ローゼンメイデン

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ローゼンメイデン
ジャンル 青年漫画ファンタジー
アンティークドールバトル
漫画:Rozen Maiden
作者 PEACH-PIT
出版社 幻冬舎コミックス(初版)、集英社(新装版)
掲載誌 月刊コミックバーズ
発表号 2002年9月号 - 2007年7月号
発表期間 2002年8月12日 - 2007年5月30日
巻数 全8巻(初版、絶版)
全7巻(新装版)
話数 43(Phase)
漫画:ローゼンメイデン
作者 PEACH-PIT
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
発表号 2008年20号 - 2014年8号
発表期間 2008年4月17日 - 2014年1月23日
巻数 全10巻
話数 66(TALE)
漫画:ローゼンメイデン0 -ゼロ-
作者 PEACH-PIT
出版社 集英社
掲載誌 ウルトラジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
発表号 2016年3月号 - 2019年4月号
発表期間 2016年2月19日 - 2019年3月19日
巻数 全4巻
話数 24(階)
アニメ:ローゼンメイデン(第1期)
ローゼンメイデン トロイメント(第2期)
ローゼンメイデン オーベルテューレ(特別編)
原作 PEACH-PIT
監督 松尾衡
シリーズ構成 花田十輝
キャラクターデザイン 石井久美
音楽 光宗信吉
アニメーション制作 ノーマッド
製作 薔薇乙女製作委員会、TBS
放送局 放送局参照
放送期間 第1期:2004年10月7日 - 12月23日
第2期:2005年10月20日 - 2006年1月26日
特別編:2006年12月23日・24日
話数 第1期:全12話 / 第2期:全12話
特別編:全2話
アニメ:ローゼンメイデン
原作 PEACH-PIT
監督 畠山守
シリーズ構成 望月智充
キャラクターデザイン 坂井久太
音楽 光宗信吉
アニメーション制作 スタジオディーン
製作 ローゼンメイデン製作委員会、TBS
放送局 放送局参照
放送期間 2013年7月4日 - 9月26日
話数 全13話
ゲーム
ゲーム:
(第1弾)ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ
(第2弾)ローゼンメイデン ゲベートガルテン
ゲームジャンル 第1弾:
アドベンチャー+シューティングゲーム
第2弾:
アドベンチャーゲーム+格闘ゲーム
対応機種 PlayStation 2
発売元 タイトー
発売日 第1弾:
2006年4月27日
2007年3月15日(廉価版)
第2弾:
2007年3月22日
レイティング CEROA(全年齢対象)
ゲーム:
ローゼンメイデン ヴェヘゼルン ジー ヴェルト アップ
ゲームジャンル 薔薇乙女アドベンチャー
対応機種 PlayStation 3 / PlayStation Vita
発売元 5pb.
シナリオ エレファンテ(大林敬、稲葉陸)
プレイ人数 1人
発売日 2014年1月30日
レイティング CEROB(12才以上対象)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメゲーム
ポータル 漫画・アニメ・ゲーム

ローゼンメイデン』 (Rozen Maiden) は、PEACH-PITによる日本漫画

Rozen Maiden』のタイトルで『月刊コミックバーズ』(幻冬舎コミックス)にて2002年9月号から2007年7月号まで連載された(1部)。

移籍・タイトルを変更して、『ローゼンメイデン』が『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2008年20号から2014年8号まで月1回で連載された(2・3部)。旧バーズ版(新装版)とYJ版は、完結後に1・2・3部と正式に部分けされた[1]

その後、新シリーズ『ローゼンメイデン0 -ゼロ-』が『ウルトラジャンプ』(同社刊)にて2016年3月号から2019年4月号まで連載された。

メディア展開としては、まず2004年6月にドラマCD化、続いて2004年秋と2005年秋にテレビアニメ化し、関連商品が数多く販売された。2013年には設定を一新して2部を新アニメ化。また各キャラクターのドール商品も作られている。

作品概要[編集]

コンセプトは「アンティークドールの戦い」。

少女漫画のような作風や美しいドールの衣装から、女性からの人気も高い。画風に関しても、虹彩の細かな書き込みや背景に花を描いたりなど、従来の少女漫画に近い。メディアなどでローゼンメイデンの衣装と作風はゴシックロリータだと形容されることがある[注 1]

系統的には人造人間譚と言えるべき物でもあり、アンドロイド登場作品に共通するテーマを内包している。作中にアンドロイドの言はないが薔薇乙女をアンドロイドと考えた場合、「アリスを造る」ではなく、アンドロイドである薔薇乙女自身が、当初から強い自己意識と独立心を持ち、自らの意思で「究極の少女であるアリスを目指す」という女性主観的な要素が強調されている。

名前の由来は、作者によれば「完全に響きから入りました」とのことである[2]。ドイツ語の「Rosen」という単語が出てきたものの、どうしても英語の「Maiden」と合わせたかったらしく、「ローゼンさんという名前の人の作った乙女」ということで「Rozen Maiden」となった。なぜzになったかは不明だという。

バーズ版は事情により連載が終了し、「1部」という位置づけとなる。2007年4月28日に「コミックバーズ」の公式サイトで、2007年5月30日発売の7月号をもって連載終了と発表され、最終回が掲載された。2007年6月24日のPEACH-PITの公式ブログにて千道万里が、それまで当作品に関するコメントを差し控え、ファンに不安と心配を掛けていたことの謝罪と今までの応援を感謝するコメントが発表されたが、以後については「(ファンに対しては)何らかの形で必ず恩返しする」と記載したのみであった。2008年3月発売の『週刊ヤングジャンプ』16号にて(タイトルを伏せて)連載告知イラストーリーを掲載、翌17号において新連載が告知され、20号より月1回のペースで連載された。連載と並行してヤングジャンプ・コミックスから『Rozen Maiden 新装版』が毎月1巻ずつ全7巻が刊行された。

あらすじ[編集]

漫画は3部構成。現代(21世紀)で7人のローゼンメイデン全員が目覚め、アリスゲームが行われる。第7ドールが全ドールとマスターを窮地に追い込む。

  • 1部『Rozen Maiden』:まいた世界編・バーズ版。序章+Phase1-43。
  • 2部『ローゼンメイデン』:まかなかった世界編・YJ版1-4巻。TALE1-25。新アニメ版。
  • 3部『ローゼンメイデン』:2つの世界編・YJ版5-10巻。TALE26-FINAL(66)。

大正編では、アリスゲームが行われない。第ゼロドールの夢が東京を侵食し、崩壊を防ぐべく、庭師双子が夢の謎に挑む。

  • 『ローゼンメイデン0-ゼロ-』:大正編・UJ版。第1階-最終階(24)。

初期アニメ版は2期構成。1部と同じ導入でアリスゲームが行われるが、漫画とは異なる展開となる。新アニメ版は設定を一新して2部をアニメ化。

  • 1期『ローゼンメイデン』:12話。ドールが5人登場する。
  • 2期『ローゼンメイデントロイメント』:12話。ドールが7人登場するが、第7ドールが漫画と異なる。
  • 特別編『ローゼンメイデンオーベルテューレ』:2話。
  • 新アニメ版(海外タイトル:Zurückspulen):13話。

パラレルワールドの2つの世界「まいた世界」「まかなかった世界」で、2人の桜田ジュンが登場する。「まいた世界」の彼をジュン、「まかなかった世界」の彼を大ジュンと表記して区別する。またアリスゲームの性質上、ドール7人でローザミスティカ7個を配分するため、番号をつけて説明する(ボディや人工精霊も同様とする)。

Rozen Maiden(1部)[編集]

導入(序章+Phase1-9)
引きこもりの日々を過ごす中学生の少年・桜田ジュンのもとに、怪しげなダイレクトメールが届く。書かれていた「まきますか まきませんか」の問いに、ジュンは軽い気持ちで「まきます」と選ぶ。すると翌日、重厚な革製の鞄が届く。鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られたアンティークドール(少女人形)が収まっていた。ねじを巻くと人形は目覚めて動き喋り出し、「ローゼンメイデン第5ドール・真紅」を名乗る。ジュンの指には指輪が現れており、真紅との契約して下僕(しもべ・マスター)となった証だという。続いて、第1ドール水銀燈の襲撃を受け、ジュンは真紅からアリスゲームについて教わる。
第6ドール雛苺は、加減ができずにマスターの柏葉巴から力を吸収しすぎて、彼女を殺しかけてしまう。雛苺は巴の命を助けるために、自ら指輪の契約を破棄し、アリスゲームを棄権する。真紅は雛苺に「ローザミスティカを真紅に渡してただの人形になるか、真紅の下僕になるか」の2択を問う。雛苺は後者を選び、桜田家の居候となる。
夢庭師の双子(Phase9-21)
第3ドール翠星石が、真紅に助けを求めてやって来る。双子の妹である第4ドール蒼星石が、悪い人間と契約してしまったのだという。契約を拒否した翠星石は、蒼星石と道を違えた。真紅と翠星石はジュンに、双子の夢庭師の力について説明し、必ず翠星石を取り返しに来るだろうと予測する。水銀燈は蒼星石に取引を持ち掛ける。「鋏を貸して。殺してしまいたい人間がいる」。そこに真紅・翠星石・雛苺・ジュンが参入し、銀翠蒼紅雛の5人でのアリスゲームが開幕する。翠星石は蒼星石と交渉しようとするも、マスターを優先する蒼星石は対話を拒否する。真紅は水銀燈に「薔薇乙女は人を傷つけるための存在ではない。そんなジャンクは貴女だけ」と批判するも、ジャンクと呼ばれた水銀燈は激高し、真紅の右腕をもぎとる。逆境のジュンは翠星石と契約(二重契約)し、水銀燈を撤退に追い込む。ジュンと翠星石は、真紅のもぎとられた右腕を回収してくるが、鳥籠に納められており取り出せない。籠は「無意識の海」の産物であり、開けられないのはジュンの心のありようが作用しているせいだという。
蒼星石のマスターは、「薔薇屋敷」に住まう結菱二葉老人。戦いの舞台は、彼の夢の中。二葉は復讐のため、ある女性の「心の樹」を、夢庭師の力で殺してしまいたい。蒼星石は樹を切ろうとし、翠星石は樹を守ろうとする。翠星石vs蒼星石のアリスゲームが開幕する。二葉と蒼星石の共鳴した望みとは、双子の半身ではない自分自身になること。二葉は記憶を取り戻したことで、自分の本当の望みに気づき、二葉の兄「結菱一葉」に戻る。蒼星石は一葉の心を解き放つべく、彼の「心の影」を打ち壊すが、力尽きる。そしてローザミスティカ4を翠星石に差し出すが、そこを水銀燈に横取りされる。パワーアップした水銀燈は、そのまま全員を倒してしまおうとする。彼女の蛮行に、ジュンが勇気で抗うと、鳥籠が開き、右腕が真紅に戻る。真紅は絆の力として、右腕で水銀燈の顔を殴る。水銀燈は撤退、蒼星石はリタイヤ、ジュンたちは薔薇屋敷から帰還する。
ドールズの日常(extra phase+Phase22-31)
第2ドール金糸雀が登場、桜田家をこっそりと付け狙うも、ドジで失敗するというコメディ。
水銀燈はローザミスティカ4を奪って力を得たが、大きな副作用に苦しむ。傷がうまく癒えず、翼が肥大化したせいで鞄で眠ることができない。人目を避けて廃礼拝堂に潜みつつ、彼女はねじを巻いた人物との出会いを回想する。それは柿崎めぐという、心臓に病を抱えた少女。水銀燈が「私は契約しなくても力を奪えるし、契約すれば根こそぎ力を奪える、死んじゃっても関係ない」と脅しても、逆に喜ぶという、常識の通じないイカれた子。さらに真紅からは、先の戦いで水銀燈をジャンク呼ばわりしたことを謝られるという、想定外の話をされて困惑する。廃礼拝堂が取り壊されたことで、水銀燈は寝床を失い、鞄を抱えたまま森の中で倒れる。
桜田家を梅岡先生が来訪する。彼の善意が裏目に出て、ジュンは心をえぐられ、深い眠りに落ちる。ジュンは夢の中で蒼星石の魂に会い、さらに自分は幼少時にローゼンと出会っていたという記憶を思い出す。夢のジュンは、夢の水銀燈と邂逅する。彼女は泣きながら、ジュンをお父様と誤認して抱き着いてくる。「無意識の海」の記憶の濁流に、ジュンと水銀燈は流される。ジュンは真紅の声で目覚める。めぐは水銀燈を病室に匿う。彼彼女たちを、夢や鏡の中から監視する、未知の白いドールの姿があった。
白薔薇の謀略(Phase32-43)
第7ドール雪華綺晶は、実体を持たない幻のドールである。お父様がアリスを目指して創り、アリスにならなかった。非実体の彼女に欠けているのは、実体=ボディである。雪華綺晶はnのフィールドから現実世界のドールズを侵略すべく準備を進める。
真紅は、数々の情報から、第7ドールが目覚めていることを確信する。雛苺が姿を消して、第7ドールの罠に落ち、ボディを奪い取られる。ローザミスティカ6と人工精霊6は真紅へと託される。真紅は、雛苺のリタイヤをジュンに伏せる。
水銀燈は、めぐの命を危険にさらす契約を、本当にすべきか、葛藤する。そんなとき、第7ドール雪華綺晶が、ボディ6を用いて、鏡の中からめぐの病室に出現する。長女は末妹を煽るも、末妹は動じず、逆に取引を持ち掛ける。「私のローザミスティカ7を差し上げる。全姉妹のローザミスティカも差し上げる。代わりにめぐをください」。雪華綺晶が去った後、水銀燈はめぐと指輪の契約を結ぶ。
桜田家を、金糸雀のマスターであるみっちゃんが来訪し、ジュンの裁縫の才能を評価する。ジュンは復学を目指して努力を始める。真紅は、ジュン自身の戦いをしている彼を、ドールズの争いに巻き込みたくないと考える。巴はジュンに協力するも、彼を「自分のことだけで身近な人たちのことが見えなくなっている」と責める。翠星石が結菱邸を訪れると、蒼星石のボディが消えており、結菱老人が昏睡状態に陥っていた。
真紅と翠星石は、白薔薇はマスターを標的にするということを理解し、ジュンから離れてはならないと結論する。だが雪華綺晶は、彼女らを出し抜く。雛苺のボディ6で、水銀燈の隙を狙ってめぐを鏡の中に引きずり込む。蒼星石のボディ4を操り、翠星石を罠にかける。さらに真紅をも捕まえる。拘束された真紅は、ジュンを守るために、指輪の契約を自ら解除する。人工精霊5・6は、真紅から離れて救援を呼びに行く。人工精霊6は金糸雀と合流して桜田家のジュンのもとへ。
ジュンが目覚めたとき、契約の指輪が消えていた。ジュンは雛苺の死と、ドールズのピンチを知らされ、彼女たちを助けに行くことを決意する。ラプラスの魔は、ジュンの前に扉を出現させて問う。「開けますか?開けませんか?」ジュンは扉を開ける。

