ロレンゾ・ケイン

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ロレンゾ・ケイン
Lorenzo Cain
ミルウォーキー・ブルワーズ #6
Lorenzo Cain (46983645735) (cropped).jpg
ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2019年5月13日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州ラウンズ郡バルドスタ
生年月日 (1986-04-13) 1986年4月13日(34歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手 (主に中堅手)
プロ入り 2004年 MLBドラフト17巡目
初出場 2010年7月16日 アトランタ・ブレーブス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ロレンゾ・ラマー・ケインLorenzo Lamar Cain, 1986年4月13日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州ラウンズ郡バルドスタ出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。MLBミルウォーキー・ブルワーズ所属。愛称はロ・ケイン[1]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

高校2年から本格的に野球を始め[2]タラハシー・コミュニティカレッジ英語版に進学した。

プロ入りとブルワーズ時代[編集]

2004年MLBドラフト17巡目(全体496位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入り[3]

2010年7月16日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビューを果たした[4]。43試合の出場で打率.306・7盗塁などを記録した[4]

ロイヤルズ時代[編集]

カンザスシティ・ロイヤルズ時代
(2016年3月11日)

2010年12月18日にザック・グレインキーユニエスキー・ベタンコートとのトレードで、アルシデス・エスコバージェレミー・ジェフレスジェイク・オドリッジと共にカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[2]

2011年は傘下のAAA級オマハ・ストームチェイサーズで打率.312・16本塁打・81打点・OPS.877だったが、メジャーでは6試合の出場に終わった[4]

2012年1月18日にロイヤルズと1年契約に合意した[5]。正中堅手メルキー・カブレラが放出されたため、ケインは次期レギュラーの筆頭候補になった[6]

2014年2月27日にロイヤルズと1年契約に合意した[7]。同年は飛躍の年となる。中堅手と右翼手で多く起用され、自己最多の133試合に出場、初めて規定打席に到達した[4]。2010年以来、自身4年ぶりとなる打率.300以上(.301)を記録。試合数が増加した事で、打数・得点・安打・二塁打・三塁打・打点・盗塁の各部門で自己最多の数値を記録[4]。初球を.423とよく打ち、得点圏でも.320の高打率を記録した[8]。守備ではゴールドグラブ賞受賞はならなかったが、フィールディング・バイブル・アワードの本年から新設されたマルチポジション部門で表彰された。自身初のポストシーズンではワールドシリーズまで進出したが、2014年のワールドシリーズではサンフランシスコ・ジャイアンツに第7戦の末に敗退した。

2015年4月23日のシカゴ・ホワイトソックス戦で乱闘を起こし退場処分を受けた[9]。26日に2試合の出場停止処分を科せられた[10]。この年は好調を維持し、オールスターのメンバーに選出された。最終的には140試合に出場し、打率.307(リーグ5位)・16本塁打・72打点・28盗塁・OPS.838という成績[4]で、MVP投票ではジョシュ・ドナルドソンマイク・トラウトに次ぐ3位だった[11]。2年連続出場となる2015年のワールドシリーズでは5試合で4盗塁を記録するなど優勝に貢献した。

2016年は103試合に出場して打率.287・9本塁打・56打点・14盗塁を記録した[4]

2017年は159試合に出場して打率.300・15本塁打・49打点・26盗塁の成績を残した。10月1日の最終戦ではFAでチームを離れることが決定的だったエリック・ホズマーマイク・ムスターカスアルシデス・エスコバーと一緒に労をねぎらって、試合の途中で一列に並んで退場した[12]。オフの11月2日にFAとなった[13]。球団は1年1740万ドルのクオリファイング・オファーを提示した[14]が、11月16日に拒否した[15]

ブルワーズ復帰[編集]

2018年1月26日にプロ入り時の古巣であるブルワーズと5年総額8000万ドルの契約を結んだ[16]。このオフの契約としては4番目に高額であった(エリック・ホズマーダルビッシュ有J.D.マルティネスに次ぐ)[17]。ブルワーズはこの契約とほぼ同じ時期に左翼手クリスチャン・イエリッチをトレードで獲得した。背番号は移籍前と同じ「6」を着用することになった。この年は打率.308・10本塁打・38打点・38盗塁・OPS.813などの成績で、MVP投票では7位[18]と、移籍1年目から活躍した(MVPはイエリッチが受賞)。

2019年は148試合に出場で打率.260、11本塁打、48打点、18盗塁だった。オフに中堅手部門で初めてゴールドグラブ賞を受賞した。

2020年は開幕が延期した7月から5試合に出場していたものの、新型コロナウイルスの感染予防を理由に残り試合の欠場を表明した[19]

選手としての特徴[編集]

