三河鉄道キ80形気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
ク2220形2221

三河鉄道キ80形気動車(みかわてつどうキ80がたきどうしゃ)は、三河鉄道が新製したガソリンカー。後年三河鉄道が名古屋鉄道(名鉄)へ吸収合併された後、電車化(制御車化)改造を受けク2220形と改称・改番されている。

概要[編集]

  • 三河鉄道は、1936年昭和11年)7月24日、三河鳥羽駅 - 三河鹿島駅を開業し、同年の11月10日には三河鹿島駅 - 蒲郡駅を開業(現在の蒲郡線)する。この路線は非電化であったため、新たなガソリンカーとして、、1937年(昭和12年)7月にキ80形81, 82)が日本車輌製造で新製された。正面は2枚窓、当時流行した流線型の影響を受け、屋根などに半流線型のデザインを取り入れたのが特徴である。
  • 1941年(昭和16年)に三河鉄道が名古屋鉄道に吸収合併された後、本形式はキハ250形(251, 252)に改番され、太平洋戦争によりガソリンが不足したためエンジンを取り外し付随車化され、サ2220形2221, 2222)となる。戦後は築港線電気機関車に牽引され、客車として運用された。
  • 1960年(昭和35年)に電車化(制御車化)改造を受けク2220形2221, 2222)となって瀬戸線に転属。晩年は主にモ700形と編成を組んでいた。
  • 1973年(昭和48年)、600V対応に改造された3700系が瀬戸線に導入されたため廃車となる。

性能諸元[編集]

サ2220形(1944年時点)の諸元

  • 全長:14,690mm
  • 全幅:2,720mm
  • 全高:3,730mm
  • 自重:19.3t
  • 定員(着席):90(18)人

参考文献[編集]

  • 清水武、田中義人「名古屋鉄道車両史 上巻」、アルファベータブックス、2019年4月。