ローゼンメイデン(2部)[編集]

1部-2部幕間
nのフィールド入りしたジュンの目的は、真紅を救って再び契約を結ぶこと。だが逆に雪華綺晶に狙われてもいるため、金糸雀のサポートのもと、謎の空間に隠れる。自由な身動きはできないものの、幸いにもパソコンが使える。ジュンはラプラスの魔の手引きで、真紅を救援すべく、「まかなかった世界」の自分に『少女のつくり方』を郵送し、アクセスを試みる。真紅のボディは囚われたままである。人工精霊5がローザミスティカ5を「まかなかった世界」に送り、人工精霊6とローザミスティカ6がオリジナルのボディを守る。攫われためぐを探す水銀燈もまた、イレギュラーな扉から「まかなかった世界」に転移する。
少女のつくり方(TALE1-7)
「まきません」を選んだ桜田ジュンは、後に外に出ることを決意した。高校に行かず大検に合格してアパートで一人暮らしを始めたが、大学の学生達とは馴染めず、アルバイト先でも店長から嫌がらせを受け、自分の居場所を感じられない日々。「時間を戻してやり直せたらよいのに」。そんな折に、彼は『少女のつくり方』という雑誌と出会う。パーツ付きの分冊雑誌が、自分の部屋に勝手に郵送されてくるという不可思議な状況であったが、人形作りに夢中になる。そして完成間近で、中学時代の自分から助けを求めるメールが届く。組立てたボディは真紅のレプリカで、まだ頭部が届いていない。大ジュンは夢で真紅の頭部を入手して、ゼンマイを巻いて彼女を動かす。真紅は彼を仮下僕とする。
レプリカ真紅に許された時間は限られている。時が来ればレプリカは崩れ去り、真紅はアリスゲームを脱落することになるだろう。
水銀燈もやって来て、大ジュンの部屋で真紅とケンカを始める。大ジュンは斉藤さんの劇団を手伝う。大ジュンは「人生をやり直したい」と思っており、「ジュン(過去の自分)を助けることに成功すれば、過去が変わって自分の周りの世界が一変するだろう」と望みを抱く。だが真紅から、そんなことはないと否定される。また大ジュンは、真紅に必要なのはジュンであって大ジュンではないのだと、諦念する。どうして自分のドールがいないのかと思った頃、『新・少女のつくり方』と、新たなメールが送られてくる。大ジュンは誘惑にかられ、真紅に隠れて2人目のドールを組み立てる。雪華綺晶の罠に、水銀燈は勘付く。
どの乙女を選びますか?(TALE8-17)
真紅のレプリカボディの限界日は、斉藤さんの劇団の公演日であった。真紅の狙いは、nのフィールドに扉が繋がる瞬間。真紅は舞台用の小道具になりかわって演壇に上がる。水銀燈は雪華綺晶をおびきよせるために、客席に大ジュンが隠れて作っていたドールのボディを持ち込む。
そして舞台公演が始まる。舞台道具の大時計が動き出し、大ジュンとドールズ以外の時間が止まる。雪華綺晶が、蒼星石のボディ4を依代に実体化を果たし、「初めまして、マスター」と挨拶する。3ドールの戦いの余波で、舞台は時間が止まったまま、メチャクチャに壊されてしまう。続いて翠星石が乱入。翠星石は、蒼星石のボディ4を攻撃しないでほしいと言い、事態はさらにややこしくなる。
どうすれば打破できるか、大ジュンは真紅に「僕に契約させてくれ」と頼む。4ドールが対峙している現状では、大ジュンと契約できた者が優位性を確立できる。紅銀翠雪「どの乙女を選びますか?」雪華綺晶は「貴方の望むままに世界を作り変えてあげましょう」と誘惑する。大ジュンは真紅を選ぼうとするが、雪華綺晶は横取りを迫る。
この賭けは、翠星石の奇策が成功する。大ジュンが契約したのは、翠星石が持ってきた、蒼星石の指輪4。契約に反応し、蒼星石のボディ4は雪華綺晶のローザミスティカ7を反発してはじき出す。また水銀燈の体内のローザミスティカ4も反応を起こし、水銀燈もダメージを受ける。だがマスター無しで戦っていた真紅と翠星石の2人も大きく消耗する。
大時計がまた動き、大ジュンは別の場所、第0世界に放り出される。そこにいたのは、中学生の自分と金糸雀。まいたジュンと、まかなかったジュンの、2人のジュンが邂逅を果たす。大ジュンはジュンと対話することで、自らの蒙を啓く。大ジュンが精神的成長を果たしたことで、暗闇の第0世界は砕け、白く明るい空間に変わる。2人のジュンは、自分のやるべきことをやるために、別れる。
元の世界に戻るには(TALE18-25)
ダメージを受けた雪華綺晶は、「まかなかった世界」から自分のフィールドに撤退して、姉たちを引き込み足止めする。翠星石が自らのローザミスティカ3を、蒼星石に与え、雪華綺晶のローザミスティカ7を追い出し、妹を蘇らせて自分は物言わぬ人形になる。
金糸雀は大ジュンをサポートする。状況が複雑化しており、「真紅と一緒に、時間の止まった時間まで戻る」ことが、皆が元の世界に戻るための条件なのだと、金糸雀は解説する。金糸雀の演奏が、雪華綺晶の幻を破り、大ジュンは真紅たちと再合流する。
蘇った蒼星石は大ジュンをマスターと呼ぶ。鍵となるのは舞台の大時計であり、止まっている大時計を動かせば、元の世界に戻れるはずである。双子人形なら、それができる。だが、翠星石は止まっている。蒼星石は水銀燈に取引を持ち掛ける。水銀燈はローザミスティカ4を蒼星石に一時返却し、蒼星石はローザミスティカ3を翠星石に返却する。
大ジュンが双子に命令する願いは、舞台を元通りにすること。木製の大時計に、如雨露で樹木が宿り、蔓を鋏で剪定すると、振り子が動き出す。雪華綺晶は茨を蒼星石へと伸ばして、悪あがきを図る。「蒼星石は私のボディ。貴方は私のマスター」。大ジュンは雪華綺晶を拒絶する。選ばれなかった雪華綺晶は、絶望して逃げ去る。
双子のガーデニングは完成し、時計は動いた。それゆえに、時間を動かしてしまったことで、真紅のタイムリミットが来てしまい、レプリカボディが崩壊する。真紅の生首を抱え、大ジュンは後悔の涙を流す。そこにジュンが本物の真紅のボディを持って駆けつける。大ジュンが頭部と胴体をつなぎ、ローザミスティカを入れ、「まかず」、ゼンマイを託されたジュンが「まき」、真紅が目を覚ます。
大時計から伸びた2本の枝が「まいた世界」「まかなかった世界」に繋がるという。大ジュンは、蒼星石との契約指輪をジュンへと譲渡する。皆と別れ、大ジュンはただ一人で「まかなかった世界」への道を行く。
舞台公演は大成功で終了した。もしかして、全部夢だったのではないか? 大ジュンの許に残された小道具は、紅ではなく、白の人形。夢ではないと確信する。また斉藤さんからは「意外。ジュンくんなら自分の居場所を作れちゃいそうなのに」と評価されていた。大ジュンは、自分の前は選択肢だらけだということを自覚する。薔薇のゼンマイを宙に放り上げ、手を伸ばし、受け止める。

ローゼンメイデン(3部)[編集]

