上山明博

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上山 明博
(うえやま あきひろ)
誕生 1955年10月8日
日本の旗 日本岐阜県
職業 小説家ノンフィクション作家
国籍 日本の旗 日本
ジャンル 記録文学ノンフィクション
主題 科学技術発明特許伝記
代表作「うま味」を発見した男』(2011年)
関東大震災を予知した二人の男』(2013年)
地震学をつくった男・大森房吉』(2018年)
公式サイト 上山明博ホームページ
Portal.svg ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

上山明博(うえやま あきひろ、1955年10月8日 - )は、岐阜県生まれの日本の小説家ノンフィクション作家

経歴[編集]

1955年10月8日生まれ、岐阜県出身 東京都在住の小説家ノンフィクション作家日本文藝家協会 及び 日本科学史学会正会員)。実家は岐阜の真宗大谷派 (東本願寺)の仏家・龍登山浄栄寺で、法名は「釋明浄」。[1]

1999年 特許庁産業財産権教育用副読本策定普及委員会委員、2004年 同委員会オブザーバーなどを務める一方、文学と科学の融合をめざし、徹底した文献収集と関係者への取材にもとづく執筆活動を展開。2018年に上梓した『地震学をつくった男・大森房吉─幻の地震予知と関東大震災の真実』青土社刊は、吉村昭が先導した記録文学の新たな可能性を追求したノンフィクション作品として、代表作のひとつに挙げられる。[2]

著書[編集]

小説[編集]

ノンフィクション[編集]

共編著[編集]

  • 『アトムの時代─やさしい心と勇気ある目に』美術出版社,1994年,ISBN 4-568-12053-5
  • 『シュレディンガーの猫がいっぱい─「多世界解釈」がひらく量子力学の新しい世界観』河出書房新社,1998年,ISBN 4-309-61201-6
  • 『理科系の脳みそ─生命・自然・脳をめぐるキーワード集』東京書籍,1999年,ISBN 4-487-79356-4
  • 『アイデア活かそう未来へ─知的創造時代に向け(産業財産権副読本)』特許庁産業財産権教育用副読本策定普及委員会(委員長=大村智),経済産業省特許庁,2000年
  • 『科学感動物語 全12巻』学研教育出版,2013年,ISBN 978-4-05-811258-8
  • 『楽しい読書─小学校国語副読本・平成27年度版』公益財団法人愛知教育文化振興会,2015年,ISBN 978-4-90810105-2

著作[編集]

随筆[編集]

  • 「大隈重信と不老長寿」(『ヘルスプロモーション・第3巻第2号』財団法人東京顕微鏡院,1990年4月所載)
  • 「顰みに倣う」(『文藝家協会ニュース・No.735』公益社団法人日本文藝家協会,2013年7月所載)
  • 「震源から遠く離れて」(『脱原発社会をめざす文学者の会・第4号』脱原発社会をめざす文学者の会編・発行,2015年8月所載)

論文[編集]

  • 「プロパテント時代の特許戦略─21世紀産業の鍵を握るビジネスモデル特許とヒトゲノム特許のゆくえ」(『現代用語の基礎知識2001』自由国民社,2001年1月所載)
  • 「産業政策と特許制度─ビジネス方法特許(BMP)誕生の意味」(『ビジネス方法特許ハンドブック』片方善治他監,フジ・テクノシステム,2002年10月所載)
  • 「特許の歷史探訪─ガリレオ・ガリレイから茂木重次郎まで」(『発明協会奈良県支部創立60周年記念誌』発明協会奈良県支部編・発行,2004年3月所載)
  • 「プロパテント時代の起源─アメリカはいかにして知財大国になったのか」(金沢工業大学情報誌『Back Up・no.24』金沢工業大学編・発行,2004年11月所載)
  • 「“敵艦見ユ”… 島津源蔵の蓄電池が果たした勝利への無線通信」(『歴史街道・284号』PHP研究所,2011年12月所載)
  • 「GPCR研究の源泉─アドレナリンを発見した日本人・世紀を超えた高峰譲吉&上中啓三の功績」(『化学(CHEMISTRY)vol.67』化学同人,2012年12月所載)
  • 「ヒロシマからフクシマへ─戦争と平和のための原子力」(同人誌『OFF・第2号』発行人=加賀乙彦/編集人=村上政彦,2019年3月所載)

連載小説および記事[編集]

新聞連載小説[編集]

  • 「夢みる力─評伝「乾電池王」屋井先蔵(新聞連載小説・全22回)」(『新潟日報新潟日報社,2008年2月2日~6月28日付所載)
    • 第1回「藩士の長子─米百俵の地で呱々の声」/第2回「将来の選択─医師、さもなくば技師に」/第3回「年季奉公─発明家への“歯車”始動」/第4回「上京へ─“田舎学問”脱皮目指し」/第5回「永久機関目指す─三国峠越え石黒家寄宿」/第6回「猛勉強─工部大学校受験に備え」/第7回「不正確な時計─五分の遅刻で受験失敗」/8回「叔父の工場へ─目指すは市井の発明家」/第9回「発明の芽─電気時計作り特許一号」/第10回「長屋所帯─注文殺到の夢かなわず」/第11回「電池の創作─使い勝手悪く改良に汗」/第12回「開発への壁─教えを請うため帝大へ」/第13回「失策博士─田中館教授と顔合わせ」/第14回「博士の助言─謎の泡 正体解明に道筋」/第15回「ついに完成─妻の意見聞いて「命名」」/第16回「特許出願─内助の功で大金を工面」/第17回「軍から注文─酷寒の地でも氷結せず」/第18回「生涯最高の年─立志伝中の大発明家に」/第19回「関東大震災─崩壊の社屋にぼうぜん」/第20回「震災からの復興─新天地に大工場群建設」/第21回「不帰の客─新社屋に永遠の夢残し」/第22回「衣鉢を継承─「中興の祖」産業けん引」

