上沢直之

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上沢 直之
北海道日本ハムファイターズ #15
Uwasawa naoyuki.jpg
2013年7月18日、こまちスタジアムにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 千葉県松戸市
生年月日 (1994-02-06) 1994年2月6日(25歳)
身長
体重
187 cm
90 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 ドラフト6位
初出場 2014年4月2日
年俸 7,000万円(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

上沢 直之(うわさわ なおゆき、1994年2月6日 - )は、千葉県松戸市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。北海道日本ハムファイターズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

幼少期はサッカーに興じていた。松戸市立第一中学校に入学すると、野球部に入部したが、控えのピッチャーであった[2]

専大松戸高進学後は、1年次よりベンチ入りし、2年次春からエースとなった。第62回春季関東地区高等学校野球大会千葉県予選(2年春)はベスト8、第92回全国高等学校野球選手権千葉大会(2年夏)と第63回秋季関東地区高等学校野球大会千葉県予選(2年秋)はベスト4入りに貢献する。3年次春には春季大会で準優勝を果たし、同校12年ぶりの関東大会に出場した[2]。初戦の前橋商業戦で完投勝利を果たす。この大会の活躍で、ほぼ同時期に就任した持丸修一監督と共に本校を千葉県の中でも強豪校に導くことになった。

3年次夏は千葉県予選2回戦の千葉明徳高戦で16奪三振を記録するも6失点で引き分けとなる。再試合では、リードした6回途中から登板し無失点に抑え5-2で勝利したが[3]、4回戦で東京学館浦安高に2-3で敗れた。

2011年10月27日のプロ野球ドラフト会議北海道日本ハムファイターズから6位指名を受けて入団した。

日本ハム時代[編集]

長身の速球派右腕投手であることと、入団当時日本ハムに在籍していた先輩投手にちなんで「松戸のダルビッシュ」と呼ばれたが、2012年2013年には二軍生活に終始した。

イースタン・リーグ選抜で参加した2013年のフレッシュオールスターゲーム秋田こまちスタジアム)では、予告先発の森雄大東北楽天ゴールデンイーグルス)に続く2番手での登板を予定していた。しかし、森が腰を痛めて登板を回避したことを受けて、急遽先発に抜擢。ウエスタン・リーグ選抜打線を2回無安打2奪三振無失点に抑え切ったことから、優秀選手賞を獲得した[4]

2014年(3年目)は、自身初の一軍キャンプスタート。オープン戦では、2試合の登板で8イニングを無失点に抑えた。公式戦開幕4試合目である4月2日の福岡ソフトバンクホークス戦(福岡 ヤフオク!ドーム)で一軍公式戦初登板・初先発を果たすと、6回を3安打1失点7奪三振の好投で一軍初勝利。日本ハム所属の投手による一軍公式戦初登板初先発は斎藤佑樹2011年)以来、高卒投手に限れば中村勝2010年)以来であった。4月9日には、東北楽天ゴールデンイーグルス戦の先発投手として、一軍の本拠地札幌ドームでの公式戦に初登板[5]。この試合にも勝利すると、4月16日のオリックス・バファローズ戦(京セラドーム大阪)で、日本人投手としては東映フライヤーズ時代の1962年尾崎行雄が達成して以来チーム52年振りの「一軍デビューから3戦3勝」を記録した[6]。その後も先発ローテーションに定着し、規定投球回到達は逃したが、8勝8敗防御率3.19の成績を残した。クライマックスシリーズではオリックスとのファーストステージ第2戦、ソフトバンクとのファイナルステージ第6戦に先発した。ファーストステージ第2戦は6回2/3を投げて3失点と勝敗は付かなかったが好投した。しかし、ファイナルステージ第6戦では3回2/3を投げて3失点で降板し、敗戦投手となりチームは日本シリーズ進出を逃した。11月、第1回21U野球ワールドカップ日本代表に選出された。2試合で先発して12回1失点21奪三振の好投を見せ、先発投手として大会ベストナインに選出された。

2015年は、開幕ローテーション入りを果たすも安定せず前年の8勝より5勝と勝星を減らし、防御率も4.18と悪化した[7]。終盤には右肘に痛みが出はじめ、翌2016年3月のイースタンリーグでの登板で違和感から3月23日に右肘関節滑膜ヒダ切除術を受ける[8]。8月に復帰するも一軍登板はなく、減額制限以上の減俸となった[9]

2017年、4月7日のオリックス戦で2015年7月28日以来619日ぶりの一軍登板を果たすも敗れる[10]。7月2日に6回を4安打無失点に抑え、726日ぶりの一軍での勝利を挙げる[11]。1年を通して15試合に登板し、4勝9敗の防御率3.44と復調を見せた[12]。12月14日に結婚し、翌期より背番号を15に変更した[13]

