ルハーンシク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルハーンシク
Луганськ
Отель Украина.jpg
ルハーンシクの市旗 ルハーンシクの市章
市旗 市章
位置
の位置図
座標 : 北緯48度34分 東経39度18分 / 北緯48.567度 東経39.300度 / 48.567; 39.300
歴史
建設 1795年
行政
 ウクライナ
 行政区画 ルハーンシク州の旗 ルハーンシク州
 市 ルハーンシク
地理
面積  
  市域 257 km2
人口
人口 (2004年現在)
  市域 445,900人
    人口密度   1,802人/km2
その他
等時帯 東ヨーロッパ時間 (UTC+2)
夏時間 東ヨーロッパ夏時間 (UTC+3)
郵便番号 91000
市外局番 +380 642
ナンバープレート АА
公式ウェブサイト : http://gorod.lugansk.ua/

ルハーンシクウクライナ語: Луганськ[1])は、南東ウクライナに位置する都市で、ルハーンシク州州庁所在地である。

ウクライナ語名ではルハーンシク(ルハンシク)、ロシア語名ではルガーンスク(ルガンスク)となるが、しばしばルハーンスク(ルハンスク)と発音される。2014年以降、ウクライナ政府の管轄が及んでおらず、ルガンスク人民共和国の支配下に置かれている。

地理[編集]

ルハーンシクは、ドンバス地方の最大の都市の一つで、ルハンシク州の南東部、ビリヒーウカ川とルハーンカ川の合流地に位置する。気候は大陸気候である。1月の平均気温は-5.9°C、7月は+21.7 °Cとなっている。

歴史[編集]

  • 10世紀13世紀クマン人の時代。
  • 13世紀15世紀モンゴル帝国の時代。
  • 15世紀17世紀クリミア・ハン国の時代。
  • 17世紀以降:ロシア帝国の時代。
  • 1775年:現在のルハーンシクの北西部でウクライナ・コサックの集落、カムヤヌィイ・ブリドが創立される。
  • 1790年:帝政ロシア政府の命令によりカール・ガスコイン技師は現在のルハンシクの周辺に砂鉄・石炭を発見する。
  • 1795年エカチェリーナ2世は現在のルハーンシクの周辺に鋳鉄製造工場を建立することを命じる。工場の周辺の集落は「エカチェリノスラヴスキ・ザヴォート」と呼ばれるようになる。ルハーンシクが創立された年とされる。
  • 1797年:集落は「ルガーンスキイ・ザヴォート」に改名される。人口の大部分はイギリスの技師たちとセルビア出身の軍人であった。
  • 1800年:ウクライナ初の高炉が建立され、武器生産が開始される。以降、ルガーンスクの工場はロシア帝国の重要な軍事施設となる。
  • 1882年:集落のルガーンスキイ・ザヴォートは「ルガーンスク」に改名され、ロシアの大きな工業都市となる。
  • 1896年蒸気機関車製造工場が建立される。
  • 1917年1919年:ロシアの革命期、ウクライナの内戦期。
  • 1919年:ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の都市となる。
  • 1935年:ルガンスクは「ヴォロシロフグラード」に改名される。
  • 1942年1943年:ドイツ軍の占領下に置かれる。
  • 1958年:ヴォロシロフグラードは「ルガーンスク」に改名される。
  • 1970年:ルガーンスクは「ヴォロシロフグラード」に改名される。
  • 1990年:ヴォロシロフグラードは「ルガーンスク」に改名される。
  • 1991年:ウクライナは独立し、「ルガーンスク」は「ルハーンシク」となり、ルハーンシク州の州庁所在地となる。

2014年ウクライナ騒乱[編集]

2014年ウクライナ騒乱から続く混乱の中で、ルハーンシクは親ロシア側の武装勢力・ルハーンシク人民共和国(ルガンスク人民共和国)が実効支配するようになった。政府側は、都市の奪還に向けてルハーンシク空港の支配を取り戻すものの、同年6月14日には兵員や物資を乗せた輸送機(IL-76)が派武装勢力側に撃墜され49人が死亡する事件も生じた。[2]

人口[編集]

観光[編集]

ロシア帝国時代・ソ連時代にルハーンシクは重工業都市となっていた関係で、文化的価値を有する場所は少ない。

姉妹都市[編集]

[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 「野原」を意味している。ルハーンカ川にちなんで名づけられた。
  2. ^ “輸送機撃墜、49人死亡 最多の犠牲者 ウクライナ、停戦困難に”. 産経新聞. (2014年6月14日). http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2014/06/14ukraine/ 2014年5月17日閲覧。 
  3. ^ (英語) (ウクライナ語) 2001年のウクライナ国勢調査

参考文献[編集]

  • (日本語) 『ポーランド・ウクライナ・バルト史 』/ 伊東孝之,井内敏夫,中井和夫. 山川出版社, 1998.12. (新版世界各国史 ; 20)
  • (ウクライナ語) Історія міст і сіл Укр. РСР. Чернігівська область - Київ, 1972.