上間永遠

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上間 永遠
埼玉西武ライオンズ #64
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 沖縄県那覇市
生年月日 (2001-01-31) 2001年1月31日(20歳)
身長
体重
180 cm
79 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り NPB / 2019年 ドラフト7位
年俸 500万円(2021年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

上間 永遠(うえま とわ、2001年1月31日 - )は、沖縄県那覇市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

祖父の草野球の試合をよく見ていたことから物心がついたときからキャッチボールをしていた。那覇市立城岳小学校1年生より「城岳中央ブレーブス」で軟式野球を始め、肩の強さから4年生からは本格的に投手になった[2][3][4]那覇市立古蔵中学校では硬式野球のポニーリーグチーム「沖縄ダイヤモンドベースボールクラブ」に所属[3]。2年夏のときにはチームはジャイアンツカップに出場[3]、3年夏には全日本コルトリーグ全国大会で準優勝を果たした[2][4]

クラブの指導者が監督の定岡智秋と出身高校が同じという関係から沖縄を離れ大分県柳ヶ浦高等学校に進学[2][3][4]。高校進学後は体重を15kg増量した上で[4]定岡からの指導によってフォームを改善すると、入学当初は130km/h前半だった球速が最速144km/hまで向上[2]。3年生の全国高等学校野球選手権大分大会では決勝で藤蔭高等学校に敗れ、全国大会には進めなかった[2]プロ志望届を提出したものの、ドラフト指名はなかった。

四国IL・徳島時代[編集]

定岡が独立リーグの指導者経験[注 1]を持っていたこともあり、卒業後の進路を1年目からNPBに進める独立リーグとした[2]。四国アイランドリーグplusのトライアウトを受験し、特別合格で徳島への入団が決まる[5]。徳島を入団先としたのは、「投手育成が得意」という定岡からの推薦による[2]

2019年シーズン、徳島では15試合に登板して4勝4敗、防御率1.40、奪三振64の成績で、最優秀防御率のタイトルを獲得するとともに、投手部門のベストナインに選出された[6][7] 。8月に行われた読売ジャイアンツ三軍との交流試合では6回10奪三振無失点と好投を見せてNPB球団からの注目を集めた[8]。しかし、9月上旬に右肘の炎症が発症し、同月に行われた阪神タイガース二軍との練習試合では1/3回を2安打3失点と精彩を欠いていた[9]

2019年10月17日のNPBドラフト会議で、埼玉西武ライオンズより7巡目で指名を受け[10]、当初の目標通り、高卒1年目でのNPB入りを果たした。右肘故障の影響から「育成でも指名があればと思っていた」中での支配下指名だった[8]。また、西武からはチームメイトの岸潤一郎も8巡目で指名を受けた。

西武時代[編集]

2020年二軍で9試合に登板。一軍での登板はなかった[8]

選手としての特徴[編集]

140km/h後半の直球と精度の良い変化球の持ち主[8]。最高球速は148km/h[3]、得意とする球種は130km/h台の高速シンカー[2]スライダーカーブカットボールも投げられる[3]。上間自身はアピールポイントを「相手打者との駆け引き」と語る[3]

徳島時代の監督である牧野塁からは、下半身(右足が浮く)に課題があると指摘されていた[2]。また、アイランドリーグ選抜チームの監督を務める養父鐵は、「身体も大きく、18歳にしてはモノがいい」「ストレートでもスライダーでもストライクを取れる。淡々と投げて、気持ちを出さないのもピッチャーに向いている」と述べ、NPB入団後は身体作りに励むべきとコメントしている[11]。西武の担当スカウトである育成アマチュア担当の鈴木敬洋も養父と同じく、どの球種でもストライクが取れる点とマウンドでの態度を評価しており、徳島1年目の上間を見て「とても高卒1年目とは思えなかった」「滅多に見かけないタイプだから大したもんだなと感じた」「その時点でプロとの試合で十分に抑えられるものを持っていた」と語っている[12]

詳細情報[編集]

独立リーグでの投手成績[編集]

出典はリーグ公式ウェブサイトよりリンクされる「一球速報」[13]












































2019 徳島 1.40 15 4 4 0 2 1 0 70.2 284 48 2 64 22 4 24 11 3 0
通算:1年 1.40 15 4 4 0 2 1 0 70.2 284 48 2 64 22 4 24 11 3 0
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

  • 19 (2019年)
  • 64 (2020年 - )

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 高知ファイティングドッグスの監督を務めていた。

出典[編集]

  1. ^ 西武 - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2021年1月31日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i “第1059回 上間永遠投手(柳ヶ浦-徳島インディゴソックス) 最短で一軍の舞台に上がるために!独立屈指の若手投手が歩んできた野球道”. 高校野球ドットコム. (2019年10月15日). https://www.hb-nippon.com/interview/1935-intvw2019/7805-20191013no1060 2020年5月3日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f g “沖縄、大分、徳島で成長を遂げた18歳。変幻自在の最速148キロ右腕 上間永遠(徳島インディゴソックス)【時は来た!ドラフト指名を待つ男たち 独立リーグ編】”. BASEBALL GATE. (2019年10月15日). https://baseballgate.jp/p/787545/ 2020年12月27日閲覧。 
  4. ^ a b c d 篠崎有理枝 (2020年12月18日). “目標叶えた独立Lから1年でのプロ入り 西武ドラ7右腕が貫く投球スタイルとは?”. Full-Count: p. 1. https://full-count.jp/2020/12/18/post1004937/ 2020年12月27日閲覧。 
  5. ^ 四国アイランドリーグplus 指名選手一覧 (PDF) - 四国アイランドリーグplus(2018年11月22日)
  6. ^ 四国アイランドリーグplus2019個人タイトル確定 - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2019年9月13日)
  7. ^ 2019年 ベストナイン確定 -四国アイランドリーグplusニュースリリース(2019年10月31日)
  8. ^ a b c d 篠崎有理枝 (2020年12月18日). “目標叶えた独立Lから1年でのプロ入り 西武ドラ7右腕が貫く投球スタイルとは?”. Full-Count: p. 2. https://full-count.jp/2020/12/18/post1004937/2/ 2020年12月27日閲覧。 
  9. ^ “プロ注目四国IL・徳島の上間、阪神2軍相手にKO”. 日刊スポーツ. (2019年9月12日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201909120000877.html 2020年12月27日閲覧。 
  10. ^ ILから4人の選手がドラフト指名を受けました! - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2019年10月17日)
  11. ^ “西武ドラ7上間がNPBで活躍するためには… 四国IL代表監督「十分に可能性はある」”. Full-Count. (2019年12月7日). https://full-count.jp/2019/12/07/post622701/ 2019年12月14日閲覧。 
  12. ^ “西武・鈴木敬洋スカウト ドラ7上間は「気になっていた存在」 自主性備われば「“はなまる″を」”. Spnichi Annex. (2020年5月21日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/05/21/kiji/20200521s00001173186000c.html 2020年6月30日閲覧。 
  13. ^ 徳島インディゴソックス個人投手成績(2020年1月25日閲覧)

関連項目[編集]