レキシントン級航空母艦

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レキシントン級航空母艦
USS Lexington (CV-2) leaving San Diego on 14 October 1941 (80-G-416362).jpg
基本情報
艦種 航空母艦正規空母改造空母
命名基準 アメリカ独立戦争の古戦場
運用者 Seal of the United States Department of the Navy.svgアメリカ海軍
建造期間 1921年 - 1925年
就役期間 1927年 - 1946年
同型艦 2
建造数 2
前級 ラングレー
次級 レンジャー
要目
排水量 34,067 トン(設計時)
基準排水量 36,000 トン
常備排水量 41,187 トン
満載排水量 43,054 トン
全長 888 ft (270.66 m)
水線長 850 ft (259.08 m)
最大幅 106 ft (32.30 m)
水線幅 105 ft-5.25 in (32.1 m)
吃水
  • 満載時:30 ft (9.1 m)
  • 最大:33 ft (10 m)
飛行甲板
  • 全長:866 ft-2 in (264 m)
  • 全幅:105 ft-11.25 in (32.28 m)
主缶 水管ボイラー×16基
主機 蒸気タービン×4基
推進器 ターボ・エレクトリック方式×4軸
出力
  • 設計時:180,000 hp (130,000 kW)
  • 最大:212,702 hp (158,612 kW)[1]
速力 33.25 kn (61.58 km/h)
最大速力 34.99 kn (64.80 km/h)[1]
航続距離 10ノット/10,000 nmi (19,000 km)
乗員 2,791名(1942年:艦船1,940名、航空851名)
兵装
装甲
  • 水線部:5 – 7 in (127–178 mm)
  • 甲板部:0.75 - 2 in (19–51 mm)
  • 砲塔部:0.75 in (19 mm)
  • 隔壁部:5 - 7 in (127–178 mm)
搭載機 78 - 90機
特殊装備
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レキシントン級航空母艦Lexington class aircraft carrier)は、アメリカ海軍航空母艦の艦級。巡洋戦艦の船体を流用して建造されたアメリカ海軍初の大型正規空母

概要[編集]

第一次世界大戦後、アメリカ海軍はダニエルズ・プランに基づき海軍の拡張計画を実施しており、その中には40.6cm砲8門を装備するレキシントン級巡洋戦艦6隻の整備が含まれていた。また、同時期に完成したアメリカ海軍初の空母「ラングレー」は、比較的低速の給炭艦を改装したものであることから戦艦や巡洋艦と共同して作戦を行うには速力の不足が指摘されていた。このため「ラングレー」に続く空母は艦隊に随伴できる航行性能を持った艦として計画が進められ、1万t級のものから3万t級のものまで様々な案が出されていたが[2][3]、その中でもレキシントン級巡洋戦艦の設計を流用した3万9千tの大型空母案が1921年に海軍内部で承認され、レキシントン級巡洋戦艦の中でも建造の遅れていた「レンジャー」(CC-4)が実際に空母へと改造する対象に選ばれた[4]。だが1922年に発効したワシントン海軍軍縮条約によりダニエルズ・プランは計画中止、レキシントン級巡洋戦艦も全艦が廃棄対象となった。一方でワシントン海軍軍縮条約では未成艦を含めた戦艦・巡洋戦艦の空母への改装が認められたことから、レキシントン級巡洋戦艦の中でも建造が進んでいた「レキシントン」と「サラトガ」の船体を利用し2隻の大型航空母艦(レキシントン級航空母艦)が整備されることとなった。

空母としてのレキシントン級は前述の3万9千t級空母案を元に、軍縮条約の排水量上限である3万3千tに合わせる形で改設計を実施した。船体は巡洋戦艦時代の最上甲板上に一段の格納庫と飛行甲板を載せた格好となり飛行甲板の長さは264mに達した一方、格納庫の長さはエレベータ間の119mと短く、容積の狭さや航空機の整備能力が問題となった。建造当初は飛行甲板上にカタパルトを設置したが、これは水上機の発艦用に設けられたもので短期間で撤去された。主砲は当初6インチ砲を予定していたが、最終的に8インチ砲8門が艦橋の前後に搭載され、高角砲としては5インチ砲12門が飛行甲板の両脇に配置された。艦橋は8インチ砲の射撃指揮装置を備えた大型のものが右舷に立てられ、その後方には機関からの煙路をまとめた大きな煙突を有していた。機関部は巡洋戦艦時代の蒸気タービンによるターボ・エレクトリック方式をそのまま利用し、定格18万馬力、過負荷21万馬力に達する出力により33ノット(戦前の公試運転では34ノット以上)の高速を発揮した[5][6]。1928年の公試でレキシントンは 202,973馬力で34.59ノットを発揮し[7]、サラトガは212,702馬力で34.99ノットを発揮した[8]

アメリカ海軍初の大型空母として完成した本級は竣工後の成績も優秀であり、太平洋戦争開戦時点では世界水準のほぼ全般を満たしていた。また、船体の規模や搭載機数では本級と同様の経緯で建造された日本海軍の空母赤城加賀と拮抗した。

同型艦[編集]

登場作品[編集]

テレビ番組[編集]

THE世界遺産 ビキニ環礁核実験場』
取材時点での海底に沈む実際のサラトガの映像あり。

脚注[編集]

  1. ^ a b 1928年のサラトガ公試
  2. ^ 『アメリカの空母』、p85
  3. ^ 『世界の艦船』1981年1月号、p171
  4. ^ 『アメリカの空母』、p85-86
  5. ^ 『アメリカの空母』、p87-88
  6. ^ 『世界の艦船』1991年7月号、p91-92
  7. ^ Anderson & Baker, p312
  8. ^ U.S. Aircraft Carriers: An Illustrated Design History、p. 390


参考文献[編集]

  • 歴史群像太平洋戦史シリーズ vol.53 『アメリカの空母』2006年、学習研究社 ISBN 4-05-604263-2
  • 雑誌『世界の艦船海人社
1981年1月号増刊 アメリカ航空母艦史
1991年7月号 特集・アメリカの空母
  • Friedman, Norman (1983). U.S. Aircraft Carriers: An Illustrated Design History. Annapolis, MD: Naval Institute Press. ISBN 0-87021-739-9 
  • Anderson, Richard M.; Baker, Arthur D. III (1977). “CV-2 Lex and CV-3 Sara”. Warship International (Toledo, OH: International Naval Research Organization) XIV (4): 291–328. ISSN 0043-0374. 

関連項目[編集]