リンリスゴー侯爵

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リンリスゴー侯爵
Marquessate of Linlithgow
Coronet of a British Marquess.svg
Marquess of Linlithgow Arms.svg
紋章記述 Azure on a chevron Or between three bezants a laurel leaf Vert
創設時期 1902年10月23日
創設者 エドワード7世
貴族 連合王国貴族
初代 ジョン・ホープ(7代ホープトン伯)
現所有者 エイドリアン・ホープ英語版(4代リンリスゴー侯)
相続人 アンドリュー・ホープ(ホープトン伯)
相続資格 初代侯爵の直系嫡出の男系男子(the 1st Marquess's heirs male of the body lawfully begotten)
付随称号 ホープトン伯爵、エイザリー子爵、ホープ卿、ホープトン男爵、ニドリー男爵

リンリスゴー侯爵: Marquess of Linlithgow)は、連合王国貴族侯爵位。スコットランド議会英語版議員チャールズ・ホープ英語版1703年に叙されたホープトン伯爵位を前身とし、オーストラリア総督などを歴任した7代ホープトン伯爵ジョン・ホープ1902年にリンリスゴー侯爵に叙されたのに始まる。

歴史[編集]

本邸のホープトン・ハウス英語版

スコットランド議会英語版リンリスゴーシャー英語版選出の議員であるチャールズ・ホープ英語版(1681–1742)は、1703年4月15日スコットランド貴族爵位のホープ卿(Lord Hope)エイザリー子爵(Viscount Aithrie)ホープトン伯爵(Earl of Hopetoun)に叙された[1]。彼はスコットランド併合後の1722年から1742年にかけてはスコットランド貴族の貴族代表議員としてイギリス議会の貴族院議員になっている[2]

その長男である2代ホープトン伯ジョン・ホープ英語版(1704–1781)は、1744年から1760年にかけてスコットランドの警察卿(Lord of Police)を務めた[1][3]

2代ホープトン伯の息子である3代ホープトン伯ジェイムズ・ホープ英語版(1741–1817)は、1784年から1790年1794年から1796年にかけてスコットランド貴族の貴族代表議員としてイギリス議会貴族院議員を務めた[1][4]。さらに1809年2月3日には連合王国貴族爵位リンリスゴー州におけるホープトンのホープトン男爵(Baron Hopetoun, of Hopetoun in the County of Linlithgow)に叙されたことでイギリス貴族院議員に列した。この爵位は自身の男系男子の他、父の男系男子にも継承が可能な特別継承規定が付けられており、以降の当主も自動的にイギリス議会貴族院の議員に列するようになった[1][4]。また初代ホープトン伯の妻ヘンリエッタ・ジョンストン(1682-1750)が、初代アナンデイル侯爵・第2代アナンデイル=ハートフェル伯爵英語版ウィリアム・ジョンストンの娘にあたる関係から、3代ホープトン伯は後世に第5代アナンデイル=ハートフェル伯爵英語版(Earl of Annandale and Hartfell)位の継承者だったことが確認された(デ・ジュリ[5]

3代ホープトン伯の異母弟ジョン・ホープ英語版(1765–1823)は、ナポレオン戦争で活躍した陸軍将校であり、襲爵前の1814年5月17日に連合王国貴族爵位リンリスゴー州におけるニドリー城のニドリー男爵(Baron Niddry, of Niddry Castle in the County of Linlithgow)に叙されている。 その後、1817年に異母兄の死去により、4代ホープトン伯位を継承している(デ・ジュリのアナンデイル=ハートフェル伯爵位のみ彼ではなく、3代ホープトン伯の娘アンに継承されている)[5][1][6]

4代伯の死後、その長男ジョン・ホープ(1803–1843)が5代ホープトン伯位を継承した[1][7]。5代伯の死後は、その一人息子ジョン・アレグザンダー・ホープ(1831–1873)が6代ホープトン伯位を継承した[1][8]

6代ホープトン伯の死後、その息子ジョン・エイドリアン・ルイス・ホープ(1860–1908)が7代ホープトン伯爵を継承した。彼はヴィクトリア州総督(Governor and Commander-in-Chief of Victoria)、支払長官英語版宮内長官英語版オーストラリア総督スコットランド大臣などを歴任し、1902年10月27日に連合王国貴族爵位リンリスゴー侯爵(Marquess of Linlithgow)に叙せられた[9][10]

初代リンリスゴー侯爵の死後、その息子ヴィクター・アレグザンダー・ジョン・ホープ(1887–1952)が2代リンリスゴー侯爵位を継承した。彼は1936年から1943年にかけてインド総督を務めたことで知られる[9][11]

2代リンリスゴー侯爵の死後、その息子チャールズ・ウィリアム・フレデリック・ホープ英語版(1912–1987)が3代リンリスゴー侯爵位を継承した[9][12]

3代リンリスゴー侯爵の死後、その息子エイドリアン・ジョン・チャールズ・ホープ英語版(1946-)が4代リンリスゴー侯爵位を継承。彼が2017年現在の当主である[9][13]

本邸はスコットランド・ウェスト・ロージアンサウス・クイーンズフェリー英語版にあるホープトン・ハウス英語版[9][13]