柿崎めぐと白い人形(TALE26-41)
まいた世界のジュンは復学を果たし、別のクラスの鳥海皆人と友人になる。皆人は「創造できるジュンがうらやましい」と語る。また時を同じくして、クラスに柿崎めぐが転校してくる。彼女は長い病気療養から復帰したのだという。だがジュンと二人きりになったとたんに、彼女は豹変し、ジュンの心を責め抜く。
水銀燈はnのフィールドでめぐを探しているが見つからない。蒼星石には「めぐを見つけたらローザミスティカ4を返してもらう」と念押しし、蒼星石は文句を言わず了承する。そこにラプラスの魔が介入し、「真実だけを映し出す鏡」を2人に見せる。水銀燈が見た像は「白い人形を抱く、セーラー服姿のめぐ」、蒼星石が見た像は「水晶に閉じ込められて眠るジュン」。不可解な何かが起こっている。
ジュンが学校で倒れ、病院に運び込まれた。夢庭師でも夢に入れないほどの深い眠りに陥っており、ドールズは雪華綺晶の暗躍を疑う。また、水銀燈が現実世界のめぐの病室に戻ってみると、そこにはめぐ「ではなく」桜田ジュンが眠っている。わけがわからない。水銀燈と金糸雀は、みっちゃんを交えて情報を整理する。
病院と学校の空間が繋がる。学校にいる巴は、めぐに追い詰められる。めぐの隣にいるのは、仮ボディの雪華綺晶である。雪華綺晶は巴を苗床に狙う。病院入りした水銀燈・金糸雀・みっちゃんは、空間移動して、ついに水銀燈はめぐと再会を果たす。めぐは水銀燈を挑発しつつ、雪華綺晶は自分に力をくれたのだと語る。巴は助かったが、みっちゃんが捕まり、雪華綺晶とめぐは撤退する。別ルートで病院入りしていた真紅・翠星石・蒼星石もまた、まやかしに足止めされていた。
仮ボディの雪華綺晶は、水晶の城へと帰還する。工房の「お父様」鳥海皆人は、彼女に「有機の身体」を創ってあげようと語りかける。
雪華綺晶のフィールド(TALE42-58)
ここは病院だが、現実世界の病院ではなく、既に雪華綺晶のフィールド内である。元マスターの巴と、ドールの銀金翠蒼紅。無事な現マスターはもう一人もいない。みっちゃんを奪われた金糸雀は単独行動に出ようとするが、水銀燈がついていく。新手の敵「雪華綺晶の新しい姉妹」を、水銀燈と金糸雀が連携で倒す。
真紅・翠星石・蒼星石の3人は、全員がジュンと契約している。そのジュンが今ピンチに陥っているというジレンマである。だがジュンはもう一人いたのである。巴の携帯電話を介して、ドールズは「まかなかったジュン」に協力を仰ぐ。するとコドウグが動き出して、大ジュンを真紅たちの許へと空間移動させる。コドウグは味方である。彼女は雪華綺晶のフィールドのセキュリティをすりぬけることができる。再びチームがばらけ、銀蒼、紅翠金、大ジュン巴の3班に再編しての別行動となる。
皆人は、捕まえてきたみっちゃんに、アリス用のドレスを作らせる。仮ボディの雪華綺晶は、有機の身体に心を躍らせる。みっちゃんは逃げ出すが、雪華綺晶に見つかってしまう。だがそれは、同じ姿のコドウグであった。はぐれたコドウグは大ジュンを探しており、みっちゃんはコドウグを信頼して同行する。
病室で眠るジュンの精神は「無意識の海」をさまよう。蒼星石は、夢の中からジュンの救出を試みる。他方、巴と大ジュンは桜田家を模した空間に出る。そこにいたのは雛苺。雛苺は昏睡に陥ったジュンを起こそうとしている。蒼星石の導きに支援され、大ジュンは鏡を介して「無意識の海」の中にいたジュンを引っ張り上げる。巴が呼び掛け、ジュンは目を覚ます。ジュンの指輪は、指貫に変わっていた。巴は雛苺のボディを抱えて残る。
新たな敵を前に、真紅と金糸雀を逃がして、翠星石がリタイヤとなる。ジュンを救い出した蒼星石もまた、自分の役目は終わったと、ローザミスティカ4を水銀燈に返却してリタイヤする。真紅は金糸雀に「私のアリスゲーム」を解説する。それは、奪い合いという大前提に抗うやり方でもある。
大小ジュンは、2つの情報を得て、二手に別れることにする。ジュンは真紅と金糸雀がいるらしい方へ、大ジュンは翠星石がいるらしい方へ。迷路と新たな敵を前に、金糸雀がゼンマイ切れになり止まってしまう。続いて真紅もピンチに陥るも、合流したジュンが機転で敵を倒す。大ジュンは、コドウグ&みっちゃんに合流を果たすが、翠星石の救出には失敗する。
大ジュンの携帯電話で、ジュンは敵の首魁と会話する。「鳥海なのか!?」「ふざけないでくれよ。鳥海皆人は君だろう? 僕は桜田ジュンだ。僕はお父様だ。この世界の創造主だ」そして皆人は通話を切る。真紅・ジュン・大ジュン・みっちゃん(金糸雀)は、雪華綺晶の城に突入する。水銀燈もまた城へと入り、真紅たちと合流する。
アリスゲーム終幕(TALE59-65)
ラストバトルが開幕。待ち受けるは、お父様=桜田ジュンを名乗る皆人。真紅を迎え撃つのは、改造された翠星石。水銀燈を迎え撃つのは、第7ドールアリス=めぐに憑依した雪華綺晶。2人のジュンは翠星石を操るからくりを止めるべく奮闘し、その過程でジュンはローゼンに会い、彼を継ぐ。翠と金のローザミスティカをアリスが吸収する。水銀燈とアリスが差し違え、めぐが死亡、水銀燈がリタイヤ。アリスの力は失われ、雪華綺晶はフィールドを維持することができない。幻の創造物は崩れ去り、皆人も消滅する。めぐの金翠ローザミスティカが水銀燈へ、水銀燈の銀金翠蒼ローザミスティカが真紅へ。
アリスゲーム最後の2人は、真紅と雪華綺晶。真紅は6個のローザミスティカを持つ。雪華綺晶は限界まで弱体化し、辛うじて自身のローザミスティカ1個が残るのみ。アリスゲームの幕引きに、真紅が出した回答は、何も持たない彼女に、自分の持つ全てを与えること。真紅は6個のローザミスティカ全てを雪華綺晶に差し出す。だがボロボロの雪華綺晶には、もうローザミスティカを受け入れる力すらない。ジュンが真紅を支え、真紅は雪華綺晶に手を伸ばす。諦め消えゆく雪華綺晶に、大ジュンは戻っておいでと手を伸ばす。だが雪華綺晶は力尽きて消滅し、ローザミスティカ7/7を真紅が受け止め、真紅がアリスとなる。
薔薇乙女(FINAL TALE)
「お父様、私はあなたが願うアリスではありません」。アリスとなった真紅が望んだのは、1つになったローザミスティカを再び7つに分けて姉妹たちに配分すること。1水銀燈、2金糸雀、3翠星石、4蒼星石、6雛苺、7コドウグ。願いの代償に、真紅のローザミスティカ5は砕け散る。6人のドールは蘇り、真紅は物言わぬ人形となる。娘を亡くした父は礼拝堂で懺悔し、そこに現れる黒翼のドール。
まかなかった世界のジュンのアパートを、まいた世界のジュンが訪れる。「雪華綺晶、力を貸して」。ジュンの次の目的は、真紅を目覚めさせるために、自分でローザミスティカを創り出すこと。桜田ジュンと6人のドールは世界を廻る。

ローゼンメイデン0-ゼロ-[編集]

十二階を覆う蔓(第1-6階)
第ゼロドールの夢が、箱庭の薔薇乙女たちを取り込む。真紅は眠り続け、金糸雀と雛苺は終わらないお茶会をくり返す。難を逃れた水銀燈、翠星石、蒼星石は、大正12年の現実世界へと。
結菱家の坊ちゃんは、夢で見た真紅に魅せられ、双眼鏡を通すと彼女が見える東京十二階=遥雲閣へと通う(※Ayame-san押絵と旅する男)。ある日の外出には、女中の菊も同行し、翠星石も隠れて付いて行く。坊ちゃんは双眼鏡で何を見ているのだろうと、翠星石は双眼鏡を覗き込む。
菊の妹の華は十二階の昇降機ガールである。彼女が迷い込んだのは、あるはずのない「十三階」、nのフィールドの箱庭だった。「要するに夢の中なんだべさ」(※不思議の国のアリス)。華は金糸雀と雛苺に、十二階へと帰る方法を尋ねる。井戸の中をパラソルで降下する華が見たものは、上からは「覗き込む両目」、壁面には「折れた十二階の写真[1]」、底には「紅いドレスの眠る人形」。菊が頭上を見上げると、空から華が降ってきた。「折れた十二階」、あれは未来の光景では? 華の背筋が凍る。そんな華のもとには蒼星石がやって来る。
第ゼロドールの夢が十二階に蔓を伸ばす。夢の蔓が帝都を覆いつくすと、現実も崩壊してしまうという。姉妹の菊と華は、双子の夢庭師のマスターとなった。翠星石もゼロドールの影響を受けており、記憶が不完全となっている。真紅を探す坊ちゃんは、第ゼロを探す水銀燈と邂逅する。
翠蒼探偵団(第6-17階)
華は街を守りたい。坊ちゃんの双眼鏡を借りて、ゼロドールの夢に繋がる「ほころび」を探す。一方で、結菱家の女中頭の娘さんの行方が知れなくなっており、菊は何とかしてあげたい。翠蒼探偵団の結成である(※シャアロックホルムス)。
娘さんを無事に見つけることには成功した。子供をさらう「兎頭の怪人」の噂は本当であった。彼女の証言では、見世物小屋の「歌う人形」を見に行ったところ、兎頭に捕まり、目を検分されたのだという。兎頭は、翠星石と蒼星石のオッドアイの紅眼に狙いを定める。帝都の夜を飛び回る「幻の蝶」に籠る、眠る真紅の歌声。
見世物小屋の団長の娘である揚羽が、菊と華に探偵依頼をする。「父さんは、兎頭と組んで悪事をしようとしている。止めてくれ」。探偵団は芸人に変装して見世物小屋に潜入する。そこで噂の「歌う人形」てふ子を見つけるが、動かない、ただの人形である。隙を突かれ、蒼星石が兎頭に捕まってしまう。
兎頭は娘を創りたい。てふ子のための眼を探して子供をさらうが、目的の眼は見つからない。不要になった子たちは団長が引き取って、海外の人買い船に売っていた、というのが事件の真相である。
洋猫のプルプルを仲間に加え、探偵団は蒼星石の救出に向かう。待ち受けていた兎頭が翠星石に襲い掛かる。翠星石は如雨露で植物を召喚するが、謎の歌声と蝶が、植物を止める。姿を現したのは、紅い左眼だけを見開いたてふ子人形。翠星石はてふ子を攻撃するが、現れた水銀燈になぜか妨害され、兎頭とてふ子の逃走を許してしまう。
帰ってきた蒼星石には、左眼球が無かった。華と翠星石はショックを受けるも、蒼星石は「自分から貸した」「翠星石には手を出さないという約束もした」と説明する。もちろん翠星石は敵が諦めるなどと思わない。謎はまだある。水銀燈は何がしたいのか? ローゼンメイデンでもゼロドールでもないてふ子人形は何者か?
お屋敷が投石で嫌がらせを受ける。菊は作戦を変更し、悪者たちのもとに赴く。見世物小屋の団長と交渉し、悪事を諦めさせる。外国船の悪党共は、双子がドールの実力行使で懲らしめる。そのまま決着をつけるべく、「十三階」のnのフィールドを経由して、兎頭・てふ子のもとへ。ついに兎頭の正体と対面する。夢に囚われつつあった兎頭の心を、庭師双子が如雨露と鋏で剪定して救う。てふ子は蒼星石に眼球を返却する。
てふ子が水銀燈の声と口調で喋り出し、翠星石と蒼星石は驚く。水銀燈になついたてふ子は、遠くの声を伝える受信機になったらしい。
ゼロドールのもとへ(第18-最終階)
行方不明だった子供たちは帰ってきた。事件は静かに解決し、平和が戻ったはずだが、ほころびがまだある。水銀燈はプルプルを連れ、「まだ終わらない」と語る。双子は箱庭に戻り、金糸雀・雛苺とお互いの報告をする。てふ子はすっかりローゼンメイデンの妹分としてなじんでいる。
華と蒼星石は、自分たちの推理を菊と翠星石に語る。「十二階が不思議な力を持つ場所だった。影響を受けて、双眼鏡も力を持つようになった。十二階で紅薔薇が見えていた坊ちゃんにとっては、もう十二階は必要がなくなり、双眼鏡だけで紅薔薇に逢いに行くだろう。ほころびのきっかけは坊ちゃんにある」。その推理は正しかった。坊ちゃんは、鏡世界のようなお屋敷で、紅薔薇と逢引する。黒衣の真紅は坊ちゃんに名を訊ね、坊ちゃんは名乗る。
水銀燈とプルプルは暗闇の世界を探る。菊と華は、紅薔薇を追跡するために、十三階のさらなる先の暗闇へ。菊と華を昇降機に残し、翠星石と蒼星石は暗闇に突入する。合流した水銀燈は双子に、闇雲ではゼロドールにはたどり着けないと説明する。そして、まやかしの中から、眠ったまま歌い続ける真紅を露わにする。双子の援護のもと、水銀燈が真紅に接触すると、鏡世界の薔薇屋敷へと転移する。てふ子もやってきて、ゼロドールの歌を止めるために、水銀燈を追う。
黒のドール2人は、坊ちゃんの鏡世界で対峙する。水銀燈は真紅を偽物と挑発するも、真紅も坊ちゃんも意に介さない。さらに坊ちゃんと真紅は指輪の契約を交わしており、マスターのいない水銀燈を圧する。しかし乱入してきたてふ子が、身を挺して水銀燈をかばい、夢の真紅を消し去る。歌う真紅が目を覚まし、プルプルが真紅の姿へと変わる。眠りながら歌う乙女が目覚めたことで、第7ドールの夢はほころびと共に消え去る。
大正12年9月、帝都は何事もなく平和である。薔薇屋敷ではお茶会が開かれる。坊ちゃん、菊、華。そこに訪れる人形たち。しゃぼん玉が、樹上まで飛ぶ。水銀燈が触れて、壊れて消える。

アニメ版[編集]

初期アニメ版・1期
柴崎元治は、蒼星石のことを、亡くした息子が還ってきたものと信じて束縛する。ジュンたちの奮闘によって元治の心は救済され、蒼星石は束縛から解放される。だが双子の夢の力は、水銀燈に奪われてしまう。
水銀燈はジュンを悪夢に封じ込める。ジュンはトラウマに苦しめられるが、姉の叱責で我を取り戻す。水銀燈は真紅を追い詰め、右腕をもぎとる。ジュンは水銀燈の前に立ちふさがり、真紅を連れて退却する。だが右腕を失った真紅は弱気になってしまう。ジュンは真紅の右腕を取り返し、絆の力で縫い付ける。復活した真紅は水銀燈を倒す。敗れた水銀燈は、自らをジャンクと絶望して消滅する。
初期アニメ版・2期『トロイメント』
6体のローゼンメイデンの誰一人、第7ドールに会ったことがある者はいなかった。先の戦いで水銀燈を亡くしたことで、真紅のショックは大きく、もう戦わないことを表明する。そこに第7ドール薔薇水晶が現れる。生きていた水銀燈は、薔薇水晶の手引きで柿崎めぐと契約する。第2ドール金糸雀も登場し、7体のローゼンメイデンが出揃う。ラプラスの魔は彼女たちを戦いへと煽動する。一方のジュンは、人形師の槐先生と知り合う。
真紅は戦いに身を投じきれない。契約者のいなかった翠星石は、ジュンと正式に契約する。戦いに賛同した蒼星石は敗れ、ローザミスティカは水銀燈のものとなる。既に敗北したことになっていた雛苺もまた、物言わぬ人形に戻り、真紅にローザミスティカを託す。
槐と薔薇水晶が共に現れたことに、ジュンと真紅は驚愕する。槐は自分こそがお父様=ローゼンであると告げ、戦いを促す。薔薇庭園のフィールドでのアリスゲームは、水銀燈・金糸雀・翠星石・真紅・薔薇水晶の乱戦となり、最終的には真紅と薔薇水晶の一騎打ちとなる。真紅はとどめをためらった隙を逆に突かれて敗北し、薔薇水晶が勝利者となる。だが実は、この戦いはアリスゲームではなかった。槐が、師ローゼンを超えたことを証明するために、空席の第7ドール枠に自作の薔薇水晶を割り込ませ、全ドール達を戦いへと仕向けていただけである。しかし6個のローザミスティカを取込んだ薔薇水晶は自壊してしまう。槐は崩壊する娘と共に、光の中に消え去る。
戦いが終わり、水銀燈・金糸雀・翠星石・真紅は復活していた。彼女たちを修理したのは、お父様か。
初期アニメ版・特別編『オーベルテューレ』
真紅が水銀燈とのなれそめを回想する。第1期の前日譚。
新アニメ版
※1部ダイジェスト+2部

