ロゼッタ (ゲームキャラクター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
マリオシリーズ > キャラクター > ロゼッタ (ゲームキャラクター)
ロゼッタ
マリオシリーズのキャラクター
初登場作品 スーパーマリオギャラクシー
声優 メルセイディズ・ローズ
ケリー・ケイン
ローラ・フェイ・スミス

ロゼッタRosetta、日本国外ではRosalina)は、任天堂のゲームソフトシリーズマリオシリーズに登場する架空の人物である。

概要[編集]

2007年11月1日発売のWii用ゲームソフト『スーパーマリオギャラクシー』で初登場した女性キャラクター。その後も『マリオカート』シリーズなどのゲームに登場している。シリーズの多くで星の子「チコ」(Chiko、日本国外ではLuma)と行動を共にしている。

同ゲームシリーズのピーチ姫に似ているが、身長がピーチより高く、『スーパーマリオギャラクシー』のマリオと比較してもかなり高い。なお、『ギャラクシー』開発当初はピーチと同程度の身長であったが、同時期に開発されていた『マリオカートWii』での登場が決まった際に「女性キャラクター初の重量級キャラクターとして扱いたい」というマリオカートのプロデューサーである紺野秀樹の要望を受け、宮本茂も「今後のゲーム出演した際に他のキャラとの差別化にもなる」という案も受けたことで承諾し、身長が大幅に伸びた[1][2]

髪は色の薄いブロンドヘアで、右目は前髪で隠れている。水色のドレスを身にまとい、肩を露出しており、頭には銀色の王冠を付けている。スポーツの時には主にノースリーブのミニスカートと銀色のタイツを着用する。イヤリングや胸には星型のエンブレムがはめ込まれている。

経歴[編集]

ロゼッタの過去は『ギャラクシー』における「ほうき星の天文台」でチコたちに読み聞かせる絵本という形で語られている。この絵本の物語は『ギャラクシー』のディレクターである小泉歓晃によって書かれたものである。

出身はマリオたちと同じ惑星であり、彼らより数百年前(もしくは1000年以上前)に生まれている(これについては、ロゼッタが既に純粋な人間とは異なる存在で老化していないのか、ウラシマ効果によるものか、人間ではあるが魔法によるものかは不明)。家族は父親がいたが母親はロゼッタが幼い頃に亡くなっており、弟がいたということも語られている。なお、絵本の背景イラストや文脈からして、キノコ王国の王族(つまりピーチの遠い先祖の家系)ではないかと見られる描写があるが、詳細は明かされていない。

ある日、ロゼッタはチコ(星の子)と出会い、「ママを捜している」というチコの話を聞いて自身も母のいない悲しみを身をもって知っていたロゼッタはチコと共に宇宙に旅立ってママを捜すことを決意する(この際に使った宇宙船は出会ったチコが作ったもので、後にキノピオ探検隊に貸し出している)。その後、不思議な氷塊の小惑星を拠点に宇宙中を探索するが、ママは依然として見つからない。その後ロゼッタは「そもそもチコたちに親はいない」ということに気づき始めるが、母親の大切さを知るロゼッタはチコのママであろうと努めていった。そして月日が流れる中、最初に出会ったチコたちとは別のチコたちの一団と出会い、彼らもまたママを捜して宇宙を放浪していたため、ロゼッタは皆を受け入れることにして、ロゼッタの一団は大きな家族となっていった..。.