現当主の保有爵位・準男爵位[編集]

現当主エイドリアン・ジョン・チャールズ・ホープ英語版は以下の爵位・準男爵位を保有している[9][13]

  • 第4代リンリスゴー侯爵 (4th Marquess of Linlithgow)
    (1902年10月27日勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第10代ホープトン伯爵 (10th Earl of Hopetoun)
    (1703年4月15日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • 第10代エイザリー子爵 (10th Viscount Aithrie)
    (1703年4月15日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • 第10代ホープ卿 (10th Lord Hope)
    (1703年4月15日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • ホープトンの第8代ホープトン男爵 (8th Baron Hopetoun, of Hopetoun)
    (1809年2月3日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • リンリスゴー州におけるニドリー城の第7代ニドリー男爵 (7th Baron Niddry, of Niddry Castle in the County of Linlithgow)
    (1814年5月17日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • (カークリストンの)第12代準男爵英語版 (12th Baronet, "of Kirkliston")
    (1698年3月1日の勅許状によるノヴァスコシア準男爵位)

一覧[編集]

ホープトン伯爵 (1703年)[編集]

  • 初代ホープトン伯チャールズ・ホープ英語版 (1681–1742)
  • 2代ホープトン伯ジョン・ホープ英語版 (1704–1781) 先代の息子
  • 3代ホープトン伯ジェイムズ・ホープ=ジョンストン英語版 (1741–1816) 先代の息子
  • 4代ホープトン伯ジョン・ホープ英語版 (1765–1823) 先代の異母弟
  • 5代ホープトン伯ジョン・ホープ (1803–1843) 先代の息子
  • 6代ホープトン伯ジョン・アレグザンダー・ホープ (1831–1873) 先代の息子
  • 7代ホープトン伯ジョン・エイドリアン・ルイス・ホープ (1860–1908) 先代の息子、1902年にリンリスゴー侯爵に叙される

リンリスゴー侯爵 (1902年)[編集]

  • 初代リンリスゴー侯ジョン・エイドリアン・ルイス・ホープ (1860–1908)
  • 2代リンリスゴー侯ヴィクター・アレグザンダー・ジョン・ホープ (1887–1952)先代の息子
  • 3代リンリスゴー侯チャールズ・ウィリアム・フレデリック・ホープ英語版 (1912–1987)先代の息子
  • 4代リンリスゴー侯エイドリアン・ジョン・チャールズ・ホープ英語版 (1946-)先代の息子
    • 法定推定相続人は現当主の長男ホープトン伯(儀礼称号)アンドリュー・クリストファー・ヴィクター・アーサー・チャールズ・ホープ (1969-)
      • その法定推定相続人はその長男エイザリー子爵(儀礼称号)チャールズ・エイドリアン・ブリストー・ウィリアム・ホープ(2001-)

系図[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g Heraldic Media Limited. “Hopetoun, Earl of (S, 1703)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2017年9月28日閲覧。
  2. ^ Lundy, Darryl. “Charles Hope, 1st Earl of Hopetoun” (英語). thepeerage.com. 2017年9月28日閲覧。
  3. ^ Lundy, Darryl. “John Hope, 2nd Earl of Hopetoun” (英語). thepeerage.com. 2017年9月28日閲覧。
  4. ^ a b Lundy, Darryl. “James Hope Johnstone, 3rd Earl of Hopetoun” (英語). thepeerage.com. 2017年9月28日閲覧。
  5. ^ a b Heraldic Media Limited. “Annandale and Hartfell, Earl of (S, 1662)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2017年9月28日閲覧。
  6. ^ Lundy, Darryl. “General John Hope, 4th Earl of Hopetoun” (英語). thepeerage.com. 2017年9月28日閲覧。
  7. ^ Lundy, Darryl. “John Hope, 5th Earl of Hopetoun” (英語). thepeerage.com. 2017年10月5日閲覧。
  8. ^ Lundy, Darryl. “John Alexander Hope, 6th Earl of Hopetoun” (英語). thepeerage.com. 2017年10月5日閲覧。
  9. ^ a b c d e f Heraldic Media Limited. “Linlithgow, Marquess of (UK, 1902)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2017年9月28日閲覧。
  10. ^ Lundy, Darryl. “John Adrian Louis Hope, 1st Marquess of Linlithgow” (英語). thepeerage.com. 2017年10月5日閲覧。
  11. ^ Lundy, Darryl. “Victor Alexander John Hope, 2nd Marquess of Linlithgow” (英語). thepeerage.com. 2017年10月7日閲覧。
  12. ^ Lundy, Darryl. “Charles William Frederick Hope, 3rd Marquess of Linlithgow” (英語). thepeerage.com. 2017年10月7日閲覧。
  13. ^ a b c Lundy, Darryl. “Adrian John Charles Hope, 4th Marquess of Linlithgow” (英語). thepeerage.com. 2017年10月7日閲覧。

関連項目[編集]

  • グレンデボン男爵英語版
  • ランケイラー男爵英語版
  • アナンデイル=ハートフェル伯爵英語版
  • ホープ準男爵英語版
  • ホープ=ダンバー準男爵英語版