中村武彦

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中村 武彦(なかむら たけひこ)は、Blue United CorporationのPresident & CEO。

経歴[編集]

東京都町田市出身。幼少時代の10年間をアメリカで過ごした帰国子女

青山学院大学法学部を卒業。青山学院大学時代は、体育会サッカー部に所属し、NEC入社。海外事業本部・北米事業部を経て『スポーツナビゲーション』編集部に勤務。2002年日韓ワールドカップ業務に関わる。

2002年、渡米し、マサチューセッツ大学・経営学部・スポーツマネジメント修士課程に入学。

2005年、8ヶ月に渡るインターンを経て、米国のプロサッカーリーグ、メジャーリーグサッカー(MLS)国際部に、MLSコミッショナー代理のアイベン・ガジダス(現 ACミラン[1]CEO)より、初めての日本人として雇用される[2]Jリーグクラブ初となる米国ツアー、「横浜F・マリノスワールドチャレンジ[3]」を実施。スーパーリーガや、インターリーガをはじめ、数々の欧州ビッグクラブ、代表チーム、及びメキシコ代表のUSツアーのプロジェクトマネジャーを務める。2006年FCバルセロナUSツアーでは7万人以上の観客を集め、テキサス州観客動員記録を塗り替える[4]

2008年には、世界初、環太平洋クラブによるチャンピオンシップ「パンパシフィックチャンピオンシップ」の開催責任者として活動。この大会は彼の大学院時代の論文が元となっている[5][6]。第1回は、ハワイにて開催。日本からは、ヤマザキナビスコカップのチャンピオン、ガンバ大阪が参加し、優勝。ハワイにおけるサッカー大会の観客動員記録を塗り替える。第2回は、ロサンゼルスにて開催。日本からは、大分トリニータが参加。優勝チームは、デビッド・ベッカム選手が所属するロサンゼルス・ギャラクシー。同年、初めてMLS日本オフィシャルモバイルサイトを開設する[7]

2009年、アジア・北米での功績が認められ、FCバルセロナにヘッドハンティングされ[8]、国際部アジア・北米・オセアニア地域ディレクターに就任。アジア・北米ツアープロジェクト、新規事業案件に従事。欧州クラブ初となるニューヨークオフィス立ち上げに携わる。

2010年、日米にまたがるスポーツマーケティング会社、LeadOff Sports Marketing社のゼネラルマネジャーに就任。メジャーリーグサッカーなどのアジア事業顧問に就任[9][10]

2011年ESPN社及びハワイ観光局などと、ハワイにパンパシフィックチャンピオンシップの復刻版となる「ハワイアンアイランズインビイテーショナル[11]」を再度立上げ、同大会のChief Soccer Officerに就任。Jリーグの特命PR部のキューレーター・ブロガーにも就任[12]。この年よりレアル・マドリードMBAコースの招待講師にも就任[13]

2012年2013年マンチェスター・シティFCや、アレッサンドロ・デル・ピエロ選手など欧州サッカーと日本を繋げるなどの活躍も続け[14]国際サッカー連盟FIFA)公認のマッチエージェント資格も取得[15]

2014年、日本人として初めてマドリッドにある「ISDE Instituto Superior de Derecho y Economia(ISDE)」の国際スポーツ法グローバルエグゼクティブマスター課程を修了。

2015年、母校マサチューセッツ州立大学・経営学部・スポーツマネジメント修士課程より「Alumni-on-the-Rise Award」を受賞[16]、メジャーリーグサッカー・ニューヨーク・レッドブルズのトレーニングウェアへ初めてヤンマーのロゴ掲出などを含むクラブ史上最大のパートナーシップ契約交渉に携わる[17]。LeadOff Sports Marketing社を退職し、Blue United Corporation社を設立。コロンビア大学とISDEによるスポーツマネジメントとスポーツ法学のコンパニオンプログラムの招待講師を務める[18][19]