だがある日、ついにロゼッタ自身がホームシックとなってしまい、チコたちに彼らにママはいないから代わりになろうとしていたこと、そして自身の母は既に亡くなっていることを打ち明ける。最初に出会ったチコはロゼッタの思いを知るとともに自身の使命、すなわち「新たな星になる」時が来たと悟り、自ら彗星となってロゼッタたちの家となっていた小惑星と一体化し宇宙船「ほうき星の天文台」にして、ロゼッタを故郷に戻れるようにしたのだ。

ロゼッタはチコが自ら星になったことに驚くも、仲間は自らの意思で星になる理由が見つかったそのチコは幸せだったと教えられ、ロゼッタも定期的に自分の故郷に戻りながら「チコたちのママ」を続ける決意を固めるのであった。これが100年に一度、マリオたちの星にほうき星が訪れる理由である。

ロゼッタの家族については、母親は金髪のロングヘアの持ち主で4章にて姿が少しだけ見えており、父親についてはロゼッタが「自慢のお髭」を持つ人物で、弟は緑の帽子のようなものを被っている、というピーチ姫、マリオ、ルイージとそれぞれ共通する面を持っている。また故郷にキノコ王国らしき描写が映し出されており、ロゼッタはマリオ達やキノコ王国との関連性を少なからず見せているが、詳細は作中では明らかにされない。

ゲーム作品でのロゼッタ[編集]

スーパーマリオギャラクシーシリーズ[編集]

スーパーマリオギャラクシー
宇宙空間に存在する「ほうき星の天文台」でチコとともに旅をしている。チコ達からは「ママ」と呼ばれている。ヘブンズ・ドアでマリオの事を見ていたらしい。「マリオ」という言葉を懐かしがったりするなど、謎の多い人物だ。
ゲームのストーリーが進むと、ロゼッタ自身が絵本を読むイベントが度々あるが、この絵本は上述のようにこれはロゼッタ自身の過去を書き綴ったもので、ロゼッタが何故宇宙を旅しているのか、何故、ロゼッタがチコたちに「ママ」と呼ばれているかなどが分かる。
スーパーマリオギャラクシー2
コースを何回もミスすると「おたすけウィッチ」として現れ、お手本プレイで自動的に進みパワースターを取ってくれる。ただし、お手本プレイで取ったスターは自分で取った扱いにはならない「ブロンズスター」になってしまうため、パワースターを集めるにはおてほんプレイに頼るのではなく、自力でパワースターをとる必要がある。
なお、この「おたすけウィッチ」はロゼッタ本人ではない。ロゼッタ本人はエンディングや「チャンピオンシップギャラクシー」のパワースター「マスターオブギャラクシー」の最後のシーンにも登場し、「マスターオブギャラクシー」をクリアすると星船マリオにも出現する(その条件をクリアするとルーバが『ほうき星の魔女を呼んだのはアンタかい? お会いするのは久しぶりだけど変わってないねえ』と言うようになる)。エンディングには「ほうき星」の天文台で、絵本を読むシーンもある。度々手紙を送ってくるのだ。

マリオカートシリーズ[編集]

マリオカートWii
女性初の重量級キャラクターとして登場。スピード、ハンドリング、ミニターボ、ハンドル操作時の減速回避などが上昇する。彼女のカートにはチコがついて走り、チコにもボイスが設定されている。バイク系マシン搭乗時には、ピーチ、デイジーと同じく服装がライダースーツになる。
マリオカート7
『マリオカートWii』に続いて参戦。今作からチコがいなくなっており、ロゼッタ単身での参戦となった。また、スペシャルカップの第2コースに彼女の名を冠した「ロゼッタプラネット」が登場。氷のコースで滑りやすくなっている。
マリオカート アーケードグランプリDX
2013年12月18日のバージョンアップより追加キャラクターとして参戦。能力は最高速タイプ。ボイスは『マリオカート7』で使われたものが再使用されている。
マリオカート8 ・ マリオカート8 デラックス
『マリオカートWii』でのライダースーツが復活し、バイクのほかにATVバギー搭乗時に着用する。また、今作でシリーズ初登場となるキャラクターとして、ロゼッタの赤ん坊姿のベビィロゼッタが登場。大人のロゼッタは重量級、ベビィロゼッタは軽量級の扱い。

マリオパーティシリーズ[編集]