登場人物[編集]

主人公[編集]

桜田ジュン(さくらだ じゅん)※「まいた世界」のジュン
声 - 真田アサミ
1部・3部の主人公。真紅の契約者。不登校ヒキコモリの中学2年生。黒ぶちメガネをかけている。
裁縫が得意で、壊れた人形を直すことによって迷子になった人形の魂を呼び戻したり、ローゼンメイデンのパーツを組み直す等、マエストロ(神業級の職人)並の腕を持つ。
桜田ジュン(さくらだ じゅん)※「まかなかった世界」のジュン
声 - 逢坂良太[3]
2部・3部の主人公。真紅と契約しなかったパラレルワールドのジュン。大学生。背が伸びて、髪を染め、コンタクトレンズにした。
自分の居場所を見つけることができず、疎外感を感じている。ブランクはあるが、物を作り上げる腕は健在。
菊(きく)
『ゼロ』の主人公。大正時代の東京のお屋敷で働く女中。翠星石の契約者。
言葉に田舎訛りが抜けていないことを恥ずかしがっており、自信が無く、はっきりと話せない。洋装の妹がいる。

ローゼンメイデン(薔薇乙女)[編集]

真紅(しんく / Reiner Rubin)
声 - 沢城みゆき
ドール側の主人公。「ローゼンメイデン」シリーズの第5ドール。金髪青眼に赤衣のドール。
プライドが高く、マナーに厳しい。マイペース。契約者との絆を重視する。
水銀燈(すいぎんとう / Mercury Lampe)
声 - 田中理恵
第1ドール。銀髪に黒衣、黒翼のドール。アリスへの執着心が非常に強く、ローザミスティカを集めるためなら手段を選ばない。1部序盤から登場する敵・ライバル。
金糸雀(かなりあ / Kanarienvogel)
声 - 志村由美
第2ドール。小柄な金のドール。日傘とバイオリンを持つ。
翠星石(すいせいせき / Jade Stern)
声 - 桑谷夏子
第3ドール。長髪に緑衣のドール。双子ドールの姉。如雨露(じょうろ)を持つ夢の庭師。『ゼロ』の主役ドール。
蒼星石(そうせいせき / Lapislazuri Stern)
声 - 森永理科
第4ドール。短髪に青衣のドール。双子ドールの妹。を持つ夢の庭師。
雛苺(ひないちご / Kleine Beere)
声 - 野川さくら
第6ドール。幼いドール。のツルを伸ばすことができる。泣き虫で甘えん坊だが、思いやりは強く優しい。
雪華綺晶(きらきしょう / Schnee Kristall[要出典]
声 - 千葉千恵巳
第7ドール。白い、非実体のドール。右眼から白薔薇が生えている。長い孤独により精神は狂気を帯びている。1・2・3部を通して、策を弄し暗躍する、最大の敵。

用語[編集]

アリス
ローゼンが理想とする完璧な少女。真紅曰く「どんな花よりも気高く、どんな宝石よりも無垢で、一点の穢れも無い、世界中のどんな少女も敵わないほどの至高の美しさを持った少女」。ローゼンはこのアリスとしか会う気は無いと言われる。アリスになるためには「アリスゲーム」に勝ち、ローゼンメイデンの心臓とも言える「ローザミスティカ」を全て集めなければならないらしい。
アリスゲーム
ローゼンメイデン達が闘い、互いのローザミスティカを奪い合うゲームであり、彼女達に与えられた宿命とされている。これに勝ち、ローザミスティカを奪った者はアリスに一歩近づき、逆に奪われた者は敗者となってただの動かぬ人形となり、敗者の魂は『迷子の魂』となって「無意識の海」に漂うとされる。闘いのルールは規定の無いバトルロイヤル形式で、協力して多数のドールが1体のドールを攻撃するということも許されている様である。更にゲームに敗北したドールのローザミスティカは自動的に勝者の物になる訳では無く、横取りも可能である[注 2]
しかし、真紅はその方法を良しとせず、「私のやり方でアリスゲームを制する」、水銀燈は「全てのローザミスティカを集め、アリスになる」など、それぞれ別の思想があるが、共通していることはゲームを制したドールは父・ローゼンに会えるということである。なお、蒼星石と翠星石はアリスゲームにほとんど関心がない。
ローゼンメイデンが眠る時に入るトランクケース。高級そうな造りで、革張りの表面に金色の薔薇の彫金が施されている。ローゼンメイデンは、基本的にこの鞄の中で夜の9時から朝の7時まで眠る。真紅によれば、ローゼンメイデンにとって鞄での眠りは欠かせないとのこと。「まかなかった世界」では、自身の鞄を「まいた世界」に置いたままとなっていた水銀燈が鞄で休眠を取ることができずに倒れたことがある。また、睡眠時間をずらしても問題はない描写がある。蒼星石は当初、マスターから受けた任務の関係で夜間の時間帯をメインに活動しており、水銀燈も日が落ちてから行動している場面が多い。
翠星石、蒼星石、真紅は鞄を飛行時の道具として利用している[注 3]
契約
通常ローゼンメイデンは単体では動けないが、人間によって螺子を巻かれると動く。しかし、それだけでは不十分であり、人間から力を貰わなければ能力を完全に発揮出来ない。そこで、人間から力を貰うための儀式が契約である。ドールが付けている物と同じ薔薇の指輪を貰って嵌め、それに口づけをすることで成立する。契約をした人間は契約者(マスター)、または媒介と呼ばれる。ただし、水銀燈に限っては契約の有無に関係なく、人間から力を奪うことが出来るが、指輪を嵌めさせた方が力の供給がしやすく便利らしい。
契約を放棄しても完全にドールとの繋がりが絶たれるわけではない。そのため、原作第2期では、雪華綺晶が契約外の元マスターをも襲撃している。
初期アニメ版ではドールが付けている指輪に直接キスをすることで契約者にも左手の薬指に自動的に指輪が生成されて契約が成立し、逆にドールが契約者の指輪にキスをすると契約が解かれる。しかし、原作では真紅が「わたしは、薔薇の誓いを解く」と言っただけで指輪は消えた。
契約者(マスター)
ローゼンメイデンと契約を結んだ人間のこと。ドールと契約者の上下関係はドールによって違う。真紅や水銀燈のように契約者を下の立場として見ているドールもいるが、蒼星石のように契約者を主人と考え、忠誠を尽くすドールもいる。
基本は、彼女らが活動するための力の供給源ではあるが、契約したドールと同じ心理状態にある者を人工精霊が選ぶため、精神的な繋がりと類似性を持つ様である。水銀燈は当初媒介を必要としなかったが、後に契約者を持つことによって、精神的変化を見せるようになった。また、契約者という他者との関わりがお互いの成長を促す面がある。
初期アニメシリーズでは媒介(ミーディアム)とも呼称される。
契約の指輪
契約者がドールと契約を交わした際に付けられる指輪。これによりドールに力を供給することが出来、ドールが力を使うと指輪が光り熱さを伴う。ドールが力を使う際に契約者は体力を失うため、それは疲労や気だるさといった形で現れる。大きな力を使うほど契約者の消耗は大きく、力を使いすぎると契約者は指輪に取り込まれて消滅してしまう。契約者は自由に外すことが出来ず、無理に外すと肉が削げる。ドールが敗れると指輪も砕け散ると真紅は語っていたが、蒼星石のマスター・結菱一葉の指輪は失われておらず、彼らも厳密にはマスターのままであるという。翠星石はこの現象を契約破棄を完全に認め合っていないからだと推測している[4]
ジュンは真紅と翠星石2体の媒介であり、原作では真紅の後に翠星石と契約を結んだ時、薔薇の指輪は形を変え、若干大きくなった。
原作と初期アニメシリーズではデザインが微妙に異なる。また、初期アニメシリーズではドールにも契約の指輪がある。
ジャンク(壊れた子)
完璧を求めるローゼンメイデンにとっては最大の侮辱言葉。特に水銀燈はこの語に敏感に反応し、3巻では自分のことをジャンクだと言った真紅の腕を引きちぎるなど、1度言われるだけでもかなり激怒する。また人間を傷つけるドールを指す場合にも使用するほか、片腕を失った真紅は自分をジャンクと呼んだ。初期アニメシリーズでは、水銀燈の胴体が一部未完成のままであることがこの語に水銀燈が過敏に反応する理由とされている。
人工精霊
ローゼンメイデンをサポートする、光り輝き浮遊する物体。姉妹達が個々に所有、それぞれ色が異なっており、主に戦闘のサポートや新しい契約者を探したり、回復させたりする等の役目を持つ。それぞれのドールの人工精霊の名前は、水銀燈はメイメイ、金糸雀はピチカート、翠星石はスィドリーム、蒼星石はレンピカ、真紅はホーリエ、雛苺はベリーベルである。ローゼンメイデンとは意志の疎通が出来、単独行動も可能である。ただし、物質を通り抜けることは出来ない。また、描写などを見ると、個々として意識や意思を持っていると思われる。レンピカは契約者の命令を蒼星石に伝える役目を担うなど、人間と意思疎通が可能。
また、その性能はそれぞれ異なる。4巻で真紅が、頼りなさげに飛び、更に主人である雛苺の後ろに隠れてしまうベリーベルを見て、人工精霊に対する躾のことを雛苺に言っている場面があるが、ローゼンメイデン全員が人工精霊に躾をしているかどうかは不明。
主がアリスゲームに敗れた場合、主であったドールのローザミスティカの持ち主に従う。水銀燈が蒼星石のローザミスティカに拒まれていた時も、レンピカは水銀燈に忠実に働いてる。
初期アニメシリーズでは元々の主人への忠誠心が強いようで、蒼星石の声に応じてレンピカが水銀燈を裏切る描写がある。
薔薇屋敷
街の高台にある巨大な洋館。元華族・結菱家の屋敷。精錬された薔薇の庭園に囲まれている事から、薔薇屋敷の異名で知られる。原作及び新アニメでは蒼星石がこの屋敷に庭師として仕えていた。また、初期アニメシリーズでは蒼星石との関連はないものの、第2期(『ローゼンメイデン トロイメント』)において、最終決戦の舞台となるnのフィールドが薔薇屋敷と庭園をモデルに設定されている。
ローザミスティカ
ローゼンメイデンの命の源で、いわゆる「」のようなもの。具体的に何であるかは作中では触れられていないが、これを失うと只の人形となり、ローゼンメイデンのドールズの間ではローザミスティカを全て集めるとアリスになれると信じられている。外観は幾重もの光輪を伴った結晶である。原作初期では「ローザ・ミスティカ」と表記されていた。
錬金術で生成されたものと伝わっていたが、その正体はローゼンの砕けてしまった心の欠片である。当初は1つであったが、ローゼンがこれを7つに割り、それぞれに与えることによって個々のローゼンメイデンが動くようになった。その中でも双子である翠星石と蒼星石のものは、2つだけでぴったり合わせることの出来る双子の石であり、翠星石のローザミスティカを蒼星石のボディに移すことで蒼星石が目覚めさせることが可能である。
第4巻での蒼星石の状態から、ローザミスティカが体外に露出しても少しの間は途切れ途切れながら話せる様子。また、雪華綺晶のみ自らローザミスティカを取り出した後も口調に変化が起きない。
初期アニメ版では、外観は原作同様に幾重もの光輪を伴った結晶で、色は濃いピンク色である。しかし、独自の設定としてこれを手に入れると元の持ち主である人形に与えられていた特殊能力をも身に付けることが出来る。更に、特別編でまだローザミスティカを与えられていない水銀燈が動き出したり、ローザミスティカ無しでも自らの意思で動く(オートマータ=自動人形)薔薇水晶が登場することから、ローザミスティカには何か特別な意味があると思われる。
ローゼンメイデン(薔薇乙女)
人形師・ローゼンによって究極の少女・アリスを目指すべく作られた、不思議な力を持つ7体のアンティークドールの総称。実際は第0ドールを含む8体であることが『ローゼンメイデン0-ゼロ-』で明かされる。作中ではローゼンが生涯をかけた作品で、「生きた人形」とも呼ばれる最高傑作シリーズとされるが、市場に出回ることは疎か、実際に見た者すらいないため、現在ではその存在を信じる者は少なく、それに関する資料や記録もあまりない。制作年代がバラバラで、数百年もの隔たりがあるものもある。なお、ジュンに言わせれば「(リアル)呪い人形」とのこと。まかなかった世界では、ジュンが「まかない」を選んだため、ローゼンメイデンの存在自体がなかったことにされている(ジュンがインターネット検索エンジンで検索をかけても、何も出てこなかった)。
nのフィールド
現実世界と表裏一体をなす空間。無数の世界(それぞれ第○世界と呼称され、○には数字が入る)で構成され、扉がそれを繋いでいる。通常、や水溜まり、ショーケース等の透明なを反射する所から入ることが出来るが、人工精霊のスィドリームやレンピカの力で夢の中を経由して入ることも可能。だが、契約者無しでは30分程度しか居られず、制限時間を過ぎると螺子が切れてしまう。人間が脱出が出来ない場合はその間はずっと起き上がることが出来なくなり、いわゆる昏睡状態に陥る。よって、脱出不可能な状態が永続することになれば現実世界では『死亡』とほぼ等しい状態となってしまう。雪華綺晶はこの手を使って、力を供給するためだけの目的で、契約者・オディールに幻惑を見続けさせることでnのフィールドへ閉じ込め、長い眠りに就かせている。
原作初期では『思念で構成された現実世界の裏側』という非常に曖昧なイメージだったが、翠星石や蒼星石の登場以降、『誰かの精神の世界』という意味合いが強くなった。更に自分の持つイメージが曖昧だと、自分の具体的な姿を表すことも出来ず、声を聞くことや物を見ることすら出来ない。このnのフィールドの根底には『無意識の海』が存在し、その一部には『記憶の濁流』、『9秒前の白』という場所が存在する。なお、ローゼンは現在nのフィールドのどこかにいると言われる。
初期アニメ版では始めから『誰かの精神の世界』の意味合いの方が強く、その世界は本人の性格や趣味、精神状態等によって形成され、変化し、水銀燈の場合は壊れた建物がある町並みに、人形の残骸が散乱している世界。雛苺の場合はおもちゃや人形がたくさんある世界のようになる。ただし、初期アニメ第2期第9話や最終話に代表されるように、原作に近い情景で描かれたnのフィールドが登場することがある。
第0世界
nのフィールドに近い異空間世界。現実世界を裏側から見た場所。まいたジュンにとっては「まいた世界」の、まかなかったジュンにとっては「まかなかった世界」それぞれの第0世界がある。
第42951世界
雪華綺晶のフィールド。中心部には巨大な水晶の塔がそびえ、周囲にはいら草と水晶でできた樹木が生い茂る。雪華綺晶の力で生み出されたあらゆる物が侵入者を阻む。
第82633世界
雛苺のフィールド。柏葉巴の部屋を模しており、お菓子や人形で溢れている。
夢の世界
nのフィールドの一部。人間やドール一つ一つがその世界を持ち、基本的に直接移動できるのは本人ぐらいである。間接的に行くとなると、鏡からnのフィールドへ入り、無数の扉の中から目的の扉を探す必要がある。ただし、本人を介せば鏡からでも直接入れるようである。なお、翠星石と蒼星石は近くにいる睡眠か失神状態の人間の夢の扉を強制的に開き、直接入ることができる。
心の樹
その人自身が夢の世界のどこかに持つ樹。翠星石曰く「夢の主が樹となって枝葉を伸ばし、その過程で心が作られている。」とのことで、樹はその人の心の状態を表している。大きく豊かな樹の持ち主ほど人間としての器が大きく、小さくひ弱な樹の持ち主ほど器の小さい人間とされる。また、精神的に衰弱しているとその大小に関わらず枯れかけの状態となる。翠星石と蒼星石は、庭師の如雨露と鋏を使って、心の樹を成長させる役目を担うが、使い方によっては逆に朽ちさせることも可能である。翠星石は、ジュンを「チビ人間」、みっちゃんを「デカ人間」と呼んでいるが、これは体の大きさではなく、心の樹の大きさによるもの。
世界樹
翠星石曰く「心を通わせる者同士の夢を繋ぐ樹」とのこと。本来、個々の夢が直接交じり合うことはないが、世界樹の枝によって1つに集約されている。翠星石と蒼星石はこの世界樹を伝ってあらゆる人物の心の樹を探索できる。
まいた世界
ジュンが「まきますか まきませんか」の問いに「まきます」を選んだ世界。ローゼンメイデンが存在する世界はここである。
まかなかった世界
ジュンが「まきますか まきませんか」の問いに「まきません」を選んだ世界。すなわちパラレルワールドである。この世界ではジュンが大学に進学したところまで時間が進んでいる。本来はローゼンメイデンが存在しない世界である。
本来招かれざる客であるローゼンメイデンは、ジュンの「まきません」との選択により「はじめから存在しなかった」と世界が読みとり、存在を抹消されている。この世界もまたnのフィールドによって「まいた世界」と繋がっており、ローゼンメイデンはここを経由して両世界を行き来できる。
遥雲閣(東京十二階)
帝都東京を見渡せる高塔。華が昇降機ガールをしている。最上階十二階だが、ときに昇降機が幻の十三階につながる。
凌雲閣(浅草十二階)に相当する建造物。華がnのフィールド内で見た断片的な光景では、壊れている。これは第ゼロドールの夢が消えたときに起こる「何か」を示唆する。