2016年、J.リーグ・ヒューマン・キャピタル(JHC)の国際事業開発担当に就任[20]マサチューセッツ州立大学・経営学部・スポーツマネジメントとJHCの提携などJHCの海外展開に携わる[21]

2017年、鹿島アントラーズが、グローバル戦略の一環として、アメリカ・ニューヨークにオフィスを設立。同クラブのグローバル・ストラテジー・オフィサーに就任することが決まったと発表した[22]。同年、青山学院大学地球社会共生学部の非常勤講師に着任[23]。また、Blue Unitedは「国際アントレプレナー賞」優秀賞(東京ニュービジネス協議会会長賞)を受賞した[24]

同年11月、パンパシフィックチャンピオンシップと、ハワイアンアイランズインビイテーショナルに次ぐ3回目の挑戦として、J.リーグとMLSがハワイ州にあるアロハスタジアムで対戦する「パシフィックリムカップ」創設を大会主催元として発表した[25]読売テレビの「グッと!地球便」に取り上げられたり[26]、ハワイ州最大日刊紙「ホノルル・スター・アドバタイザーの一面を飾り[27]、Sports Industry Awards(SPIA) ASIAにBest International Sporting Event of the Yearのファイナリストに選出される[28]など、大会は一定の成功を収めた。また、この年パシフィックリーグマーケティングの国際事業開発ディレクター及び同社が運営するスポーツ業界特化型人材紹介サービス「PLMキャリア」サービスのスペシャルキャリアアドバイザーに就任する。[29][30]

2018年、スポーツをテーマとしたワールド・アクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」(主催:電通、プログラム・パートナー:スクラムベンチャーズ)のメンターに就任する。[31]

2019年、スペインマドリーで開催された「ISDE Sports Convention」に、元スペイン代表(現スペインバスケットボール協会会長)のホルヘ・ガルバホサ、元ブラジル代表のロナウド(現RCDマジョルカ会長)などと並んで東洋人唯一のパネリストとして登壇[32]。また、マイクロフト・イノベーションラボ2019[33]や、Industry Co-Creation ® (ICC) サミットKYOTO2019にもパネリストとして登壇[34]

またメディア出演[35][36][37]や執筆活動もしており、2018年11月に東洋館出版社より『MLSから学ぶスポーツマネジメント』を出版。同本は2019年3月に『サッカー本大賞2019』を受賞した[38]

日本サッカーと米国サッカーの「架け橋になること」を根本姿勢に、日本人サッカー選手(深澤仁博西村卓朗原田慎太郎平野孝山田卓也吉武剛星出悠松下幸平廣山望山田晃平田中輝和小林大悟柏瀬暁加地亮、井村雄大、遠藤翼工藤壮人東洸大郎栗本広輝、宮地元気など)のメジャーリーグサッカー・MLS、ユナイテッドサッカーリーグ・USL(MLSの下部独立リーグ)、ノースアメリカンサッカーリーグ・NASL(en)(MLSの下部独立リーグ)への移籍[39]なども支援。

脚注[編集]