  • 打撃では通算.340を超える出塁率で、走力も高いため1番打者として多く起用される。通算170盗塁、20三塁打を超えており、ランニング本塁打も記録したことがある。
  • 守備では俊足を活かした守備範囲の広い中堅手で、ゴールドグラブ賞1回、フィールディング・バイブル・アワード3回受賞、敵の本塁打性の打球をキャッチする[20]こともある。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2010 MIL 43 158 147 17 45 11 1 1 61 13 7 1 0 1 9 0 1 28 1 .306 .348 .415 .763
2011 KC 6 23 22 4 6 1 0 0 7 1 0 0 0 0 1 0 0 4 0 .273 .304 .318 .623
2012 61 244 222 27 59 9 2 7 93 31 10 0 0 4 15 0 3 56 4 .266 .316 .419 .734
2013 115 442 399 54 100 21 3 4 139 46 14 6 0 6 33 2 4 90 10 .251 .310 .348 .658
2014 133 502 471 55 142 29 4 5 194 53 28 5 0 3 24 2 4 108 9 .301 .339 .412 .751
2015 140 604 551 101 169 34 6 16 263 72 28 6 0 4 37 4 12 98 16 .307 .361 .477 .838
2016 103 434 397 56 114 19 1 9 162 56 14 5 0 4 31 3 2 84 15 .287 .339 .408 .747
2017 155 645 584 86 175 27 5 15 257 49 26 2 0 2 54 1 5 100 20 .300 .363 .440 .803
2018 MIL 141 620 539 90 166 25 2 10 225 38 30 7 0 2 71 1 8 94 10 .308 .395 .417 .813
2019 148 623 562 75 146 30 0 11 209 48 18 8 0 4 50 0 6 106 14 .260 .325 .372 .697
2020 5 21 18 4 6 1 0 0 7 2 0 0 0 0 3 1 0 2 1 .333 .429 .389 .817
MLB:11年 1050 4316 3912 569 1128 207 24 78 1617 409 175 40 0 30 328 14 45 770 100 .288 .348 .413 .761
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2010 MIL 1 3 0 0 0 1.000 38 96 2 2 2 .980 1 2 1 0 0 1.000
2011 KC - 2 2 0 0 0 1.000 4 5 0 0 0 1.000
2012 1 5 0 0 0 1.000 50 117 3 4 1 .968 9 22 0 0 0 1.000
2013 - 92 247 7 1 0 .996 32 49 0 2 0 .961
2014 - 93 234 4 1 0 .996 77 104 4 1 0 .991
2015 - 136 389 6 10 2 .975 5 2 0 0 0 1.000
2016 - 72 196 2 3 0 .985 29 61 1 0 0 1.000
2017 - 151 430 6 7 3 .984 -
2018 MIL - 138 304 11 6 3 .981 -
2019 - 143 306 5 2 1 .994 -
2020 - 5 11 0 0 0 1.000 -
MLB 2 8 0 0 0 1.000 920 2332 46 36 12 .985 157 245 6 3 0 .988
  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年ゴールドグラブ賞受賞

表彰[編集]

記録[編集]

諸記録[編集]

  • 満塁本塁打:2回
  • ランニング本塁打:1回 (2014年9月8日)
  • 初回先頭打者本塁打:6回 (2014年9月8日)
  • 1試合3本塁打:1回 (2016年5月10日)

背番号[編集]

  • 36(2010年)
  • 6(2011年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Royals Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月29日閲覧
  2. ^ a b Mayo, Jonathan(2010-12-19). Analyzing prospects in Greinke trade. MLB.com(英語). 2012年1月29日閲覧
  3. ^ Lorenzo Cain Baseball Stats. The Baseball Cube(英語). 2012年1月29日閲覧
  4. ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照。2017年12月30日閲覧。
  5. ^ アーカイブされたコピー”. 2012年3月24日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年2月18日閲覧。
  6. ^ Kaegel, Dick(2011-12-06). Yost: Youth will be served for Royals in '12. royals.com(英語). 2012年1月29日閲覧
  7. ^ Royals agree to terms with 10 players on one-year contracts for 2014”. MLB.com Royals Press Release (2014年2月27日). 2014年3月1日閲覧。
  8. ^ Lorenzo Cain 2014 Batting Splits BASEBALL-REFERENCE.com
  9. ^ Time has come for Ventura to display maturity MLB.com (英語) (2015年4月24日) 2015年5月4日閲覧
  10. ^ 4 Royals suspended in fracas with White Sox MLB.com (英語) (2015年4月26日) 2015年5月4日閲覧。
  11. ^ 2015 Awards Voting”. Baseball-Reference.com. 2020年11月15日閲覧。
  12. ^ Royals 'core four' takes one final bow”. MLB.com (2017年10月1日). 2020年11月15日閲覧。
  13. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月30日閲覧
  14. ^ Jeffrey Flanagan (2017年11月6日). “Royals give qualifying offer to Eric Hosmer”. MLB.com. 2017年11月17日閲覧。
  15. ^ Jason Beck (2017年11月16日). “Royals' trio turns down qualifying offers”. MLB.com. 2017年11月17日閲覧。
  16. ^ Adam McCalvy (2018年1月26日). “Cain's return home to Crew 'meaningful'” (英語). MLB.com. 2018年1月27日閲覧。
  17. ^ 2017 MLB Baseball Free Agent Tracker - Major League Baseball”. ESPN. 2020年11月15日閲覧。
  18. ^ 2018 Awards Voting”. Baseball-Reference.com. 2020年11月15日閲覧。
  19. ^ ブルワーズ・ケーン、コロナ感染懸念し今季出場辞退”. 日刊スポーツ (2020年8月1日). 2020年11月15日閲覧。
  20. ^ 打者も思わず脱帽…驚愕のホームラン"強奪"キャッチに称賛続々「なんてビースト」”. Full-Count (2019年4月27日). 2020年11月15日閲覧。

関連項目[編集]