの素性を探る。
菅原 忠司
警視庁の刑事。肩書きは警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査一係担当係長、階級は警部補。原田の警察時代の先輩で30年以上の経験を持つベテラン。

刊行情報[編集]

スピンオフ[編集]

テレビドラマ[編集]

2003年3月1日に「土曜ワイド劇場」枠で「土曜ワイド劇場25周年記念特別企画」として放送された。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

漫画[編集]

リカ 黒髪の沼』(りか くろかみのぬま) のタイトルでコミカライズ。