ルイス・セベリーノ

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  • ルイス・セベリノ
ルイス・セベリーノ
Luis Severino
ニューヨーク・ヤンキース #40
Luis Severino on August 5, 2015 (2).jpg
2015年8月5日
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 アト・マジョール州
生年月日 (1994-02-20) 1994年2月20日(25歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 アマチュア・フリーエージェントとしてニューヨーク・ヤンキースと契約
初出場 2015年8月5日 ボストン・レッドソックス
年俸 $4,500,000(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ルイス・セベリーノLuis Severino, 1994年2月20日 - )は、ドミニカ共和国アト・マジョール州出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、MLBニューヨーク・ヤンキース所属。

愛称はセビー[2]

経歴[編集]

2012年に$225,000の契約金でニューヨーク・ヤンキースと契約した[3]。契約時、ストレートは最速91マイル毎時 (146 km/h)を計測した[4]。その年、ルーキー級ドミニカン・サマーリーグヤンキース1でプロデビューを果たした。14試合に登板し、4勝2敗、防御率1.68、45奪三振を記録した。

2013年はルーキー級ヤンキース1でプレーし、A級チャールストン・リバードッグスに昇格し、10試合に登板し、4勝2敗、防御率2.45、44奪三振を記録[5]。ストレートは最速97マイル毎時 (156 km/h)を記録した[4]

2014年は「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングで球団内1位の評価を受けた[5]。開幕時、A級チャールストンでプレーし、A+級タンパ・ヤンキースに昇格、7月にオールスター・フューチャーズゲームに世界選抜として出場[6]。オールスター明けにはAA級トレントン・サンダーへ昇格[3]。このシーズン3チームで24試合に登板し、6勝5敗、防御率2.46、127奪三振を記録[7]

2015年の開幕前には「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングで球団内1位、マイナー全体でも23位の高評価を受けた。AA級トレントンで8試合に登板し、2勝2敗、防御率3.32、48奪三振を記録。AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースに昇格、11試合に登板し、7勝0敗、防御率1.91、50奪三振を記録[8]。7月終わり、マイケル・ピネダの負傷に伴い[9]、メジャー昇格が決まる[10]。8月5日、ボストン・レッドソックス戦でメジャーデビューを果たし、5回2失点で敗戦投手となった。しかし、以後は安定したピッチングを披露し、先発ローテーションの一角として投げ続けた。レギュラーシーズンでの成績は防御率2.89・5勝3敗という内容だった。

2016年9月26日のトロント・ブルージェイズ戦で警告試合となった後でジャスティン・スモーク死球を行い、両チーム入り乱れる乱闘を起こし、退場処分を受けた[11]。最終的に先発とリリーフを投げ分け、それぞれ11試合ずつで投げた。好投した前年とは打って変わって、防御率5.83・3勝8敗と打ち込まれて大きく負け越した。ただ、奪三振率を僅かに上昇させるなど、成長を見せた面もあった。

2017年開幕前の2月8日に指名投手枠で第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ドミニカ共和国代表に選出された[12]。シーズンでは9月4日のオリオールズ戦で通算200奪三振を達成した[13]。初めてシーズン通して先発として投げ規定投球回をクリア、さらにチームトップタイの14勝、防御率2.98、奪三振230を挙げた。

2018年3月17日の開幕戦であるトロント・ブルージェイズとの試合で自身初の開幕投手に指名された[14]。5回と2/3回を投げ、1安打を許すが7奪三振を残し開幕戦を勝利で飾る[15]。2018年5月2日のアストロズ戦で自身初のメジャーでの完封を記録し、10三振も奪い4-0で勝利した[16]。4月16日から6月4日にかけて68回を投げ、7勝・0敗・防御率1.85・45安打(4本塁打)・82奪三振・14四球・被打率.185で1自責点内に抑えた試合が6試合もあり少なくとも6回まで10連続でクオリティ・スタートを達成する。6月16日にレイズ戦で8回を投げ、3安打・2四球で9奪三振を残し、10勝目をあげた。2017年のオールスター休暇前の勝利数の2倍で、これは2014年の田中将大以来だった。7月1日のレッドソックス戦で2011年のC.C.サバシア以来となる6回と2/3回を投げオールスター休暇前に13勝目をあげた。オールスターに選出され、2度目の選出となった[17]。シーズンの半分で20先発で128回と1/3回を投げ、WHIP1.01・被打率.209・32四球・144奪三振・14勝2敗だった。オールスター休暇前に14勝を挙げたのは、1934年のレフティ・ゴメス、1961年のホワイティー・フォード、1969年のメル・ストットルマイヤー以来4人目だった。しかし後半戦は、速球の切れ味とチェンジアップの制球がイマイチであった為、調子を落とした[18]。それでも通年では32試合に先発登板し、防御率3.39 (リーグ9位) ・19勝 (同3位) 8敗・220奪三振 (同8位) という成績を残し、シーズンオフのサイ・ヤング賞投票では1ポイントだけ獲得した[19]。また、同年は平均球速97.6マイル (158キロ) をマークし、規定投球回に到達したメジャーリーグの先発投手で最速であった[18]2018年のアメリカンリーグワイルドカードゲーム英語版に先発した[20]。オフに球団オプション付きで4年総額4000万ドルの契約を結んだ。

