一樹千尋

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一樹 千尋(いつき ちひろ、5月11日 - )は、宝塚歌劇団専科に所属する男役。元星組組長

千葉県八千代市お茶の水女子大学附属高等学校出身。愛称は「HIRO」。

来歴[編集]

1973年59期生として宝塚歌劇団に入団。星組公演『花かげろう/ラ・ラ・ファンタシーク[1]で初舞台を踏む。宝塚入団時の成績は49人中5位[1]

同期にはいずれも女優の大地真央1982年 - 1985年まで月組トップスター)、平みち(1985年 - 1988年まで雪組トップスター)、姿晴香(1982年 - 1983年まで星組トップ娘役)、ミュージカルスタジオ主宰の四季乃花恵笹本玲奈の母)、振付家山城はるか(元星組2番手スター)、元専科男役の未沙のえる1991年 - 1996年まで花組組長)がいる。当初の芸名は鯉 のぼる(こい のぼる)[1]であった。

1974年4月[1]、星組配属。

1975年、『屋根裏の妖精たち』新人公演で当時の若手スターだった峰さを理の役を与えられる。

1976年、『夕陽のジプシー』新人公演で2番手役に抜擢される(1978年の『誰がために鐘は鳴る』の新人公演でも2番手役を務めた)

1990年7月から星組副組長に就任。

1993年5月から星組組長に就任。

1996年12月17日付で、専科へ異動。

主な舞台[編集]

星組時代[編集]

  • 1975年8月、『屋根裏の妖精たち』新人公演:ブライト(本役:峰さを理)/『マイ・ハイ・スイング』(東宝)
  • 1975年11月、『美しく青きドナウ』新人公演:父エブースター(本役:水代玉藻)/『ザッツ・ファミリー
  • 1976年3月、『ベルサイユのばらⅢ』新人公演:ジェローデル(本役:三代まさる)
  • 1976年10月、『夕陽のジプシー』新人公演:プリカ(本役:但馬久美)/『ハッピー・トゥモロー
  • 1977年11月、『テムーズの霧に別れを』新人公演:イギリス国王(本役:天城月江)/『セ・マニフィーク
  • 1978年5月、『誰がために鐘は鳴る』新人公演:パブロ(本役:沖ゆき子)、アグスティン(本役:但馬久美)[2]
  • 1979年1月、『ロミオとジュリエット』(バウ) ティボルト
  • 1979年5月、『白夜わが愛』新人公演:北前の徹(本役:風見圭)
  • 1979年11月、『心中・恋の大和路』(バウ)丁稚三太
  • 1981年4月、『瀬戸内美八リサイタル・Sing, Sing, Sing!』(バウ)
  • 1981年5月、『美しい忍びの季節』望月右近/『ニュー・ファンシー・ゲーム』(全国ツアー)
  • 1981年8月、『海鳴りにもののふの詩が』野間半兵衛/『クレッシェンド!
  • 1982年1月、『ミル星人パピーの冒険 -ふしぎなペンダント-』ミッシェル/『魅惑
  • 1982年4月、『小さな花がひらいた』正吉/『魅惑』(東宝)
  • 1982年6月、『エーゲ海のブルース』エミール/『ザ・ストーム』
  • 1982年9月、『海鳴りにもののふの詩が』野間半兵衛/『魅惑』(全国ツアー)
  • 1982年10月、『心中・恋の大和路』(バウ)丸十
  • 1983年4月、『オルフェウスの窓 -イザーク編-』キッペンベルク夫人
  • 1983年5月、『Sing, Sing, Sing 83』(バウ)
  • 1984年1月、『祝いまんだら』[3]/『プラスワン』 アリローロ
  • 1984年6月、『我が愛は山の彼方に』竜林/『ラブ・エキスプレス
  • 1984年9月、『回転木馬』(バウ) バスコム氏
