リトルアマポーラ

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リトルアマポーラ
Little-Amapola20100529.jpg
欧字表記 Little Amapola
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2005年1月24日(14歳)
登録日 2007年4月25日
抹消日 2010年12月10日
アグネスタキオン
リトルハーモニー
母の父 コマンダーインチーフ
生国 日本の旗 日本北海道白老郡
生産 社台コーポレーション白老ファーム
馬主 (有)社台レースホース
調教師 長浜博之栗東
競走成績
生涯成績 22戦5勝
獲得賞金 2億3298万2000円
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リトルアマポーラ (Little Amapola) は日本の元競走馬馬名の由来は、英語スペイン語を組み合わせた言葉で「小さなひなげしの花」。

エリザベス女王杯クイーンカップ(いずれも2008年)、愛知杯2009年)優勝馬。

経歴[編集]

2歳[編集]

2007年12月8日ミルコ・デムーロを鞍上に迎えた新馬戦でディープインパクトの半妹ヴェルザンディらを破り初勝利を飾る。2戦目では武幸四郎に乗り替わり、17頭中9番人気となったが最後の直線で外から豪快に差し切り2勝目を挙げた。

3歳[編集]

年明けの緒戦は京成杯。22年ぶりの牝馬制覇に挑むが道中馬込みに揉まれマイネルチャールズの4着に終わる。その後、クイーンカップに出走。馬体重が大幅に減っていたがここでは1番人気に推され、その期待に応えるように3勝目を挙げ重賞初制覇を果たした。

レース後は桜花賞に向けて調整され、レース当日には馬体重も戻りトールポピーに次ぐ2番人気に支持される。レースではやや出遅れたため位置取りがやや後方になってしまい、出走馬最速の上がり3ハロン34秒3の脚で猛然と追い込んでくるも届かずレジネッタの5着に敗れた。

その後、優駿牝馬では前走での最速の上がりが評価されて1番人気に支持されたが、伸びない大外を回らされたこともあって、トールポピーの7着に敗れ、レース後はリフレッシュ放牧に出された。しかし、放牧先では春の激戦の影響もあって体調を崩し、調整が大幅に遅れることになった。そのため、秋はトライアルを使わず直行で秋華賞から始動したが、ブラックエンブレムの6着に敗れた。

エリザベス女王杯優勝時

エリザベス女王杯ではクリストフ・ルメールを鞍上に迎えて挑み、道中は前目に付け最後の直線の入口で先頭に立つと、カワカミプリンセスベッラレイアの追撃を振り切りGI初制覇を飾った。鞍上が武幸四郎に変わってからは後方からレースを進め大外を回すというスタイルであったが、これを先行させて勝たせたルメールの騎乗は、それまで後方一辺倒であったハーツクライを先行させて勝った2005年の有馬記念の再現と評されている。

カワカミプリンセスベッラレイア等の古馬相手に勝利した事が評価され、同年のJRA賞で、並み居る3歳牝馬クラシックホース3頭を抑え、最優秀3歳牝馬を受賞した。

4歳[編集]

愛知杯

4歳となった2009年は鞍上に福永祐一を新たに迎えマイラーズカップから始動。好位からレースを進めたが、直線で伸びあぐねて7着に敗れた。その後、5月17日ヴィクトリアマイルでは好位からレースを進めたが、直線で伸び切れず6着に終わった。その後、6月21日マーメイドステークスでは中団から最後の直線で追い込んでくるものの逃げるコスモプラチナを捕らえることができず3着に敗れた。

休養を挟んで10月18日府中牝馬ステークスでは好位追走も伸び切れず5着に敗れた。連覇がかかったエリザベス女王杯ではクリストフ・スミヨンを鞍上に迎え4番人気で出走。道中3番手でレースを進めたが、直線で伸び切れず7着に敗れた。12月19日の第47回愛知杯に出走、スタートから好位置をキープし、最後の直線で逃げ粘るブラボーデイジーを交わして1着入線し、1年ぶりの勝利を挙げた。

5歳[編集]

5歳となった2010年2月6日小倉大賞典に1番人気で出走。道中先団でレースを進めたが、直線で失速してしまい13着と大敗した。続く3月13日中京記念では5着に敗れた。続く4月17日のマイラーズカップでは中団待機もまったく伸びず18着と殿負けに終わった。5月29日金鯱賞では好位を追走するも伸びを欠き6着に敗れた。6月20日のマーメイドステークスでは中団追走も直線では伸びず11着と大敗した。

夏の休養を挟み、10月17日の府中牝馬ステークスに出走し、最速の上がりを記録したが、人気通りの7着に敗れた。11月14日のエリザベス女王杯では好位を追走するが直線でアパパネとの追い比べに敗れ4着だった。12月4日鳴尾記念では道中3番手を追走するが直線で失速し11着と大敗した。そして12月10日付けで登録抹消され、引退後は繁殖牝馬となった。

繁殖成績[編集]

馬名 誕生年 毛色 厩舎 馬主 戦績
初仔 エバーハーモニー 2012年 黒鹿毛 キングカメハメハ 栗東・藤岡健一
園田・新子雅司
→栗東・藤岡健一
→栗東・長浜博之
(有)社台レースホース 19戦2勝(引退)
2番仔 クィーンアマポーラ 2013年 青鹿毛 栗東・藤岡健一 3戦0勝(引退・繁殖)
3番仔 エジステンツァ 2014年 鹿毛 栗東・藤岡健一
→美浦・田中博康
現役
4番仔 ラカージェ 2015年 黒鹿毛 ノヴェリスト 美浦・大竹正博 (株)G1レーシング 現役
5番仔 モルビデッツァ 2016年 鹿毛 ハービンジャー 美浦・古賀慎明 (有)サンデーレーシング
6番仔 2017年 栗毛 エピファネイア