既刊一覧[編集]

バーズコミックス[編集]

  • 『Rozen Maiden』全8巻
  1. 【序章、Phase1-4】ISBN 4-344-80212-8
  2. 【Phase5-11】ISBN 4-344-80340-X
  3. 【Phase12-18】ISBN 4-344-80452-X
  4. 【Phase19-22】ISBN 4-344-80505-4
  5. 【Phase23-28】ISBN 4-344-80620-4(初回限定版:ISBN 4-344-80621-2)
  6. 【Phase29-33】ISBN 4-344-80691-3(初回限定版:ISBN 4-344-80690-5)
  7. 【Phase34-40】ISBN 4-344-80822-3(初回限定版:ISBN 4-344-80804-5)
  8. 【Phase41-43】ISBN 978-4-344-81030-3

3巻にはコラボコミック3ページを収録。2003年冬に、PEACH-PITの連載3誌合同企画として、『Rozen Maiden』『ZOMBIE-LOAN』『DearS』の3作品コラボが行われたときのもの。初出は『月刊コミックバーズ』(幻冬舎コミックス)2004年1+2月号、『月刊Gファンタジー』(スクウェア・エニックス)2004年1月号、『月刊電撃コミックガオ!』(メディアワークス)2004年2月号。集英社新装版への再録無。

最終8巻は、3話・全92ページと、第1~7巻に比べてページ数が少ない。

ドイツ語英語イタリア語フランス語等の翻訳版も発行された。

ヤングジャンプコミックス[編集]

週刊ヤングジャンプの連載に併せて、ヤングジャンプ・コミックスから「Rozen Maiden 新装版(全7巻)」が一月に一冊ずつ発売された。新装版7巻の翌月にヤングジャンプ連載版1巻を刊行し、以後は連載に合わせて続刊。

特記のない限り著者はPEACH-PIT、発行は全て集英社ヤングジャンプ・コミックスより。

  • 『Rozen Maiden 新装版』 全7巻
    1. 【序章、Phase1-4】2008年4月30日第1刷発行(4月25日発売[集 1])、ISBN 978-4-08-877455-8
    2. 【Phase5-11】2008年5月31日第1刷発行(5月26日発売[集 2])、ISBN 978-4-08-877456-5
    3. 【Phase12-18】2008年6月30日第1刷発行(6月26日発売[集 3])、ISBN 978-4-08-877457-2
    4. 【Phase19-23】2008年7月30日第1刷発行(7月25日発売[集 4])、ISBN 978-4-08-877458-9
    5. 【Phase24-30】2008年8月31日第1刷発行(8月26日発売[集 5])、ISBN 978-4-08-877459-6
    6. 【Phase31-36】2008年9月30日第1刷発行(9月26日発売[集 6])、ISBN 978-4-08-877460-2
    7. 【Phase37-43】2008年11月30日第1刷発行(11月28日発売[集 7])、ISBN 978-4-08-877461-9(初回限定版:ISBN 978-4-08-908092-4)
  • 『ローゼンメイデン』 全10巻
    1. 【TALE1-5】2008年12月24日第1刷発行(12月19日発売[集 8])、ISBN 978-4-08-877566-1(特装版:ISBN 978-4-08-782198-7)
    2. 【TALE6-12】2009年9月23日第1刷発行(9月18日発売[集 9])、ISBN 978-4-08-877702-3
    3. 【TALE13-19】2010年2月24日第1刷発行(2月19日発売[集 10])、ISBN 978-4-08-877811-2
    4. 【TALE20-25】2010年9月22日第1刷発行(9月17日発売[集 11])、ISBN 978-4-08-879029-9
    5. 【TALE26-31】2011年5月31日第1刷発行(5月27日発売[集 12])、ISBN 978-4-08-879119-7(特装版:ISBN 978-4-08-782375-2)
    6. 【TALE32-37】2011年11月23日第1刷発行(11月18日発売[集 13])、ISBN 978-4-08-879214-9
    7. 【TALE38-43】2012年5月23日第1刷発行(5月18日発売[集 14])、ISBN 978-4-08-879370-2
    8. 【TALE44-49】2012年12月24日第1刷発行(12月19日発売[集 15])、ISBN 978-4-08-879575-1
    9. 【TALE50-56】2013年7月24日第1刷発行(7月19日発売[集 16])、ISBN 978-4-08-879563-8
    10. 【TALE57-FINAL(66)】2014年4月23日第1刷発行(4月18日発売[集 17])、ISBN 978-4-08-879777-9
  • 『ローゼンメイデン0 -ゼロ-』 全4巻
    1. 【第1-6階】2016年11月23日第1刷発行(11月18日発売[集 18])、ISBN 978-4-08-890515-0
    2. 【第7-12階】2017年9月24日第1刷発行(9月19日発売[集 19])、ISBN 978-4-08-890748-2
    3. 【第13-18階】2018年10月24日第1刷発行(10月19日発売[集 20])、ISBN 978-4-08-891119-9
    4. 【第19-最終(24)階】2019年6月24日第1刷発行(6月19日発売[集 21])、ISBN 978-4-08-891286-8

新装版7巻初回限定版付属:新装版全7巻収納BOX、シール、しおり等

1巻特装版付録『少女のつくり方 How to make a girl』小冊子(初出:週刊ヤングジャンプ2008年16号。連載告知イラストーリー)

5巻特装版付録『薔薇獄乙女、或いは匣の中の少女』小冊子(初出:週刊ヤングジャンプ2010年29号。ALI PROJECTとのコラボ)

ゼロ4巻収録 特別編:ローゼンメイデン0-ゼロ-展のコラボ短編

また画集が集英社発行の愛蔵版コミックス(書籍扱い・A4判)として出ている。

  • PEACH-PIT画集 「Rozen Maiden」』ISBN 978-4-08-782248-9
2009年9月18日発売。漫画「RozenMaiden」に関するカラーイラストを全て収録した画集である。収録イラストは2002年 - 2007年まで、新作描き下ろしもあり。ピンナップと全作品へのコメンタリーもついている。
  • ローゼンメイデン画集「薔薇乙女」』ISBN 978-4-08-782775-0
2014年4月18日発売(完結第10巻と同時発売)。同上、YJ連載期、2008年 - 2014年までの画集。特装版1・5巻付録の内容を再録。『ジャンプスクエア』(2013年9月号)『りぼん』(2013年10月号)掲載の特別編2本を収録。特別編は『ゼロ』にも繋がるエピソード。

スピンオフ[編集]

漫画[編集]

Rozen Maiden Entr'acte(ローゼンメイデン アントラクト)
公式アンソロジーコミック。2005年11月24日に幻冬舎コミックスより発売された。ローゼンメイデンファンの作家陣によって構成されており、PEACH-PITは参加していない。諸般の事情により、初版のみで絶版
  • 〈幻冬舎コミックス〉、単巻
    Rozen Maiden Entr'acte ISBN 4-344-80650-6
ローゼンメイデン dolls talk(ローゼンメイデン ドールズ トーク)
スピンオフのショートコメディ。『りぼん』2012年1月号より2014年4月号まで連載、および『りぼんスペシャル』2014年春号に掲載された、雛苺と真紅(特に雛苺)をメインにドール達のほのぼのした日常が描かれる。原作はPEACH-PIT、漫画はかるき春が担当。
  • 〈りぼんマスコットコミックス〉より全3巻
    1. ISBN 978-4-08-867243-4 (2012年12月19日発売)
    2. ISBN 978-4-08-867283-0 (2013年8月9日発売)
    3. ISBN 978-4-08-867331-8 (2014年7月15日発売)
まいてはいけないローゼンメイデン
スピンオフの無軌道ギャグ。『ミラクルジャンプ』No.12よりNo.15まで隔月連載され、同誌休刊後は『となりのヤングジャンプ』でWEB連載された。原作はPEACH-PIT、漫画はちょぼらうにょぽみが担当。『ミラクルジャンプ』復刊第1号(2014年5月号)に「まいてはいけないローゼンメイデン 最後の特別編」が、『ウルトラジャンプ』2016年10月号に「絶対にまいてはいけないローゼンメイデン」が掲載された。
  • 〈ヤングジャンプコミックス〉、単巻
    まいてはいけないローゼンメイデン ISBN 978-4-08-879823-3 (2014年4月18日発売)