  • 1985年2月、『哀しみのコルドバ』ペペ/『ルミエール』
  • 1985年4月、『オール・フォー・ラブ』(バウ) バーネッカー
  • 1985年8月、『西海に散れど』平知盛/『ザ・レビューⅢ』
  • 1985年10月、『我が愛は山の彼方に』竜淵/『ラブ・エキスプレス』(全国ツアー)
  • 1986年2月、『西海に散れど』平宗盛/『ザ・レビューⅢ』(中日)
  • 1986年3月、『レビュー交響曲』ハリエット・ペニングトン
  • 1986年9月、『華麗なるファンタジア』パングロス博士/『ブギ・ウギ・フォーリーズ
  • 1987年1月、『紫子』丹波/『ジュビリー・タイム!
  • 1987年6月、『別離の肖像』 フランク・カルロ
  • 1987年9月、『グリーン・スリーブス』(バウ)シスリー・アン・タバナー
  • 1987年12月、『第4回バウ・コンサート キープ・スマイリング・キープ・シャイニング』(バウ)
  • 1988年2月、『炎のボレロ』ウパンゴ/『Too Hot!
  • 1988年4月、『セレブレーション』(バウ)リッチ
  • 1988年8月、『戦争と平和』イリヤー・ロストフ伯爵
  • 1989年2月、『戦争と平和』(中日)イリヤー・ロストフ伯爵
  • 1989年4月、『春の踊り[4]/ディガ・ディガ・ドゥ』 グィン・ブラニガン
  • 1989年9月、『ベルサイユのばら -フェルゼンとマリー・アントワネット編-』ベルナール
  • 1989年11月、『オータムナイト・ア・ゴー!ゴー!』(バウ)
  • 1989年12月、『シチリアの風』(バウ) エンリケ・ガルバン
  • 1990年5月、『メイフラワー』ジム・タナー/『宝塚レビュー 90』
  • 1990年11月、『アポロンの迷宮』シャルリュス公爵/『ジーザス・ディアマンテ』
  • 1991年1月、『パル・ジョーイ』(バウ)マイク
  • 1991年5月、『恋人たちの肖像』マックスクラウス刑事/『ナルシス・ノアール』
  • 1991年9月、『グランサッソの百合』(バウ)セルジオ・ジョバンニ
  • 1991年11月、『紫禁城の落日』岡副洋二
  • 1992年5月、『白夜伝説』ロキ/『ワンナイト・ミラージュ
  • 1992年10月、『ハロー、ジョージ!』(バウ・東京特別)マーレー
  • 1993年6月、『うたかたの恋』フランツ・ヨゼフ皇帝/『パパラギ -極彩色のアリア-』
  • 1993年9月、『秋…冬への前奏曲 -コマロフスキー伯爵編-』ノイマン中佐/『ワンナイト・ミラージュ』(全国ツアー)
  • 1993年12月、『ラ・トルメンタ -愛の嵐-』(バウ)ドジレ男爵夫人
  • 1994年2月、『若き日の唄は忘れじ』加治織部正/『ジャンプ・オリエント!』
  • 1994年4月、『うたかたの恋』フランツ・ヨゼフ皇帝/『パパラギ -極彩色のアリア-』(全国ツアー)
  • 1994年8月、『カサノヴァ・夢のかたみ』ヴェネチア共和国総督/『ラ・カンタータ!』
  • 1995年2月、『若き日の唄は忘れじ』加治織部正/『ジャンプ・オリエント!』(中日)
  • 1995年4月、『国境のない地図』スザンネ
  • 1995年9月、『剣と恋と虹と』アントワーヌ・ド・ギーシュ伯爵/『ジュビレーション!
  • 1996年1月、『黄色いハンカチ』(バウ)レッグズ・ダイヤモンド
  • 1996年5月、『二人だけが悪』ヒューム/『パッション・ブルー』
  • 1996年6月、『剣と恋と虹と』アントワーヌ・ド・ギーシュ伯爵/『ジュビレーション!』(全国ツアー)
  • 1996年11月、『エリザベート -愛と死の輪舞-』マックス公爵

