上飯田連絡線

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上飯田連絡線株式会社
Kami-iida Link Line logomark.svg
Meitetsu Kamiiida Building 20130917.JPG
本社が入居する「名鉄上飯田ビル」(2013年9月)
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
462-0808
愛知県名古屋市北区上飯田通二丁目40番
北緯35度12分16.5秒 東経136度55分48.1秒 / 北緯35.204583度 東経136.930028度 / 35.204583; 136.930028座標: 北緯35度12分16.5秒 東経136度55分48.1秒 / 北緯35.204583度 東経136.930028度 / 35.204583; 136.930028
設立 1994年(平成6年)1月17日
業種 陸運業
法人番号 8180001035268
事業内容 鉄道事業法による第三種鉄道事業
代表者 代表取締役社長 中西 肇
資本金 140億28百万円(2017年3月31日現在)[1]
売上高 18億円(2017年3月期)[1]
営業利益 7億26百万円(2017年3月期)[1]
経常利益 4億96百万円(2017年3月期)[1]
純利益 3億43百万円(2017年3月期)[1]
純資産 140億57百万円(2017年3月31日現在)[1]
総資産 305億60百万円(2017年3月31日現在)[1]
従業員数 16人
決算期 3月31日
主要株主 愛知県 34.37%
名古屋市 23.42%
名古屋鉄道(株) 21.11%
小牧市 5.5%
春日井市 3.75%
犬山市 3.25%
他民間企業15社[2]
外部リンク http://www.k-linkline.jp/
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上飯田連絡線(かみいいだれんらくせん)は、愛知県にある、名鉄小牧線味鋺駅から上飯田駅を経て名古屋市営地下鉄平安通駅を結ぶ鉄道路線である。上飯田連絡線株式会社が所有する。

上飯田連絡線株式会社は、上飯田連絡線を建設・保有する目的で、愛知県・名古屋市を始め小牧市などの小牧線沿線自治体や名古屋鉄道など民間企業の出資で設立された第三セクター方式の鉄道会社である。本社は名古屋市北区上飯田通二丁目40番にある。

概要[編集]

名古屋市交通局7000形

上飯田連絡線は、全区画間の鉄道施設を、いわゆる上下分離方式により、上飯田連絡線株式会社が建設し、第三種鉄道事業者として所有している。そのうち、味鋺 - 上飯田間は名古屋鉄道が、上飯田 - 平安通間は名古屋市(交通局)が第二種鉄道事業者として線路等の施設を賃借し、それぞれ小牧線、上飯田線として営業している。営業路線の名称として「上飯田連絡線」は使われていない。

名鉄小牧線のターミナルである上飯田駅は、1971年(昭和46年)2月1日、同駅に接続する名古屋市電御成通線、上飯田 - 大曽根間が廃止された後、他の軌道系交通機関との連絡がなくなったため、名古屋市中心部までの交通は路線バスや地下鉄平安通駅まで徒歩(約10分)に頼っていた。そのため名鉄小牧線の利用者からは、連絡線の建設が強く望まれていた。上飯田連絡線の開業によりその不便は解消された。

歴史[編集]

上飯田連絡線は、1992年(平成4年)運輸政策審議会答申第12号名古屋圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画についてにおいて、2008年(平成20年)までに整備すべき路線として位置付けられた。事業主体としては、小牧線上飯田駅と地下鉄平安通駅間の連絡線部分は名古屋市交通局を想定して計画されていたが、実際の建設は、「地下高速鉄道整備事業費補助制度」の適用の下、償還型上下分離方式により行われることとなった。それに伴い、上飯田連絡線株式会社が、上飯田連絡線の建設保有事業主体として1994年(平成6年)に設立され、1996年(平成8年)9月に着工された。

実際の建設では既設区間である味鋺 - 上飯田間の地下化と複線化が同時に行われることとなり、その区間は既設区間の事業者である名古屋鉄道・日本鉄道建設公団に委託され、新設の上飯田 - 平安通間は名古屋市交通局に委託された。

上飯田 - 平安通間は道路幅が狭い上に交通量が多く、さらに沿道には住宅や商店が密集して建っているという地下鉄建設にとって厳しい条件が揃っていたため、これらへの対応に追われた。また、味鋺 - 上飯田間も庄内川矢田川の伏流水が流れる砂礫層を通るため難工事となった。さらに1995年(平成7年)1月17日阪神・淡路大震災の発生に伴い国が耐震基準を改めたため構造物の設計もやり直しとなった上、2000年(平成12年)9月東海豪雨で駅が浸水する被害を受けた。そのため完成は予定よりも遅れ、1996年の着工後約6年半を要し、2003年(平成15年)3月27日に開業した。

路線[編集]

  • 名古屋鉄道
  • 名古屋市営地下鉄

決算状況[編集]

名古屋市交通局及び名古屋鉄道からの線路使用料を収入源としている。受取額は、両者より合計で、平成18年度14億5,000万円、平成19年度以降16億円、平成24年度以降18億円となっている。キロ程は名鉄の方が約3倍であるが、使用料は両者同額である。

同社の「事後評価」[3]においては、平成24年度に単年度黒字に転換、平成30年度に累積損失解消を想定していた。しかし、平成23年度の決算において「事後評価」の想定より1年早く単年度黒字に転換した。平成28年度の決算においては、鉄道事業の営業利益が7億円を超え、建設時に借り入れた借入金の利息負担が重いものの経常段階では5億円弱の黒字となり、想定より2年早く累積損失を一掃した[4]

脚注[編集]

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