小説[編集]

幻冬舎版ノベライズ『Die Romane Der Rozen Maiden(ディ ロマーネ ディア ローゼンメイデン)』
幻冬舎コミックスより刊行されている。文は日暮茶坊、表紙イラストはPEACH-PIT、挿絵はオトウフ[5]。漫画版とリンクするものの、物語はオリジナルである。また、多少、小説同士も話が繋がっている描写がある。1・2巻ともに、蒼星石と翠星石を間違えるといった誤植が存在する。また、原作でのりが8巻ラストで初めて知ったアリスゲームのことを既にのりに話したりしている。
  1. Schwarzer Wind(シュヴァルツェァ ヴィンド)(黒い風) - 2006年11月30日刊行
  2. kalkgrünAugen(カルクグルン アーゲン)(ライムグリーンアイ)が2007年6月29日刊行
集英社版ノベライズ
ジャンプ ジェイ ブックスより刊行されるノベライズの新シリーズ。小説は久麻當郎、表紙イラストはPEACH-PIT。主に原作を補完する内容で、過去の出来事を描いている。
ローゼンメイデン ツヴィリンゲ(Rozen Maiden die Zwillinge)
2013年7月19日発売。2013年の新アニメに合わせて発表された新ノベライズ第一弾。副題「ツヴィリンゲ」はドイツ語で「双子」の意。翠星石と蒼星石が結菱一葉の手によって目覚め、翠星石がジュンの家にやって来るまでのエピソード。
ローゼンメイデン ロートシュヴァルツ(Rozen Maiden Roth Schwarz)
2014年4月18日発売。副題「ロートシュヴァルツ」はドイツ語で「紅黒」の意。19世紀、大英帝国・オックスフォードを舞台に真紅と水銀燈の過去が明かされる。

テレビアニメ[編集]

2004年10月から12月にかけてTBSやBS-i等で放送された『ローゼンメイデン』(以下“第1期”)以降、続編が現在まで4作、製作されている。

概要[編集]

当初アニメは第1期のみの予定であり、第1期終了時点で監督の松尾衡は「やりたいことは全てやった」とコメントしていた。しかしDVD等の関連グッズが予想以上の販売となったことや、第1期終了と同じ頃に原作コミックにて水銀燈を中心とした新展開を迎えた状況の中、2005年(平成17年)10月から2006年(平成18年)1月に新シリーズ『ローゼンメイデン トロイメント』(Rozen Maiden träumend、以下“第2期”)が製作され、TBSやBS-i等で放送された。

第2期終了直後の2006年(平成18年)2月19日横浜BLITZにて開催された『ファン感謝祭』において(その時点では詳細不明ではあったが)特別編の製作決定が緊急発表された。後日、『ローゼンメイデン オーベルテューレ』(Rozen Maiden ouvertüre、以下“特別編”)のタイトルと放送日程が正式に公表され、2006年(平成18年)12月から2007年(平成19年)1月に、TBSとBS-iで放送された。

その後、2013年(平成25年)7月より、原作の移籍を踏襲した新シリーズ『ローゼンメイデン』がTBSやBS-TBS等で放送された[6]

初期アニメ版[編集]

薔薇乙女製作委員会 / TBS製作、アニメーション制作はノーマッド。なお、ノーマッドの初制作作品でもある。

概ね原作の『月刊コミックバーズ』版を基にしているが、進行中の原作に基づいて物語を完結させるため、オリジナルの設定や要素が多いキャラクターの性格づけやストーリー展開がされた。松尾監督自身は(第2期である)『トロイメント』に関して、ムック本『ノクトゥルネ』のインタビューて『続編でなかったら許されなかった点もあった』とも語っている。また、事実上のOVAとも言えるオーベルテューレは、原作を含めたそれまでのストーリーやキャラの設定・イメージなどを否定しかねない場面も存在する。

原作者のPEACH-PITは第1期製作には一切関与しなかったが、第2期以降はシリーズ監修およびキャラクター原案として参加している。

元来16:9のビスタサイズで制作されているが、他のTBS制作(ビスタサイズ制作)アニメ作品同様、BS-i以外は左右をカットして4:3サイズで放送している。第1期のみDVDソフトでは販売版は16:9の2話構成、レンタル版は4:3の3話構成と画面サイズや収録話数を使い分けて対処している。

2009年初冬にテレビシリーズのDVD-BOX発売が「TBSアニメフェスタ2008」にて発表され、順次発売、これと同時に「トロイメント」と「オーベルテューレ」のレンタルDVDも出ている。

2013年5月24日に第1期のBlu-ray Boxが、6月28日に第2期と特別編のBlu-ray Boxがそれぞれ発売された。

スタッフ[編集]

  • 原作/シリーズ監修・キャラクター原案(第2期) - PEACH-PIT
  • 監督 - 松尾衡
  • シリーズ構成 - 花田十輝
  • キャラクター・デザイン・総作画監督 - 石井久美
  • イメージデザイン - 春日井浩之
  • 美術監督 - 柴田千佳子
  • 色彩設計 - 勝沼まどか(第1期・第2期)、井上英子(第2期)、梅崎ひろこ(特別編)
  • 撮影監督 - 岸克芳(第1期・第2期)、折笠裕子(特別編)
  • 編集 - 武宮むつみ
  • 音響監督 - 鶴岡陽太
  • 音楽 - 光宗信吉
  • プロデューサー - 中村伸一、金庭こず恵、神宮司剛史・古神子広一・北尾勝(第1期)、中山佳久・寺田千秋(特別編)
  • アニメーション制作 - ノーマッド
  • 製作協力 - ポニーキャニオンムービックメモリーテック
  • 製作 - 薔薇乙女製作委員会、TBS

主題歌[編集]

第1期
オープニングテーマ「禁じられた遊び
作詞 - 宝野アリカ / 作曲・編曲 - 片倉三起也 / 歌 - ALI PROJECT
エンディングテーマ「透明シェルター
作詞・作曲 - myu / 編曲 - refio / 歌 - refio+霜月はるか(現kukui
第2期(トロイメント)
オープニングテーマ「聖少女領域
作詞 - 宝野アリカ / 作曲・編曲 - 片倉三起也 / 歌 - ALI PROJECT
エンディングテーマ「光の螺旋律
作詞 - 霜月はるか / 作曲・編曲 - myu / 歌 - kukui
  • エンディングのアニメーションの冒頭部分に薔薇乙女のドイツ語名(上からKANARIENVOGEL(金糸雀)、KLEINE BEERE(雛苺)、REINER RUBIN(真紅)、横に並べてLAPISLAZURI STERN(蒼星石)、JADE STERN(翠星石))が記されており、内、真紅の名がTRÄUMENDの綴りに変わる映像がある(終盤でも同様な映像がある)。途中、下着姿の薔薇乙女の背景に“ALICE GAME”という文字が現れるがこれは英語である。
  • なお、MERCURY LAMPE(水銀燈)とROZENKRISTALL(薔薇水晶)の文字は無い。
特別編(オーベルテューレ)
オープニングテーマ「薔薇獄乙女
作詞 - 宝野アリカ / 作曲・編曲 - 片倉三起也 / 歌 - ALI PROJECT
エンディングテーマ「空蝉ノ影
作詞 - 霜月はるか / 作曲・編曲 - myu / 歌 - kukui

各話リスト[編集]

全てのサブタイトルにドイツ語(意訳)がついている。参考までにそれを英語に直訳したものを併記する。

話数 サブタイトル 独語サブ 英訳 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
ローゼンメイデン (Rozen Maiden)
1 薔薇乙女 Fräulein Rose
(フロイライン ローゼ)
Miss Rose 花田十輝 松尾衡 石井久美
2 雛苺 Kleine Beere
(クライネ ベーレ)
Little Berry 高橋丈夫 玉井公子
3 水銀燈 Mercury Lampe
(マーキュリー ランペ)[注 4]
Mercury Lamp 大橋誉志光 吉本毅 北野幸広
北尾勝
4 翠星石 Jade Stern
(ヤーデ シュテルン)
Jade Star 岡田麿里 桜美かつし 島崎奈々子 ふくだのりゆき
5 階段 Die Treppe
(ディー トレペ)
The Stairs 玉井☆豪 堀之内元 小林智樹 阿部達也
6 Tränen
(トレーネン)
Tears 宍戸淳
郷敏治
高橋丈夫 玉井公子
7 Träume
(トロイメ)
Dreams 花田十輝 田村しゅうへい 吉本毅 北野幸広
8 蒼星石 Lapislazuri Stern
(ラピスラーツリ シュテルン)[注 5]
Lapis Lazuli Star 岡田麿里 松尾衡 水本葉月 菊地聡延
9 Die Gefängnis
(ディー ゲフェングニス)
The Prison 紫紺 池田重隆
川村賢一
ふくだのりゆき
山沢実
10 別離 Abschied
(アプシート)
Parting 玉井☆豪 堀之内元 太田雅彦 北尾勝
阿部達也
11 運命 Schicksal
(シクザール)
Fate 花田十輝 高橋丈夫
松田清
玉井公子
12 真紅 Reiner Rubin
(ライナー ルビーン)
Pure Ruby 松尾衡 石井久美
ローゼンメイデン トロイメント (Rozen Maiden träumend) [注 6]
1 薔薇水晶 Rozenkristall
(ローツェンクリシュタル)[注 7]
RozenCrystal 花田十輝 松尾衡 石井久美
2 Enju
(エンジュ)
Enju 松尾衡 鈴木利正 菊池聡延
3 金糸雀 Kanarienvogel
(カナーリエンフォーゲル)
Canary 玉井☆豪 堀之内元 菜香ゆき 田村正文
4 契約 Vereinbarung
(フェアアインバールング)
Agreement 岡田麿里 松尾衡 木村寛 土河紀夏
5 手紙 Der Brief
(デア ブリーフ)
The Letter 玉井☆豪 堀之内元 小林智樹 山内尚樹
6 天使 Engel
(エンゲル)
Angel 花田十輝 松尾衡 土屋浩幸 菊池聡延
7 茶会 Teegesellschaft
(テーゲゼルシャフト)
Tea Party 玉井☆豪 高田昌宏 田村正文
8 人形師 Puppenmacher
(プペンマハ)
Doll Maker 花田十輝 松尾衡 高炅楠
9 Der Tadel
(デア ターデル)
The Rebuke 岡田麿里 太田雅彦 青柳宏宣 山内尚樹
10 Tomoe
(トモエ)
Tomoe 花田十輝 島崎奈々子 菊池聡延
11 薔薇園 Rosengarten
(ローゼンガルテン)
Rose Garden 岡田麿里 堀之内元 小林智樹 田村正文
12 少女 Alice
(アリーセ)
Alice 花田十輝 松尾衡 石井久美
ローゼンメイデン オーベルテューレ (Rozen Maiden ouvertüre) [注 8]
前編 悠久 Ewigkeit Eternity 花田十輝 松尾衡
山崎みつえ
松尾衡 田村正文
後編 虚飾 Eitelkeit Vanity 松尾衡 菊池聡延

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
第1期
関東広域圏 東京放送 2004年10月7日 - 12月23日 木曜 25:55 - 26:25 TBS系列 製作局
日本全域 BS-i 2004年10月14日 - 12月30日 木曜 24:30 - 25:00 BS放送 16:9フルサイズ放送
福岡県 RKB毎日放送 2005年1月8日 - 3月26日 土曜 27:15 - 27:45 TBS系列
近畿広域圏 毎日放送 2005年5月21日 - 9月3日 土曜 26:25 - 26:55 アニメシャワー 第2部
日本全域 キッズステーション 2005年7月13日 - 9月28日 水曜 24:30 - 25:00 CS放送 リピート放送あり
第2期(トロイメント)
関東広域圏 東京放送 2005年10月20日 - 2006年1月26日 木曜 25:55 - 26:25 TBS系列 製作局
日本全域 BS-i 2005年11月3日 - 2006年2月2日 木曜 25:00 - 25:30 BS放送
中京広域圏 中部日本放送 2005年11月4日 - 2006年2月10日 金曜 27:45 - 28:15 TBS系列 第1期は未放送
近畿広域圏 毎日放送 2005年12月10日 - 2006年3月4日 土曜 26:55 - 27:25 アニメシャワー 第3部
日本全域 キッズステーション 2006年1月9日 - 3月27日 月曜 24:30 - 25:00 CS放送 リピート放送あり
特別編(オーベルテューレ)
関東広域圏 東京放送 2006年12月22日12月23日 金曜 27:30 - 28:00
土曜 27:16 - 27:46
TBS系列 製作局
日本全域 BS-i 2007年1月11日1月18日 木曜 24:30 - 25:00 BS放送
TBS 木曜25:55枠
前番組 番組名 次番組
ローゼンメイデン
※本作からアニメ枠
ああっ女神さまっ
(TV第1シリーズ)
ローゼンメイデン トロイメント