専科時代[編集]

  • 1997年5月、『嵐が丘』(雪組:バウ)ケネス
  • 1997年8月、『ザッツ・レビュー』(花組)花川戸六助
  • 1997年10月、『白い朝』(花組:バウ・東京特別)清七
  • 1998年2月、『ザッツ・レビュー』(花組:中日)花川戸六助
  • 1998年4月、『ディーン』(星組:バウ)エリア・カザン
  • 1998年6月、『嵐が丘』(宙組:東京特別・名古屋特別)ケネス
  • 1998年7月、『永遠物語』(月組:バウ・東京特別)結城豊造
  • 1999年8月、『夢・シェイクスピア -夏の夜の夢-』(星組:バウ・東京特別)バード
  • 2000年1月、『冬物語』(花組:バウ・東京特別)彦三郎
  • 2000年3月、『聖者の横顔』(星組:バウ・東京特別)ロレンツォ
  • 2000年5月、『黄金のファラオ』(星組)ネブヘル
  • 2001年3月、『ベルサイユのばら2001 -オスカルとアンドレ編-』(星組)ルイ16世
  • 2002年4月、『風と共に去りぬ』(花組・雪組:日生)ワイティング夫人
  • 2002年8月、『月の燈影』(花組:バウ・東京特別)丑右衛門
  • 2002年8月、『専科 エンカレッジ・コンサート』(バウ)
  • 2002年10月、『ホップ スコッチ -Hopscotch石けり-』(雪組:バウ・東京特別)ハワード・サッチャー
  • 2003年1月、『おーい春風さん』(宙組:バウ)お地蔵様
  • 2003年7月、『王家に捧ぐ歌』(星組)アモナスロ
  • 2003年12月、『永遠の祈り -革命に消えたルイ17世-』(星組:ドラマシティ)ロザルジェ
  • 2004年1月、『送られなかった手紙』(雪組:バウ・東京特別)セルゲイ
  • 2004年5月、『NAKED CITY』(花組:バウ・東京特別)マック・バインダー
  • 2004年7月、『花のいそぎ』(星組:バウ・東京特別)藤原冬嗣
  • 2005年2月、『王家に捧ぐ歌』(星組:中日)アモナスロ
  • 2005年3月、『睡れる月』(雪組:ドラマシティ・東京特別・福岡特別)足利義教
  • 2005年8月、『炎にくちづけを』(宙組)アズチューナ
  • 2006年2月、『ベルサイユのばら -オスカル編-』(雪組)ブイエ将軍
  • 2006年6月、『フェット・アンペリアル -帝国の祝祭-』(星組:バウ)退任前のウィリアム
  • 2006年7月、『ベルサイユのばら -オスカル編-』(雪組:全国ツアー)ブイエ将軍
  • 2006年12月、『ヘイズ・コード』(星組:ドラマシティ・東京特別)ウォルター・ブロイディ
  • 2007年4月、『NEVER SLEEP』(宙組:バウ・東京特別)ジェイムズ・アーチャー
  • 2007年5月、『ダル・レークの恋』(月組:全国ツアー)酒場の亭主、ハリラム(2役)
  • 2007年9月、『専科 エンカレッジコンサート』(バウ)
  • 2008年1月、『君を愛してる』(雪組)フランソワ・ドビルパン
  • 2008年5月、『外伝ベルサイユのばら -ジェローデル編-』(雪組:全国ツアー)ブイエ将軍、隊長(2役)
  • 2008年9月、『Paradise Prince』(宙組)ハワード・ゴールドウィン
  • 2009年2月、『外伝ベルサイユのばら -アンドレ編-』(宙組:中日)ブイエ将軍
  • 2009年6月、『太王四神記 Ver.Ⅱ』(星組)ヤン王
  • 2010年1月、『ハプスブルクの宝剣 -魂に宿る光-』(星組)サヴォイア公子オイゲン
  • 2010年7月、『ロミオとジュリエット』(星組:梅田芸術劇場・博多座)キャピュレット卿
  • 2011年1月、『ロミオとジュリエット』(雪組)キャピュレット卿
  • 2011年4月、『黒い瞳』(雪組:全国ツアー)サヴェーリィチ 
  • 2012年2月、『エドワード8世-王冠を賭けた恋-ウィンストン・チャーチル/『Misty Station -霧の終着駅-』(月組)
  • 2012年8月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』(宙組)ブラウンシュヴァイク公爵
  • 2013年1月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』(宙組:博多座)ブラウンシュヴァイク公爵
  • 2013年3月、『南太平洋』(星組:ドラマシティ・東京特別)ジョージ・ブラケット
  • 2013年5月、『ロミオとジュリエット』(星組)キャピュレット卿
  • 2013年10月、『日のあたる方(ほう)へ−私という名の他者−』(星組:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)市長
  • 2014年1月、『眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯(はて)に-』(星組)バラス/フランツⅠ世
  • 2014年6月、『一夢庵風流記 前田慶次』二郎三郎/『My Dream TAKARAZUKA』(雪組)
  • 2014年10月、『パルムの僧院-美しき愛の囚人-』(雪組:バウ)エルネスト四世
  • 2014年12月、『アルカサル〜王城〜』(星組:バウ)宰相 ダルブルケルケ
  • 2015年1月、『Bandito -義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ-』 (月組:バウ・東京特別)ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーザ
  • 2015年6月、『王家に捧ぐ歌』(宙組)アモナスロ
  • 2016年1月、『鈴蘭(ル・ミュゲ) - 思い出の淵から見えるものは -』(星組:バウ)ルイ11世
  • 2016年5月、『王家に捧ぐ歌』(宙組:博多座)アモナスロ
  • 2017年2月~4月、宙組『王妃の館-Château de la Reine-』岩波 
  • 2017年7月~10月、『ALL FOR ONE〜ダルタニアンと太陽王〜』(月組)マザラン枢機卿
  • 2018年1月〜3月、『ポーの一族』(花組)大老ポー
  • 2018年7月〜10月、『MESSIAH −異聞・天草四郎−』(花組)益田甚兵衛

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』 阪急コミュニケーションズ 2014年4月1日 85頁。ISBN 9784484146010
  2. ^ この頃は新人公演が2度あったため
  3. ^ 東京公演では、題名が『春の踊り』に変更。
  4. ^ 東京公演では題名が『恋の花歌舞伎』に変更