選手としての特徴[編集]

最速101mph、平均約97mphのフォーシームと、平均80mph台後半のスライダーチェンジアップを投じる。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2015 NYY 11 11 0 0 0 5 3 0 0 .625 255 62.1 53 9 22 0 2 59 2 1 21 20 2.89 1.20
2016 22 11 0 0 0 3 8 0 1 .273 312 71.0 78 11 25 1 3 66 3 0 48 46 5.83 1.45
2017 31 31 0 0 0 14 6 0 0 .700 783 193.1 150 21 51 0 6 230 6 0 73 64 2.98 1.04
2018 32 32 1 1 0 19 8 0 0 .704 780 191.1 173 19 46 0 5 220 8 0 76 72 3.39 1.14
MLB:4年 96 85 1 1 0 41 25 0 1 .621 2130 518.0 454 60 144 1 16 572 19 1 218 202 3.51 1.15
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2015 NYY 11 5 11 1 1 .941
2016 22 4 13 2 1 .895
2017 31 7 27 2 2 .944
2018 32 6 22 2 3 .933
通算 96 22 73 7 7 .931
  • 2018年度シーズン終了時

記録[編集]

背番号[編集]

  • 40 (2015年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Luis Severino Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年2月25日閲覧。
  2. ^ Yanks Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧
  3. ^ a b Sherman, Joel (2014年7月17日). “The pitching prospect hailed as Yankees’ best in a decade”. New York Post. 2015年8月1日閲覧。
  4. ^ a b Marchand, Andrew (2014年2月5日). “Severino, Yanks' next international star?”. ESPN New York. ESPN.com. 2014年9月12日閲覧。.
  5. ^ a b Norris, Josh (2013年12月9日). “2014 New York Yankees Top 10 Prospects”. Baseball America. 2014年9月12日閲覧。
  6. ^ Lennon, David (2014年7月14日). “Yankees pitching prospect Luis Severino earns high praise at Futures Game”. Newsday. 2015年8月1日閲覧。
  7. ^ Luis Severino Minor League Statistics & History - Baseball-Reference.com”. Baseball-Reference.com. 2015年8月1日閲覧。
  8. ^ Kuty, Brendan (2015年8月1日). “Why Yankees' top prospect Luis Severino is better than ever”. NJ.com. 2015年8月2日閲覧。
  9. ^ Hatch, Ryan (2015年7月30日). “How close is Luis Severino to joining the Yankees?”. NJ.com. NJ Advance Media. 2015年8月2日閲覧。
  10. ^ King III, George A. (2015年8月1日). “Yankees to call up, let loose pitching phenom Severino”. New York Post. 2015年8月1日閲覧。
  11. ^ Yanks, Blue Jays clear benches twice MLB.com (英語) (2016年9月27日) 2017年3月16日閲覧
  12. ^ DR aims to defend title as WBC '17 roster set MLB.com (英語) (2017年2月15日) 2017年3月4日閲覧
  13. ^ Severino reaches 200 K's, embraces ace role MLB.com (英語) (2017年9月4日) 2017年9月6日閲覧
  14. ^ Yankees tab Luis Severino to start 2018 Opening Day”. MLB. 2018年3月17日閲覧。
  15. ^ “Blue Jays overpowered by Stanton, Yankees on Opening Day - Sportsnet.ca” (英語). Sportsnet.ca. https://www.sportsnet.ca/baseball/mlb/blue-jays-overpowered-stanton-yankees-opening-day/ 2018年5月15日閲覧。 
  16. ^ Luis Severino pitches complete game shutout in 4–0 win over Astros”. MLB. 2018年5月2日閲覧。
  17. ^ Kernan, Kevin (2018年7月8日). “Yankees have at least four All-Stars — including Gleyber Torres”. Nypost.com. 2018年10月3日閲覧。
  18. ^ a b 村上雅則、友成那智 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2019』 廣済堂出版、2019年、46頁。ISBN 978-4-331-52217-2。
  19. ^ 2018 Awards Voting - AL Cy Young Voting - Baseball-Reference.com (英語) . 2019年3月13日閲覧。
  20. ^ Kristie Ackert. “Yankees Luis Severino to face off against A's 'opener' Liam Hendriks in wild card game”. NY Daily News. 2018年10月3日閲覧。

関連項目[編集]