中村政雄 (ジャーナリスト)

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中村 政雄(なかむら まさお、1933年 - )は、日本の科学ジャーナリスト。元読売新聞社論説委員。

経歴[編集]

山口県生まれ。九州工業大学工学部卒業。読売新聞社入社、東京本社社会部、科学部記者、解説部次長、論説委員を歴任。原子力環境宇宙開発、科学技術全般を担当、国内外の取材経験多数。電力中央研究所名誉研究顧問、元東京工業大学大学院非常勤講師

1991年3月、日本原子力文化振興財団原子力PA方策委員会委員長として、科学技術庁の委託による報告書『原子力PA方策の考え方』をとりまとめた[1]

2004年刊の『原子力と報道』で第25回エネルギーフォーラム賞特別賞受賞[2]

著作[編集]

原子力についての見解[編集]

NHKで解説委員を務めた長岡昌、朝日新聞の科学部長だった尾崎正直と共にNPO「原子力報道を考える会」を結成。原子力発電推進論者。

中村は原子力発電に対して以下の意見を述べている。

  • 放射線の利用についての理解は、比重が低くてもよい。放射線については有害か、無害かを教えることである。どんなに微量でも健康に有害だという誤解を解かなくてはならない[3]
  • 放射線は日常的に利用されているので、多くの利用例を知ってもらうことも大切だが、放射線はほんの少しでは害にならないこと、むしろ有益である可能性があることを知ってもらうことも大切である。これからは有害かどうかの意識が変わることが大切である[3]
  • 新聞やテレビは原子力について正確で公平な情報を伝えるべきである。私が主宰している「原子力報道を考える会」ではマスコミの報道のあり方を指摘してきたが、最近は以前ほどの間違った報道がなされなくなったのはよいことである。間違った報道には当事者はどんどん指摘をし、抗議をすべきである[4]

脚注[編集]

  1. ^ 小泉哲朗「大新聞の論説委員らがまとめた『原発推進PR作戦』の一読三嘆」、「科学技術庁委託/日本原子力文化振興財団作成・資料・原子力PA方策の考え方」、『放送レポート』146号、1997年5月。『放送レポート 別冊 大震災・原発事故とメディア』、大月書店、2011年7月20日、に復刻採録。
  2. ^ 紀伊國屋BookWeb 『原子力と環境』著者紹介
  3. ^ a b 日本原子力文化振興財団 有識者へのインタビュー調査(PDF)p.116
  4. ^ 日本原子力文化振興財団 有識者へのインタビュー調査(PDF)p.117
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