2018年、25試合に登板し、武田翔太と並ぶリーグ最多タイの3度の完封勝利(1試合は8回降雨コールド)を含む、初の二桁勝利、チーム最多の11勝を挙げチームの3位躍進に貢献した。5月16日東京ドームでは、同年の全投手でCS含め唯一となる西武戦での完封勝利(9回)を挙げた。[14]。オフには侍ジャパンのメンバーにも選ばれ、先発投手として5回6安打1失点と好投した。

選手としての特徴[編集]

長身からオーバースローで投げ下ろす最速151km/h[15]ストレートと、フォークカーブスライダーカットボールを操る[16]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2014 日本ハム 23 22 2 1 0 8 8 0 1 .500 559 135.1 113 14 45 0 7 105 2 2 49 48 3.19 1.17
2015 13 13 1 0 0 5 6 0 0 .455 335 75.1 75 6 30 0 5 43 1 1 41 35 4.18 1.39
2017 15 15 0 0 0 4 9 0 0 .308 388 91.2 84 11 32 1 2 74 2 1 39 35 3.44 1.27
2018 25 25 4 3 1 11 6 0 0 .647 670 165.1 146 15 38 1 5 151 3 0 62 58 3.16 1.11
通算:4年 76 75 7 4 1 28 29 0 1 .491 1952 467.2 418 46 145 2 19 373 8 4 191 176 3.39 1.20
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



投手












2014 日本ハム 23 8 20 1 0 .966
2015 13 5 13 1 1 .947
2017 15 5 17 0 0 1.000
2018 25 12 24 0 1 1.000
通算 76 30 74 2 2 .981
  • 2018年度シーズン終了時

表彰[編集]

記録[編集]

初記録
投手記録
打撃記録
その他の記録

背番号[編集]

  • 63 (2012年 - 2017年)
  • 15 (2018年 - )

脚注[編集]

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  1. ^ 日本ハム - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2018年12月21日閲覧。
  2. ^ a b 千葉県内で2人がドラフト指名 上沢直之投手(専修大松戸高校)、森和樹投手(市立柏高校)”. 東葛まいにち. 2014年8月30日閲覧。
  3. ^ 専大松戸“プロ注目”上沢が完ぺき救援!再試合制した”. スポニチ Sponichi Annex (2011年7月14日). 2014年8月30日閲覧。
  4. ^ 日本ハム上沢緊急登板も2回完全/フレッシュ球宴”. 日刊スポーツ (2013年7月19日). 2014年8月30日閲覧。
  5. ^ ハム上沢、警戒打者に楽天銀次”. 日刊スポーツ (2014年4月9日). 2014年8月30日閲覧。
  6. ^ 日本ハム上沢デビュー3連勝 日本人52年ぶり”. 日刊スポーツ (2014年4月17日). 2014年8月30日閲覧。
  7. ^ 日本ハム上沢 想定外のアップ査定に気引き締める”. 日刊スポーツ (2015年11月17日). 2015年11月17日閲覧。
  8. ^ 日本ハム上沢手術終了 術後8週での実戦復帰目指す”. 日刊スポーツ (2016年3月23日). 2016年3月23日閲覧。
  9. ^ 日本ハム上沢、制限超える1400万減 復活期す”. 日刊スポーツ (2016年11月15日). 2016年11月15日閲覧。
  10. ^ オリックス vs 北海道日本ハム北海道日本ハム公式サイト 2017年4月7日
  11. ^ 【日本ハム】上沢が726日ぶり勝利 「ひとつ勝つことがこんなに難しいんだなと」”. スポーツ報知 (2017年7月2日). 2017年7月2日閲覧。
  12. ^ 【日本ハム】上沢、1400万円増でサイン 昨年の1400万円ダウンを「取り返した感じ」”. スポーツ報知 (2017年12月4日). 2017年12月4日閲覧。
  13. ^ 日本ハム上沢、新婚&背番号変更で「生まれ変わる」”. 日刊スポーツ (2017年12月18日). 2017年12月18日閲覧。
  14. ^ 日本ハム・上沢は7000万円で更改「最優秀防御率を取りたい」”. SANSPO.COM (2018年12月4日). 2018年12月27日閲覧。
  15. ^ 【日本ハム】上沢がソフトバンク戦今季初黒星 自己最速更新151キロも スポーツ報知
  16. ^ https://www.nikkansports.com/baseball/news/201807280000292.html

関連項目[編集]