新アニメ版[編集]

2013年7月から9月まで放送された。これまでのアニメ版とのつながりはなく、『週刊ヤングジャンプ』での連載に則ったストーリーで、原作に準拠した内容となる。海外タイトルは『Rozen Maiden: Zurückspulen』(「Zurückspulen」=「巻き直す」「巻き返す」)。

第1話は1部(旧バーズ版)のストーリーをダイジェスト形式とした内容となり、第2話から2部のストーリーが始まる。

アニメーション制作がスタジオディーンに変更されたのをはじめ、スタッフも大幅に入れ替わっている一方、キャストは一部を除き初期アニメ版から引き継がれ、オープニングテーマも同様にALI PROJECTが続投した。

スタッフ[編集]

  • 監督 - 畠山守
  • シリーズ構成・脚本・音響監督 - 望月智充
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 坂井久太
  • 美術監督 - 池田繁美
  • 色彩設計 - 佐野ひとみ
  • 撮影監督 - 浜尾繁光
  • 編集 - 松原理恵
  • 音楽 - 光宗信吉
  • 音楽制作 - ランティス
  • プロデューサー - 田中潤一朗、高取昌史、林洋平、青木絵理子
  • アニメーションプロデューサー - 浦崎宣光
  • アニメーション制作 - スタジオディーン
  • 製作協力 - ポニーキャニオン、ムービック、メモリーテック
  • 製作 - ローゼンメイデン製作委員会、TBS

主題歌[編集]

オープニングテーマ「私の薔薇を喰みなさい
作詞 - 宝野アリカ / 作曲・編曲 - 片倉三起也 / 歌 - ALI PROJECT
エンディングテーマ「Alternative
作詞・歌 - Annabel / 作曲・編曲 - myu

各話リスト[編集]

作中では冒頭にのみ話数が「TALE ○」とだけ表示され、サブタイトルは放送データのみの表示となっている。

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 後提供イラスト
TALE 1 アリスゲーム 畠山守 浅井昭人、森本浩文 坂井久太 みつみ美里
TALE 2 少女のつくり方 畠山守 美甘義人 堀越久美子、石川洋一 大槍葦人
TALE 3 真紅の目覚め 村田尚樹 ウエタミノル、武本大介 いわさきたかし
TALE 4 ティーポット 小柴純弥 Chang Bum Chul
Park Hong Keun
坂井久太
森本浩文
牛木義隆
TALE 5 天使の黒い羽根 赤城博昭 浅井昭人、森本浩文 坂井久太 すまき俊悟
TALE 6 下弦の月まで 村田尚樹 石川洋一、堀越久美子 石田スイ
TALE 7 存在した時間 宮尾佳和 久保太郎 築山翔太、阿部千秋
松尾亜希子
横槍メンゴ
TALE 8 アンティークドール 名村英敏 浅利藤彰 Chang Bum Chul
Shin Hye Ran
Park Hong Keun
TNSK
TALE 9 幻影の白薔薇 わたなべひろし 村田尚樹 浅井昭人、森本浩文 uki
TALE 10 見えない選択肢 登坂晋 松尾亜希子、石川洋一
ウクレレ善似郎、森本浩文
斉藤ケンゴ(アクション)
-
TALE 11 約束と嘘 宮尾佳和 久保太郎
畠山守
服部憲知、堀越久美子
築山翔太、出野喜則
森本浩文
坂井久太
森本浩文
トウセン
TALE 12 ローザミスティカ 竹下健一 Chang Bum Chul
Shin Hye Ran
Kim Hyo Eun
坂井久太 マトリョーシカ
TALE 13 わすれないで 畠山守 畠山守
久保太郎
森本浩文、浅井昭人
阿部千秋、松尾亜希子
大前裕美子
坂井久太
森本浩文
ゆーげん

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 TBSテレビ 2013年7月4日 - 9月26日 木曜 25:58 - 26:28 TBS系列 製作局
近畿広域圏 毎日放送 2013年7月8日 - 9月30日 月曜 27:25 - 27:55
韓国全域 ANIPLUS 2013年7月9日 - 10月1日 火曜 23:00 - 23:30 CS放送
IP放送
ケーブルテレビ
ネット配信
15歳以上視聴可で放送
韓国語字幕あり
中京広域圏 中部日本放送 2013年7月11日 - 10月3日 木曜 27:13 - 27:43 TBS系列
日本全域 BS-TBS 2013年7月13日 - 10月5日 土曜 25:30 - 26:00 BS放送
ニコニコ生放送 2013年7月16日 - 10月8日 火曜 23:30 - 24:00 ネット配信
ニコニコチャンネル 火曜 24:00 更新
バンダイチャンネル 2013年7月23日 - 10月15日
TBSチャンネル1 2013年9月29日 - 11月10日 日曜 25:00 - 26:00 CS放送 2話連続放送
AT-X 2014年7月23日 - 水曜 23:00 - 23:30 リピート放送あり

Blu-ray / DVD[編集]

2013年8月30日から2014年2月19日まで発売された。

巻数 発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 2013年8月30日 第1話 PCXE-50291 PCBE-54361
2 2013年9月18日 第2話 - 第3話 PCXE-50292 PCBE-54362
3 2013年10月16日 第4話 - 第5話 PCXE-50293 PCBE-54363
4 2013年11月20日 第6話 - 第7話 PCXE-50294 PCBE-54364
5 2013年12月18日 第8話 - 第9話 PCXE-50295 PCBE-54365
6 2014年1月15日 第10話 - 第11話 PCXE-50296 PCBE-54366
7 2014年2月19日 第12話 - 第13話 PCXE-50297 PCBE-54367
TBS 木曜25:58枠
前番組 番組名 次番組
ローゼンメイデン

ドール・フィギュア[編集]

本作品がドールの物語であることから、株式会社ボークスからスーパードルフィー(SD)、株式会社ジュンプランニングからプーリップ、ダルシリーズとして、各キャラクターのドールが発売された。

またフィギュアは中々商品化されず、エポック社からカプセルトイで発売が予告されたが現在まで未発売となっており、ユージンがSRDXで商品化して以来いくつかのメーカーから商品化され、ボークスからは、完成品フィギュアかすたまPシリーズ4種および、ガレージキットFIGURE FIGUREシリーズ6種が発売されている(VOLKS ローゼンメイデン商品一覧)。

アニメージュ限定[編集]

月刊アニメージュ』2005年1月号誌上限定通販。真紅の初の等身大ドール。ドール素体はオビツボディだがそれ以外は完全新規作り起こし。原型製作は川村恭一,衣装製作はPb'-factory。

スーパードルフィー[編集]

SD化は真紅、翠星石、蒼星石、SD13化は水銀燈、幼SD化は雛苺の合計五体。雛苺にはくんくんのぬいぐるみが付属する。五体とも限定発売で全て完売となった。全てPEACH-PITの監修のもと制作されている。

SD
SD13
幼SD

プーリップ・ダル[編集]

プーリップとダルで、姉妹達七体がドール化された。真紅、水銀燈、翠星石、蒼星石、薔薇水晶の五体がプーリップ化され、雛苺、金糸雀の二体はダル化された(ジュンプランニング 関連URL)。

真紅については発売前から評価が高く、即日完売した。如雨露や鋏、剣、日傘等、それぞれのキャラのオプショングッズ付き。

プーリップ
  • 真紅 (2006年11月発売)
  • 水銀燈 (2007年1月発売)
  • 翠星石 (2007年3月発売)
  • 蒼星石 (2007年5月発売)
  • 薔薇水晶 (2007年7月発売)
  • 雪華綺晶 (2007年9月下旬 - 10月上旬発売)
    • TBSishop、キッズセレクトでの1000体限定発売
  • 真紅 くんくん変身セットVer (2008年3月発売)
ダル
  • 雛苺 (2006年11月発売)
  • 金糸雀 (2007年7月発売)

かすたまP[編集]

かすたまPシリーズ(PVC製塗装済み完成品)として、真紅、水銀燈、翠星石、蒼星石の4体が発売されている。

  • 真紅 (2007年9月発売)
  • 水銀燈 (2007年9月発売)
  • 翠星石 (2007年10月発売)
  • 蒼星石 (2007年10月発売)

FIGURE FIGURE[編集]

FIGURE FIGUREシリーズ(未塗装・未組立ガレージキット)として、真紅、雛苺、翠星石、蒼星石、水銀燈、薔薇水晶の6体が発売されている。

  • 真紅 (2007年9月発売)
  • 雛苺 (2007年9月発売)
  • 翠星石 (2007年10月発売)
  • 蒼星石 (2007年10月発売)
  • 水銀燈 (2007年11月発売)
  • 薔薇水晶 (2007年11月発売)

ぷちぱーティ[編集]

ローゼンメイデンミニドールシリーズとして、真紅、雛苺、翠星石、蒼星石、水銀燈の5体が発売されている。原型制作はNagiy、衣装祭作はアゾンインターナショナル

  • 真紅 (2006年3月発売)
  • 翠星石 (2006年12月発売)
  • 蒼星石 (2006年12月発売)
  • 雛苺 (2007年6月発売)
  • 水銀燈 (2007年10月発売)

その他メディア展開[編集]

ゲーム[編集]

ローゼンメイデン
2005年2月2日ワークジャムより、iモード専用アプリゲームとEZアプリゲームとYahoo!ケータイ専用アプリゲームが存在する。
第1話『薔薇乙女』が配信され、その後も定期的にストーリーが配信されていった。全10話。ジャンルはアドベンチャーゲーム+ターン制戦闘ゲーム形式で、アニメ第1期を再構成した内容になっている。なお、各話を好成績で終えるとアフターストーリーとして、オリジナルストーリーが楽しめる。
Rozen Maiden duellwalzer(ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ)
2006年(平成18年)4月27日PS2用ゲームソフトとして、通常版と限定版の2種類がタイトーから発売された。基本システムはアドベンチャーゲーム形式。このゲーム中には作品の別世界での主人公とも言える『名探偵くんくん』の新作アニメ前後編が収録されている。販売店によっては『Beilage Disk』(「付属ディスク」の意)という非売品CDも付き、ゲームサントラと登場キャラの音声集が収録。なお限定版には、PEACH-PIT描き下ろしの真紅の絵柄(シルエット)とシリアルナンバーが入った懐中時計が付属された。また、2007年(平成19年)3月15日には『TAITO BEST』として廉価版も発売された。
Rozen Maiden gebetgarten(ローゼンメイデン ゲベートガルテン)
2007年(平成19年)3月22日に、再びタイトーよりゲーム第2弾がPS2用ゲームソフトとして通常版と限定版の2種類で発売された。今回は3D格闘ゲームとしてリリースされた。ゲームのシステムベースは同社の名作『サイキックフォース』を踏襲している。前作と同様に、販売店によっては『Beilage Disk2』(付属CD)が付き、ゲームサントラと登場キャラの音声集が収録。なお限定版には、PEACH-PIT描き下ろしの水銀燈の絵柄(シルエット)とシリアルナンバーが入った懐中時計が付属された。
ローゼンメイデン ヴェヘゼルン ジー ヴェルト アップ
PlayStation 3PlayStation Vitaアドベンチャーゲーム2014年1月30日発売。本作は新アニメ版を基準に制作されており、「まいた世界編」はアニメ第1話でダイジェストとなっていたバーズ版の物語を完全に補完する内容となっている。アニメに登場しなかった結菱一葉などのキャラクターもフルボイスで登場する。

ドラマCD[編集]

  • Rozen Maiden -ローゼン メイデン-
    • 第1期アニメに先んじて2004年6月25日にフロンティアワークスより発売。なお、声優陣が後のアニメ版とは異なる。
  • TVアニメ『ローゼンメイデン』オリジナルドラマ〜『探偵』Detektiv〜
    • 2005年2月28日発売。これ以降はアニメ版の声優陣が演じ、発売元もMellowHead[注 9]となる。
  • ローゼンメイデン トロイメント オリジナルドラマCD
    • 2006年2月22日発売。
  • Rozen Maiden träumend CD COLLECTION
  • ローゼンメイデン トロイメント キャラクタードラマ
    1. 「Vol.1 水銀燈」 2006年8月23日発売
    2. 「Vol.2 金糸雀」 2006年9月22日発売
    3. 「Vol.3 翠星石」 2006年10月25日発売
    4. 「Vol.4 蒼星石」 2006年11月22日発売
    5. 「Vol.5 真紅」 2007年1月24日発売
    6. 「Vol.6 雛苺」 2007年2月7日発売
    7. 「Vol.7 薔薇水晶」 2007年3月7日発売
  • ローゼンメイデン トロイメント〜クリスマス編〜
    • 2007年12月21日発売

インターネットラジオ・ラジオCD[編集]

