中之条陣屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中之条陣屋(なかのじょうじんや)は長野県坂城町にあった天領代官所(代官陣屋)のひとつ。建物は現存しない。前身の坂木陣屋(さかきじんや)についても扱う。

沿革[編集]

  • 元和8年(1622年):松代藩酒井忠勝の転封により天領となり、坂木に陣屋を置く。
  • 寛永元年(1624年):越後高田藩領となる。
  • 天和元年(1681年):松平光長改易に伴い、松代藩預かりとなる。
  • 天和2年(1682年):坂木藩立藩。
  • 元禄15年(1702年):坂木藩廃藩により、再び天領となる。
  • 宝暦9年(1759年):坂木陣屋廃止。中野陣屋他の出張陣屋となる。
  • 明和4年(1767年):坂木陣屋が火災で焼失。
  • 安永7年(1778年):中之条に陣屋を置く。
  • 慶應4年(1868年):明治新政府により廃止され、尾張藩の取締役所となる。同年伊那県中之条局となる。
  • 明治3年(1870年):中野県設置。
  • 明治4年(1871年):長野県成立。

歴代代官一覧[編集]

坂木代官
氏名 任期
1 大関長右衛門 元和8年(1622年) 〜 寛永元年(1624年)
諸藩領時代: 寛永元年(1624年) 〜 元禄15年(1702年)
2 平岡治郎右衛門
平岡彦兵衛
元禄15年(1702年) 〜 宝永2年(1705年)
3 金丸又左衛門 宝永2年(1705年) 〜 宝永4年(1707年)
4 金丸四郎兵衛 宝永4年(1707年) 〜 正徳2年(1712年)
5 都筑小三郎 正徳2年(1712年) 〜 享保元年(1716年)
6 都筑藤十郎 享保元年(1716年) 〜 享保6年(1721年)
7 増田太兵衛 享保6年(1721年) 〜 享保8年(1723年)
8 松平九郎左衛門 享保8年(1723年) 〜 享保20年(1735年)
9 鈴木平十郎 享保20年(1735年) 〜 元文2年(1737年)
10 大草太郎左衛門
室七郎右衛門
元文3年(1738年)
11 安生太左衛門 元文3年(1738年) 〜 元文5年(1740年)
12 浅岡彦四郎 元文5年(1740年) 〜 宝暦3年(1753年)
13 天野助次郎 宝暦3年(1753年) 〜 宝暦8年(1758年)
14 布施弥一郎 宝暦8年(1758年) 〜 宝暦9年(1759年)
15 志村新左衛門 宝暦9年(1759年)
中之条代官
氏名 任期
1 平岡彦兵衛 安永7年(1778年) 〜 天明6年(1786年)
2 守屋弥惣左衛門 天明6年(1786年) 〜 天明8年(1788年)
3 野村八蔵 天明8年(1788年) 〜 寛政3年(1791年)
4 広瀬伊八郎 寛政3年(1791年) 〜 寛政5年(1793年)
5 河尻甚五郎 寛政5年(1793年) 〜 寛政7年(1795年)
6 蓑笠之助 寛政7年(1795年) 〜 文化元年(1804年)
7 恩田新八郎 文化元年(1804年) 〜 文化5年(1808年)
8 稲垣藤四郎 文化5年(1808年) 〜 文化8年(1811年)
9 杉庄兵衛 文化8年(1811年) 〜 文化9年(1812年)
10 阿久沢弥平治 文化9年(1812年) 〜 文化10年(1813年)
11 男谷彦四郎 文化10年(1814年) 〜 文政3年(1820年)
12 荒井平兵衛 文政3年(1820年) 〜 文政10年(1827年)
13 井上五郎左衛門 文政10年(1827年) 〜 文政12年(1829年)
14 大原四郎右衛門 文政12年(1829年) 〜 天保3年(1832年)
15 蓑笠之助 天保3年(1832年) 〜 天保5年(1834年)
16 大原左近 天保5年(1834年) 〜 天保13年(1842年)
17 森親之助 天保13年(1842年)
18 石井勝之助 天保13年(1842年) 〜 弘化2年(1845年)
19 川上金吾助 弘化2年(1845年) 〜 嘉永2年(1849年)
20 鈴木大太郎 嘉永2年(1849年) 〜 安政元年(1854年)
22 森孫三郎 安政元年(1854年) 〜 安政5年(1858年)
23 木村董平 安政5年(1858年) 〜 文久元年(1861年)
24 安藤伝蔵 文久元年(1861年) 〜 文久3年(1863年)
25 甘利八右衛門 文久3年(1863年) 〜 慶応2年(1866年)
26 松本直一郎 慶応2年(1866年) 〜 慶應4年(1868年)

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『天領信濃坂木中之条陣屋乃新研究』
  • 『国別城郭・陣屋・要害・台場事典』(西ヶ谷恭弘編、東京堂出版、2002年)