下土狩駅

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下土狩駅*
駅舎
駅舎
しもとがり
Shimo-Togari
CB15 長泉なめり (2.1km)
(2.2km) 大岡 CB17
所在地 静岡県駿東郡長泉町下土狩1283-9[1]
駅番号 CB  16 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CB 御殿場線
キロ程 55.6km(国府津起点)
電報略号 シリ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
1,354人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1898年明治31年)6月15日
備考 業務委託駅(夜間無人駅
JR全線きっぷうりば
* 1934年に三島駅から改称。
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下土狩駅(しもとがりえき)は、静岡県駿東郡長泉町下土狩にある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線である。駅番号CB16

概要[編集]

長泉町の南部にある駅。2002年(平成14年)に長泉なめり駅が開業するまで、長泉町唯一の鉄道駅であった。

駅の開業は、御殿場線が東海道本線の一部であった1898年明治31年)6月である。当時の駅名は三島駅(みしまえき)であり、当駅まで延伸された豆相鉄道(伊豆箱根鉄道駿豆線の前身)との乗換駅として賑わった。1934年(昭和9年)10月に下土狩駅に改称され、1934年12月には熱海 - 沼津間の新線開業に伴って2代目三島駅が開業、駿豆線は下土狩駅乗り入れを止め2代目三島駅に起点を変更した。これ以降、当駅は御殿場線の一中間駅となっている。

歴史[編集]

1889年(明治21年)に御殿場線が東海道本線の一部として開通したとき、長泉村(長泉町の前身)に駅は設置されなかった。

その後、伊豆半島中部へ向かう豆相鉄道(伊豆箱根鉄道駿豆線の前身)の計画が立てられ、東海道本線と豆相鉄道線の分岐駅が長泉村に開設されることになった。そして1898年(明治31年)に、当駅の前身たる三島駅が開設された。

丹那トンネル開削により国府津 - 熱海 - 沼津間が全通し、国府津 - 御殿場 - 沼津間が御殿場線として分離されたのは1934年(昭和9年)である。熱海経由の新線開通に伴い同線に2代目となる三島駅が開業したため、当駅はその2か月前に、三島駅から下土狩駅に駅名を変更した。

年表[編集]

鉄道唱歌における下土狩駅[編集]

当駅が三島駅として開設されてまもない1900年(明治33年)5月に、大和田建樹によって作成発表された『鉄道唱歌』第1集東海道編では、以下のように豆相鉄道とともに三島を歌っている[5]。「官幣大社」とは、豆相鉄道の三島町駅(現在の駿豆線三島田町駅)や2代目三島駅からほど近い三嶋大社のことである。

16.三島は近年ひらけたる 豆相線路のわかれみち 駅には此(この)地の名をえたる 官幣大社の宮居あり

さらに同年10月、『鉄道唱歌』に倣って早速発表された『豆相鉄道唱歌』でも、以下のようにこの駅を歌った。

1.雲井を凌ぐ白妙(しろたえ)の 富士と富士見の滝つ瀬を うしろに三島立出づる 豆相線路の汽車の旅

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅。南北に伸びるホームの東側が1番線、西側が2番線であり、沼津方面へ向かう下り列車は1番線を、御殿場方面へ向かう上り列車は2番線を使用する。1番線の東側には、ホームのない側線が数本ある。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 CB 御殿場線 下り 沼津方面[注釈 1]
2 上り 御殿場国府津方面[注釈 1]

駅舎は構内東側にあり、駅舎内部にはJR全線きっぷうりばが設置されている。駅舎とホーム間の移動用に、1番線を跨ぐ跨線橋が設置されている。

当駅は業務委託駅であり[6]東海交通事業の係員が駅業務を行っているが、夜間は係員が配置されない無人駅となっている[6]。また、管理駅である裾野駅が当駅を管理している[6]

利用状況[編集]

「静岡県統計年鑑」によると、2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員1,354人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
1993年(平成05年) 1,712 [利用客数 2]
1994年(平成06年) 1,642 [利用客数 3]
1995年(平成07年) 1,681 [利用客数 4]
1996年(平成08年) 1,686 [利用客数 5]
1997年(平成09年) 1,572 [利用客数 6]
1998年(平成10年) 1,530 [利用客数 7]
1999年(平成11年) 1,438 [利用客数 8]
2000年(平成12年) 1,458 [利用客数 9]
2001年(平成13年) 1,423 [利用客数 10]
2002年(平成14年) 1,310 [利用客数 11]
2003年(平成15年) 1,219 [利用客数 12]
2004年(平成16年) 1,196 [利用客数 13]
2005年(平成17年) 1,228 [利用客数 14]
2006年(平成18年) 1,252 [利用客数 15]
2007年(平成19年) 1,321 [利用客数 16]
2008年(平成20年) 1,323 [利用客数 17]
2009年(平成21年) 1,228 [利用客数 18]
2010年(平成22年) 1,237 [利用客数 19]
2011年(平成23年) 1,162 [利用客数 20]
2012年(平成24年) 1,260 [利用客数 21]
2013年(平成25年) 1,293 [利用客数 22]
2014年(平成26年) 1,272 [利用客数 23]
2015年(平成27年) 1,292 [利用客数 24]
2016年(平成28年) 1,337 [利用客数 25]
2017年(平成29年) 1,354 [利用客数 1]

駅周辺[編集]

当駅から南東方向に歩くと約25分で三島駅に行くことができる。

バス路線[編集]

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社
下土狩駅   長泉役場・下長窪・がんセンター 駿河平 富士急シティバス
  長泉役場・下長窪・がんセンター 桃沢郷 富士急シティバス
  北小林 富士急シティバス
  三軒家・広小路 三島駅 富士急シティバス
伊豆箱根バス
  長泉役場・下長窪・親愛鷹橋 長泉なめり駅 長泉・清水循環バス
  原分・岡本記念病院 静岡医療センター 長泉・清水循環バス

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道(JR東海)
CB 御殿場線
長泉なめり駅 (CB15) - 下土狩駅 (CB16) - 大岡駅 (CB17)

脚注[編集]

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記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。

出典[編集]

  1. ^ 下土狩駅 | JR東海 - 東海旅客鉄道、2015年4月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 2』 JTB、1998年
  3. ^ a b c 宮脇俊三編著 『鉄道廃線跡を歩く』 日本交通公社出版事業局、1995年
  4. ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 1』 JTB、1998年
  5. ^ 原口隆行著 『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』 JTB、2002年
  6. ^ a b c 東海旅客鉄道編集 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年

利用状況[編集]

  1. ^ a b 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2017(平成29年). 静岡県 (2019年3月27日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  2. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1993(平成5年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  3. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1994(平成6年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  4. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1995(平成7年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  5. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1996(平成8年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  6. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1997(平成9年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  7. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1998(平成10年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  8. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1999(平成11年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  9. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2000(平成12年). 静岡県. p. 338 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  10. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2001(平成13年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  11. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2002(平成14年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  12. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2003(平成15年). 静岡県. p. 284 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  13. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2004(平成16年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  14. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2005(平成17年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  15. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2006(平成18年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  16. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2007(平成19年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  17. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2008(平成20年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  18. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2009(平成21年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  19. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2010(平成22年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  20. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2011(平成23年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  21. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2012(平成24年). 静岡県 (2014年5月1日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  22. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2013(平成25年). 静岡県 (2015年5月11日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  23. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2014(平成26年). 静岡県 (2016年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  24. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2015(平成27年). 静岡県 (2017年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  25. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2016(平成28年). 静岡県 (2018年3月29日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。

関連項目[編集]