『薔薇の香りのGarden Party』
水銀燈の今宵もアンニュ〜イ
  • オーベルテューレ』の展開に合わせて、TBSアニメフェスタ'06での『ローゼンメイデン』の部内コーナー『水銀燈の今宵もアンニュ〜イ』が、そのDVD初回限定版(2007年2月21日発売)の特典CDとして同梱されることが決定し、その予告編が『ランティスウェブラジオ』にて2007年1月5日より2回に分けて配信された、後述の新規録音版Vol.2発売前にも予告編を配信。
  • その反響から、同年3月21日にはアニメ雑誌付録版も含む新規録音の同名ラジオCDが発売され、ほぼ定期的にメディア展開されている形となっている。詳細は該当項を参照。
『ローゼンメイデン〜ヴィーダーゼーエン〜』
  • ランティスウェブラジオにて2013年7月3日から12月10日まで放送された。パーソナリティは沢城みゆき(真紅 役)と真田アサミ(桜田ジュン 役)。

ラジオ番組[編集]

2006年12月現在、TBSラジオには自社制作のアニラジ番組は存在しない一方で、水銀燈役の田中理恵がパーソナリティを務めるニッポン放送有楽町アニメタウン』の方が熱心に取り上げる傾向が見られた。

この作品に纏わる企画[注 11]や、出演声優や松尾監督をゲストに招いたり、時には同じく『アニタン』パーソナリティーである同局の吉田尚記アナウンサーが後述のイベント『感謝祭』で司会を務めたりもした。これはこの作品の制作に関連会社のポニーキャニオンが参加している影響と見られる。

アニメフィルムコミックス[編集]

原作本と同じ幻冬舎コミックスから2005年秋に第1期全12話を各巻ごとに4話収録した計3巻が発売された。全巻購入者の中から抽選で100名に表紙テレカ3枚組セットのプレゼント企画が展開された。

  • Rozen Maiden フィルムコミックス
    1. ISBN 4-344-80630-1
    2. ISBN 4-344-80651-4
    3. ISBN 4-344-80661-1

ムック・資料設定集[編集]

  • ローゼンメイデン edel rose(エーデルローゼ)』:第1期版ムック。エムディエヌコーポレーション発行、インプレスコミュニケーションズ発売。
  • ローゼンメイデン Nocturne(ノクトゥルネ)』:『トロイメント』版ムック。幻冬舎コミックス発行(幻冬舎発売)。
  • ローゼンメイデン 設定資料集』:第1期に関するもの。ムービック刊。
  • ローゼンメイデン トロイメント 設定資料集』:第2期に関するもの。ムービック刊。

画集[編集]

  • TVアニメーション ローゼンメイデン ヴィジュアルブック ERINNERUNG』:第1期・第2期のイラスト集。エンタテインメント書籍編集部 (著)
  • TVアニメーション ローゼンメイデン 原画集 Kunstwerk(クンストヴェルク)一迅社発行。
2007年3月17日発売。A4判。内容は主に薔薇乙女たちの原画集である。第1期から特別編までの原画、PEACH-PITと声優陣のインタビュー、最近の未掲載のカラーイラストも掲載している。松尾衡・石井久美のコメント付きである。付録として、「翠星石のズバリ言うですぅ!」という罵りボイスCDが付いている。

その他[編集]

Alice Project
NECビッグローブ、TBS、マウスプロモーションの3社が共同で2007年12月に開設した、期間限定の音声合成実験サイト。NEC共通基盤ソフトウェア研究所が開発した音声合成エンジンの精度向上を目的に開設されたもので、100文字までのテキストを入力すると音声合成し、真紅の声と顔アニメーションでしゃべらせることができる[7]。多くの利用者の手によって有益な知見が得られ、音声合成技術の発展に向けた成果を挙げることが出来たことや、当初の実験期間の目安である「3か月」が経過したため、Alice Projectは2008年3月17日より段階的に終了し、2008年3月31日午前10時をもってサイトが閉鎖された。その後この実験サービスを発展させ、BIGLOBEの正式サービス「コエラボ」として2008年9月よりサービスが開始されている。

イベント[編集]

  • 2004年9月に開催された『TBSアニメフェスタ』内にて、この作品のコーナーが設けられたのが公式には初イベントとなる。
  • 同年12月には有楽町朝日ホールにて、TV版第一期の後番組となる『AIR』との合同イベントが開催された。
  • 2005年12月には、公式HPや アニカン等で出題されたカルトクイズ上位正解者150人を招待しての「水銀燈決起集会」が新宿ロフトプラスワンにて、水銀燈役の田中理恵や松尾監督など主要スタッフ、業界関係者等をゲストに招いて開催された。
  • 2006年2月には横浜BLITZにて、主要声優陣ほぼ全員(ドール7体+桜田姉弟+巴+めぐ)とALI PROJECTが出演の『ローゼンメイデン感謝祭』が開催。イベントの最後に「特別編」の制作が決定との発表が行われた。
  • 同年4月29日福岡県遠賀郡芦屋町の岡湊神社で開催された、「平成18年度あしや人形感謝祭」の公式マスコットキャラクターに主要キャラが採用され[8]、登場キャラクターが描かれた宣伝用ポスター等が製作された。また、開催当日にはJR九州バスの観光バス側面に「真紅」のラッピングを施した「真紅ライナー」が運行された。RED LINERのREDと真紅をかけた洒落である。イベントの様子は、『広報あしや』・平成18年6月4日号でも紹介された。
    • このイベントについて、原作者のPEACH-PITは自身のブログで「それにしても色紙に大臣の名前を書く日が来ようとは」と言及。過去の噂から麻生太郎のことではないかとの憶測を呼んだ。なお、福岡県遠賀郡芦屋町は、衆議院議員(当時)麻生太郎の選出区である福岡県第8区であり、当日も秘書が出席していたという情報がある[9]あしや人形感謝祭実行委員会の公式HPには、麻生太郎がイラストを掲げている写真もある。
  • 同年11月5日品川インターシティホールにて『ローゼンメイデン文化祭』が開催された。

エピソード[編集]

  • 麻生太郎が本作を読んだという2ちゃんねる匿名書き込みを根拠にしたデマが話題になった[10][11]。2006年7月16日2007年6月10日2011年8月28日放送の読売テレビたかじんのそこまで言って委員会』で本件に触れられたりしたほか、TBSアニメフェスタ'06の司会を務めたTBSアナウンサー向井政生が「麻生大臣も特別編を観てくれるはず」などと言及した。また前述の「平成18年度あしや人形感謝祭」当日は、芦屋町長とともに麻生の秘書も参列している。また、イメージイラストは特別にセル画が2枚制作され、芦屋町と飯塚市の麻生邸にそれぞれ保存されている。「平成21年度あしや人形感謝祭」では、麻生首相の秘書が芦屋町長からセル画を受け取る写真が公表されている。麻生は「少女漫画」「女の子が読んでいる」などと、同作を理解しているとは到底考えがたい発言を残している[注 12][12][13]ものの、2ちゃんねるのニュースおよび政治ネタを扱う板を中心としたネット界隈では、麻生を支持する者によって、この漫画のタイトルから「ローゼン」「ローゼン麻生」「ローゼン閣下」などと呼ばれることがあった。また、2008年度版の『現代用語の基礎知識』にも項目としてと取り上げられている。なお、麻生は読んでいたかどうかは覚えていないとしており[14][15]、2011年8月28日放送の『たかじんのそこまで言って委員会』で「飛行場で手に取ったところを偶然撮られてしまった」と発言している[16]
  • 堀江貴文ライブドア社長当時、6月6日付のlivedoor 社長日記の執務中のスナップ写真において机上に『ローゼンメイデン』の単行本が見えていたことから、読者ではないかと2ちゃんねる上で祭りとなった。当時ライブドアと幻冬舎の業務提携が発表されており、提携先の看板作品である本作が堀江の机上にあることはありえなくなかったが、そのコントラストが話題となった。
  • 女優の栗山千明も『新世紀エヴァンゲリオン』などの作品と同時に愛読していることを公言している。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 雑誌TV Brosゴスロリバイブルなどでもそのような形で本作が紹介されている。
  2. ^ ただし、原作では水銀燈が蒼星石を倒した訳ではないので、蒼星石のローザミスティカに拒まれ、翼が肥大化するという現象が起こっていた。
  3. ^ ただし、蒼星石が鞄で空を飛ぶ描写は初期アニメ版のみ。真紅は初期アニメ特別編およびPEACH-PIT作の短編漫画で飛行時に鞄を使用している。
  4. ^ Mercuryはドイツ語ではMerkur(メルクール)と綴る。基本的にドイツ語で水銀を意味する単語はQuecksilber(クヴェクズィルバー)であるが、Merkurにも水銀という意味はある。なおこのQuecksilverとMerkurの水銀という意味は別物である。
  5. ^ ラピスラズリの綴りは基本的にドイツ語でも「Lapislazuli」である。誤植か意図的であるかの真偽は不明。
  6. ^ 「トロイメント」とは、動詞träumen(夢を見る)の現在分詞である。
  7. ^ Rozenは人形師の名前であり、ドイツ語の薔薇の綴りはRoseである
  8. ^ 副題は序曲の意。ドイツ語での正しい発音は「ウヴェルテューレ」だが、ドイツ語圏にも地方によって発音の違いがあり、オーベルテューレといった解釈も完全な間違いではない。2007年2月21日にDVD発売。
  9. ^ 後にMellowHeadレーベルは親会社のランティスの1レーベルとなる
  10. ^ 同様の企画が後述の「水銀燈ファン決起集会」でも実施され、2005年年末のコミックマーケット69のTBSブースでそれらが展示された。
  11. ^ オーヴェルちゃん、新解釈ぅ〜』など
  12. ^ 講談社『メカビ』 Vol.1 P.40

出典[編集]

  1. ^ 『ローゼンメイデン STARTER BOOK』(デジタル無料試し読み版。2016年)。
  2. ^ 月刊ヤングジャンプ』2009年1月号、集英社、2008年12月11日、 144頁。
  3. ^ 週刊ヤングジャンプ2013年21・22合併号』、集英社、2013年4月。
  4. ^ 第1期42話
  5. ^ ローゼンカウントダウン”. オトウフ/マテリアル (2013年6月4日). 2013年7月4日閲覧。
  6. ^ “スタッフ&キャスト”. ローゼンメイデン 公式ホームページ (TBSテレビ). (2006年). http://www.tbs.co.jp/anime/rozen/staffcast/ 2013年7月4日閲覧。 
  7. ^ “「ローゼン」真紅が思い通りにしゃべります NECの音声合成実験サイト”. ITmedia (アイティメディア). (2007年12月17日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/17/news024.html 2013年7月4日閲覧。 
  8. ^ “平成18年度人形感謝祭 あしや人形感謝祭実行委員会”. 芦屋町観光協会 (アイティメディア). (2006年). http://ashiya.or.jp/dolls/h18_dolls_fes 2013年7月4日閲覧。 
  9. ^ “あしや人形感謝祭レポート&ワールドホビーフェスティバル神戸#23写真館”. HI-TECH CARROT. (2006年5月1日). http://h-tc.net/article/3559998.html 2013年7月4日閲覧。 
  10. ^ とある伝説の薔薇麻生
  11. ^ 『麻生太郎はローゼンメイデン愛読者』はデマ (5月4日追加)
  12. ^ たかじんのそこまで言って委員会 2011年8月28日
  13. ^ ■[ネット[報道][マンガ]とある伝説の薔薇麻生]
  14. ^ 自由と繁栄の弧. 東京都渋谷区千駄ケ谷四丁目9番7号: 幻冬舎. (2007). pp. P.296〜P.305. ISBN 978-4344013339. 
  15. ^ 石塚良太「麻生太郎 直撃!ローゼンメイデン疑惑」『メガビ』第1号、講談社、2006年6月、 p.40、 ISBN 4-06-179591-0。
  16. ^ たかじんのそこまで言って委員会 2011年8月28日

以下の出典は『集英社の本』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ Rozen Maiden 新装版/1|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  2. ^ Rozen Maiden 新装版/2|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  3. ^ Rozen Maiden 新装版/3|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  4. ^ Rozen Maiden 新装版/4|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  5. ^ Rozen Maiden 新装版/5|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  6. ^ Rozen Maiden 新装版/6|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  7. ^ Rozen Maiden 新装版/7|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  8. ^ ローゼンメイデン/1|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  9. ^ ローゼンメイデン/2|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  10. ^ ローゼンメイデン/3|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  11. ^ ローゼンメイデン/4|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  12. ^ ローゼンメイデン/5|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  13. ^ ローゼンメイデン/6|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  14. ^ ローゼンメイデン/7|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  15. ^ ローゼンメイデン/8|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  16. ^ ローゼンメイデン/9|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  17. ^ ローゼンメイデン/10|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月17日閲覧。
  18. ^ ローゼンメイデン0 -ゼロ-/1|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2016年11月18日閲覧。
  19. ^ ローゼンメイデン0 -ゼロ-/2|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2017年9月19日閲覧。
  20. ^ ローゼンメイデン0 -ゼロ-/3|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2019年9月10日閲覧。
  21. ^ ローゼンメイデン0 -ゼロ-/4|PEACH-PIT|ヤングジャンプコミックス|”. 2019年9月10日閲覧。