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離馬場 タイム
上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2007 12. 8 阪神 2歳新馬 12 8.3 (3人) 1着 M.デムーロ 54 芝1600m(良) 1:39.2 (34.6) -0.1 (アウロラプラネット)
12. 23 阪神 2歳500万下 17 16.9 (9人) 1着 武幸四郎 54 芝1600m(重) 1:35.7 (34.3) -0.3 (ミッキーチアフル)
2008 1. 20 中山 京成杯 JpnIII 16 4.6 (2人) 4着 武幸四郎 54 芝2000m(良) 2:03.1 (36.4) 0.2 マイネルチャールズ
2. 23 東京 クイーンC JpnIII 16 2.9 (1人) 1着 武幸四郎 54 芝1600m(良) 1:35.5 (34.4) -0.2 (ライムキャンディ)
4. 13 阪神 桜花賞 JpnI 17 3.8 (2人) 5着 武幸四郎 55 芝1600m(良) 1:34.6 (34.3) 0.2 レジネッタ
5. 25 東京 優駿牝馬 JpnI 18 3.9 (1人) 7着 武幸四郎 55 芝2400m(稍) 2:29.3 (35.4) 0.5 トールポピー
10. 19 京都 秋華賞 JpnI 18 13.9 (6人) 6着 武幸四郎 55 芝2000m(良) 1:58.7 (34.3) 0.3 ブラックエンブレム
11. 16 京都 エリザベス女王杯 GI 18 13.2 (4人) 1着 C.ルメール 54 芝2200m(良) 2.12.1 (34.4) -0.2 カワカミプリンセス
2009 4. 18 阪神 マイラーズC GII 10 12.4 (4人) 7着 福永祐一 56 芝1600m(良) 1.34.3 (33.6) 0.5 スーパーホーネット
5. 17 東京 ヴィクトリアマイル GI 18 7.5 (3人) 6着 福永祐一 55 芝1600m(良) 1.33.9 (34.6) 1.5 ウオッカ
6. 21 阪神 マーメイドS GIII 16 5.4 (2人) 3着 福永祐一 56.5 芝2000m(良) 2.00.6 (34.8) 0.4 コスモプラチナ
10. 18 東京 府中牝馬S GIII 18 4.7 (2人) 5着 内田博幸 55 芝1800m(良) 1.45.4 (35.3) 0.8 ムードインディゴ
11. 15 京都 エリザベス女王杯 GI 18 12.4 (4人) 7着 C.スミヨン 56 芝2200m(良) 2.14.9 (34.0) 1.3 クィーンスプマンテ
12. 19 中京 愛知杯 GIII 18 7.4 (4人) 1着 中舘英二 56.5 芝2000m(良) 1.59.7 (34.6) 0.0 (ブラボーデイジー)
2010 2. 6 中京 小倉大賞典 GIII 15 3.7 (1人) 13着 中舘英二 56 芝1800m(良) 1.48.8 (38.3) 1.6 オースミスパーク
3. 13 中京 中京記念 GIII 18 13.1 (7人) 5着 中舘英二 56 芝2000m(良) 2.02.3 (35.4) 0.3 シャドウゲイト
4. 17 阪神 マイラーズC GII 18 49.7 (11人) 18着 中館英二 55 芝1600m(良) 1.35.0 (35.7) 2.1 リーチザクラウン
5. 29 京都 金鯱賞 GII 14 25.2 (9人) 6着 福永祐一 55 芝2000m(良) 2.00.3 (34.4) 0.8 アーネストリー
6. 20 阪神 マーメイドS GIII 16 12.9 (6人) 11着 福永祐一 57 芝2000m(良) 2.00.7 (35.9) 1.2 ブライティアパルス
10. 17 東京 府中牝馬S GIII 17 12.9 (7人) 7着 勝浦正樹 55 芝1800m(良) 1.46.8 (33.0) 0.4 テイエムオーロラ
11. 14 京都 エリザベス女王杯 GI 17 22.3 (7人) 4着 福永祐一 56 芝2200m(良) 2.13.5 (35.5) 1.0 スノーフェアリー
12. 4 阪神 鳴尾記念 GIII 12 22.6 (8人) 11着 幸英明 55 芝1800m(良) 1.45.9 (35.0) 1.0 ルーラーシップ

血統[編集]

リトルアマポーラ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系

アグネスタキオン
1998 栗毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
アグネスフローラ
1987 鹿毛
*ロイヤルスキー
Royal Ski
Raja Baba
Coz o'Nijinsky
アグネスレディー *リマンド
イコマエイカン

リトルハーモニー
1995 鹿毛
*コマンダーインチーフ
Commander in Chief
1990 鹿毛
*ダンシングブレーヴ
Dancing Brave
Lyphard
Navajo Princess
Slightly Dangerous Roberto
Where You Lead
母の母
ルイジアナピット
1985 鹿毛
*ヴァリィフォージュ
Valley Forge
Petingo
Border Bounty
ミユキカマダ *ダイアトム
ヤヨイカマダ
母系(F-No.) コランディア系(FN:9-e) [§ 2]
5代内の近親交配 Hail to Reason 4×5 [§ 3]
出典
  1. ^ [1]
  2. ^ [2][1]
  3. ^ [1]

母は3勝馬。祖母のルイジアナピットは牝馬東京タイムズ杯阪神牝馬特別勝ち。

出典[編集]

  1. ^ a b c 血統情報:5代血統表|リトルアマポーラ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年2月23日閲覧。
  2. ^ 平出貴昭 (2014年9月17日). “『覚えておきたい日本の牝系100』収録の全牝系一覧”. 競馬“血統”人生/平出貴昭. 2017年2月23日閲覧。