雑誌連載記事[編集]

  • 「20世紀の発明品カタログ(雑誌連載記事・全13回)」(『info Shock(インフォ・ショック)』毎日コミュニケーションズ,1998年5月号~1999年5月号所載)
    • 第1回「天皇即位にう向けて組まれた世紀のビッグイベト─写真電送装置第1号誕生の舞台裏」/第2回「日本の細工職人が発明した世界の筆記具─1本のシャープペンから始まったシャープ創業者物語」/第3回「文化的滋養菓子『グリコ』誕生物語─1粒300米突の理由」/第4回「敵国が採用した日本のアンテナ─世界の屋根に君臨する八木アンテナ」/第5回「世界のSonyへの第1歩─テープコーダー誕生秘話」/第6回「日本で発明された家電製品─寝ている間にご飯が炊ける!夢の全自動電気釜」/第7回「敵米英ヲ遥カニ凌グ大戦果─国産ペニシリン完成セリ!」/第8回「松下幸之助になりそこねた日本のエジソン─日本で生まれた世界最初の乾電池」/第9回「日本の女性に最初にブラジャーを付けさせた男─上げ底いっぱいが拓いたファンデーション市場」/第10回「ビタミンを世界で最初に見付けた日本人─脚気を救った夢の新薬オリザニン」/第11回「日本の化学者が生み出した世界の味─化学の味、味の素」第12回「不老長寿の夢を求めて─初恋の味カルピス」/第13回「『三共』を誕生させた胃腸薬─世界の家庭の常備薬タカジアスターゼ」
  • 「20世紀の法則(雑誌連載記事・全7回)」(『AT's(エイティーズ)』NTTアドバンステクノロジ,1999年no.7~2000年no.14所載)
    • 第1回「タンパク質説から核酸説へ遺伝子捜査の真実─ワトソンとクリックのDNA二重らせんモデル」/第2回「脚気細菌説からビタミン学の誕生へ、玄米に含まれる微量物質の力─ビタミンを世界で最初に発見した男、鈴木梅太郎」/第3回「系統分類学に一大センセーションを巻き起こしたソテツの精子─ソテツの精子を発見した植物学の父、池野成一郎」/第4回「地軸運動における謎の残差成分を解決した『Z項』─月の名になった日本人天文学者、木村栄」/第5回「大隈重信が推奨した不老長寿マニュアル─食細胞作用説から不老長寿論へ『乳酸菌健康法』を創始したイリヤ・メチニコフ」/第6回「バイオ産業を創出した『遺伝子組み換え技術』の開発者─日米学術会議で出会ったふたりの教授、コーエンとボイヤー」/第7回「地球の重力から脱出する方法を示した公式─コンスタンチン・エドアルドビッチ・ツィオルコフスキー」
  • 「技術を進化させる者たち─NTT研究所レポート(雑誌連載記事・全10回)」(『日経ビジネス日本経済新聞社,1991年2月~11月所載)
    • 第1回「情報の目」/第2回「光波のひと」/第3回「コミュニケーションの行方」/第4回「メディアの神経」/第5回「宇宙からの電話」/第6回「機械じかけの心」/第7回「眼の知性」/第8回「耳のリアリティ」/第9回「知識の箱」/第10回「コンピュータのかたち」
  • 「日本人のオリジナリティ探訪」(『飛翔』富士通,1994年12月~2006年1月所載)
    • 第1回「抗生物質の父、梅沢浜夫」/第2回「宝塚歌劇を創った私鉄王、小林一三」/第3回「段ボールを考案した起業家、井上貞治郎」/第4回「醍醐味から生まれた初恋の味、三島海雲」/第5回「地震研究先進国ニッポンの牽引者、大森房吉」/第6回「20世紀医学の扉を開いた応用化学者、高峰譲吉」/第7回「胃カメラの発明者、杉浦睦夫」/第8回「ソテツの精子の発見者、池野成一郎」/第9回「特殊金属のパイオニア、増本量」/第10回「多極真空管のパイオニア、安藤博」/第11回「久保公式を導き出した量子統計力学のパイオニア、久保亮五」/第12回「日本のエジソンと呼ばれた発明王、島津源蔵」/第13回「類体論を確立した現代数学の巨人、高木貞治」/第14回「第三の繊維“ビニロン”の発明者、桜田一郎」/第15回「ゲルの世界を拓いた生物物理学者、田中豊一」/第16回「日本近代化学の父、桜井錠二」/第17回「フジワラエフェクトを予測したお天気博士、藤原咲平」/第18回「世界に知られた竜巻博士、藤田哲也」/第19回「心臓が動く謎に挑んだペースメーカーの父、田原淳」/第20回「世界で最初の酸化酵素の発見者、吉田彦六郎」
  • 「世界を変えた日本人たち─学校では教わらない漫画人物伝(原作=上山明博,作画=帯ひろ志)」(『小学四年生小学館,2005年4月号~2005年12月号所載)
    • 第1回「世界一高い東京タワーを設計した、内藤多仲」/第2回「新幹線を造った男、島秀雄」/第3回「ブラウン管式テレビを発明した、高柳健次郎」/第4回「日本植物学の父、牧野富太郎」/第5回「ビタミンを発見した、鈴木梅太郎」

講演[編集]

業績[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 上山浄栄寺縁起
  2. ^ 上山明博著者紹介
  3. ^ 生年順に記載。

関連資料[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]