マリオパーティ アイランドツアー
プレイヤーキャラではないが、ボードマップ「ロケットレースギャラクシー」の案内役をチコと共に勤める。ボイスは無い。
マリオパーティ10
本作以降はプレイヤーキャラとして登場。amiiboパーティでは「ロゼッタマップ」というマップもある。このマップでロゼッタのターンになると音楽が『スーパーマリオギャラクシー』の「天文台のロゼッタ」のBGMのアレンジになる。
マリオパーティ スターラッシュ
プレイヤーキャラとして登場。キノピオパレードでは、マップ上に存在する光る石を壊すことができる固有能力が使える。
マリオパーティ100 ミニゲームコレクション
プレイヤーキャラとして登場。
スーパー マリオパーティ
プレイヤーキャラとして登場。

マリオテニスシリーズ[編集]

マリオテニス オープン
ロゼッタ本人は未登場だが、ニンテンドードリーム7月号によると、プレイヤーキャラとして参戦候補だったが、出すことは叶わなかった様子。代わりにチコはプレイヤーキャラとして登場している。
マリオテニス ウルトラスマッシュ
プレイヤーキャラとして、ミニスカートのスポーツ衣装で登場。女性キャラ唯一のパワータイプで、常に若干宙に浮いた状態でプレイする。
マリオテニス エース
前作と同様、ミニスカートのスポーツ衣装で登場。スニーカーはキャラクターごとにそれぞれのアートワークが付いている。今作でも宙に浮いている様子が伺える。入場やスペシャルスマッシュの時、チコが登場する。
マリオテニス ウルトラスマッシュは、クッパと並ぶパワータイプだったがマリオスポーツ スーパースターズからテレサと同じトリッキータイプとなった。

その他のマリオシリーズ作品[編集]

スーパーマリオ 3Dワールド
条件を満たすとプレイヤーキャラとして操作出来る。プレイヤー操作時の頭身はピーチと同じくらいの高さになっている。スピンによる二段階ジャンプが出来るほか、スピンやヒップドロップで攻撃する。
この作品ではマリオ達同様にパワーアップアイテムによる変身を行うことができる(スーパーマリオ 3Dワールド#パワーアップ(変身)を参照)。「ファイアロゼッタ」と「ブーメランロゼッタ」では髪型がポニーテールになり、さらに「ファイア」はドレスが赤色に変わる。「タヌキロゼッタ」はマリオ達と同様の茶色い狸の着ぐるみを着用し、「ネコロゼッタ」では猫の着ぐるみが黒色になる。なお、「ちびロゼッタ」「スーパーロゼッタ」状態よりも上位の変身中はスピンが使用できなくなる。
マリオゴルフ ワールドツアー
有料でのダウンロードでプレイヤーキャラとして操作することが出来る。ピーチとデイジーのように運動に特化した服には着替えず、ドレスのままでゴルフに臨む。ゴルフクラブを持たず、ステッキを使いゴルフクラブを操るスタイルを取る。飛距離はクッパに次ぐ。また、すべての演出において、チコが登場している。『マリオカート7』で使われたケリー・ケインによるボイスが再使用されている。
スーパーマリオメーカー
「キャラマリオ」として、マリオがロゼッタに変身するという形で登場。ボイスは『スーパーマリオ 3Dワールド』、効果音は『スーパーマリオギャラクシー』からの流用。
マリオ&ソニック AT リオオリンピック
3DS版ではオリンピックマッチの新体操フープに参加するアンロックキャラとして、WiiU版では新体操クラブに参加するゲストキャラとして、長袖のレオタードを身に纏い登場。3DS版ではチャンピオンズロードにおけるエクストラ競技の新体操フープの対戦相手で、WiiU版ではオリンピック大会での挑戦者であり、それぞれ彼女に勝利する事でオリンピックマッチで使用可能となる。他の新体操に参加する女性選手と違い、レオタード以外の衣装は無い。
マリオスポーツ スーパースターズ
メインプレイヤーキャラとして登場。ゴルフはドレスで、その他のスポーツは全てミニスカートで競技に参加する。全体的にパワー重視だが、テニスではタイプが変更され、トリッキータイプになっている。また彼女のみウルトラスマッシュのデザインをそのまま採用しているが、ゲーム、セット、マッチ獲得(敗北)時には本ゲームオリジナルのポーズが用意されている。ベースボールでの利き手は投打共に右。配役はゴルフおよびテニスの一部分でケリー・ケイン、他のスポーツゲームではすべてローラ・フェイ・スミスが担当している。
スーパーマリオ オデッセイ
「月の国 裏 ラビットクレーター」のとある壁に、ドット姿のロゼッタの壁画が存在する。
マリオが帽子を当てると、コインを数枚くれる。

