ロード画面

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ロード画面(ロードがめん、: loading screen)は、プログラムがロード(読み込み)中または初期化中にコンピュータプログラム (多くの場合コンピュータゲーム)が表示する画像を指す。

初期のゲームでは、ロード画面はゲーム内グラフィックスにしばしば必要とされる技術的な制限なしに、グラフィックアーティストが創造的となる機会でもあった[1]。この間、描画ユーティリティも制限されていた。ズーム機能を備えた数少ない8ビットスクリーンユーティリティの1つである「Melbourne Draw」、choice for artistsのプログラムの1つだった[2]

ロード画面はコンピュータゲームでは一般的なままであるが、バックグラウンドでのロードは現在多くのゲーム、特にオープンワールド作品でゲームを普通に進む際のロード画面を排除するために用いられており、ワープやファストトラベルの利用時のみロード画面が現れる。

ロード時間[編集]

プログラムのロードにかかる時間の長さを隠すロード画面は、ロードに5分以上かかり得るカセットテープからのゲームのロード時によく見られた[1]。現在、ほとんどのゲームはデジタルでダウンロードされており、ハードドライブからロードされるためロード時間が短縮されるが、一部のゲームは過去の磁気メディアよりも高速な光ディスクからもロードされるが、 RAMでゲームを初期化するのにかかる時間を隠すロード画面はいまだに搭載されている。

ロード画面のデータ自体もメディアから読み取る必要があるため、実際にはロード画面は全体のロード時間を長くさせる。例えば、ZX Spectrumのゲームの場合、画面データは6キロバイトであり、これはロード画面のない同じゲームと比べてロード時間が約13%増加することを表す[1]

バリエーション[編集]

Ubuntuオペレーティングシステムの進行状況を表示するロード画面

ロード画面は静的な画像である必要はない。一部のロード画面には、実際にロードされたデータ量を示すプログレスバーカウントダウンのタイマーが表示される。

他のロード画面はユーザーが読む情報を提供するブリーフィング画面を兼ねている。この情報は、ストーリーテリング及び/またはエンターテインメント用のためだけに存在する場合がある。または、ゲームのミッション目標など、ロード完了時に有用な情報をユーザーに提供できる場合もある。

ミニゲーム[編集]

一部のゲーム、特にコモドール64用の『Skodine Attack』とZX Spectrum用の『Joe Blade 2』ではロード画面にミニゲームも搭載している。よく知られているロード中ゲームの1つが『Invade-a-Load』である。もう1つの例は『Dota 2』の「the shop keepers quiz」があり、これはロード画面というよりゲーム検索画面に類似する。

ナムコは、ロード画面中にプレイ可能なミニゲームを使用している。その例として、同社の初期のPlayStation用作品の多くを最初に起動した際のロード画面で遊べる同社の様々な古いアーケードゲーム(『ギャラクシアン』や『ラリーX』など)を搭載していた。今日でも、『鉄拳5』などの同社のPlayStation 2用ゲームは、ゲームを最初に起動している間も引き続きゲームを用いてユーザーが手持ち無沙汰にならないようにしている。先行技術のInvade-a-Loadがあるにもかかわらず、ナムコは1995年に特許を出願し[3]、他企業がロード画面でミニゲームをプレイ可能にすることを防いでいた(2015年に特許失効)[4][5][6][7][8][9]。最近のEAスポーツのゲームでは「ウォームアップ」セッションが行われている。例えば、『FIFA 11』ではソロでのフリーキック、『NBA Live 10』では2プレイヤーによるシュートアウトがゲームのロード時に行える。『NBA Live 08』は、4プレイヤー用の一般的な知識クイズがある。『MX vs. ATV:Untamed』はプレイヤーがテストコースでフリーライドセッションに参加できるようにしている。

映像[編集]

Call of Duty:World at War』のような一部のゲームでは、ゲームがバックグラウンドでロード中にステージの概要を説明する映像が流れ、ステージのロードが完了すると通常は残りの映像をスキップできるようになる。『レッドファクション:ゲリラ』は、時々後に重要になる出来事の予示やゲームの世界に関するちょっとした情報を伝えるニュース報道が流れることから映像(の情報)は必ずしもステージで起きていることには当てはまらない。

音楽[編集]

コモドール64では、テープのロード画面はマシンの高度なSIDサウンドチップを利用したチップチューン形式の音楽を特徴としていたことが多かった。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c Loading Screens essay by Ste Pickford
  2. ^ "Rembrant + Co" article from CRASH issue 4; retrieved from CRASH The Online Edition
  3. ^ United States Patent #5,718,632”. United States Patent and Trademark Office. 2015年5月14日閲覧。
  4. ^ Campbell. “A secret slice of loading screen history”. Polygon. 2015年5月14日閲覧。
  5. ^ Hoppe. “2015: The Year We Get Loading Screen Mini-Games Back”. Gamasutra. 2015年5月14日閲覧。
  6. ^ Sirlin. “The Trouble With Patents”. Gamasutra. 2015年5月14日閲覧。
  7. ^ O'Dwyer. “The Point – The Patent That Gave Us 20 Years of Loading Screens”. GameSpot. 2015年5月14日閲覧。
  8. ^ "Random, Interesting, Amazing Facts – Fun Quizzes and Trivia – Mental Floss". mentalfloss.com. Archived from the original on 2016-01-29.
  9. ^ Larry Bundy Jr (27 March 2016). "4 Sh***y Patents That Ruined Gaming – Fact Hunt".

関連項目[編集]