  1. ^ CNN, Ben Church. “Arsenal chief executive Ivan Gazidis to join AC Milan”. CNN. 2019年3月29日閲覧。
  2. ^ 日経新聞:自ら動き楽しむ気風(米国サッカーNOW4)
  3. ^ 2005横浜F・マリノスワールドチャレンジ
  4. ^ [1]
  5. ^ 新国際クラブ大会「パンパシフィックチャンピオンシップ」大会の仕掛け人、中村武彦氏に聞く
  6. ^ 夢は叶うと信じ3年越しの企画実現, 初の環太平洋選手権を2月に開催
  7. ^ 『メジャーリーグサッカー・オフィシャルモバイルサイト』配信開始のお知らせ
  8. ^ Hernon, Matthew (2019年1月5日). “Takehiko Nakamura: Kicking around the U.S. for a career in soccer” (英語). The Japan Times Online. ISSN 0447-5763. https://www.japantimes.co.jp/life/2019/01/05/people/takehiko-nakamura-kicking-around-u-s-career-soccer/ 2019年3月29日閲覧。 
  9. ^ MLS expands international scouting network
  10. ^ South American pipeline expands
  11. ^ ESPN's New Soccer Event to Kick Off in 2012
  12. ^ Jリーグ特命PR部、キューレーターブログ
  13. ^ [2]
  14. ^ アレッサンドロ・デル・ピエロ公式サイト
  15. ^ FIFA Match Agents' List
  16. ^ Annual McCormack Awards Banquet Celebrates Exceptional Alumni and Students
  17. ^ Japanese firm buys rights to Red Bulls’ training kit, in-venue signage
  18. ^ @TAKE_soccer,@MLS consultant and @FIFAcom Match Agent has confirmed he will lecture in the http://ce.columbia.edu/sports-management/sports-law …
  19. ^ Global Sports Law Columbia University Companion Program, Program Faculty
  20. ^ https://www.facebook.com/395475210655623/photos/a.419604608242683.1073741828.395475210655623/537697933100016/?type=3&theater
  21. ^ https://www.isenberg.umass.edu/news/mccormack-forges-new-educational-partnership-japans-jleague
  22. ^ https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170317/563753.html
  23. ^ http://jikanwari.azurewebsites.net/jikanwari/S6A0.pdf
  24. ^ https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000001.000028070.html
  25. ^ http://www.pacificrimcup.com
  26. ^ 過去の放送 | グッと!地球便 | 読売テレビ” (日本語). 過去の放送 | グッと!地球便 | 読売テレビ. 2018年10月7日閲覧。
  27. ^ https://www.pressreader.com/usa/honolulu-star-advertiser/20180207/281479276867899
  28. ^ Category Finalists – SPIA ASIA” (英語). spiaasia.com. 2018年11月30日閲覧。
  29. ^ 会社概要|パシフィックリーグマーケティング株式会社”. www.pacificleague.jp. 2019年8月23日閲覧。
  30. ^ パシフィックリーグマーケティング株式会社. “キャリアアドバイザー|スポーツを仕事に!|PLMキャリア” (日本語). career.pacificleague.jp. 2018年10月7日閲覧。
  31. ^ SPORTS TECH TOKYO(スポーツテック東京) - Connecting the World to Sports Innovation” (日本語). SPORTS TECH TOKYO(スポーツテック東京) - Connecting the World to Sports Innovation. 2019年8月23日閲覧。
  32. ^ Home” (英語). ISDE Sports Convention. 2019年8月23日閲覧。
  33. ^ Microsoft Innovation Lab 2019” (日本語). Microsoft Innovation Lab 2019. 2019年8月23日閲覧。
  34. ^ 【完売】ICCサミット KYOTO 2019” (日本語). INDUSTRY CO-CREATION (ICC). 2019年8月23日閲覧。
  35. ^ テレビ東京・BSテレ東 (日本語), 桑田式スポーツK営学(BSテレ東)の番組情報ページ | テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式), https://www.bs-tvtokyo.co.jp/official/kuwata2/ 2019年4月12日閲覧。 
  36. ^ テレビ東京・BSテレ東 (日本語), FOOT×BRAIN【11年ぶり復活!Jリーグチャンピオンシップは成功するか?】(テレビ東京、2015/11/21 23:30 OA)の番組情報ページ | テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式), https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/201511/21594_201511212330.html 2019年4月12日閲覧。 
  37. ^ 【中村武彦×堀江貴文】居酒屋ホリエモンチャンネル〜メジャーリーグサッカー編〜” (日本語). ニコニコ生放送. 2019年4月12日閲覧。
  38. ^ サッカー本大賞2019、「大賞」は『ディス・イズ・ザ・デイ』、『MLSから学ぶスポーツマネジメント 躍進するアメリカサッカーを読み解く』の2作品が受賞!”. www.footballchannel.jp. 2019年3月29日閲覧。
  39. ^ The Japan Times:MLS marketing executive says league interested in Japanese players