マリオシリーズ以外の出演作品[編集]

すれちがいMii広場
「ピースあつめの旅」に登場するパネルである「ヒロイン」の中に、任天堂を代表するヒロインの一人として登場。ここでポリーンと初共演を果たした。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
ロゼッタ&チコとして、『マリオカートWii』以来となるチコと同時にプレイヤーとなるパターンで基本プレイヤーキャラクターとして参戦。ロゼッタとチコの二人一組で闘う。
身長は原作要素がより強調されて非常に長身となっている。服装のデザインに若干の変更がなされており、ドレスの裾に星のマークが薄く描かれている。またカラーチェンジで『スーパーマリオ 3Dワールド』のファイアロゼッタと同一のカラーになる。
パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション
隠しキャラとして登場。固有スキルとして、「ロゼッタのささやき」「ロゼッタのひとみ」が使える。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
前作に続いて ロゼッタ&チコとして参戦。

派生型のロゼッタ[編集]

ベビィロゼッタ[編集]

マリオカート8』で初登場したキャラクター。髪が短髪になっているが、右目は大人のロゼッタ同様に隠れており、服のデザインは大人のロゼッタのドレスを基にしたものとなっているなど、配色も同様に大人のロゼッタと共通している。また、ベビィピーチ、ベビィデイジーと同様におしゃぶりをしている。声優はロゼッタと同じく、ローラ・フェイ・スミスが担当している。

配役[編集]

登場作品[編集]

ロゼッタ姫
ABⅭ間 T U E I J K N O V F W G R P Q B H A S
T子間 ロゼッタ(初代) 巨大ロゼッタ 巨大ロゼッタ(バイク) ロゼッタ(バイク) ネコロゼッタ(初代) タヌキロゼッタ ブーメランロゼッタ ファイアロゼッタ ネコロゼッタ(2代) チビロゼッタ スーパーロゼッタ ロゼッタ(大乱闘スマッシュブラザーズ) ロゼッタ(2代) ロゼッタ(テニス) ロゼッタ(マインクラフト) ロゼッタ(新体操) ゴールドロゼッタ ドクターロゼッタ ドクターファイアロゼッタ ロゼッタ(ハロウィン) ロゼッタ(サーフィン) ロゼッタ(オーロラ) ロゼッタ(スイマー)
年間 2007年11月1日 2008年4月10日 2008年4月10日 2008年4月10日 2013年11月21日 2013年11月21日 2013年11月21日 2013年11月21日 2013年11月21日 2013年11月21日 2013年11月21日 2014年9月13日 2015年9月10日 2015年11月20日 2015年12月17日 2016年2月18日 2018年10月5日 2019年10月4日 2020年3月5日 2019年10月23日 2019年11月1日 2020年2月12日 2020年7月1日

脚注[編集]

  1. ^ ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2008年7月号掲載インタビュー(74ページ)における紺野の発言より。
  2. ^ 『マリオカートWii』にて、ロゼッタを使用可能にさせるには、ミラーの全カップで✩をとるか、通算4950回レースプレイをする必要があるが、『スーパーマリオギャラクシー』のセーブデータがあると、100cc全カップを優勝するか、通算50回レースプレイすれば使用可能になる。